- No
- 318
- Date
- 2017.06.26 Mon
宮島
広島市内から宮島までは、JRか広島電鉄で宮島口駅まで行き、そこからフェリーに乗り換えるのが一般的です。
JR広島駅の券売機では、フェリーまで乗り継げる切符が売られていました。
とりあえずそれを買い、山陽本線で30分程度。
宮島口で下り、徒歩5分で桟橋に着きました。

宮島桟橋にはJR西日本と松大汽船の2つのフェリー乗り場が並んでいます。
混乱してしまった人が「乗り場2つあるけど何が違うんですか?」と係員に聞いたところ、「会社が違うんです」とだけ言われて余計に混乱していました(笑)
私たちは切符を買ってあるのでJRの方へ。
繁忙期には10分おきの出航なのでそれほど待つこともありません。
フェリーの右側に乗ると途中で厳島神社の大鳥居がよく見えるというので、2階の右側デッキに立ちました。

フェリーが出発すると、海苔か何かの養殖場の横を通り、まもなく対岸の宮島が見えてきます。
赤い鳥居は遠くからでも目立ちました。

鳥居が見えてきてから通り過ぎるまで、周囲ではシャッター音が鳴りまくり(笑)
フェリーからは思ったよりも距離がありましたが、海からの眺めを十分に満喫できました。

宮島に行くのは初めてですが、厳島神社以外にも仏塔や商業施設などがたくさんあるんですね。

10分ほどで宮島の桟橋に着きました。

フェリーを降りて、まずは清盛公にご挨拶。

あちこちに鹿がいます。
奈良公園の鹿と違って餌やり禁止のため狂暴度は低いですが、紙袋などはやっぱり狙われるようなので要注意。

でもやっぱり鹿はかわいいです。
つい追い回してしまう(笑)

まっすぐ厳島神社に向かう海沿いの道もありますが、とりあえず表参道商店街を通ってみました。
連休の合間の平日ですが、さすがの人通りです。

参拝客でごった返す参道の鳥居。
この周辺だけなぜか砂埃がものすごく、目を開けているのが大変でした。

ここから海沿いの参道には、石灯籠がずっと並んでいます。

間もなく大鳥居が見えてきました。
潮が満ちていれば船で海上に出て大鳥居をくぐることもできるようです。
乗船客が全員丸い笠をかぶっているのが何だかちょっとかわいく見えます(笑)

小船が次々とやってきては鳥居をくぐっていきます。

厳島神社の社殿が見えてきました。
満潮時刻が近いため、潮がどんどん満ちてきているのがわかります。

でもこの日の満潮時の潮位は266センチで、辛うじて神社が潮に浸かる高さだそう。
全体が完全に海面に浮かんだ状態にはならないようです。残念。

受付からすぐの客神社から本殿に向かう東回廊を歩いていると、そこから見える鏡池のそばに鷺のような鳥が立っていました。
なんとも気品のある佇まいです。

回廊から眺める大鳥居。

あちこちに吊るされている灯籠には、暗くなると明かりが灯るのでしょうか。
夜の厳島神社もきれいでしょうね。

拝殿でお参りし、その隣でお守りを買いました。
外を眺めると、外からもこちらを眺めている人がたくさんいてちょっと焦ったり(笑)

正面の舞台に出ると、客神社越しに五重塔が見えました。
後であそこにも行ってみよう。

大鳥居の正面で写真が撮れるスポットとして、平舞台の先に行列ができていました。
皆さん、直後に並んだ人に順次自分のカメラを渡して撮ってもらっているようです。
自発的なシステムなのでしょうか。
何だか日本らしくて面白いです。

本殿を離れて西側の回廊の方へ行くと、そちら側にはまだ潮は満ちていません。
そろそろ満潮時刻だったので、この日はここまでということになるようです。
通りかかったガイドさんの説明によると、秋頃が一番潮位が高くなるので、全体が海の上に浮かんだ厳島神社を見るならば秋がおすすめとのことでした。
なお、宮島のWEBサイトに「年間潮汐・潮見表」が掲載されていてわかりやすいです。

格式が感じられる能舞台。

その先には、天皇からの勅使だけが渡れるという反橋がありました。

その反りっぷりがかなりの急角度で、近くにいた学生らしき集団が「こんなの絶対渡れねえよ」「忍者かよ」「絶対コケるよなぁ」と口々に言っていたので、思わず笑ってしまいました。

