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汀邸 遠音近音(部屋など)

今更ですが、5月の連休に広島へ行ってきました。
まずは福山で新幹線を下り、鞆の浦へ。
初日の宿泊先は汀邸 遠音近音(みぎわてい をちこち)です。



鞆の浦へは福山駅前からタクシーで30分ほど。
汀邸 遠音近音は渡船場の駐車場奥に建っていますが、表玄関までの路地が狭く車が入れません。
連絡をしておけば、スタッフが県道まで迎えに来てくれます。



県道から徒歩1分で表玄関へ。
江戸時代に開業した「籠藤」の流れをくむ、由緒あるお宿です。



古い建物を再生した、風情ある佇まい。



思わず靴を脱ぎたくなりますが、そのまま土足で入ります。
玄関棟の一角はスロープのついたギャラリーになっていました。



天井を支える梁や柱が年代を感じさせます。



風格のある待合スペース。



壁には、宿の名前「遠音近音」の由来となった書画。
スタッフが「仙酔島に滞在し雨戸も閉めずにいると、小船の行きかう音が遠くから近くから」といったような説明をしてくれました。
違っていたらすみません(笑)



その書画の向かいにあるリラクゼーションルーム「坐忘」。
こじんまりとした空間ですが、くつろげそうです。



玄関棟を出て渡り廊下へ。
つき当たりの黒いドアの先が客室棟です。



渡り廊下の横の中庭には、瀬戸内海の波を模した瓦。
木々の緑が春の日差しを受けて輝いて見えました。
夜はライトアップされてまた違った趣になります。



玄関棟を振り返って。
古い建物と新しい建物をさり気なく繋ぐ空間です。



客室等の1階にあるフロントロビー。



窓際のテーブル席から見える、明るく穏やかな瀬戸内海。
背後の大きな島が仙酔島です。
左向こう側にある渡船場からは、時折小さな観光船「平成いろは丸」が出入りしていました。



チェックインの間、福山のマロンドールというお店のクッキーを出してくれました。
一緒に淹れてくれた薔薇ほうじ茶も上品な味わいでおいしい。



14時前でしたが、部屋の用意ができているとのことで案内してもらいました。
階ごとに色をイメージした名前がついていて、最上階の5階は薄い藍色をさす「浅葱」。



部屋はスタンダードツインです。
広めの部屋に空きがなかったのは残念ですが、少々手狭ながらお籠り感のあるつくりになっています。



間接照明が落ち着きを醸し出すベッドルーム。



クローゼットの横の引き出しには、浴衣が大中小の3サイズ、2着ずつ用意されていました。
さらにパジャマも置いてあるのは嬉しい限り。



一枚板のテーブルの上には、お茶道具や部屋の設備の説明、お知らせなどがずらりと並んでいます。
おもてなしの心は伝わりますが、物がたくさんあると落ち着かないので、一通り目を通した後は片付けてしまいました(笑)



コーヒーは豆から挽いて淹れるタイプ。
お茶派としてはティーバッグのみなのが少々淋しいところですが、どのホテルでもお茶よりコーヒーに力を入れるのは仕方ないですね。
お皿に乗ったキャンディーのようなものは「玉露名人」というチョコレートで、なかなかおいしかったです。



ベランダに向けて置かれた椅子は、1台がロッキングチェア。
左側の板戸を開けるとバスルームです。



全面ガラス張りで明るい洗面台。
洗顔料などは男女別のボトルで用意されていてそれなりに充実しています。



THANNのシャンプーとコンディショナー、シャワージェル。
この辺はお気に入りなので持ち帰り決定です(笑)



歯ブラシやシェーバーなど。



ガラス戸の外にはシャワーブース。
ここにもシャンプー類がボトルで置いてあります。



さらに外へ出ると、ベランダと繋がった源泉かけ流しの露天風呂。



湯船は小さめですが、海を眺めながらの湯あみが楽しめます。



室内から見たベランダ。
気温が上がってくると、室内の椅子に座ってのんびりするのも至福。



でもやっぱり外に出て海を眺めるのが一番です。



瀬戸内海を見るのは今回が初めてですが、波の穏やかさが太平洋や日本海とは全然違いますね。
ひっきりなしに往来する様々な船の音が、なぜかとても心地よく聞こえます。
5階の角部屋で、駐車場から離れているのもよかったかもしれません。



すぐ横の渡船場から「平成いろは丸」が発着する様子を眺めるのも楽しい。
狙っているとなかなか来ないのですが(笑)



ベランダの真下には、ダイニングの外側にあるデッキテラス「海の桟敷」が見えました。



夫が淹れるコーヒーの香りにも癒され、海沿いの部屋でのんびりといい時間を過ごせました。


汀邸 遠音近音
http://www.ochikochi.co.jp/


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