- No
- 310
- Date
- 2017.04.10 Mon
銀座 kappou ukai
週末、前から行ってみたかった銀座kappou ukaiのランチを予約しました。
銀座8丁目、スワロフスキーのビルのエレベーター横から階段を地下に下りていくと、店舗入口があります。
暗めに落とした照明や竹をデザインした壁の輝きが、割烹のイメージよりはモダンな雰囲気です。

フロアはカウンター席がメインになっていて、奥にテーブル席が数卓。
「美味万丈」の額が掛けられた中央ではなく、奥にある方のカウンター席に座りました。
板場にはすらりとした包丁が2本と黒いまな板が置いてあります。
お客さんたちと板前さんとの楽しげな会話に、落ち着きと華やぎが共存する空間です。

テーブルの上には、銀の鶏の箸置きに美しく巻かれた白いナプキン。

ドリンクメニューの中で、柚子蜜という名前がおいしそうだったので頼んでみました。
食前酒代わりにスパークリングで割ってもらおうと思いつつ、ついお湯割りに食指が動くあたりが胃弱の人間の弱み(笑)

夫は迷わず日本酒を。
田酒という青森のお酒を1合。
透明な切子のようなガラスの酒器がとてもきれいです。

頼んだお酒の瓶はカウンターに置いてくれます。

木、金、土、祝日のみのおまかせランチコース。
先付は、うかい豆腐信田巻きでした。
「とうふ屋うかい」の油揚げと豆腐を使った信田巻きの中に、ずわい蟹が入っています。
熱々の出汁が染み込んで、思わず一品目から笑顔。
飯蛸はちょっと苦手ながら食べてみたら弾力のある歯ごたえでした。
出汁もスプーンですくって残さず頂きます。
花びらのようなほくほくの百合根がアクセント。

八寸、早春の彩り前菜。
白い竹筒の形をした陶器にはじゃが芋のスープが入っています。
グラスの中には車海老と山菜を使った香草のゼリー掛け。
シャキッとした山菜は、聞きそびれましたがうるいでしょうか。
それと、太刀魚の唐揚げに玉ねぎのソースをかけたもの。
どれも丁寧に食感や味を重ねて仕上げられています。

じゃが芋のスープはとても熱くて、器を手で持つのが大変でした(笑)

お造り、鰹の藁焼きサラダ仕立て。
2枚の鰹の間に塩酢と大根おろしが挟んであります。
板場で炙った鰹の身を真剣な面持ちで切る板前さんの手元を、思わず二人して凝視していたら「緊張します」と照れ笑い。

夫が次に注文したお酒、飛露喜。
透明の部分が円錐型の徳利になっていて、持ち上げると下の切子の部分に冷水がセットされていました。
なかなか凝ったデザインです。

こちらもカウンターに一升瓶。
最後にお姉さんが「残り1合もないのでよかったらサービスしますよ」と瓶に残ったお酒を追加で注いでくれました。

板前さんが次のすき鍋の具材を見せてくれました。
氷の上に、大きな蛤と筍、蕨、九条葱。
こんなプレゼンテーションがカウンターの醍醐味ですね。
これらの具材を板場の鍋でさっと仕上げて盛り付けてくれます。

蛤と新若筍、春の味覚すき鍋。
見た目も香りも春らしさ満開です。

ちなみに、私は貝類が苦手と事前に伝えておいたら、蛤の代わりに金目鯛を用意してくれました。
代用とはいえ金目鯛もその場で丁寧に炙って絶妙な塩加減に仕立ててあり、ぱりぱりの皮目から何から感動的なおいしさ。
蛤と浅利でとったという出汁も残さず飲み干しました。
頼めば出汁のおかわりもできるようです。

季節の釜炊きご飯。
炊き上がりに蓋を開けて釜の中を見せてくれました。
空豆の青い香りがふわっと広がります。

つやつやのご飯は昆布出汁と塩で炊いたもの。
小さなお椀に入った海苔の赤だしと一緒に頂きます。

付け合わせの焼きたらことお漬物。
たらこも直前に板場で炙ったものです。
お腹いっぱいで全部は無理かもと思いましたが、結局盛ってくれた一膳も付け合わせもきれいに平らげました。
釜に残ったご飯は、おかわりしなければお土産用に包んでくれます。

甘味は2品。
一番茶のロールケーキに自家製小豆を添えたものと、苺のゼリーでした。
とても幸せなコースの締めくくり。

抹茶入りの煎茶を淹れてもらいました。
口の中がさっぱりします。

夫のコーヒーは縦型の蓋つきカップでした。
ここは器も素敵ですね。

最後にアトリエうかいの胡麻のサブレ。
どの料理も出汁の美味しさや仕立ての美しさが際立ち、季節を変えて再訪したいと思わせるランチコースでした。
姉妹店のとうふ屋うかいにも久々に行きたいです。
ところで帰り際、コートと炊き込みご飯の包みを受け取り店員さんに見送られて店を出ましたが、エレベーターの中でふと私も夫も支払いを済ませていないことに気づき、慌てて戻るという珍事件が発生(笑)
店員さんもうっかりしていたようで、逆に恐縮されてしまいました。
危うく食い逃げ事件に発展するところだったと笑いながら、小雨混じりの銀座の街へ。
夫の鞄や靴の買い物に付き合い、のんびりと過ごした土曜日でした。
銀座 kappou ukai
http://www.ukai.co.jp/ginzakappou/
銀座8丁目、スワロフスキーのビルのエレベーター横から階段を地下に下りていくと、店舗入口があります。
暗めに落とした照明や竹をデザインした壁の輝きが、割烹のイメージよりはモダンな雰囲気です。

