- No
- 440
- Date
- 2023.07.12 Wed
明月院、円覚寺
久しぶりに鎌倉に1泊した6月、翌日は「あじさい寺」の異名を持つ明月院へ。
JRで北鎌倉まで行ってもよかったのですが、暑いし歩くのも面倒だしと手っ取り早くホテルからタクシーで向かったところ、かなり手前から渋滞。
車はここまでとのことで踏切付近でタクシーを降りると、そこから既に明月院に向かう人の長い列。
6月のあじさい寺を甘く見てました(笑)

それでも、もうのんびり行く覚悟を決めて列に従い進んでいくと、一目でそれとわかる明月院の入口に到達。
この時点で早くも紫陽花の美しさに感動です。

拝観口からしばらくは1本の小径で、紫陽花を間近に眺めながら坂を登っていくと、その先で何筋かに分岐していました。
思っていたよりもかなり広い範囲で紫陽花が鑑賞できるようです。

分岐してからは混雑も少しは解消されましたが、私たちも含めてみんなそれぞれ写真を撮るのに余念がなく、人が途切れるのを待ったり邪魔にならないよう気を遣ったり逆に邪魔になったり、これはなかなか大変だなと思いました(笑)
でも、見渡す限りの青い紫陽花はとてもきれいで、確かに一度は見に来るべきだなと納得。

明月院の紫陽花はそのほとんどが姫紫陽花という品種で、白に近い薄い青色で咲き始め、だんだん濃い青色になっていくとのこと。
「明月院ブルー」と言われる所以です。
紫陽花は白や紫もきれいですが、やっぱり青が一番好き。

こじんまりとした山門を通り過ぎて少し行くと本堂があり、ようやく参拝。

本堂の向かい側には枯山水の庭があり、少し前まではツツジが咲いていたようです。
本堂右手の部屋にある大きな丸窓「悟りの窓」もとても有名ですが、そこもまた撮影待ちの大行列だったので、今回は諦めました。
その窓からは、通常非公開の本堂裏手の庭園が丸く切り取られた形で鑑賞できるのですが、この時は期間限定で庭園が公開されていたので、丸窓を挟んで参拝客同士がカメラを向け合うという妙な構図もちらほら(笑)

せっかくなので、追加の入園料を払ってその本堂後庭園に入ってみました。
こちらは花菖蒲と紅葉の季節だけ特別に公開されるとのこと。
最盛期は少し過ぎていましたが、一面に咲く花菖蒲もまた見事でした。

本堂の表側ほどの混雑はなく、ゆっくり散策できたのが思いの外よかったです。
木々や苔の緑にも癒されます。

奥の方では紫陽花が林の際まで咲き誇り、可憐なのにどこか野生味も感じられて心惹かれました。

明月院の紫陽花は数千株あり、毎年挿し木をして手入れをしているそうです。
この美しさを維持するのは大変なことでしょうね。

散策しているとかわいらしいお地蔵さんも。
山の地形を活かしつつきれいに整備されていて、紅葉の季節にも来てみたいと思いました。

本堂後庭園を出て開山堂にまわると、その入口に鎮座する花想い地蔵も穏やかで良いお顔です。
この他、岩に掘られた明月院やぐらや北条時頼の廟所など、ゆっくり見たいけれど何しろどこもかしこも人だらけ(笑)

帰りは来た時とは違うルート、そしてなるべく人のいない小径を選んで戻ります。
それでも、境内を埋め尽くすように咲く紫陽花をまた別の角度から飽きることなく眺め、癒された明月院でした。

ちなみに私たちが帰る頃の入口付近はこんな感じ。
ディズニーランドと見紛うばかりの行列でした(笑)

明月院を出て、先ほどタクシーを降りた踏切まで戻り、そこから線路沿いの道へ。
天気が良すぎて日傘必須です。

そこを10分ほど歩くと右手に円覚寺、線路を渡った左手に北鎌倉駅。

北鎌倉の駅前の喫茶店で休憩してから、円覚寺に行ってみました。
明月院は初めてでしたが、こちらは前に来たことがあります。
例によってほとんど記憶がありませんが(笑)
ただ参道のすぐ前が線路だったことと、山門が素晴らしく迫力があり感動したことだけは覚えていました。

入口から階段を登って総門をくぐり、さらに階段を登ってたどり着いた、こちらがその山門。
やっぱり私は本堂より山門が好きなのかも、と感慨に耽っていると、夫がありとあらゆるアングルで山門の写真を撮りまくっていて、まあこの人もそうかと笑ってしまいました。

