- No
- 252
- Date
- 2015.12.29 Tue
赤倉観光ホテル(部屋)
12月の中頃、夫と新潟県の赤倉温泉に行ってきました。
東京から新幹線で長野まで行き、その先はしなの鉄道で妙高高原駅へ。

たまにしか乗る機会のないローカル線ですが、それぞれに地方色があって大好きです。
寒冷地仕様の手動式のドアも懐かしい。
最初の2~3駅は地元の人たちの乗り降りがありましたが、その後はすっかり旅情満喫モードになりました。

長野から1時間程度、どんどん高原地帯へと上っていきます。
雪景色を期待して、車ではなく敢えての列車旅でしたが、記録的な降雪不足がまだ続いているようです。
晴れた冬空も気持ちがいいものですが、直射日光がまぶしすぎて車窓のシェードを少し下ろしたほどでした。

しなの鉄道終点の妙高高原駅。
この先はえちご鉄道になるようです。

駅のホームでかわいい3人がお出迎え。
切符を駅員さんに渡し、すぐ前に来ていた赤倉観光ホテルの送迎バスに乗り込みます。

赤倉観光リゾートスキー場の中腹にあるこのホテルは、大倉財閥が昭和12年に創業した歴史あるリゾートホテルです。
経営者が代わり、新館が増築され、写真集「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 ホテル編」にも掲載されたことで、ホテル好きの間で一躍脚光を浴びました。

クリスマスツリーの飾られたロビーでしばらく待ち、フロントで順番にチェックイン手続き。
その後、部屋へと案内されました。

予約したのは新館の温泉露天風呂つきの部屋。
ロビーから階段を下り、ショップやカフェの前を通り過ぎて、外の連絡通路を渡ると新館です。
傾斜地に建っているため1階から下りても下りても地下にならず、ちょっと混乱します(笑)
部屋はさらに一番奥の角部屋でした。

重厚なドアを開けると、玄関にはスリッパや靴べら、ブーツキーパーなどが用意されていました。

玄関から見た部屋の入口です。

玄関ホール右手のドアを開けると、広めのお手洗い。

居室はベッドルームとリビングに緩く仕切られています。
壁があるわけではないので、ジュニアスイートになるのでしょうか。
開放感があって、個人的にはこの方が好きです。
ヘッドボード側のスクリーンは電動で開閉できますが、開けても駐車場しか見えないのですぐに閉めました(笑)

ベッドの上にはかわいい折鶴とメッセージ。

リビングだけでなく、ベッドルームにもテレビがありました。
こちらは使いませんでしたが、至れり尽くせりですね。

ベッドルームの横のデスク。

電話やメモ帳、バインダーなどと一緒に、件の写真集が置かれていました。
付箋つきのページをめくると、そうそう、このホテルのアクアテラスと雲海の写真。
本当にきれいです。運よく実物が見られたらいいのに。

ルームキーに付いている丸いプレートの絵がレトロかわいい。
裏は赤一色で、部屋番号とホテルの紋章が描かれています。

レターセットの絵葉書。
こんな雪景色の中で雪見風呂の予定だったのですが・・・よもや12月中旬で積雪ゼロとは(笑)
でも実際にこんな眺めだったら、スキーを履いてゲレンデに出たくなりそうですね。

床暖房で、ほのかに足元が暖かいリビング。
テレビの下には暖炉型のガスストーブもありますが、この日は床暖房だけで十分でした。

ハイバックのソファはゆったり座れますが、ヘッドレストが私の首には合いませんでした。
もう少し背の高い人ならいいのかもしれません。

バーコーナーには電気ケトルやエスプレッソマシーンが置いてあります。
コーヒーはillyでした。

リビングの横にある洗面エリア。
ここにも床暖房がついていて、冷え性には嬉しい暖かさです。

洗面台の横にある大きな鏡の引き戸を開けると・・・

大容量のクローゼット(ほぼウォークイン)になっていました。
コートも洋服も掛け放題の広さ。

その横にはセキュリティボックスと、大きめのチェスト。
中には浴衣が入っています。
浴衣に上下セパレート式の簡易着物を重ねれば、館内どこでも行き来OKだそうです。
巻きスカート式の下半分を試しに着てみましたが、紐で腰まわりを2周してもガバガバで歩けず、諦めました(笑)
まぁ、痩せすぎの私がいけないんですけれどね・・・。
元々温泉宿の浴衣があまり好きではないので、結局ずっと洋服を着ていました。
好みの問題ですが、温泉でも寝るときはパジャマがあればいいのにと思います。