フロアはカウンター席がメインになっていて、奥にテーブル席が数卓。
「美味万丈」の額が掛けられた中央ではなく、奥にある方のカウンター席に座りました。
板場にはすらりとした包丁が2本と黒いまな板が置いてあります。
お客さんたちと板前さんとの楽しげな会話に、落ち着きと華やぎが共存する空間です。

テーブルの上には、銀の鶏の箸置きに美しく巻かれた白いナプキン。

ドリンクメニューの中で、柚子蜜という名前がおいしそうだったので頼んでみました。
食前酒代わりにスパークリングで割ってもらおうと思いつつ、ついお湯割りに食指が動くあたりが胃弱の人間の弱み(笑)

夫は迷わず日本酒を。
田酒という青森のお酒を1合。
透明な切子のようなガラスの酒器がとてもきれいです。

頼んだお酒の瓶はカウンターに置いてくれます。

木、金、土、祝日のみのおまかせランチコース。
先付は、うかい豆腐信田巻きでした。
「とうふ屋うかい」の油揚げと豆腐を使った信田巻きの中に、ずわい蟹が入っています。
熱々の出汁が染み込んで、思わず一品目から笑顔。
飯蛸はちょっと苦手ながら食べてみたら弾力のある歯ごたえでした。
出汁もスプーンですくって残さず頂きます。
花びらのようなほくほくの百合根がアクセント。

八寸、早春の彩り前菜。
白い竹筒の形をした陶器にはじゃが芋のスープが入っています。
グラスの中には車海老と山菜を使った香草のゼリー掛け。
シャキッとした山菜は、聞きそびれましたがうるいでしょうか。
それと、太刀魚の唐揚げに玉ねぎのソースをかけたもの。
どれも丁寧に食感や味を重ねて仕上げられています。

じゃが芋のスープはとても熱くて、器を手で持つのが大変でした(笑)

お造り、鰹の藁焼きサラダ仕立て。
2枚の鰹の間に塩酢と大根おろしが挟んであります。
板場で炙った鰹の身を真剣な面持ちで切る板前さんの手元を、思わず二人して凝視していたら「緊張します」と照れ笑い。

夫が次に注文したお酒、飛露喜。
透明の部分が円錐型の徳利になっていて、持ち上げると下の切子の部分に冷水がセットされていました。
なかなか凝ったデザインです。

こちらもカウンターに一升瓶。
最後にお姉さんが「残り1合もないのでよかったらサービスしますよ」と瓶に残ったお酒を追加で注いでくれました。

板前さんが次のすき鍋の具材を見せてくれました。
氷の上に、大きな蛤と筍、蕨、九条葱。
こんなプレゼンテーションがカウンターの醍醐味ですね。
これらの具材を板場の鍋でさっと仕上げて盛り付けてくれます。

蛤と新若筍、春の味覚すき鍋。
見た目も香りも春らしさ満開です。

ちなみに、私は貝類が苦手と事前に伝えておいたら、蛤の代わりに金目鯛を用意してくれました。
代用とはいえ金目鯛もその場で丁寧に炙って絶妙な塩加減に仕立ててあり、ぱりぱりの皮目から何から感動的なおいしさ。
蛤と浅利でとったという出汁も残さず飲み干しました。
頼めば出汁のおかわりもできるようです。

季節の釜炊きご飯。
炊き上がりに蓋を開けて釜の中を見せてくれました。
空豆の青い香りがふわっと広がります。

つやつやのご飯は昆布出汁と塩で炊いたもの。
小さなお椀に入った海苔の赤だしと一緒に頂きます。

付け合わせの焼きたらことお漬物。
たらこも直前に板場で炙ったものです。
お腹いっぱいで全部は無理かもと思いましたが、結局盛ってくれた一膳も付け合わせもきれいに平らげました。
釜に残ったご飯は、おかわりしなければお土産用に包んでくれます。

甘味は2品。
一番茶のロールケーキに自家製小豆を添えたものと、苺のゼリーでした。
とても幸せなコースの締めくくり。

抹茶入りの煎茶を淹れてもらいました。
口の中がさっぱりします。

夫のコーヒーは縦型の蓋つきカップでした。
ここは器も素敵ですね。

最後にアトリエうかいの胡麻のサブレ。
どの料理も出汁の美味しさや仕立ての美しさが際立ち、季節を変えて再訪したいと思わせるランチコースでした。
姉妹店のとうふ屋うかいにも久々に行きたいです。
ところで帰り際、コートと炊き込みご飯の包みを受け取り店員さんに見送られて店を出ましたが、エレベーターの中でふと私も夫も支払いを済ませていないことに気づき、慌てて戻るという珍事件が発生(笑)
店員さんもうっかりしていたようで、逆に恐縮されてしまいました。
危うく食い逃げ事件に発展するところだったと笑いながら、小雨混じりの銀座の街へ。
夫の鞄や靴の買い物に付き合い、のんびりと過ごした土曜日でした。
銀座 kappou ukai
http://www.ukai.co.jp/ginzakappou/
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