- No
- 321
- Date
- 2017.07.02 Sun
アンダーズ東京
実家の母と「六月大歌舞伎」を観に行きました。
土曜日、11時の開演に合わせて新幹線で到着した母と、まっすぐ東銀座の歌舞伎座へ向かいます。

「一度歌舞伎を観てみたい」という母、初めての観劇です。
私も2回目なのでそれほど詳しいわけではありませんが、あまり堅苦しくなくわかりやすそうな演目があればと機会を窺っていました。
六月大歌舞伎の昼の部は、「名月八幡祭」「浮世風呂」「御所桜堀川夜討 弁慶上使」という演目。

席は1階の東側桟敷席。
歌舞伎座は1階すべてと2階の途中までが1等席なのですが、そこと2千円しか違わないので、どうせならと。
本当は花道に近い西側が良かったのですが、あっという間に満席になり東側しか残っていなかったのでした。
とはいえ、前の人の頭が邪魔になることもなく、舞台は見やすいです。
掘りごたつ式の席にテーブルがついているので、筋書きの本を読むのもお弁当を食べるのも楽。

ということで、桟敷専用の幕の内弁当を事前に注文しておきました。
1幕目の途中で桟敷席後ろのドアが開き、そっと置いていってくれます。
幕間は食事にはやや短い35分なので、すぐに席で食べられるのはよかったです。
初めての歌舞伎、母は筋書きを読んだりイヤホンガイドを聞いたりしながら楽しんでくれました。
新歌舞伎の「名月八幡祭」では、市川笑也演じる芸者の美代吉が本物の女性じゃないのかと何度も確認され(笑)
古典にはない効果音の使われ方や、終盤の雨のシーンで舞台が本当に土砂降りの水浸しになる演出にも驚かされました。
「浮世風呂」では市川猿之助の軽妙な舞踊に喝采を送り、銭湯に現れたなめくじ(でも姿は人間の女性)の何ともいえない女っぽさにまたもや興味津々。
最後の「弁慶上使」は古典的な台詞回しがやや難解でしたが、大御所中村吉右衛門の弁慶が見せる大見得や男泣きなど、歌舞伎らしい様式美を堪能しました。
母は特になめくじ役の中村種之助が気に入ったらしく、最後に塩を振りかけられて消えていくシーンを何度も(変なクオリティで)再現していました(笑)
ただ、女形の役者さんたちの技量に感動しすぎて、銀座の街中で突然「かかさま、かかさまぁー」などと甲高い裏声で叫ぶのはやめてほしいです(笑)

さて、本日のお泊まりはアンダーズ。
都内では今のところ私の一番好きなホテルです。
セールで宿泊費が安くなっていれば見逃しません(笑)

虎ノ門ヒルズ51階のラウンジでドリンクを飲みながらチェックイン。

その後、和風アートが飾られたエレベーターで客室フロアへ。

部屋はアンダーズベイビューツインです。
以前泊まったアンダーズツインとは、部屋の向きが違うだけでほぼ同じ造りでした。

エントランスのすぐ左側に、クローゼットを兼ねたラゲッジスペース。
荷物を全部まとめて置いておけるのは助かります。

室内履きはスリッパと草履型(ビーチサンダル型というべきか)の2種類です。
私は冷え性で靴下が手放せないのでスリッパ型を確保。
母はもう一方をなかなか気持ちがいいと言って履いていました。
頼めば好きな形を持ってきてくれるとは思いますが。

ガラス張りのキャビネット。
パズルのようにきっちりと箱にはめこんであるのがアメニティです。

キャビネ下段に置いてあるタオル。

バスルーム横の洗面台はシンプルで落ち着いた雰囲気ですが、メイク用の明るいライトがあったりして使いやすく工夫されています。

ただ、せっけんの横に置いてあったのがなぜかコンディショナーでした。
バスタブの横には逆にボディミルクが置いてあり、見た目が似ているので間違えたようです。
母が使う前に気づいてよかった(笑)

