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山形

文化の日の三連休、山形の実家に帰省しました。
夏は観測史上最高気温を長年保持するほど暑く、冬は冷蔵庫がいらないほど寒い山形では、短い春と秋はとても貴重な過ごしやすい季節です。
山形新幹線が走る県境近くの山では、紅葉が見頃を迎えていました。

到着した日、とりあえず近場のお蕎麦屋さんへ。
地元の食堂といった趣の店内でメニューを開くと、「ゲソ天そば」「ゲソラーメン」という見慣れない文字がありました。
ラーメンは山形の蕎麦屋では定番なのでいいとして、イカの産地でもないのになぜゲソがこんなにプッシュされているのか。
そういえば最近この辺ではよく見かけるよと妹。



というわけで、物珍しさもあって夫が頼んだゲソラーメンです。
醤油ラーメンの上に、当たり前のような顔でゲソ天が乗っています。
まぁ想像できないような味でもないし、普通においしかったとのこと。
故郷を離れて長い年月が経つうちに、食文化も変わっていくんですね。



こちらは冬季限定の鍋焼きうどん。具沢山で熱々で体が温まります。
私にはちょっと多いなとつぶやいたら、食べ盛りの姪が待ってましたとばかり「エクスキューズミー?それ食べないの?」とお椀片手ににじり寄ってきて、残さず平らげてくれました。
なぜ英語なのかはよくわかりませんが(笑)



翌日のお昼は、老舗の漬物屋「丸八やたら漬」が経営する食事処、「香味庵まるはち」へ。
やたら漬は昔から知っていますが、食事処へ行くのは初めてです。



漬物が大好きな母は、看板メニューの漬物寿司を注文。
かわいいお寿司の他に、小鉢が3つ付いてきました。
小皿に乗っているのは、青菜を漬け込んだおみ漬と、店名にもなっているやたら漬。
食用菊の酢の物も、山形ではおなじみの副菜です。



メニューには漬物の他にもいろいろな郷土料理が並んでいました。
迷いながらも、芋煮好きの私は結局、芋煮御膳。
牛肉・里芋・こんにゃく・長ネギを醤油味で煮込んだ、この地方の正統派の芋煮鍋です。
見た目より里芋と牛肉がどっさり入っていてボリュームがありましたが、ここでも姪の「エクスキューズミー?」発動により、無事に完食となったのでした(笑)



蔵を利用した食事処と隣接する本店との間の通路には、昔の用具や資料などがいろいろ置いてありました。
写真撮ってもいいですかと聞いたら、構わないけど古いものをただ置いてるだけですよ?と不思議そうに言われました。
いや、それがいいんですよ(笑)
木製のスキー板や皮製のスキー靴。
山形県花である紅花のドライフラワー。
蔵王スキー場の「樹氷原コース」の標識?はちょっと謎ですが(笑)



小さな引き出しに、昔使っていたお品書きでしょうか。
古い写真や広告などもいい味を出しています。



本店の入口近くの壁際は、昔のタバコ屋さんの店先のようになっていました。



本店では、数ある漬物のほとんどを試食することができます。
ずらりと並んだ試食品をあれこれつまみながら、菊好きの夫のリクエストで「もって菊」の漬物を買いました。
「もって菊」とは「もってのほか」という名前で呼ばれる薄紫色の食用菊で、ちょうど今頃が旬。
「もってのほか美味しい」とか「菊の御紋を食べるなんてもってのほか」とか、語源はいろいろあるそうです。



ところが、実家の冷蔵庫に漬物パックを入れておいたら、母が翌朝間違って開封してしまいました。
ごめんねーと言いながら、JAの直売所で買ったという「もってのほか山盛りパック詰め(100円)」をお土産にくれたので、東京に戻ってから花をむしってお浸しにして食べました(笑)



市街地から車で15分くらい、千歳山の麓を少し上ったところに、平清水焼きの窯元が集まる陶芸の里があります。
久々に何か作りに行こうということになり、窯元のひとつである「七右エ門窯」を訪ねました。
特に予約もせず、陶芸体験の受付終了時間15時ぎりぎりの到着でしたが、いいですよと快く迎え入れてくれました。



平清水は、小学校の課外授業やその後家族でも何度か来たことがありますが、ずいぶん久しぶりです。
私たちが到着したときは他に数組がいて、楽しそうに食器などを作っていました。
グループにひとりずつ係の人が付き、粘土の扱い方や基本の食器の作り方を手際よくレクチャーしてくれます。



