- No
- 266
- Date
- 2016.04.15 Fri
味坊鉄鍋荘
味坊といえば、神田のガード下にある中国東北地方料理店。
パクチーとクミンと羊肉のおいしさにハマり、同僚と何度か食べに行ったお店です。
その姉妹店が湯島にできたという情報を得て、同僚が早速予約してくれました。
これは期待大です。

住宅街の一角に突如現れるお店の看板。
奥まったところにある緑色のドアから中に入ると、庶民的ながらどこか可愛げな空間が広がっていました。
各テーブルには鉄鍋をセットするために二つの大きな穴が開いています。
予約されていたのは、前菜7品に鉄鍋料理2品というコース。
鉄鍋料理って何だろうと思う間もなく、早速前菜がどさどさと一気にテーブルに並べられました(笑)

まずは豚足の煮こごり。
豚足(実は苦手)の存在感はほとんどありませんが、まわりのしっかりしたゼラチン質は豚足由来のコラーゲンでしょうか。

ラムのアキレス腱。
ラム肉独特のクセがありますが、思ったより柔らかい。

豆腐の和え物。
和食っぽいけれどどこか違う、優しい味わいでした。
こういうの大好きです。

よだれ鶏。
見た目ほど辛くはなく、中にはナスがたっぷり使われていて、それこそよだれモノのおいしさ。
これも気に入りました。

千切りじゃがいものサラダ。
あっさりした味付けで、パクチーがいいアクセントになっています。

きくらげとブロッコリーの炒め物。
中華の定番家庭料理といった感じ。

青森産昆布のシンプルなおひたし(でいいのかな?)。
見た目はこれ以上ないほどの地味っぷり(笑)ですが、コリコリした歯ごたえでじんわりおいしいのです。

そして、味噌で食べる生野菜の盛り合わせ。
ここまでのお皿が一気に並び、もうテーブルはいっぱいです。

前菜が出揃ったと思ったら、鍋の1品目が早くもスタンバイ。
最初に4種類の鍋から2種類を選択するのですが、せっかくなので味坊らしいものをということで、1つ目はラムと大根の鍋です。
今日はおいしいカボチャがあるのでそれも入れましたと、ホール係の若い女性スタッフが少したどたどしい日本語ながらも丁寧に説明してくれました。
こちらは煮上がるのに少し時間がかかるようです。

煮込みの途中でベテランスタッフがやってきて、おもむろに鍋のふたを開けました。
もうもうと湯気の上がる中、とうもろこしの粉を丸めた平たい団子状のものを鍋の内側に貼り付けていきます。
手袋をしているけれど、熱くないのかな。

その後しばらくして、今度は小麦粉らしき生地をねじったものを具の上に並べました。
花巻というものらしいです。
大根にもだいぶ煮汁が染み込んできました。
興味津々の視線の中、またふたをしてしばらく煮込みます。

1つ目の鍋の完成間近にもかかわらず、そして前菜の進捗具合にもお構いなしで、2品めの鍋が運ばれてきました(笑)
こちらは白身魚と醗酵高菜の鍋で、煮汁が沸騰したら煮込まずにすぐ食べられるとのこと。
白身魚はスズキでした。
スープは酸味のある塩味で、時々唐辛子がガツンときます。
パクチーや野菜もたっぷり入っていて、ヘルシーなアジア料理といった雰囲気。
これはうまいねと感嘆しながら食べました。

ほどなくして、ラムと大根の鍋が完成。
ふたを持ち上げると、湯気と一緒にラムの香りが立ちのぼります。
柔らかく煮込まれたラムはもちろん、大根にもラムの出汁が染み込んで、この上ないおいしさ。
ワインが進む同僚たちを横目に、白いご飯が食べたくなりました(笑)
とうもろこしの丸いの(結局名前はわかりませんでした)は、周りが少し固めで香ばしく、中はほくほくした歯ごたえ。
ねじねじの花巻は弾力のある蒸しパンといった感じです。

できれば鍋はひとつずつ出してもらった方が落ち着いて熱々を楽しめたかもね、などと話しているうちに、更に次の1品が投下されました(笑)
青森産ニンニクと黒酢で食べる、醗酵白菜と豚肉の水餃子です。
ラムじゃないんだ、と一瞬思いましたがこれもなかなか。
ここまで来ると、健啖家の同僚たちもさすがにお腹がいっぱいです。
のんびりペースの私たちに対して、すべての料理をサクサクと出し終わった店員さんたちは、やりきった感を漂わせながらくつろぎモードに突入していて、何だか笑ってしまいました。
アジアの食堂のような、こんな雰囲気も悪くないです。
全部は食べ切れそうにないので、ラムと大根の方は持ち帰ることにしました。
なぜか私が代表で(笑)
鍋の中の料理を丁寧にラップに包み、透明なパックに入れてくれます。

最後にほんのり甘い白きくらげのデザートで、ごちそうさまでした。
料理、特に鍋料理は文句なくおいしいお店です。
あんなに一気に料理を並べるのは本場の文化なのかなと笑いつつも、こちらも積もる話で盛り上がり長居させてもらったので、まあいいかという感じでした。
味坊本店とは料理も店の雰囲気も少し違いますが、どちらも好きな人は好きだと思います。
一生懸命料理の説明をしてくれるスラリとした店員さんもとても感じがよく、満場一致の高評価でした。
ちなみに、持ち帰ったラムと大根の煮込みは翌日の食卓に並びましたが、レンジで温めてもとてもおいしかったです。
でも、クミンなど独特のスパイスが少し角が立ったような風味になるので、やっぱり出来たてが一番ですね。
パクチーとクミンと羊肉のおいしさにハマり、同僚と何度か食べに行ったお店です。
その姉妹店が湯島にできたという情報を得て、同僚が早速予約してくれました。
これは期待大です。

