- No
- 367
- Date
- 2019.01.20 Sun
櫻湯 山茱萸(部屋など)
年が明けて1週間後の三連休に、夫と山形県南陽市の赤湯温泉に行ってきました。

山形新幹線で東京から2時間半。
実家への帰省時にはいつも通り過ぎている赤湯駅に、初めて降り立ちました。
緩やかに弧を描く駅舎の屋根部分は、ハンググライダーがモチーフになっているそうです。
この辺りは、葡萄棚に覆われた急斜面の山肌と水田が広がる平野との標高差のある地形が特徴で、季節によっては国道や新幹線からも色とりどりのハンググライダーの滑空を見ることができます。

駅からはお願いしていた送迎の車に乗り、10分もせずに本日の宿に到着。
櫻湯 山茱萸(さんしゅゆ)というお宿です。
玄関もレセプションも、落ち着きのある中にほんのりとモダンな雰囲気。
チェックイン時間の14時には少し早かったのですが、すぐに部屋に案内してもらえました。

ロビーから右手に伸びる長い廊下。
その両側に、それぞれ花の名前がついた7つの部屋が配されています。
このこじんまり感はいいですね。
廊下にもストーブが置かれ、冬でも館内はほどよく暖かです。

一番奥の右手にある「都忘れ」が、今回の私たちの部屋でした。

引き戸を開けて中に入ると、玄関の上り口に前室がついています。
小さな冷蔵庫とコーヒーメーカーが置いてありました。
冷蔵庫の飲み物はミネラルウォーターも含めすべて有料ですが、食事の前後にお水の入ったステンレスのポットとグラスを用意してくれるので、それほど不便は感じませんでした。

その横にはトイレ。
大きな鏡や手洗い場もあり、広々としています。

襖を開けると9畳間の主室。
奥側にテレビのあるリビングと、右手には寝室があります。

主室のテーブルは掘りごたつ式になっていて楽でした。
食事は朝晩ともこちらでいただきます。

テーブルにはほうじ茶と緑茶。
急須に描かれた山茱萸の花のモチーフは、宿のシンボルマークになっているようです。
私は花の名前に疎いので知らなかったのですが、春に黄色い花、秋に赤いグミのような実をつける植物なんですね。

茶櫃の中には湯飲み茶碗が4式。
こちらには山茱萸の実のような絵が描かれていました。
あとで仲居さんに伺ったのですが、お茶や食事用の陶磁器はすべてオリジナルで焼いてもらっているのだそうです。

そしてお茶菓子。
「NANJO da BE(なんじょだべ)」のネーミングに思わず笑ってしまいました。
山形弁で「どうでしょう」の意味です。
最中とクッキーの融合とのことで、サクふわ食感が楽しいお菓子でした。
青い小瓶に入った金平糖もかわいいです。

主室にある押し入れ型のクローゼットには、浴衣や丹前、貴重品用の金庫など。
浴衣はSMLの3サイズが2式ずつ用意されていて、自由に選べました。

下の引き出しには上下セパレート型の部屋着。
畳んであると何となく昔のおじいちゃんの肌着っぽくも見えますが(笑)
広げると七分袖に七分丈で子供服のようなかわいらしさもあり、薄手ながら着心地もよかったので、浴衣の締め付け感が苦手な私は夜はこれを着ていました。
他に、ポンチョの用に羽織れる膝掛も用意されています。

横の寝室には、すぐにゆっくりできるようにと最初から布団が敷いてありました。

細長い形の9畳間で、障子戸の裏に遮光スクリーンがあるため薄暗いですが、開けると中庭越しに露天風呂が見える作りです。

中庭に面したリビング。
椅子を4脚置くと少し手狭ですが、どことなく懐かしいような空間です。
この部屋は喫煙可能なようで、主室とリビングに灰皿が置いてありましたが、特に煙草の匂いは気になりませんでした。
夫は喫煙者ですが室内では吸わないので、一服するときは露天風呂から中庭に出ていました。

リビングには壁付けのテレビがありますが、のんびり寛いでテレビを見るなら主室にあった方がいいような気もします。
とはいえハイバックの椅子が1脚あったので、当然のごとく夫の特等席になりました(笑)