姪が作った皿。
顔が左に寄っちゃったーと言っていましたが(笑)、なかなかかわいいです。



夫の作ったコーヒーカップ。
焼くと15%ほど縮むということで、かなり大きめサイズです。
色見本から色を指定して、できあがりまでは1ヶ月ほど。



母は棚に飾ってあったランプシェードが気に入り、似たような形に挑戦していました。
あれは少し難しいですよと言われながらも、かつて粘土細工を趣味にしていただけあり、手馴れた様子で形を作り鼻歌まじりに猫ちゃんを飾って完成です。
それはいいけれど、使った道具を無造作に床に置き、私の作った皿に穴を開けるのはやめて(笑)
(わー!ごめん!と慌てて塞いでいましたが。)
とりあえず、みんなの作品がどんな風に焼きあがるか、完成が楽しみです。

ちなみに、平清水焼きとは関係ありませんが、母が昔作った粘土細工は、実家のあちこちに飾られています。



クマさんが住む二階建ての家。



おじいさんとおばあさんのいる部屋。



庭のあるウサギちゃんの家。
その他にも、姪をモデルにしたと思われる女の子や野の草花、子供たちの人形など、たくさん作っていました。
微妙に雑なところがある割には器用な母ですが、手先の器用さと美術的センスはほぼ妹の方に受け継がれたようです。
(あ、雑なところも?(笑))



平清水を後にして、すぐ近くの「千歳山こんにゃく」に寄りました。
古民家の雰囲気を活かした趣のある建物。
ここも久しぶりです。



母のお気に入りの味噌田楽。
いつの間にか注文されていて、ひとり1本ずつ配給(笑)



そして定番の玉こんにゃく。
大ぶりの丸いこんにゃくの表面はだし醤油が香ばしく、中は真っ白でプリプリの弾力とシャキシャキの歯ごたえ。
地元民にとってのお手本のような玉こんです。
熱々でおいしかったけれど、お腹がいっぱいでこの後の夕食が入りませんでした(笑)



店内で懐かしの「おしどりミルクケーキ」を発見。
板状になっているミルク味の飴のような、昔からあるお菓子です。
ものすごく種類が増えていて、なんだかいろいろ試したくなり、何種類か買ってみました。
私の好みでは、コーヒー味が一番おいしかったです。



翌日は、東根市の「文四郎麩」へ。
最近やけに麩が好きなのです(笑)
道路の向かい側にも麩のお店があり、六田というこの地区一帯が麩の生産地になっているようでした。
敷地の奥には麩料理が食べられる食事処「清居」がありますが、料理は会席のみで要予約。
おいしそうですが、今回は買い物だけです。



店舗に入ると、窓際に囲炉裏端のような試食コーナーがありました。
その席に案内されて座ると、お店の人が麩料理を取り分けながらお茶をいれてくれます。



試食品は、麩入りの煮物、麩のからあげ、それに麩のごぼう巻きの端を切り落としたものでした。
どれもとってもおいしい。
小食な私には、これだけでちょっとしたお昼ご飯になりそうです(笑)



麩のかりんとうとドーナツも売り場に試食があり、おいしかったのでお土産がてら購入。
素材としての麩はもちろんのこと、ここではお惣菜もいろいろ売られていて、あれこれ欲しくなりました。



東京への帰り際、既に今回もお酒やら何やら手土産をもらっているのですが、駅で母に「ほらこれお土産、ほらほら」とさらに追加されました(笑)
牛タンと言えば仙台が有名ですが、山形にも米沢牛というおいしい牛があるのです。
ただ、私は牛タンが苦手なので、これは夫のお酒のつまみ一直線。



でも私向けには妹が、おいしいので最近よく買いに行くというパン屋さん「ラ・プロヴァンス」のラスクをくれました。
ラスクと言えばシベールが日本一だと思っている私ですが、ここのもすごくおいしかった。
特にくるみパンのラスクはとっても好みです。
今度はこのお店にも連れていってもらおうかな。

最初から最後まで、ちょいちょい食べてばかりの山形旅でした。


丸八やたら漬
http://www.yatarazuke.com/

七右エ門窯
http://www4.ocn.ne.jp/~sitiemon/

文四郎麩
http://bunshiro-fu.com/

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