「海面に浮かぶ厳島神社」は見られませんでしたが、満足して社殿を出ました。
この先に清盛神社があるというので行ってみることに。

海沿いを歩く鹿。
宮島の鹿はどことなくのんびりしています。

厳島神社から西側に少し離れたところにある清盛神社。
清盛没後770年の昭和29年に建立されたそうです。

そこから小さな橋を渡ったところに食事処が。
昼食がまだだったので、あなごめしでも食べようかと入ってみました。

注文したあなごめし。
丼のふたの上に漬物を乗せて登場です。

東京よりも薄味でさっぱりしたタレのあなごめしでした。

五重塔に向かって再び商店街を戻ります。
宮島には厳島神社以外にもたくさんの寺社仏閣があることを、来て初めて知りました。
完全に予習不足ですが(笑)

五重塔の建つ高台への上り口。

下から見上げると、なかなかきれいな塔です。

豊臣秀吉が建立した豊国神社の向かいに建っています。

その豊国神社の千畳閣。
秀吉の死後、未完成のまま現在に至るとのこと。
天井には大型の絵馬や書がたくさん掲げられていて圧巻です。

すぐ千畳とかいうけど絶対そんなにないよね、と夫と話していたら、857畳分はあるそうです。
そんなに大げさな話ではなかったんですね、すみません(笑)
ここは風通しがよく涼しいので、たくさんの人が景色を眺めてのんびり一休みしていました。

清盛や秀吉や、様々な時代の人が造った建築物が年月を経て同じ場所にこうして残っているというのは、何だかすごいことだなあと思いました。

高台を下りて海沿いの通りに出ると、夕方になり宮島から帰る人たちで混雑していました。
鹿も連れ立ってどこかへ帰るのでしょうか。

お土産を買ったり雑貨屋を覗いたりしながら、表参道商店街を散策。

桟橋が近くなる頃には鹿たちもかなりお疲れのようでした(笑)

今年は清盛公生誕900年ということで、紅白の幟があちこちに立っています。
さすが世界遺産の観光地だけあって、見どころ満載の宮島でした。

宮島桟橋から、来た時と同じJR西日本のフェリーで対岸の宮島口まで戻ります。

そしてまた桟橋からJRの宮島口駅へ。

それほど混んでいたわけではなかったのですが、座れなかったので広島まで立ったままで帰りました。
もし今度行く機会があったら、宮島と平和記念公園を結ぶリバークルーズ船にも乗ってみたいです。
JR広島駅の券売機では、フェリーまで乗り継げる切符が売られていました。
とりあえずそれを買い、山陽本線で30分程度。
宮島口で下り、徒歩5分で桟橋に着きました。

宮島桟橋にはJR西日本と松大汽船の2つのフェリー乗り場が並んでいます。
混乱してしまった人が「乗り場2つあるけど何が違うんですか?」と係員に聞いたところ、「会社が違うんです」とだけ言われて余計に混乱していました(笑)
私たちは切符を買ってあるのでJRの方へ。
繁忙期には10分おきの出航なのでそれほど待つこともありません。
フェリーの右側に乗ると途中で厳島神社の大鳥居がよく見えるというので、2階の右側デッキに立ちました。

フェリーが出発すると、海苔か何かの養殖場の横を通り、まもなく対岸の宮島が見えてきます。
赤い鳥居は遠くからでも目立ちました。

鳥居が見えてきてから通り過ぎるまで、周囲ではシャッター音が鳴りまくり(笑)
フェリーからは思ったよりも距離がありましたが、海からの眺めを十分に満喫できました。

宮島に行くのは初めてですが、厳島神社以外にも仏塔や商業施設などがたくさんあるんですね。

10分ほどで宮島の桟橋に着きました。

フェリーを降りて、まずは清盛公にご挨拶。

あちこちに鹿がいます。
奈良公園の鹿と違って餌やり禁止のため狂暴度は低いですが、紙袋などはやっぱり狙われるようなので要注意。

でもやっぱり鹿はかわいいです。
つい追い回してしまう(笑)

まっすぐ厳島神社に向かう海沿いの道もありますが、とりあえず表参道商店街を通ってみました。
連休の合間の平日ですが、さすがの人通りです。

参拝客でごった返す参道の鳥居。
この周辺だけなぜか砂埃がものすごく、目を開けているのが大変でした。

ここから海沿いの参道には、石灯籠がずっと並んでいます。

間もなく大鳥居が見えてきました。
潮が満ちていれば船で海上に出て大鳥居をくぐることもできるようです。
乗船客が全員丸い笠をかぶっているのが何だかちょっとかわいく見えます(笑)