洗面台の真後ろにはトイレ。
バスエリアは全体的にダークブラウンのインテリアとネイビーがかった壁の色が印象的です。
モダンですが少し和の趣も感じさせるような。

バスルームの中も落ち着いた雰囲気。

丸いバスタブの底が2段になっているのも気に入っています。

ベッドルームの入口に置いてあるキャビネット。
ネスプレッソのマシンとお茶道具が置いてあります。

一見どこがドアかわからないキャビネットですが、上段には小さな冷蔵庫が。

中に用意されているソフトドリンクはフリーです。
アルコール類は有料。

下段の引き出しにはネスプレッソのカプセルやお茶やスナック類。
こちらもフリー。

ここに入っている「虎ノ門きや」のあられがおいしいのです。
今回は「KOISHI」と「WASABI」でした。
母は父へのお土産にすると言っていましたが、一袋は私がその場で食べてしまいました(笑)

絵とオブジェが飾られたコーナーの先はベッドルーム。

大きな窓際に置かれた大きなデスクは、アンダーズならではのセッティングです。
とても使いやすいので何でもこの上に広げてしまい、すぐに生活感満載になってしまうのですが(笑)

落ち着いた色調のバスルームと異なり、こちらは白一色の明るい壁。
陰陽のコントラストが際立ちます。

スタイリッシュな備品と、敢えてアナログ的な要素を残したトグルスイッチ。
ライトのオンオフから遮光カーテンの上げ下げもここで行います。

華美に走らない、このシンプルさがいいですね。

冷蔵庫のミネラルウォーターのデザインが前回と変わっていました。
虎ノ門ヒルズや東京タワーが描いてあってかわいいです。

窓からは正面に汐留のビル群。

少し右の方に目を転じると、東京湾が見えました。

夜になるとレインボーブリッジやゲートブリッジのライトアップが。
ガラス越しなので写真は今一つですが。

朝食は51階のアンダーズタヴァンで頂きます。
ここの朝食もアンダーズの好きなところ。
お皿のデザインがたくさんあって自由に選べるのも、食器好きには小さな幸せです。

あれば必ず選んでしまうクロワッサン。
両手がべとべとになるけれどやめられません(笑)

最近LINEにはまっている母は、食事の間もスマホで写真を撮っては身内のグループに送り、実況中継しながら食べていました。
グループには私も入っているので、メッセージが届くたびに2台のスマホがせわしなく反応するわけですが(笑)
高校生の孫が食事中に同じことをしていたら叱るんでしょうに、まったくもって自由な母です。

ここは自家製のヨーグルトもおいしいです。
デザートまでしっかり平らげて、ごちそうさまでした。

部屋に戻り、お茶を飲みつつ荷物を整理。
母は全部持ち歩くのは重いと言って、宅配便で荷物を家まで送ることに。
フロントに連絡して段ボール箱を部屋に持ってきてもらい、その場で詰め込んでスタッフに預けました。
私も今回は荷物がかなり重かったので、やっぱりキャリーバッグにしようと思いました。
たかだか1泊でなんでその量になる?と夫にはいつも呆れられますが(笑)

ラウンジでチェックアウト手続きを待つ間、スタッフが「アンダーズ開業3周年の記念です」と紅白のマシュマロをくれました。
虎ノ門ヒルズのキャラクター、トラのもん・・・とはちょっと違うでしょうか。
残念ながらマシュマロはあまり好きではないので、全部母にあげました。
これも父へのお土産だと言ってバッグにしまっていましたが、父にあげるのは全部もらい物なのが泣ける(笑)

ともあれ、今回の滞在もとても楽しめました。
非日常を味わいつつ自宅のようにくつろげるというコンセプトや、スタッフのほどよいフレンドリーさが私には合っているのだと思います。
そして、私以上に楽しんだ母は「楽しみがないと毎日がんばれない。来月も遊びに来ていい?」とのこと。
どうやらまた三連休に父が山登りに出かけるため、一人で留守番するのが嫌なようで(笑)
その場で7月のホテルを探して予約すると、それを見届けた母は元気よく帰っていったのでした。
アンダーズ東京
https://tokyo.andaz.hyatt.com/ja/hotel/home.html
土曜日、11時の開演に合わせて新幹線で到着した母と、まっすぐ東銀座の歌舞伎座へ向かいます。