住宅街の一角に突如現れるお店の看板。
奥まったところにある緑色のドアから中に入ると、庶民的ながらどこか可愛げな空間が広がっていました。
各テーブルには鉄鍋をセットするために二つの大きな穴が開いています。
予約されていたのは、前菜7品に鉄鍋料理2品というコース。
鉄鍋料理って何だろうと思う間もなく、早速前菜がどさどさと一気にテーブルに並べられました(笑)

まずは豚足の煮こごり。
豚足(実は苦手)の存在感はほとんどありませんが、まわりのしっかりしたゼラチン質は豚足由来のコラーゲンでしょうか。

ラムのアキレス腱。
ラム肉独特のクセがありますが、思ったより柔らかい。

豆腐の和え物。
和食っぽいけれどどこか違う、優しい味わいでした。
こういうの大好きです。

よだれ鶏。
見た目ほど辛くはなく、中にはナスがたっぷり使われていて、それこそよだれモノのおいしさ。
これも気に入りました。

千切りじゃがいものサラダ。
あっさりした味付けで、パクチーがいいアクセントになっています。

きくらげとブロッコリーの炒め物。
中華の定番家庭料理といった感じ。

青森産昆布のシンプルなおひたし(でいいのかな?)。
見た目はこれ以上ないほどの地味っぷり(笑)ですが、コリコリした歯ごたえでじんわりおいしいのです。

そして、味噌で食べる生野菜の盛り合わせ。
ここまでのお皿が一気に並び、もうテーブルはいっぱいです。

前菜が出揃ったと思ったら、鍋の1品目が早くもスタンバイ。
最初に4種類の鍋から2種類を選択するのですが、せっかくなので味坊らしいものをということで、1つ目はラムと大根の鍋です。
今日はおいしいカボチャがあるのでそれも入れましたと、ホール係の若い女性スタッフが少したどたどしい日本語ながらも丁寧に説明してくれました。
こちらは煮上がるのに少し時間がかかるようです。

煮込みの途中でベテランスタッフがやってきて、おもむろに鍋のふたを開けました。
もうもうと湯気の上がる中、とうもろこしの粉を丸めた平たい団子状のものを鍋の内側に貼り付けていきます。
手袋をしているけれど、熱くないのかな。

その後しばらくして、今度は小麦粉らしき生地をねじったものを具の上に並べました。
花巻というものらしいです。
大根にもだいぶ煮汁が染み込んできました。
興味津々の視線の中、またふたをしてしばらく煮込みます。

1つ目の鍋の完成間近にもかかわらず、そして前菜の進捗具合にもお構いなしで、2品めの鍋が運ばれてきました(笑)
こちらは白身魚と醗酵高菜の鍋で、煮汁が沸騰したら煮込まずにすぐ食べられるとのこと。
白身魚はスズキでした。
スープは酸味のある塩味で、時々唐辛子がガツンときます。
パクチーや野菜もたっぷり入っていて、ヘルシーなアジア料理といった雰囲気。
これはうまいねと感嘆しながら食べました。

ほどなくして、ラムと大根の鍋が完成。
ふたを持ち上げると、湯気と一緒にラムの香りが立ちのぼります。
柔らかく煮込まれたラムはもちろん、大根にもラムの出汁が染み込んで、この上ないおいしさ。
ワインが進む同僚たちを横目に、白いご飯が食べたくなりました(笑)
とうもろこしの丸いの(結局名前はわかりませんでした)は、周りが少し固めで香ばしく、中はほくほくした歯ごたえ。
ねじねじの花巻は弾力のある蒸しパンといった感じです。

できれば鍋はひとつずつ出してもらった方が落ち着いて熱々を楽しめたかもね、などと話しているうちに、更に次の1品が投下されました(笑)
青森産ニンニクと黒酢で食べる、醗酵白菜と豚肉の水餃子です。
ラムじゃないんだ、と一瞬思いましたがこれもなかなか。
ここまで来ると、健啖家の同僚たちもさすがにお腹がいっぱいです。
のんびりペースの私たちに対して、すべての料理をサクサクと出し終わった店員さんたちは、やりきった感を漂わせながらくつろぎモードに突入していて、何だか笑ってしまいました。
アジアの食堂のような、こんな雰囲気も悪くないです。
全部は食べ切れそうにないので、ラムと大根の方は持ち帰ることにしました。
なぜか私が代表で(笑)
鍋の中の料理を丁寧にラップに包み、透明なパックに入れてくれます。

最後にほんのり甘い白きくらげのデザートで、ごちそうさまでした。
料理、特に鍋料理は文句なくおいしいお店です。
あんなに一気に料理を並べるのは本場の文化なのかなと笑いつつも、こちらも積もる話で盛り上がり長居させてもらったので、まあいいかという感じでした。
味坊本店とは料理も店の雰囲気も少し違いますが、どちらも好きな人は好きだと思います。
一生懸命料理の説明をしてくれるスラリとした店員さんもとても感じがよく、満場一致の高評価でした。
ちなみに、持ち帰ったラムと大根の煮込みは翌日の食卓に並びましたが、レンジで温めてもとてもおいしかったです。
でも、クミンなど独特のスパイスが少し角が立ったような風味になるので、やっぱり出来たてが一番ですね。
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