ご本尊が祀られた仏殿。
円覚寺は境内が広く、建物もたくさんあるためか、そこまで混雑はしていませんでした。

ご住職の居所を意味する方丈の前には、観音様の石像がたくさん並んでいます。
年代も顔立ちもさまざまで、特に気になる観音様に厚くお参りを。

方丈の裏手にある庭園。
池のほとりに1羽だけいる鴨が気になって、通りかかるたびに確認してしまう(笑)

こちらの境内にも、ところどころに紫陽花が咲いていました。

額紫陽花も楚々としてかわいいですね。

黄梅院の庭にこじんまりと佇む観音様。

境内をぐるりと回って戻る途中に、弁天堂や洪鐘(おおがね)への登り口がありました。
せっかく来たんだから行ってみようと階段を登ったら、予想以上の段数に心肺機能が追いつかずヘトヘトになりました(笑)
洪鐘って聞き覚えがあるし多分前にも登ったはずですが、こんなにきつかったかなと。
年月の経過は容赦ないですね(笑)

階段を登りきると、周辺の山間が見渡せるほどの結構な高さ。
国宝の洪鐘は関東最大の大きさだそうで、さすがの迫力です。
弁天堂の奥にはお茶屋さんもありました。

帰り道、階段ですれ違う人たちが皆さんそれなりにしんどそうだったので、私だけじゃなかったことに密かに安堵(笑)

休憩所で水分補給してひと休みの後、ホテルに戻って朝預けた荷物を受け取りました。
東京への帰宅の途、鎌倉駅があまりに混んでいたので、前から気になっていた横須賀線の自由席グリーン車の乗り方を調べ、恐る恐る乗車。
ちゃんと座れてほっとした直後に路線を間違えたことに気づき、横浜で余計な乗り換えを一つ増やすというおまけ付きで、まあ無事に帰宅しました(笑)
前日までの大雨でどうなることかと思いましたが、天気も回復しそれなりに歩いてのんびりもして、充実の週末小旅行でした。
鎌倉観光公式ガイド|明月院(あじさい寺)
https://trip-kamakura.com/place/230.html
臨済宗大本山 円覚寺
https://www.engakuji.or.jp
JRで北鎌倉まで行ってもよかったのですが、暑いし歩くのも面倒だしと手っ取り早くホテルからタクシーで向かったところ、かなり手前から渋滞。
車はここまでとのことで踏切付近でタクシーを降りると、そこから既に明月院に向かう人の長い列。
6月のあじさい寺を甘く見てました(笑)

それでも、もうのんびり行く覚悟を決めて列に従い進んでいくと、一目でそれとわかる明月院の入口に到達。
この時点で早くも紫陽花の美しさに感動です。

拝観口からしばらくは1本の小径で、紫陽花を間近に眺めながら坂を登っていくと、その先で何筋かに分岐していました。
思っていたよりもかなり広い範囲で紫陽花が鑑賞できるようです。

分岐してからは混雑も少しは解消されましたが、私たちも含めてみんなそれぞれ写真を撮るのに余念がなく、人が途切れるのを待ったり邪魔にならないよう気を遣ったり逆に邪魔になったり、これはなかなか大変だなと思いました(笑)
でも、見渡す限りの青い紫陽花はとてもきれいで、確かに一度は見に来るべきだなと納得。

明月院の紫陽花はそのほとんどが姫紫陽花という品種で、白に近い薄い青色で咲き始め、だんだん濃い青色になっていくとのこと。
「明月院ブルー」と言われる所以です。
紫陽花は白や紫もきれいですが、やっぱり青が一番好き。

こじんまりとした山門を通り過ぎて少し行くと本堂があり、ようやく参拝。

本堂の向かい側には枯山水の庭があり、少し前まではツツジが咲いていたようです。
本堂右手の部屋にある大きな丸窓「悟りの窓」もとても有名ですが、そこもまた撮影待ちの大行列だったので、今回は諦めました。
その窓からは、通常非公開の本堂裏手の庭園が丸く切り取られた形で鑑賞できるのですが、この時は期間限定で庭園が公開されていたので、丸窓を挟んで参拝客同士がカメラを向け合うという妙な構図もちらほら(笑)

