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忠烈祠と中山エリア

5年前に台北に来た時、見たいと思っていたところはほぼ行ってしまったので、今回は特にこれといった観光を考えていませんでした。
が、夫が「そういえば衛兵交代的なものは1つも見てないな」と言うので、忠烈祠に行ってみることにしました。



忠烈祠の最寄り駅はMRTの圓山駅ですが、そこからバスかタクシーに乗る必要があります。
地図上ではちょっと頑張れば徒歩でも行けそうなのですが、大きな川や自動車専用道路があって相当な遠回りになるようです。
圓山駅の前には花博公園があり、その手前の広場で交通手段を考えていたら、突然低空飛行するJALのジャンボジェットが頭上に現れ、あまりの迫力に驚いてしまいました。
調べてみるとここは松山空港の滑走路の延長線上にあり、着陸態勢に入った飛行機がちょうど真上を通るのだそうです。
写真を撮る間もなく数秒で通過してしまったので、もう1回来ないかなとしばらく待ってみましたが、たまに飛んで来るのはプロペラ機など小型飛行機ばかり。
国際線の発着時刻を調べたりしましたが、当面それらしいのは来ないことがわかり、惜しかったなーまた見たいねとその場を離れ、結局タクシーで忠烈祠に向かったのでした。
ちなみにバス停もタクシープールも圓山駅のすぐそばにあるのでわかりやすいです。



忠烈祠は戦争で亡くなった方や国家に貢献した方を祀る神聖な場所です。
通りに面した大門の前でタクシーを降りると、門の中で2名の衛兵が向かい合って立っていました。



この大門と奥にある大殿で、陸海空軍の軍人の中から特別に選抜された衛兵が守護を担当しています。
1時間ごとにその交代儀式によって任務を解かれるまでは、瞬きも控えるほど微動だにせず直立しているのだそうです。



奥にある大殿はとても荘厳な建物です。
大門から、大殿手前の山門に向かう地面をまっすぐに伸びる5本の線は、衛兵が交代する際に歩いた痕跡とのこと。



しばらくして正時になると、衛兵交代の儀式が始まりました。
大門の横から静かに5名の衛兵が入ってきて、そのまま大殿に向かって行進します。
姿勢も足の運びも息がぴったりです。
この日は平日のためかそれほど多くの見物客はいませんでした。



この行進はどちらかというと勇ましい感じではなく1歩1歩踏みしめながら少しずつ進んでいくので、大殿までは意外と時間がかかります。
一糸乱れぬ軍靴の金属音がそこはかとなく緊張感をかき立てますが、周囲の山々からは鳥のさえずりが絶えず聞こえてきたりして、何とも厳かで不思議な雰囲気でした。



大殿に到着すると、そこを守っていた2名の衛兵との交代の儀式を行い、また5名で大門のそばまで戻ってきます。



あるタイミングで、大門を守っていた衛兵が台座から降り、5名に合流。



そこからしばらくは、重そうな銃を軽々と持ち上げたり高く投げたり回したり、息の合った身のこなしに思わず見入ってしまいました。
元々は実際に銃の点検や交換をしていたものを儀式化した動きだそうです。



そして交代要員が台座に上り、敬礼して姿勢を整え、決められた形で銃を持ち直して静止するまでが見事なシンクロ。



任務を終えた衛兵が大門の横から退場し、儀式は終了します。
この一連の儀式に20分ほどかかるのですが、これを毎時欠かさず毎日やるのは大変だろうなと思いました。
感心しながら見ている方はあっという間ですが、広場の部分は日差しを遮るものが何もなく照り返しも強いので、暑い日には注意が必要です。



大殿の手前の山門前に鎮座する一対の獅子。



見上げると、屋根の縁のところに動物の像が並んでいるのが見えました。
英霊を守る役割か風水の一環か、何か意味があるのでしょうね。



大門の方を振り返ると、松山空港の方角から飛行機が飛び立っていくのが見えました。
さっき圓山駅で見た時とは離着陸の向きも高度も変わっているようです。



山門の内側には、広州蜂起と上海事変の銅板レリーフが向かい合わせで飾られていました。
英語と日本語の説明書きも掲示されています。
幾度とない戦いに翻弄されてきた台湾の歴史を思うと、その重さを感じずにはいられません。



