- No
- 385
- Date
- 2019.07.08 Mon
MUJI HOTEL GINZA
来年の東京オリンピックに向けて、都内のホテルはここ数年オープンラッシュと宿泊料金の高騰に見舞われています。
ちょっとした外資系シティホテルも、週末だと庶民には手を出しかねる価格設定になってきました。
ホテル好きとしてはなかなか困った状況ですが、まあ新しいホテルが増えるのはいいことだし、2020年以降を気長に待つスタンスでいる訳です(笑)
そんな中、このほど無印良品の有楽町店の移転と共に、世界3軒目となるMUJI HOTELが並木通り沿いに開業しました。
「ゴージャスでもチープでもない」という無印良品のショーケースのようなホテルデザインに、週末も同一料金設定とくれば、学生時代からの無印ヘビーユーザーとしては是非とも泊まってみたい。
ということで、運よく好みの部屋を確保できた週末に、母を東京に呼んだのでした。

例によって張り切って朝早く到着した母と、まずはフロントに荷物を預けました。
ビルの地下から5階までが無印良品の店舗で、6階以上がホテルになっています。
オープン前の店舗はエスカレーターも動いていないため、6階フロントには正面玄関から入って左奥のエレベーターで行きますが、ちょっとわかりにくいかもしれません。

シンプルなフロントは既に無印良品の世界観。
すぐ横がレストラン「WA」で、ちょうど宿泊客の朝食タイムでした。

銀座の街を歩いたりランチしたりの後、夕方前にチェックイン手続きをして部屋に向かいました。
内廊下は少し入り組んだ造りで、敢えてあちこちに死角を作っているようでした。

ちょっとしたコーナーに和風の演出も。

部屋は「TYPE D」のツインルーム。
34~5㎡とそれほど広くはありませんが、奥行きをうまく活かしていて窮屈さは感じません。
全体では3番目ぐらいの広さでしょうか。
基本的にはどのタイプも、鰻の寝床のような細長い部屋割りが特徴です。

間接照明があると平坦さが薄れていいですね。
ベッドやソファなども無印良品の商品で、少し硬めのマットレスです。
ちなみに我が家のベッドも同じマットレスなので、寝心地は自宅レベルの安心感(笑)
硬めマットが好きな母もよく眠れたと言っていました。

ソファをエクストラベッドとして使えば、ちょっと手狭ですが3名宿泊できます。
近年「人をダメにするソファ」として一世を風靡したマイクロビーズのクッションも完備(笑)

テーブルには「こつぶ揚げせん」と「全粒粉ビスケット」が用意されていました。

間口が狭いのと街中で特に景観もないためか、窓際は明かり取りの役割として割り切られているようです。
大きな柱の左側がデスクスペースになっていて、なかなか機能的。

机の上には、持ち帰ってよいアメニティの一覧が置いてあります。
明記しなくても大体わかるような気もしますが、はっきり定義しておけばトラブルも防げそうですね。

机の引き出しに入っていたメモ帳とペンは持ち帰りOKということで、母が「お父さんにお土産」とバッグにしまっていました(笑)

窓際の柱の右側にはコーヒーメーカーやポット、アロマ加湿器など。

引き出しの食器類も当然ながら無印一色で、何だか楽しくなってきます。

冷蔵庫に入っているお水とジャスミンティーも無料。
お茶があるのはちょっと嬉しいです。

リビングエリアの反対側は、右手にクローゼット、左手にトイレ、正面がバススペースになっています。
ベッドのすぐ横が部屋のドアなのが少し気になりましたが、目隠しが付いているので慣れてしまえばそれほど。

クローゼットは2人で1泊するにはまずまずの広さ。

パジャマや懐中電灯もここに入っています、
ネイビーのシンプルなパジャマは、デザインは悪くないですが、薄手の化繊だったので着心地は正直なところ今ひとつ。
就寝中に汗をまったく吸わないので、やっぱりパジャマはコットンがいいと思いました。

セキュリティボックスの下にはスリッパ。

作りがしっかりしたスリッパだったので、これも母が持ち帰りました。

トイレは割と余裕のあるスペース。
自宅もこんな風にしたいと思えるデザインです。

照明のオンオフは、かわいいアイコン付きのスイッチで。
オンかオフか、ドアを開けてみないとわからないのが難点ですが(笑)