テレビの下のキャビネットには引き出しが3つあり、右側にはレターセットやソーイングキット、マルチ充電コードなどのツールが用意されています。
Wi-Fiも快適に使えました。

真ん中にはコーヒーカップ。
色も形もほっこりとした温かみがあり、私の好みです。

左側の引き出しにはコーヒー用の砂糖とミルク。
コーヒーメーカーが部屋の外にあるのが動線としては今ひとつですが、私はお茶派なので特に影響もなく(笑)
掘りごたつでぬくぬくしながらお茶ばかり飲んでいました。

リビングから見える中庭。
年末にまとまった積雪があったものの年が明けてからは降っていないようで、雪は日陰に残っている程度でした。
奥には石造りの露天風呂があります。

露天風呂へは、リビングの奥から中庭に面した渡り廊下を通って行きます。
部屋の中で唯一暖房のないエリアなので、ここを通るときはいつも小走り(笑)

渡り廊下の先には洗面所。
エアコンと床暖房があり、冬でも快適です。
間接照明が主なのでメイクなどするには暗めですが、個人的には足元の暖かさと相まって意外に落ち着く空間でした。
バスローブやタオル類も十分に置いてあり、壁にはタオルウォーマーも完備。

アメニティはごく普通ですが、ドライヤーが2台あるのは珍しいですね。
今回は夫とですが、女性同士で泊まるときなどは特に助かると思います。

横にあるシャワーブースへの出入口には、こんな注意書きが。
仲居さんによると、チェックイン時間に合わせて湯温を調節してあるものの、外気温によっては徐々に温度が上がってしまうため、熱ければ井戸水が出る蛇口をひねって湯温を下げてくださいとのことでした。

シャワーブースにも床暖房が入っていて、とても快適です。

その外には、丸みを帯びた形の露天風呂。
やはり夜になるとお湯はかなり熱くなっていたので、少し水を足して入りました。
湯船も広くお湯も柔らかで、なかなかの気持ちよさ。
ただ、こちらの部屋は県道に面しており、しかも露天風呂は一番道路寄りにあるため、すぐ横を車が通る音が聞こえたりします(笑)
風情という意味では惜しいところですが、それでも存分に温泉を楽しみ癒された滞在でした。
櫻湯 山茱萸
http://sansyuyu.jp/

山形新幹線で東京から2時間半。
実家への帰省時にはいつも通り過ぎている赤湯駅に、初めて降り立ちました。
緩やかに弧を描く駅舎の屋根部分は、ハンググライダーがモチーフになっているそうです。
この辺りは、葡萄棚に覆われた急斜面の山肌と水田が広がる平野との標高差のある地形が特徴で、季節によっては国道や新幹線からも色とりどりのハンググライダーの滑空を見ることができます。

駅からはお願いしていた送迎の車に乗り、10分もせずに本日の宿に到着。
櫻湯 山茱萸(さんしゅゆ)というお宿です。
玄関もレセプションも、落ち着きのある中にほんのりとモダンな雰囲気。
チェックイン時間の14時には少し早かったのですが、すぐに部屋に案内してもらえました。

ロビーから右手に伸びる長い廊下。
その両側に、それぞれ花の名前がついた7つの部屋が配されています。
このこじんまり感はいいですね。
廊下にもストーブが置かれ、冬でも館内はほどよく暖かです。

一番奥の右手にある「都忘れ」が、今回の私たちの部屋でした。

引き戸を開けて中に入ると、玄関の上り口に前室がついています。
小さな冷蔵庫とコーヒーメーカーが置いてありました。
冷蔵庫の飲み物はミネラルウォーターも含めすべて有料ですが、食事の前後にお水の入ったステンレスのポットとグラスを用意してくれるので、それほど不便は感じませんでした。

その横にはトイレ。
大きな鏡や手洗い場もあり、広々としています。

襖を開けると9畳間の主室。
奥側にテレビのあるリビングと、右手には寝室があります。

主室のテーブルは掘りごたつ式になっていて楽でした。
食事は朝晩ともこちらでいただきます。

テーブルにはほうじ茶と緑茶。
急須に描かれた山茱萸の花のモチーフは、宿のシンボルマークになっているようです。
私は花の名前に疎いので知らなかったのですが、春に黄色い花、秋に赤いグミのような実をつける植物なんですね。

