- No
- 390
- Date
- 2019.09.29 Sun
山形座 瀧波(部屋など)
山形県南陽市にある赤湯温泉。
9月の三連休に、今年2度目の訪問となりました。
今回のお宿は「山形座 瀧波」です。

赤湯駅で新幹線を降り、タクシーで10分。
400年の歴史を持つどっしりとした門が出迎えてくれます。
元々「いきかえりの宿瀧波」という創業100年以上の老舗旅館ですが、自遊人編集長の岩佐十良さんプロデュースによるリノベーションで2017年に現在の名前になりました。
岩佐さんといえば新潟の里山十帖が有名でいずれ行ってみたいと思っていたのですが、まずは実家に近いこちらにお邪魔することに。

立地としては幹線道路のすぐ横ながら、敷地内は別世界。
この週末は地元のお祭りがあったようで、車の往来も少なく、代わりにお神輿の掛け声や祭囃子の喧騒が遠くから聞こえていました。

庭には珍しい飲泉所も。
ストレスや糖尿病に薬効があるそうです。

趣のある正面玄関。
上がり口で靴を脱ぎますが、スリッパなどはなく、素足や靴下のままで床木の感触を楽しむ趣向になっています。

ラウンジでチェックイン手続きをしました。
床は凹凸のある「浮づくり」仕上げの杉板で、冬でも冷たくならないのだそうです。
古民家と北欧家具の組み合わせが懐かしくも温かい雰囲気。

ラウンジの奥には開放的なお座敷スペース。
好きな場所で寛げるのはいいですね。

ウェルカムドリンクとして、日本酒かずんだシェイクが選べます。
夫はもちろん日本酒、私はずんだシェイクにしました。
枝豆の香りにつぶつぶ具合も楽しく、もう1杯いただきたいくらいのおいしさ。

一息ついた後、スタッフがざっくり館内を案内してくれました。
ロビーから奥に向かう通路の正面にはダイニング「1/365」の扉が見えます。

ダイニングの横にはお酒のボトルが並んでいました。
地元や東北のお酒を中心にお薦めの銘柄を扱っているそうです。

そのそばには浴衣や部屋着が置かれたスペースがあり、好みやサイズに合わせて自由に選べるようになっていました。
浴衣はデザインが豊富ですが部屋着は男女フリーサイズだったので、小柄な私にはかなり大きめでした。

廊下にさり気なく飾られたお花。
パブリックスペースに余裕のあるお宿はいいですね。

いったんロビーまで戻り、小さなショップの横の通路を進みます。

全19室の客室はそれぞれ「KURA」「SAKURA」「YAMAGATA」の3つのカテゴリに分かれており、私たちの泊まる「KURA02」はこの廊下の先にあります。

2階へ続く階段の横、米蔵を移築した建物が「KURA02」です。

ドアを開けるとまた雰囲気が一変しました。
桜材の床と白い壁にカラフルな家具が映える、明るい空間。

この部屋は1階がリビング、2階がベッドルームのメゾネットタイプで、唯一の一棟独立型の客室です。

壁際には欅の一枚板のデスク。
ミケーネ・デ・ルッキのデスクライトや無印良品の懐中電灯など、とても私好み。
電話はなくiPadで内線通話できるようになっていました。
テレビも小さなポータブル型の液晶モニターです。

コーヒーとお茶のセット。
この他、冷蔵庫内のミネラルウォーターとビールがフリーでした。

ルームキーのキーホルダーは、山形の伝統玩具である笹野一刀彫、通称「お鷹ぽっぽ」がモチーフになっています。
そこかしこに感じられる山形愛。

窓の外には専用庭がしつらえられ、明るさとおこもり感がちょうどよいバランスです。

メゾネットの2階に向かう階段は壁側にしか手すりがないので、足を踏み外さないよう要注意。
ちなみに、全館木造の古民家で足音も響くため、小さな子供が宿泊できる部屋は限定されているようです。

2階のベッドルームは琉球畳敷き。
ここにもソファセットがあり、眠る前や寝起きタイムにちょっと寛ぐことができます。

ロビーに置いてあったのと同じフロアランプが個性的でお洒落。

太く頑丈な梁に支えられた天井が蔵らしい雰囲気です。

1階リビングの奥の引き戸を開けると、洗面エリア。
ここもシンプルで気持ちのよい空間です。
右手のドアの外には屋外シャワーがありました。
冬は相当寒いと思いますが、その場合は大浴場で体を洗うことを前提にしているようです。

左手にはトイレ。

洗面台には歯ブラシやヘアブラシ、カミソリなどのアメニティが一通り用意されていました。

外のシャワーの足元にはボディソープにシャンプー、コンディショナー。
瀧波オリジナルとのことで、ラベルも素敵です。

その外には部屋付きの露天風呂。
湯船は蔵王石の大岩をくり抜いたもので、3~4人でも入れる余裕の大きさでした。
図らずして、この部屋のお風呂が一番大きな湯船なのだそうです。
温泉成分の酸化防止のため、なるべく空気に触れさせないように源泉を湯船の底から供給するというこだわりよう。
これ以上ない純度の源泉掛け流しです。