バスルームには洗面台とシャワーブースとバスタブが設置されています。
バスエリアが比較的広いことも、この部屋を選んだ理由です。

洗面台も至ってシンプル。

タオルやドライヤーは洗面台の下に。
シングルベーシンですが、両側にスペースがあるので使い勝手はいいです。

引き出しにはバスアメニティ。
今更ながら、無印良品って本当にいろんな商品がありますね。

使いやすい広さのシャワーブース。
ただ、使用後は少し匂いがこもる感じがしました。

手持ちシャワーとレインシャワーがちょっとかわいい感じ。

ボディソープとシャンプー、コンディショナーはボトルで用意されています。

真っ白なバスタブは宿泊客からの評判がいいため、無印良品としての商品化を検討しているそうです。

ところで、チェックインの際にフロントでお守りをもらいました。
「後で開けてみてくださいね」とのこと。

お守り袋の中にはこんなものが入っています。
折りたたまれた紙と、白いのはホイッスルでしょうか。

紙を開くと災害時の銀座マップになっていました。

裏側には災害時に使いそうな言葉の指差し会話一覧を、日本語と英語と中国語で。
このホテルには外国人も多いので、地震などの自然災害時の心得をあらかじめ手渡しているようです。
なるほど、確かにこれはお守りですね。

これもフロントでもらったアロマオイル。
早速部屋で使ってみました。
グレープフルーツの香りがほのかに広がり、私はとても気に入りましたが、母が何やらくしゃみをしていたので、あまり体質に合わなかったのかもしれません。

MUJI HOTELの宿泊プランは基本的に素泊まりのみの設定で、オプションとして朝食が付けられます。
ブッフェの品数はそれほど多くありませんが、軽い朝食には十分でした。
具が選べるだし茶漬けがおいしかったので、個人的にはこれだけでもいいくらい(笑)

6階のフロント周辺にはあちこちに本が置いてあって、興味をそそります。
エレベーターで階下に下りれば無印の店舗なので、雨の日でもホテルからちょっとした買い物に出られるのは便利でした。
ちょうど無印良品週間で10%オフだったので、ついついTシャツや雑貨など買ってしまったり。

今回は夕食時に近くの飲食店まで出かけましたが、地下の「MUJI Diner」で食べるのもいいし、1階の食品売り場でお弁当を買ってくるのもよさそうです。
銀座の真ん中でこじんまりとした部屋にこもる感じもなかなか心地よく、また泊まりに来ようかなと思いました。
MUJI HOTEL GINZA
https://hotel.muji.com/ginza/ja/
ちょっとした外資系シティホテルも、週末だと庶民には手を出しかねる価格設定になってきました。
ホテル好きとしてはなかなか困った状況ですが、まあ新しいホテルが増えるのはいいことだし、2020年以降を気長に待つスタンスでいる訳です(笑)
そんな中、このほど無印良品の有楽町店の移転と共に、世界3軒目となるMUJI HOTELが並木通り沿いに開業しました。
「ゴージャスでもチープでもない」という無印良品のショーケースのようなホテルデザインに、週末も同一料金設定とくれば、学生時代からの無印ヘビーユーザーとしては是非とも泊まってみたい。
ということで、運よく好みの部屋を確保できた週末に、母を東京に呼んだのでした。

例によって張り切って朝早く到着した母と、まずはフロントに荷物を預けました。
ビルの地下から5階までが無印良品の店舗で、6階以上がホテルになっています。
オープン前の店舗はエスカレーターも動いていないため、6階フロントには正面玄関から入って左奥のエレベーターで行きますが、ちょっとわかりにくいかもしれません。

シンプルなフロントは既に無印良品の世界観。
すぐ横がレストラン「WA」で、ちょうど宿泊客の朝食タイムでした。

銀座の街を歩いたりランチしたりの後、夕方前にチェックイン手続きをして部屋に向かいました。
内廊下は少し入り組んだ造りで、敢えてあちこちに死角を作っているようでした。

ちょっとしたコーナーに和風の演出も。

部屋は「TYPE D」のツインルーム。
34~5㎡とそれほど広くはありませんが、奥行きをうまく活かしていて窮屈さは感じません。
全体では3番目ぐらいの広さでしょうか。
基本的にはどのタイプも、鰻の寝床のような細長い部屋割りが特徴です。

間接照明があると平坦さが薄れていいですね。
ベッドやソファなども無印良品の商品で、少し硬めのマットレスです。
ちなみに我が家のベッドも同じマットレスなので、寝心地は自宅レベルの安心感(笑)
硬めマットが好きな母もよく眠れたと言っていました。

