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軽井沢プリンスホテル イースト

三連休にスキーをしに出かけました。
ここ数年、雪不足やら火山活動の活発化やら風邪やらで毎年のようにスキー旅行が中止になっていた私たち。
さすがに弱気になり、今回はとりあえず東京から近くて楽そうな軽井沢をターゲットにしたのでした。
雪質やゲレンデの規模は「文句なし」とまではいきませんが、何しろ新幹線に1時間乗ればゲレンデまで徒歩圏内。
少々やる気と体力の落ちてきた中年夫婦にはもってこいの手軽さです(笑)



新幹線を降りて軽井沢駅の南口に出ると、軽井沢プリンスショッピングプラザの建物が立ち並ぶ向こうの山にゲレンデやリフトが見えました。
アウトレットやスキー場やその間にある何棟ものホテルなど、ここから見える広大な土地はほぼすべてプリンス系列の経営です。
軽井沢はあまり雪が降りませんが気温がかなり低いため、11月頃から人工降雪機を稼働して山の斜面に雪を降らせ、ゲレンデを作っているのだそうです。



今回は目的がスキーなので、プリンスホテルの中でゲレンデに一番近いイーストを予約しました。
駅からショッピングプラザのイーストエリアを経由して10分ほど歩くと、ホテルの敷地に出ます。



東京でも雪が降る寒さのこの日、かじかむ手をさすりながらホテルの裏口に到着。
ここは建物の地下に位置するようで、階段を上るとフロントのある正面入口につながっていました。



オブジェが印象的なフロントロビー。
奥が客室棟の入口で、カードキーをかざすと自動ドアが開くようになっています。
チェックインは15時なので、その前に隣の棟にある宅配便クロークで送っておいたスキー用具を受け取り、着替えることにしました。
が、荷物を開梱したところ、長年使ってきた私のスキーブーツがバラバラに壊れているのを発見。
プラスチックの経年劣化でヒビが入ったところに何らかの衝撃が加わって割れたようです。
あまりの大破っぷりに呆然としながらも、気を取り直して近くにあるレンタルショップでブーツを借り、板を持ち込んで金具を調整してもらい、すったもんだの末にようやくゲレンデに出たのでした。



ゲレンデは初級者コースが多いのですが、下の方はボーダーもスキーヤーも初心者でかなり混んでいるため逆に怖いです(笑)
首都圏から手軽に来られるので、初めての人も多いのでしょうね。
混雑を避けて山頂から上中級者コースに回りました。
パノラマコースからの眺めはなかなか壮観。
天気がいいと浅間山がきれいに見えるそうです。



東日本への寒波襲来で曇ってはいるものの、スキーの装備だと思ったよりは寒くなく快適でした。
ゲレンデは半日あれば回れる規模で、少し積もった雪の下はガリガリのアイスバーン。
でもそれなりのロングコースもあり、久々のスキーをのんびり楽しむには十分です。
ナイターまで滑ってすっかり満足してホテルに戻りました。



ロッカーに道具一式をしまい、クロークに預けておいた荷物を受け取り、ホテルのフロントでチェックイン。
フロアの奥には暖炉を囲むゲストラウンジがあり、フリードリンクなどが用意されていますが、いつも人がいて残念ながら写真は撮れませんでした。



客室棟4階のエレベーターホール。
軽井沢プリンスのイーストは2017年にリノベーションされたばかりなので、全体的にとてもきれいです。



部屋はスーペリアツイン。
中に入るとすぐ右手にお茶コーナーがあり、ミカドコーヒーの豆とドリップ式の簡易カートリッジが用意されていました。



引き出しの中にはミニバーとスナック。
冷蔵庫内は有料です。



下の引き出しにはグレーのスパウェアと白いナイトウェア。
上下セパレートのスパウェアは、併設の温泉施設フォレスト・ホットスプリングを利用する際に来て行けるものです。
この温泉はイースト本館、ザ・プリンス軽井沢、ザ・プリンス ヴィラ軽井沢の宿泊客専用で、時間によっては若干混み合いますが、それなりに広さもあり期待以上に良かったです。
ちなみに写真撮影は禁止でした。



ベッドルームの壁際には長めのデスク。
森をイメージした壁紙が楽しいです。



デスク上には絵本や雑誌など。



窓際のカウチソファ。
この部屋はゲレンデとは逆方向で、落ち着いた高原の風景を眺められます。



ソファに置いてあるクッション。
ホテルのあちこちで見かける蝶の絵柄と、少しくすんだ水色がかわいいです。



ベッドも水色がアクセントになっていて、照明も含めてどことなく北欧風のデザイン。
奥の壁にも蝶のモチーフが並んでいました。



ベッドサイドのテーブルには電話やメモ帳など。
スマホ必須の時代、ここにコンセントがあるのは助かります。
もちろんWi-Fiも完備。
部屋のカードキーと一緒にSSIDとパスワードを渡してくれます。