「一度歌舞伎を観てみたい」という母、初めての観劇です。
私も2回目なのでそれほど詳しいわけではありませんが、あまり堅苦しくなくわかりやすそうな演目があればと機会を窺っていました。
六月大歌舞伎の昼の部は、「名月八幡祭」「浮世風呂」「御所桜堀川夜討 弁慶上使」という演目。

席は1階の東側桟敷席。
歌舞伎座は1階すべてと2階の途中までが1等席なのですが、そこと2千円しか違わないので、どうせならと。
本当は花道に近い西側が良かったのですが、あっという間に満席になり東側しか残っていなかったのでした。
とはいえ、前の人の頭が邪魔になることもなく、舞台は見やすいです。
掘りごたつ式の席にテーブルがついているので、筋書きの本を読むのもお弁当を食べるのも楽。

ということで、桟敷専用の幕の内弁当を事前に注文しておきました。
1幕目の途中で桟敷席後ろのドアが開き、そっと置いていってくれます。
幕間は食事にはやや短い35分なので、すぐに席で食べられるのはよかったです。
初めての歌舞伎、母は筋書きを読んだりイヤホンガイドを聞いたりしながら楽しんでくれました。
新歌舞伎の「名月八幡祭」では、市川笑也演じる芸者の美代吉が本物の女性じゃないのかと何度も確認され(笑)
古典にはない効果音の使われ方や、終盤の雨のシーンで舞台が本当に土砂降りの水浸しになる演出にも驚かされました。
「浮世風呂」では市川猿之助の軽妙な舞踊に喝采を送り、銭湯に現れたなめくじ(でも姿は人間の女性)の何ともいえない女っぽさにまたもや興味津々。
最後の「弁慶上使」は古典的な台詞回しがやや難解でしたが、大御所中村吉右衛門の弁慶が見せる大見得や男泣きなど、歌舞伎らしい様式美を堪能しました。
母は特になめくじ役の中村種之助が気に入ったらしく、最後に塩を振りかけられて消えていくシーンを何度も(変なクオリティで)再現していました(笑)
ただ、女形の役者さんたちの技量に感動しすぎて、銀座の街中で突然「かかさま、かかさまぁー」などと甲高い裏声で叫ぶのはやめてほしいです(笑)

さて、本日のお泊まりはアンダーズ。
都内では今のところ私の一番好きなホテルです。
セールで宿泊費が安くなっていれば見逃しません(笑)

虎ノ門ヒルズ51階のラウンジでドリンクを飲みながらチェックイン。

その後、和風アートが飾られたエレベーターで客室フロアへ。

部屋はアンダーズベイビューツインです。
以前泊まったアンダーズツインとは、部屋の向きが違うだけでほぼ同じ造りでした。

エントランスのすぐ左側に、クローゼットを兼ねたラゲッジスペース。
荷物を全部まとめて置いておけるのは助かります。

室内履きはスリッパと草履型(ビーチサンダル型というべきか)の2種類です。
私は冷え性で靴下が手放せないのでスリッパ型を確保。
母はもう一方をなかなか気持ちがいいと言って履いていました。
頼めば好きな形を持ってきてくれるとは思いますが。

ガラス張りのキャビネット。
パズルのようにきっちりと箱にはめこんであるのがアメニティです。

キャビネ下段に置いてあるタオル。

バスルーム横の洗面台はシンプルで落ち着いた雰囲気ですが、メイク用の明るいライトがあったりして使いやすく工夫されています。

ただ、せっけんの横に置いてあったのがなぜかコンディショナーでした。
バスタブの横には逆にボディミルクが置いてあり、見た目が似ているので間違えたようです。
母が使う前に気づいてよかった(笑)