ソファをエクストラベッドとして使えば、ちょっと手狭ですが3名宿泊できます。
近年「人をダメにするソファ」として一世を風靡したマイクロビーズのクッションも完備(笑)

テーブルには「こつぶ揚げせん」と「全粒粉ビスケット」が用意されていました。

間口が狭いのと街中で特に景観もないためか、窓際は明かり取りの役割として割り切られているようです。
大きな柱の左側がデスクスペースになっていて、なかなか機能的。

机の上には、持ち帰ってよいアメニティの一覧が置いてあります。
明記しなくても大体わかるような気もしますが、はっきり定義しておけばトラブルも防げそうですね。

机の引き出しに入っていたメモ帳とペンは持ち帰りOKということで、母が「お父さんにお土産」とバッグにしまっていました(笑)

窓際の柱の右側にはコーヒーメーカーやポット、アロマ加湿器など。

引き出しの食器類も当然ながら無印一色で、何だか楽しくなってきます。

冷蔵庫に入っているお水とジャスミンティーも無料。
お茶があるのはちょっと嬉しいです。

リビングエリアの反対側は、右手にクローゼット、左手にトイレ、正面がバススペースになっています。
ベッドのすぐ横が部屋のドアなのが少し気になりましたが、目隠しが付いているので慣れてしまえばそれほど。

クローゼットは2人で1泊するにはまずまずの広さ。

パジャマや懐中電灯もここに入っています、
ネイビーのシンプルなパジャマは、デザインは悪くないですが、薄手の化繊だったので着心地は正直なところ今ひとつ。
就寝中に汗をまったく吸わないので、やっぱりパジャマはコットンがいいと思いました。

セキュリティボックスの下にはスリッパ。

作りがしっかりしたスリッパだったので、これも母が持ち帰りました。

トイレは割と余裕のあるスペース。
自宅もこんな風にしたいと思えるデザインです。

照明のオンオフは、かわいいアイコン付きのスイッチで。
オンかオフか、ドアを開けてみないとわからないのが難点ですが(笑)

バスルームには洗面台とシャワーブースとバスタブが設置されています。
バスエリアが比較的広いことも、この部屋を選んだ理由です。

洗面台も至ってシンプル。

タオルやドライヤーは洗面台の下に。
シングルベーシンですが、両側にスペースがあるので使い勝手はいいです。

引き出しにはバスアメニティ。
今更ながら、無印良品って本当にいろんな商品がありますね。

使いやすい広さのシャワーブース。
ただ、使用後は少し匂いがこもる感じがしました。

手持ちシャワーとレインシャワーがちょっとかわいい感じ。

ボディソープとシャンプー、コンディショナーはボトルで用意されています。

真っ白なバスタブは宿泊客からの評判がいいため、無印良品としての商品化を検討しているそうです。

ところで、チェックインの際にフロントでお守りをもらいました。
「後で開けてみてくださいね」とのこと。

お守り袋の中にはこんなものが入っています。
折りたたまれた紙と、白いのはホイッスルでしょうか。

紙を開くと災害時の銀座マップになっていました。

裏側には災害時に使いそうな言葉の指差し会話一覧を、日本語と英語と中国語で。
このホテルには外国人も多いので、地震などの自然災害時の心得をあらかじめ手渡しているようです。
なるほど、確かにこれはお守りですね。

これもフロントでもらったアロマオイル。
早速部屋で使ってみました。
グレープフルーツの香りがほのかに広がり、私はとても気に入りましたが、母が何やらくしゃみをしていたので、あまり体質に合わなかったのかもしれません。

MUJI HOTELの宿泊プランは基本的に素泊まりのみの設定で、オプションとして朝食が付けられます。
ブッフェの品数はそれほど多くありませんが、軽い朝食には十分でした。
具が選べるだし茶漬けがおいしかったので、個人的にはこれだけでもいいくらい(笑)

6階のフロント周辺にはあちこちに本が置いてあって、興味をそそります。
エレベーターで階下に下りれば無印の店舗なので、雨の日でもホテルからちょっとした買い物に出られるのは便利でした。
ちょうど無印良品週間で10%オフだったので、ついついTシャツや雑貨など買ってしまったり。

今回は夕食時に近くの飲食店まで出かけましたが、地下の「MUJI Diner」で食べるのもいいし、1階の食品売り場でお弁当を買ってくるのもよさそうです。
銀座の真ん中でこじんまりとした部屋にこもる感じもなかなか心地よく、また泊まりに来ようかなと思いました。
MUJI HOTEL GINZA
https://hotel.muji.com/ginza/ja/
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