小船が次々とやってきては鳥居をくぐっていきます。

厳島神社の社殿が見えてきました。
満潮時刻が近いため、潮がどんどん満ちてきているのがわかります。

でもこの日の満潮時の潮位は266センチで、辛うじて神社が潮に浸かる高さだそう。
全体が完全に海面に浮かんだ状態にはならないようです。残念。

受付からすぐの客神社から本殿に向かう東回廊を歩いていると、そこから見える鏡池のそばに鷺のような鳥が立っていました。
なんとも気品のある佇まいです。

回廊から眺める大鳥居。

あちこちに吊るされている灯籠には、暗くなると明かりが灯るのでしょうか。
夜の厳島神社もきれいでしょうね。

拝殿でお参りし、その隣でお守りを買いました。
外を眺めると、外からもこちらを眺めている人がたくさんいてちょっと焦ったり(笑)

正面の舞台に出ると、客神社越しに五重塔が見えました。
後であそこにも行ってみよう。

大鳥居の正面で写真が撮れるスポットとして、平舞台の先に行列ができていました。
皆さん、直後に並んだ人に順次自分のカメラを渡して撮ってもらっているようです。
自発的なシステムなのでしょうか。
何だか日本らしくて面白いです。

本殿を離れて西側の回廊の方へ行くと、そちら側にはまだ潮は満ちていません。
そろそろ満潮時刻だったので、この日はここまでということになるようです。
通りかかったガイドさんの説明によると、秋頃が一番潮位が高くなるので、全体が海の上に浮かんだ厳島神社を見るならば秋がおすすめとのことでした。
なお、宮島のWEBサイトに「年間潮汐・潮見表」が掲載されていてわかりやすいです。

格式が感じられる能舞台。

その先には、天皇からの勅使だけが渡れるという反橋がありました。

その反りっぷりがかなりの急角度で、近くにいた学生らしき集団が「こんなの絶対渡れねえよ」「忍者かよ」「絶対コケるよなぁ」と口々に言っていたので、思わず笑ってしまいました。

「海面に浮かぶ厳島神社」は見られませんでしたが、満足して社殿を出ました。
この先に清盛神社があるというので行ってみることに。

海沿いを歩く鹿。
宮島の鹿はどことなくのんびりしています。

厳島神社から西側に少し離れたところにある清盛神社。
清盛没後770年の昭和29年に建立されたそうです。

そこから小さな橋を渡ったところに食事処が。
昼食がまだだったので、あなごめしでも食べようかと入ってみました。

注文したあなごめし。
丼のふたの上に漬物を乗せて登場です。

東京よりも薄味でさっぱりしたタレのあなごめしでした。

五重塔に向かって再び商店街を戻ります。
宮島には厳島神社以外にもたくさんの寺社仏閣があることを、来て初めて知りました。
完全に予習不足ですが(笑)

五重塔の建つ高台への上り口。

下から見上げると、なかなかきれいな塔です。

豊臣秀吉が建立した豊国神社の向かいに建っています。

その豊国神社の千畳閣。
秀吉の死後、未完成のまま現在に至るとのこと。
天井には大型の絵馬や書がたくさん掲げられていて圧巻です。

すぐ千畳とかいうけど絶対そんなにないよね、と夫と話していたら、857畳分はあるそうです。
そんなに大げさな話ではなかったんですね、すみません(笑)
ここは風通しがよく涼しいので、たくさんの人が景色を眺めてのんびり一休みしていました。

清盛や秀吉や、様々な時代の人が造った建築物が年月を経て同じ場所にこうして残っているというのは、何だかすごいことだなあと思いました。

高台を下りて海沿いの通りに出ると、夕方になり宮島から帰る人たちで混雑していました。
鹿も連れ立ってどこかへ帰るのでしょうか。

お土産を買ったり雑貨屋を覗いたりしながら、表参道商店街を散策。

桟橋が近くなる頃には鹿たちもかなりお疲れのようでした(笑)

今年は清盛公生誕900年ということで、紅白の幟があちこちに立っています。
さすが世界遺産の観光地だけあって、見どころ満載の宮島でした。

宮島桟橋から、来た時と同じJR西日本のフェリーで対岸の宮島口まで戻ります。

そしてまた桟橋からJRの宮島口駅へ。

それほど混んでいたわけではなかったのですが、座れなかったので広島まで立ったままで帰りました。
もし今度行く機会があったら、宮島と平和記念公園を結ぶリバークルーズ船にも乗ってみたいです。
- category:2017.05 広島