洗面台の真後ろにはトイレ。
バスエリアは全体的にダークブラウンのインテリアとネイビーがかった壁の色が印象的です。
モダンですが少し和の趣も感じさせるような。

バスルームの中も落ち着いた雰囲気。

丸いバスタブの底が2段になっているのも気に入っています。

ベッドルームの入口に置いてあるキャビネット。
ネスプレッソのマシンとお茶道具が置いてあります。

一見どこがドアかわからないキャビネットですが、上段には小さな冷蔵庫が。

中に用意されているソフトドリンクはフリーです。
アルコール類は有料。

下段の引き出しにはネスプレッソのカプセルやお茶やスナック類。
こちらもフリー。

ここに入っている「虎ノ門きや」のあられがおいしいのです。
今回は「KOISHI」と「WASABI」でした。
母は父へのお土産にすると言っていましたが、一袋は私がその場で食べてしまいました(笑)

絵とオブジェが飾られたコーナーの先はベッドルーム。

大きな窓際に置かれた大きなデスクは、アンダーズならではのセッティングです。
とても使いやすいので何でもこの上に広げてしまい、すぐに生活感満載になってしまうのですが(笑)

落ち着いた色調のバスルームと異なり、こちらは白一色の明るい壁。
陰陽のコントラストが際立ちます。

スタイリッシュな備品と、敢えてアナログ的な要素を残したトグルスイッチ。
ライトのオンオフから遮光カーテンの上げ下げもここで行います。

華美に走らない、このシンプルさがいいですね。

冷蔵庫のミネラルウォーターのデザインが前回と変わっていました。
虎ノ門ヒルズや東京タワーが描いてあってかわいいです。

窓からは正面に汐留のビル群。

少し右の方に目を転じると、東京湾が見えました。

夜になるとレインボーブリッジやゲートブリッジのライトアップが。
ガラス越しなので写真は今一つですが。

朝食は51階のアンダーズタヴァンで頂きます。
ここの朝食もアンダーズの好きなところ。
お皿のデザインがたくさんあって自由に選べるのも、食器好きには小さな幸せです。

あれば必ず選んでしまうクロワッサン。
両手がべとべとになるけれどやめられません(笑)

最近LINEにはまっている母は、食事の間もスマホで写真を撮っては身内のグループに送り、実況中継しながら食べていました。
グループには私も入っているので、メッセージが届くたびに2台のスマホがせわしなく反応するわけですが(笑)
高校生の孫が食事中に同じことをしていたら叱るんでしょうに、まったくもって自由な母です。

ここは自家製のヨーグルトもおいしいです。
デザートまでしっかり平らげて、ごちそうさまでした。

部屋に戻り、お茶を飲みつつ荷物を整理。
母は全部持ち歩くのは重いと言って、宅配便で荷物を家まで送ることに。
フロントに連絡して段ボール箱を部屋に持ってきてもらい、その場で詰め込んでスタッフに預けました。
私も今回は荷物がかなり重かったので、やっぱりキャリーバッグにしようと思いました。
たかだか1泊でなんでその量になる?と夫にはいつも呆れられますが(笑)

ラウンジでチェックアウト手続きを待つ間、スタッフが「アンダーズ開業3周年の記念です」と紅白のマシュマロをくれました。
虎ノ門ヒルズのキャラクター、トラのもん・・・とはちょっと違うでしょうか。
残念ながらマシュマロはあまり好きではないので、全部母にあげました。
これも父へのお土産だと言ってバッグにしまっていましたが、父にあげるのは全部もらい物なのが泣ける(笑)

ともあれ、今回の滞在もとても楽しめました。
非日常を味わいつつ自宅のようにくつろげるというコンセプトや、スタッフのほどよいフレンドリーさが私には合っているのだと思います。
そして、私以上に楽しんだ母は「楽しみがないと毎日がんばれない。来月も遊びに来ていい?」とのこと。
どうやらまた三連休に父が山登りに出かけるため、一人で留守番するのが嫌なようで(笑)
その場で7月のホテルを探して予約すると、それを見届けた母は元気よく帰っていったのでした。
アンダーズ東京
https://tokyo.andaz.hyatt.com/ja/hotel/home.html
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