せっかくなので、追加の入園料を払ってその本堂後庭園に入ってみました。
こちらは花菖蒲と紅葉の季節だけ特別に公開されるとのこと。
最盛期は少し過ぎていましたが、一面に咲く花菖蒲もまた見事でした。

本堂の表側ほどの混雑はなく、ゆっくり散策できたのが思いの外よかったです。
木々や苔の緑にも癒されます。

奥の方では紫陽花が林の際まで咲き誇り、可憐なのにどこか野生味も感じられて心惹かれました。

明月院の紫陽花は数千株あり、毎年挿し木をして手入れをしているそうです。
この美しさを維持するのは大変なことでしょうね。

散策しているとかわいらしいお地蔵さんも。
山の地形を活かしつつきれいに整備されていて、紅葉の季節にも来てみたいと思いました。

本堂後庭園を出て開山堂にまわると、その入口に鎮座する花想い地蔵も穏やかで良いお顔です。
この他、岩に掘られた明月院やぐらや北条時頼の廟所など、ゆっくり見たいけれど何しろどこもかしこも人だらけ(笑)

帰りは来た時とは違うルート、そしてなるべく人のいない小径を選んで戻ります。
それでも、境内を埋め尽くすように咲く紫陽花をまた別の角度から飽きることなく眺め、癒された明月院でした。

ちなみに私たちが帰る頃の入口付近はこんな感じ。
ディズニーランドと見紛うばかりの行列でした(笑)

明月院を出て、先ほどタクシーを降りた踏切まで戻り、そこから線路沿いの道へ。
天気が良すぎて日傘必須です。

そこを10分ほど歩くと右手に円覚寺、線路を渡った左手に北鎌倉駅。

北鎌倉の駅前の喫茶店で休憩してから、円覚寺に行ってみました。
明月院は初めてでしたが、こちらは前に来たことがあります。
例によってほとんど記憶がありませんが(笑)
ただ参道のすぐ前が線路だったことと、山門が素晴らしく迫力があり感動したことだけは覚えていました。

入口から階段を登って総門をくぐり、さらに階段を登ってたどり着いた、こちらがその山門。
やっぱり私は本堂より山門が好きなのかも、と感慨に耽っていると、夫がありとあらゆるアングルで山門の写真を撮りまくっていて、まあこの人もそうかと笑ってしまいました。

ご本尊が祀られた仏殿。
円覚寺は境内が広く、建物もたくさんあるためか、そこまで混雑はしていませんでした。

ご住職の居所を意味する方丈の前には、観音様の石像がたくさん並んでいます。
年代も顔立ちもさまざまで、特に気になる観音様に厚くお参りを。

方丈の裏手にある庭園。
池のほとりに1羽だけいる鴨が気になって、通りかかるたびに確認してしまう(笑)

こちらの境内にも、ところどころに紫陽花が咲いていました。

額紫陽花も楚々としてかわいいですね。

黄梅院の庭にこじんまりと佇む観音様。

境内をぐるりと回って戻る途中に、弁天堂や洪鐘(おおがね)への登り口がありました。
せっかく来たんだから行ってみようと階段を登ったら、予想以上の段数に心肺機能が追いつかずヘトヘトになりました(笑)
洪鐘って聞き覚えがあるし多分前にも登ったはずですが、こんなにきつかったかなと。
年月の経過は容赦ないですね(笑)

階段を登りきると、周辺の山間が見渡せるほどの結構な高さ。
国宝の洪鐘は関東最大の大きさだそうで、さすがの迫力です。
弁天堂の奥にはお茶屋さんもありました。

帰り道、階段ですれ違う人たちが皆さんそれなりにしんどそうだったので、私だけじゃなかったことに密かに安堵(笑)

休憩所で水分補給してひと休みの後、ホテルに戻って朝預けた荷物を受け取りました。
東京への帰宅の途、鎌倉駅があまりに混んでいたので、前から気になっていた横須賀線の自由席グリーン車の乗り方を調べ、恐る恐る乗車。
ちゃんと座れてほっとした直後に路線を間違えたことに気づき、横浜で余計な乗り換えを一つ増やすというおまけ付きで、まあ無事に帰宅しました(笑)
前日までの大雨でどうなることかと思いましたが、天気も回復しそれなりに歩いてのんびりもして、充実の週末小旅行でした。
鎌倉観光公式ガイド|明月院(あじさい寺)
https://trip-kamakura.com/place/230.html
臨済宗大本山 円覚寺
https://www.engakuji.or.jp
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