山門の奥には豪華絢爛な大殿があり、交代したばかりの衛兵が左右対称に立っています。
横の廻廊を通って大殿まで行ってみたかったのですが、山門から先は立入禁止になっていました。
この日だけなのか恒久的措置なのかはわかりません。



雲が切れるとかなり日差しの強い日でしたが、観光客も少なく、忠烈祠をほぼ貸切状態で見学できたのはよかったです。
大門から外に出るとちょうど客を降ろしたばかりのタクシーがいたので、そのまま乗せてもらいました。
二人で写真撮ってあげるよ、と縦横両方の構図で撮影してくれた、親切な運選手さんでした。



圓山駅まで戻り、花博公園前の広場でひと休みしていると、しばらくしてまた飛行機の音がしましたが、やはり来た時とは違って上空は離陸の航路になっていました。
高度もかなり高く、写真に収めてもこの小ささ(笑)
低空飛行のジェット機をもう一度見たかったけれど、機会があったらまた来ようとMRTに乗りました。



MRT淡水線に乗ったついでに、中山駅で降りてみました。
5年前に台北に来た時の宿泊がオークラプレステージだったので、中山周辺は多少の懐かしさもあり、こんなに賑やかな場所だっけ?という驚きもあり。
MRT出口付近の地下街も周囲の商店街も、テナントがちらほら入れ替わっているようでした。
当然ながらオークラは変わらずそこにあり、前回買っておいしかったパイナップルケーキを1階のショップ「The Nine」で購入。
ついでにパッケージのあまりの可愛さにヌガーも衝動買いしたら、手提げの紙袋が恐ろしく重くなったので、夫に持ってもらいました(笑)



近くにある雑貨店などを少し見た後、中山駅に戻る途中で休憩。
舗道に面したビルの1階が小さなフードコートのようになっていて、奥にティースタンドができていました。
ここも5年前にはなかったなと思いつつ、甘さ30%の鉄観音茶(だったか)のミルクティーにタピオカを追加。
タピオカがしっかりした黒糖風味のかなりの大粒だったので、喉が渇いていた割には一口ごとにモッチモッチと何度も噛む羽目になりました(笑)
おいしかったのでいいですが。
カップがスターバックスのベンティサイズぐらいあったので、台北の若い子がよく持って歩いているドリンクホルダーがあると便利だなと思いました。



その後、中山駅界隈を散歩しながら下町風情を満喫。
ただ、雙連駅までのんびり歩けた公園のような緑道は工事中の囲いがしてあって入れませんでした。
緑道でゴロゴロしていたあの猫たちはどうしたかなとふと思い出しました。



中山といえば来たくなる、2階がカフェになっている雑貨店「蘑菰(MOGU)」。
しっかりした帆布のカバンなど、値段はそれほど安くないですがシンプルでかわいいものが色々置いてあります。
そしてお隣の雑貨店「台湾好、」は前回に引き続きまた営業時間外でした(笑)
こちらの間が悪いのか、もうクローズしてしまっているのか。



ちなみに、オークラの「The Nine」で購入したヌガーはこんなパッケージです。
レトロなイラストもキャラメルのような形もかわいいですが、あまりベタベタこってりしていない、ナッツたっぷりのおいしいヌガーでした。
「ピーナッツ」「マカダミア」「抹茶マカダミア」の3つの味が楽しめます。



そしてこちらが、2箱買うと重くて大変なパイナップルケーキ(笑)
大人気のサニーヒルズ(微熱山丘)のパイナップルケーキも文句なくおいしいですが、最初に食べた刷り込みもあるのか、少し洋菓子風味のオークラのが一番好きな私でした。


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