玄関を入って左側にはバスルームがあります。
その手前の壁には鏡張りのクローゼット。
大きさはほどよいのですが、ハンガーを掛けるバーの向きが横ではなく縦方向のため、衣服の出し入れがしにくいのが難点でした。



バスルームはトイレと一緒のスペースですが、ユニット式ではありません。



シャンプーやコンディショナーのデザインが、スタイリッシュなバスルームの雰囲気に合っていました。
温泉を利用したので部屋のお風呂は使いませんでしたが。



アメニティ一式はシンプルに白で統一。



壁にはタオル類。
温泉にも用意されているので、行く時は手ぶらで大丈夫です。
夫は夕食前に一風呂浴びに行き、部屋でビールを飲んですっかりくつろぎモード。



夕食は、19時半に1階軽井沢グリルのプリフィクスディナーを予約しました。
アパタイザーとして、ホタルイカと野菜のガリシア風。
小皿料理とはいえ、野菜がごろごろ入っていてそれなりの食べごたえがあります。



パンとライスが選べたので、私はパン、夫はライスにしました。



森のサラダ。
キノコたっぷりの山盛りサラダを二人でシェアします。
お好みで松の実などが入ったナッツオイルをかけて。



メインは選択できます。
私は国産牛肩ロース肉のビーフシチューを。
熱々濃厚なソースに柔らかいお肉が絶品で、ストウブの器のかわいらしい見た目以上にボリュームがありました。



夫はアメリカ産アンガス牛サーロインのグリル200g。
お酒を飲んでいたためか、オーダーしたライスはこのタイミングでサーブされました。
お腹いっぱいと言いながらも、夫は山盛りのライスまで完食。



デザートはほうじ茶ティラミスとバニラアイスクリーム。
コーヒーか紅茶が選べます。



料理もおいしく、ほどよくカジュアルで居心地のよいダイニングでした。
ごちそうさまでした。



朝食も同じ場所で。
こちらは2種類のセットメニューですが、他にビュッフェレストランもあるようです。
私は「軽井沢グリルのスキレット朝食」にしました。
もち麦、キヌア、葉野菜のサラダに、ロースト野菜のパワースープ。
スキレットには「タマゴのせオニオングラタンチェダーサンド」が乗っていて、インスタ映えしそうなかわいさです。
自家製グラノーラとドライフルーツ、くるみを添えたヨーグルトもザクザク食感が楽しく気に入りました。
ジュースとジャムはカウンターから持ってくる形で、コーヒーと紅茶はテーブルで注いでくれます。



ホテルで焼いたクロワッサンとほうれん草のパンはおかわりできます。



夫は「信州のごはんと信州味噌を使ったお味噌汁の和朝食」を選択。
信州味噌の具だくたん鶏団子汁がおいしそうです。
白米とお粥が選べて、こちらもおかわりOK。



前日にスキーを満喫したので、この日はゲレンデには出ないことにしました。
朝から温泉に入り、のんびり朝食を食べ、一息ついてからスキー用具一式を発送し、チェックアウト。



ホテルのすぐ横からゲレンデに出られるので、とても便利な立地でした。
レンタルショップも近くていいのですが、借りたブーツを返しに行ったところ、正午にもかかわらずものすごい長蛇の列でびっくり。
返却は並ばずに済んだので助かりましたが。
前日借りに行ったとき空いていたのは運がよかったんですね。



ホテルからショッピングプラザに出て、遅いランチを食べつつ、夕方までぶらぶら歩きました。
二人ともダウンジャケットを着ていたのですが、それでも凍えそうなあまりの寒さに「何でアウトレットってどこも外を歩く形式なの」とぶつぶつ文句を言いながら(笑)



洋服や食器や雑貨など一通り見て回ったものの、結局買ったのは夫のつまみと私のおやつがほとんどという結果に(笑)
ちょこっとスキーを楽しんで温泉に入り買い物をして帰ってくるには、軽井沢は手軽でいいですね。
ただ、来年はどこに行く?と言いつつ、まずは十数年ぶりにブーツを買わねばならない現実を思い出し、ため息をつく私でした。


軽井沢プリンスホテル イースト
https://www.princehotels.co.jp/karuizawa-east/

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