こちらは男性用。
夫は浴衣が苦にならないので、お風呂には着て行っていました。
上に重ねるのは丹前ではなく、同じく簡易着物と呼ばれるものです。
女性用のようにセパレートではありませんが、これはこれで浴衣を2枚重ねているような・・・。
男女とも、上着は普通に丹前でよかったような気がします。

洗面台の横の棚には、クラランスのスキンケアラインが置いてありました。
これはちょっと嬉しい。
ここのスパはクラランスと提携しているようです。

その他のアメニティも普通に揃っています。
イオンドライヤーも用意されていましたが、なぜか風量がとても弱くて髪がなかなか乾きませんでした。

ハンドソープと綿棒。
ホテルの水道水は、妙高山の天然水を使っているそうです。

壁にはタオルがたくさん掛けられていました。
もちろん大浴場にも別にタオルが用意してあり、濡れたタオルを持ち歩かなくて済みます。

テラスとの間にあるシャワーブース。
この中も床暖房になっているのがすごい。

シャワーブースからデッキテラスに出ると、掛け流しの露天風呂が。
大きく深い湯船に、湯花の舞うお湯はかなり熱めでした。
そして、予想以上に開放的(笑)
人はほとんどいないものの、目の前のゲレンデから遮るものは何もありません。
ただ、湯船に浸かっていれば外から見えないくらいの高さはあります。

隣の駐車場側の壁もガラス張りです。
とことんオープンですが、裸でうろうろしなければまあ大丈夫でしょう(笑)
でもあまりにも開放的だということで、気になる人には湯浴み着を貸してくれるようです。

雪はないけれど、妙高山の中腹から眺める斑尾山や野尻湖は実にいい眺め。
水盤が内と外を穏やかに区切る境界になっていて、不思議と心が落ち着きます。

ゲレンデに人が大勢いたら困るかもしれませんが、今回はこの部屋でよかったなぁと思いました。
ちなみに、同じカテゴリーで、テラスに開閉式のガラス戸が付いた半露天の部屋もあるとのことです。

日が暮れるとおこもり感が増して、またいい雰囲気に。

デッキテラスから、夕闇に溶けていく山々の影を眺めるのも幸せな気分。
夜半には星もきれいに見えました。
赤倉観光ホテル
http://www.akr-hotel.com/
東京から新幹線で長野まで行き、その先はしなの鉄道で妙高高原駅へ。

たまにしか乗る機会のないローカル線ですが、それぞれに地方色があって大好きです。
寒冷地仕様の手動式のドアも懐かしい。
最初の2~3駅は地元の人たちの乗り降りがありましたが、その後はすっかり旅情満喫モードになりました。

長野から1時間程度、どんどん高原地帯へと上っていきます。
雪景色を期待して、車ではなく敢えての列車旅でしたが、記録的な降雪不足がまだ続いているようです。
晴れた冬空も気持ちがいいものですが、直射日光がまぶしすぎて車窓のシェードを少し下ろしたほどでした。

しなの鉄道終点の妙高高原駅。
この先はえちご鉄道になるようです。

駅のホームでかわいい3人がお出迎え。
切符を駅員さんに渡し、すぐ前に来ていた赤倉観光ホテルの送迎バスに乗り込みます。

赤倉観光リゾートスキー場の中腹にあるこのホテルは、大倉財閥が昭和12年に創業した歴史あるリゾートホテルです。
経営者が代わり、新館が増築され、写真集「死ぬまでに行きたい!世界の絶景 ホテル編」にも掲載されたことで、ホテル好きの間で一躍脚光を浴びました。

クリスマスツリーの飾られたロビーでしばらく待ち、フロントで順番にチェックイン手続き。
その後、部屋へと案内されました。

予約したのは新館の温泉露天風呂つきの部屋。
ロビーから階段を下り、ショップやカフェの前を通り過ぎて、外の連絡通路を渡ると新館です。
傾斜地に建っているため1階から下りても下りても地下にならず、ちょっと混乱します(笑)
部屋はさらに一番奥の角部屋でした。

重厚なドアを開けると、玄関にはスリッパや靴べら、ブーツキーパーなどが用意されていました。

玄関から見た部屋の入口です。

玄関ホール右手のドアを開けると、広めのお手洗い。

居室はベッドルームとリビングに緩く仕切られています。
壁があるわけではないので、ジュニアスイートになるのでしょうか。
開放感があって、個人的にはこの方が好きです。
ヘッドボード側のスクリーンは電動で開閉できますが、開けても駐車場しか見えないのですぐに閉めました(笑)