透明で優しい肌当たりのお湯に浸かり、虫の声を聞きながら、しみじみと初秋を感じるひと時を過ごしました。
山形座 瀧波
http://takinami.co.jp/
9月の三連休に、今年2度目の訪問となりました。
今回のお宿は「山形座 瀧波」です。

赤湯駅で新幹線を降り、タクシーで10分。
400年の歴史を持つどっしりとした門が出迎えてくれます。
元々「いきかえりの宿瀧波」という創業100年以上の老舗旅館ですが、自遊人編集長の岩佐十良さんプロデュースによるリノベーションで2017年に現在の名前になりました。
岩佐さんといえば新潟の里山十帖が有名でいずれ行ってみたいと思っていたのですが、まずは実家に近いこちらにお邪魔することに。

立地としては幹線道路のすぐ横ながら、敷地内は別世界。
この週末は地元のお祭りがあったようで、車の往来も少なく、代わりにお神輿の掛け声や祭囃子の喧騒が遠くから聞こえていました。

庭には珍しい飲泉所も。
ストレスや糖尿病に薬効があるそうです。

趣のある正面玄関。
上がり口で靴を脱ぎますが、スリッパなどはなく、素足や靴下のままで床木の感触を楽しむ趣向になっています。

ラウンジでチェックイン手続きをしました。
床は凹凸のある「浮づくり」仕上げの杉板で、冬でも冷たくならないのだそうです。
古民家と北欧家具の組み合わせが懐かしくも温かい雰囲気。

ラウンジの奥には開放的なお座敷スペース。
好きな場所で寛げるのはいいですね。

ウェルカムドリンクとして、日本酒かずんだシェイクが選べます。
夫はもちろん日本酒、私はずんだシェイクにしました。
枝豆の香りにつぶつぶ具合も楽しく、もう1杯いただきたいくらいのおいしさ。

一息ついた後、スタッフがざっくり館内を案内してくれました。
ロビーから奥に向かう通路の正面にはダイニング「1/365」の扉が見えます。

ダイニングの横にはお酒のボトルが並んでいました。
地元や東北のお酒を中心にお薦めの銘柄を扱っているそうです。

そのそばには浴衣や部屋着が置かれたスペースがあり、好みやサイズに合わせて自由に選べるようになっていました。
浴衣はデザインが豊富ですが部屋着は男女フリーサイズだったので、小柄な私にはかなり大きめでした。

廊下にさり気なく飾られたお花。
パブリックスペースに余裕のあるお宿はいいですね。

いったんロビーまで戻り、小さなショップの横の通路を進みます。

全19室の客室はそれぞれ「KURA」「SAKURA」「YAMAGATA」の3つのカテゴリに分かれており、私たちの泊まる「KURA02」はこの廊下の先にあります。

2階へ続く階段の横、米蔵を移築した建物が「KURA02」です。

ドアを開けるとまた雰囲気が一変しました。
桜材の床と白い壁にカラフルな家具が映える、明るい空間。

この部屋は1階がリビング、2階がベッドルームのメゾネットタイプで、唯一の一棟独立型の客室です。

壁際には欅の一枚板のデスク。
ミケーネ・デ・ルッキのデスクライトや無印良品の懐中電灯など、とても私好み。
電話はなくiPadで内線通話できるようになっていました。
テレビも小さなポータブル型の液晶モニターです。

コーヒーとお茶のセット。
この他、冷蔵庫内のミネラルウォーターとビールがフリーでした。

ルームキーのキーホルダーは、山形の伝統玩具である笹野一刀彫、通称「お鷹ぽっぽ」がモチーフになっています。
そこかしこに感じられる山形愛。

窓の外には専用庭がしつらえられ、明るさとおこもり感がちょうどよいバランスです。

メゾネットの2階に向かう階段は壁側にしか手すりがないので、足を踏み外さないよう要注意。
ちなみに、全館木造の古民家で足音も響くため、小さな子供が宿泊できる部屋は限定されているようです。

2階のベッドルームは琉球畳敷き。
ここにもソファセットがあり、眠る前や寝起きタイムにちょっと寛ぐことができます。

ロビーに置いてあったのと同じフロアランプが個性的でお洒落。

太く頑丈な梁に支えられた天井が蔵らしい雰囲気です。

1階リビングの奥の引き戸を開けると、洗面エリア。
ここもシンプルで気持ちのよい空間です。
右手のドアの外には屋外シャワーがありました。
冬は相当寒いと思いますが、その場合は大浴場で体を洗うことを前提にしているようです。

左手にはトイレ。

洗面台には歯ブラシやヘアブラシ、カミソリなどのアメニティが一通り用意されていました。

外のシャワーの足元にはボディソープにシャンプー、コンディショナー。
瀧波オリジナルとのことで、ラベルも素敵です。

その外には部屋付きの露天風呂。
湯船は蔵王石の大岩をくり抜いたもので、3~4人でも入れる余裕の大きさでした。
図らずして、この部屋のお風呂が一番大きな湯船なのだそうです。
温泉成分の酸化防止のため、なるべく空気に触れさせないように源泉を湯船の底から供給するというこだわりよう。
これ以上ない純度の源泉掛け流しです。

透明で優しい肌当たりのお湯に浸かり、虫の声を聞きながら、しみじみと初秋を感じるひと時を過ごしました。
山形座 瀧波
http://takinami.co.jp/
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