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桝一客殿(朝食と散歩)

翌朝も天気に恵まれ、いつものんびり過ごす私たちにしては珍しく、少し早起きして朝食に向かいました。
朝食もホテルのすぐそばにある系列のレストランで提供されます。
11月の好天とはいえ、朝晩はさすがに少し冷え込みました。



部屋を出て1階の通路に出ると、中庭の紅葉が朝日を浴びて鮮やか。



ロビーに向かう通路の横の水盤では、錦鯉がゆったりと泳いでいました。



秋の小布施は人気が高く、日中は観光客や駐車場待ちの車でかなり混雑しますが、朝晩はそんなざわめきが嘘のように静かです。
ほとんど人がいない時間帯の小布施を散策できるのは宿泊客の特権ですね。



この界隈のシンボルツリーでもある大きなメタセコイアの木。
そのそばにあるのが朝食レストランの傘風楼です。



予約制ではなく好きな時間に行っていいとのことで、私たちが行った時は少し混雑していましたが、席には待たずに案内してもらえました。
朝食は卵料理が選べるセットメニュー。
かご盛りのパンは種類も豊富です。



そしていちじくとカシスのジャム。



紅茶とヨーグルト。
ジャムはヨーグルトにも合います。



かぶのポタージュ。



私の卵料理はフリッタータ。
トマトやモッツァレラチーズ、キノコなど私の好きな食材がいろいろ入っていて、食べごたえがありました。



夫はシンプルに目玉焼きをオーダー。
他にエッグベネディクトとスクランブルエッグ、プレーンオムレツから選べます。
朝からしっかり食べて満足。



レストランの前の小径は栗の木で舗装されており、独特の踏み心地で気持ちよく歩けます。



傘風楼の隣にある北斎館。
スター浮世絵師であった葛飾北斎は肉筆画でも多くの傑作を残していて、それらをこの美術館で鑑賞することができます。
こちらも日中は混むようなので、朝食の後すぐに行ってみることにしました。



北斎館ではほとんどの作品が写真撮影OKです。
富岳三十六景で最も有名な「青富士」こと「神奈川沖浪裏」。
浮世絵展などでも何度も目にしていますが、大胆な構図と緻密な細部表現が今見ても革命的で、改めてこの絵はいいなぁと思いました。



「富士越龍」は北斎90歳の遺作とされる肉筆画で、版画とはまた違う迫力があります。
この頃の雅号は「卍」ですが、線表によると「北斎」よりも「卍」を名乗っていた期間の方が圧倒的に長かったようで驚きました。
本名が私の祖父と同じ名前だと初めて知り、勝手に親近感を覚えたりも(笑)



こちらはまた印象の異なる、色鮮やかな菊の掛軸。
花びら1枚1枚の立体感がすごいです。



森羅万象を描いたと言われる北斎の画法や表現の振り幅に、夫と「この人やっぱり天才なんだろうねぇ」と感嘆しながら、例によって気に入った絵からなかなか離れず先に進みません(笑)



最後の展示室には、北斎が天井絵を描いた2基の祭屋台が納められていました。
奥の東町祭屋台には「龍」「鳳凰」、手前の上町祭屋台には「男浪」「女浪」がそれぞれ対で描かれています。



じっくり見すぎてだいぶ時間がかかりましたが、色々な発見もあってますます北斎が好きになりました。



ホテルに戻る前に、昨晩夕食をいただいた小布施堂本店へ。
店頭には美味しそうな栗の和菓子が並んでいます。



その隣にある桝一市村酒造。
私はお酒が飲めませんが、モダンなデザインのボトルが並んでいるのを見ているだけで楽しいです。
夫は自分用に3種のお酒がセットになったぐい呑みセットを購入。
その後、ホテルの部屋に戻って少しゆっくりしてからチェックアウトしました。
来た時と同様、東京へ戻る高速道路もずっと渋滞でしたが、9年ぶりの小布施で遅めの秋と北斎を満喫した週末でした。



小布施堂の「新栗くりかん」。
小布施堂本店での夕食の後に、宿泊予約サイトの会員特典としていただいたものです。
とても柔らかく栗味の濃い水羊羹で、モンブランを食べているような気分でした。



市村酒造で夫が買ったぐい呑みセット。
かわいいサイズなのであっという間に飲んでなくなりました(笑)


桝一客殿
https://kyakuden.jp/
北斎館
https://hokusai-kan.com/

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