ベッドの上にはかわいい折鶴とメッセージ。

リビングだけでなく、ベッドルームにもテレビがありました。
こちらは使いませんでしたが、至れり尽くせりですね。

ベッドルームの横のデスク。

電話やメモ帳、バインダーなどと一緒に、件の写真集が置かれていました。
付箋つきのページをめくると、そうそう、このホテルのアクアテラスと雲海の写真。
本当にきれいです。運よく実物が見られたらいいのに。

ルームキーに付いている丸いプレートの絵がレトロかわいい。
裏は赤一色で、部屋番号とホテルの紋章が描かれています。

レターセットの絵葉書。
こんな雪景色の中で雪見風呂の予定だったのですが・・・よもや12月中旬で積雪ゼロとは(笑)
でも実際にこんな眺めだったら、スキーを履いてゲレンデに出たくなりそうですね。

床暖房で、ほのかに足元が暖かいリビング。
テレビの下には暖炉型のガスストーブもありますが、この日は床暖房だけで十分でした。

ハイバックのソファはゆったり座れますが、ヘッドレストが私の首には合いませんでした。
もう少し背の高い人ならいいのかもしれません。

バーコーナーには電気ケトルやエスプレッソマシーンが置いてあります。
コーヒーはillyでした。

リビングの横にある洗面エリア。
ここにも床暖房がついていて、冷え性には嬉しい暖かさです。

洗面台の横にある大きな鏡の引き戸を開けると・・・

大容量のクローゼット(ほぼウォークイン)になっていました。
コートも洋服も掛け放題の広さ。

その横にはセキュリティボックスと、大きめのチェスト。
中には浴衣が入っています。
浴衣に上下セパレート式の簡易着物を重ねれば、館内どこでも行き来OKだそうです。
巻きスカート式の下半分を試しに着てみましたが、紐で腰まわりを2周してもガバガバで歩けず、諦めました(笑)
まぁ、痩せすぎの私がいけないんですけれどね・・・。
元々温泉宿の浴衣があまり好きではないので、結局ずっと洋服を着ていました。
好みの問題ですが、温泉でも寝るときはパジャマがあればいいのにと思います。

こちらは男性用。
夫は浴衣が苦にならないので、お風呂には着て行っていました。
上に重ねるのは丹前ではなく、同じく簡易着物と呼ばれるものです。
女性用のようにセパレートではありませんが、これはこれで浴衣を2枚重ねているような・・・。
男女とも、上着は普通に丹前でよかったような気がします。

洗面台の横の棚には、クラランスのスキンケアラインが置いてありました。
これはちょっと嬉しい。
ここのスパはクラランスと提携しているようです。

その他のアメニティも普通に揃っています。
イオンドライヤーも用意されていましたが、なぜか風量がとても弱くて髪がなかなか乾きませんでした。

ハンドソープと綿棒。
ホテルの水道水は、妙高山の天然水を使っているそうです。

壁にはタオルがたくさん掛けられていました。
もちろん大浴場にも別にタオルが用意してあり、濡れたタオルを持ち歩かなくて済みます。

テラスとの間にあるシャワーブース。
この中も床暖房になっているのがすごい。

シャワーブースからデッキテラスに出ると、掛け流しの露天風呂が。
大きく深い湯船に、湯花の舞うお湯はかなり熱めでした。
そして、予想以上に開放的(笑)
人はほとんどいないものの、目の前のゲレンデから遮るものは何もありません。
ただ、湯船に浸かっていれば外から見えないくらいの高さはあります。

隣の駐車場側の壁もガラス張りです。
とことんオープンですが、裸でうろうろしなければまあ大丈夫でしょう(笑)
でもあまりにも開放的だということで、気になる人には湯浴み着を貸してくれるようです。

雪はないけれど、妙高山の中腹から眺める斑尾山や野尻湖は実にいい眺め。
水盤が内と外を穏やかに区切る境界になっていて、不思議と心が落ち着きます。

ゲレンデに人が大勢いたら困るかもしれませんが、今回はこの部屋でよかったなぁと思いました。
ちなみに、同じカテゴリーで、テラスに開閉式のガラス戸が付いた半露天の部屋もあるとのことです。

日が暮れるとおこもり感が増して、またいい雰囲気に。

デッキテラスから、夕闇に溶けていく山々の影を眺めるのも幸せな気分。
夜半には星もきれいに見えました。
赤倉観光ホテル
http://www.akr-hotel.com/
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