茶櫃の中には湯飲み茶碗が4式。
こちらには山茱萸の実のような絵が描かれていました。
あとで仲居さんに伺ったのですが、お茶や食事用の陶磁器はすべてオリジナルで焼いてもらっているのだそうです。

そしてお茶菓子。
「NANJO da BE(なんじょだべ)」のネーミングに思わず笑ってしまいました。
山形弁で「どうでしょう」の意味です。
最中とクッキーの融合とのことで、サクふわ食感が楽しいお菓子でした。
青い小瓶に入った金平糖もかわいいです。

主室にある押し入れ型のクローゼットには、浴衣や丹前、貴重品用の金庫など。
浴衣はSMLの3サイズが2式ずつ用意されていて、自由に選べました。

下の引き出しには上下セパレート型の部屋着。
畳んであると何となく昔のおじいちゃんの肌着っぽくも見えますが(笑)
広げると七分袖に七分丈で子供服のようなかわいらしさもあり、薄手ながら着心地もよかったので、浴衣の締め付け感が苦手な私は夜はこれを着ていました。
他に、ポンチョの用に羽織れる膝掛も用意されています。

横の寝室には、すぐにゆっくりできるようにと最初から布団が敷いてありました。

細長い形の9畳間で、障子戸の裏に遮光スクリーンがあるため薄暗いですが、開けると中庭越しに露天風呂が見える作りです。

中庭に面したリビング。
椅子を4脚置くと少し手狭ですが、どことなく懐かしいような空間です。
この部屋は喫煙可能なようで、主室とリビングに灰皿が置いてありましたが、特に煙草の匂いは気になりませんでした。
夫は喫煙者ですが室内では吸わないので、一服するときは露天風呂から中庭に出ていました。

リビングには壁付けのテレビがありますが、のんびり寛いでテレビを見るなら主室にあった方がいいような気もします。
とはいえハイバックの椅子が1脚あったので、当然のごとく夫の特等席になりました(笑)

テレビの下のキャビネットには引き出しが3つあり、右側にはレターセットやソーイングキット、マルチ充電コードなどのツールが用意されています。
Wi-Fiも快適に使えました。

真ん中にはコーヒーカップ。
色も形もほっこりとした温かみがあり、私の好みです。

左側の引き出しにはコーヒー用の砂糖とミルク。
コーヒーメーカーが部屋の外にあるのが動線としては今ひとつですが、私はお茶派なので特に影響もなく(笑)
掘りごたつでぬくぬくしながらお茶ばかり飲んでいました。

リビングから見える中庭。
年末にまとまった積雪があったものの年が明けてからは降っていないようで、雪は日陰に残っている程度でした。
奥には石造りの露天風呂があります。

露天風呂へは、リビングの奥から中庭に面した渡り廊下を通って行きます。
部屋の中で唯一暖房のないエリアなので、ここを通るときはいつも小走り(笑)

渡り廊下の先には洗面所。
エアコンと床暖房があり、冬でも快適です。
間接照明が主なのでメイクなどするには暗めですが、個人的には足元の暖かさと相まって意外に落ち着く空間でした。
バスローブやタオル類も十分に置いてあり、壁にはタオルウォーマーも完備。

アメニティはごく普通ですが、ドライヤーが2台あるのは珍しいですね。
今回は夫とですが、女性同士で泊まるときなどは特に助かると思います。

横にあるシャワーブースへの出入口には、こんな注意書きが。
仲居さんによると、チェックイン時間に合わせて湯温を調節してあるものの、外気温によっては徐々に温度が上がってしまうため、熱ければ井戸水が出る蛇口をひねって湯温を下げてくださいとのことでした。

シャワーブースにも床暖房が入っていて、とても快適です。

その外には、丸みを帯びた形の露天風呂。
やはり夜になるとお湯はかなり熱くなっていたので、少し水を足して入りました。
湯船も広くお湯も柔らかで、なかなかの気持ちよさ。
ただ、こちらの部屋は県道に面しており、しかも露天風呂は一番道路寄りにあるため、すぐ横を車が通る音が聞こえたりします(笑)
風情という意味では惜しいところですが、それでも存分に温泉を楽しみ癒された滞在でした。
櫻湯 山茱萸
http://sansyuyu.jp/
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