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兵庫県立美術館、北野異人館通り

神戸2日目は早々にホテルをチェックアウトし、荷物を預けて兵庫県立美術館へ。



ホテルのシャトルバスで三宮、そこから阪神線に乗り岩屋駅で下車すると、美術館までは徒歩10分弱で着きます。
駅から海に向かって整備された広い歩道は、ミュージアムロードというようです。



ちょうど開催中の大人気企画、ゴッホ・アライブを観たいという妹の希望で、事前にチケット予約の上10時オープンの20分前には到着しましたが、チケット売り場も入場待ちも既に数十人の行列。
そこからすごい勢いで次から次へと人がやってきて、10時には入口ホールが待ち行列で埋め尽くされました(笑)
聞きしに勝る人気ぶりです。



オープンと同時に階段で3階まで上がり、ゴッホの作品を解説する廊下のパネル展示は後でじっくり見ようと足早に通り過ぎ、まずは映像展示室の中に入りました。
まだ人が少ないので、手前から奥まで何枚もの巨大なスクリーンの壁が見渡せます。



一番奥の椅子席はさすがに先着組に確保されていましたが、その前の床のビーズクッションに座ることができました。
目の前を遮られることなく映像に没入できる特等席です。
早く来てよかった。



映像はゴッホの絵でその生涯を振り返るもので、迫力あるクラシック音楽とも相まって圧巻の美しさ。
前後左右のスクリーン全体を使ったり別の内容を分割表示したり、時には足元の床にも投影したりして、まさにその世界に入り込むような感覚です。
途中で文字による解説を挟みながら、40分ほどの映像をループで流す感じでした。



制作時のゴッホの心境に寄り添い、作品の一部のアニメーション化や当時の風景写真とのコラージュやデフォルメによって、流れが単調にならないよう工夫されていました。



それにしても、天賦の才を与えられた人というのは苦悩を抱えたりうまく生きられなかったり、大変な代償を払うものだなと、ゴッホの絵を見るといつも思います。
「そんな悪い方に考えすぎずに楽に生きればいいのにね」「でもそれだとこんな素晴らしい絵は描けないのかもよ」とヒソヒソ話す、ただの美術好きの凡人姉妹(笑)



映像が一巡したのを見計らって、会場の奥から入口の方に戻ったら、想像以上に人がぎっしりいて驚きました。
でも、会場全体を見渡した感じもなかなか良かったので、しばらく人混みの中で立ったままおかわり鑑賞。
十分に満喫して展示室を出ました。



展示室の横には「アルルの寝室」を再現したコーナー。



「ひまわり」の絵を彷彿とさせる、一面にひまわりの造花が並んだ鏡部屋もありました。
静かに1枚1枚の絵画と向き合う美術館も大好きですが、最近はこんな没入体感型の展覧会も増えていて、美術に触れる楽しみの幅が広がるのはいいことだなと思います。



展覧会グッズが並ぶショップを通り抜け、会場の外に出ると、窓の外に青りんごが見えました。
常設の屋外展示作品のようで、シュールな存在感が目を惹きます。



あそこに行ってみようと美術館の外に出ると、階段を降りたところに、海に向かって立つ巨大な近未来少女の像が。
高さ6メートルもあるようで、観光客が写真を撮ったり下から眺めたりしていました。
が、地元民と思われる方々はランニング中に一瞥もくれず通り過ぎたり、台座部分に自転車を立てかけて座って休んだり、馴染みすぎて気にもかけていない様子が逆に面白かったです。



そして、青りんごは外階段を3階まで登った先の「海のデッキ」にありました。
後で調べたら、この美術館を設計した安藤忠雄氏が青春のシンボルとしてデザインし、2019年に寄贈したものだそうです。



建物自体がモダンで見どころ満載なのですが、素敵すぎて迷路のようで、3階から1階に戻れなくなりました(笑)
一度建物の外に出たら中に入れない設計なのかもしれませんが、妹と二人ぐるぐる歩き回って、海と反対側の外階段から何とか脱出。
「いやーこのまま美術館に住むしかないかと思ったね」と笑いながら岩屋駅に戻りました。



その後、電車とシティループバスを乗り継いで北野異人館通りへ。
北野方面は私も妹もあまり下調べをしておらずよくわからないまま、バス停の横にあるラインの館をさらっと見学し、その横の急な細い坂道を登ってみることに。
道のところどころに、見学可能な館の名前と矢印が記された案内板があります。



散策していると、北野天満神社や風見鶏の館のあたりに出ました。
ここの下り坂はさっきバスで通った北野坂に繋がるんじゃない?ということで、一旦ランチのために坂道を下ります。
空腹になると体力ゲージが減り、わかりやすく元気がなくなる妹(笑)



北野坂の途中に、ランチをやっていそうなカフェがあったので入ってみました。
シーズンズランドマークというブライダルサロンに併設されたカフェのようです。



テラス席もありましたが、冷房の効いた室内のテーブルへ。
最後の空席だったようでラッキーでした。
ランチはパスタとサラダのセットです。



パスタはアラビアータを頼みました。
ガーリックと唐辛子がやや強めでおいしかったです。
妹はカルボナーラ。
例によって私が少し残した分を、全然余裕と言って一瞬で片付けてくれる妹の頼もしさ(笑)



お隣のスターバックスも、元異人館のリノベーションだそうで素敵な外観でした。
妹はその辺のお店で何かデザート的なものでも食べたそうでしたが、少食の姉に遠慮した感もあり申し訳なかったです。



再び、風見鶏の館の方へ向かう坂の登り口。
両側にお土産屋さんがたくさん並んでいます。



風見鶏の館。
せっかくなのでちゃんと見学しようかと、入館料を払って中に入ってみました。



外観だけでなく各部屋の内装も豪華で素晴らしく、いちいち感嘆してしまいます。



かつてここで暮らしていたドイツ人貿易商トーマスさん一家の暮らしぶりや、一人娘のエルゼさんの写真なども紹介されていて、眺めているうちに「エルゼさんこんなに大きくなって・・・」と感情移入してみたり。
「こんな素敵なお家で育ったら、うちの娘みたいに『コタツで寝るな』とか『脱いだ服畳め』とか怒られるような子には育たないんだろねぇ」と妹(笑)



2階の窓からは神戸の街並みが見渡せました。



風見鶏の館のすぐ近くにある、萌黄の館。
ここも素敵でしたが、あまり時間もなく外観だけの見学です。
ひとまず異人館の雰囲気は味わえたので満足し、あとはまたバスを乗り継いでホテルに戻りました。
荷物を受け取ったら「またどっか行こうね!」と慌ただしく空港と新幹線の駅に分かれ、社会人にとってなけなしの土日休みはあっという間です。
それでも、久々に妹と泊まりがけの旅行ができて充実の週末でした。


兵庫県立美術館
https://www.artm.pref.hyogo.jp/

神戸北野異人館街
https://www.kobeijinkan.com/


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