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中正紀念堂

龍山寺から、総統府を通って中正紀念堂へ行くことにしました。
タクシーに乗るか歩くか迷う微妙な距離ですが、基本的に私たちは外国の街を歩き回るのが大好きです。



台北西部を南北に走る中華路の歩道の幅は、なんだか車道よりも広そうです。
陽射しは強いけれど、歩いていると開放感が味わえます。



中華路から国軍歴史文物館のある横道に入り、総統府の横に出ると、敷地は鉄条網でぐるぐると囲われていました。
複数の警備の人が敷地内から目を光らせています。
建物は間近からの写真撮影も禁止だそうで、物々しい雰囲気に何となく腰が引けてしまう私たちでした。



少し離れた場時から撮った、総統府の全景。
正面の道路端には何台もの警察車両が横付けされていました。



総統府前の大通りは、東門のあるロータリーの手前で封鎖されていました。
その裏側ではデモが行われており、主義主張はわかりませんが皆さん口々に「加油(がんばれ)台湾!」と叫んでいました。
邪魔をしないように、足早に通過。



東門は、清の時代に存在していた台北城の各方位に設けられた城門のひとつだそうです。
レゴブロックで作れそうなデザインでちょっとかわいい(笑)



東門のロータリーを右に抜けると、中正紀念堂の正面にあるアーチが見えてきました。



自由広場と書かれた大きなアーチ。
想像以上のスケールです。



アーチは老朽化が進み修理中なので、下を通らないようにとの注意書きがありました。
が、ひとりのおばあちゃんが黄色いテープをよいしょとくぐって、普通に歩いていくのを目撃(笑)



自由広場の右側は国立劇場。



左側は国立音楽堂。
どちらもかなり大きな建物です。
音楽堂の階段下の入口から中に入ると春水堂があり、タピオカミルクティーを買い求める人たちの行列ができていました。
奥にはミュージアムショップもあります。



近づくにつれ、圧倒的な存在感を放つ中正紀念堂。
中正とは蒋介石の別称で、ここはその逝去後に初代総統の業績を讃え追悼の意を表するために建造された施設です。
2007年、民進党政権のときに台湾正名運動の一環として「台湾民主紀念館」と改名されましたが、翌2008年に再び国民党政権となった際、元の「中正紀念堂」に戻ったそうです。
台湾で最も有名な観光地のひとつですが、波乱に満ちた台湾の歴史を思うと、何だか複雑な感じもするのでした。



紀念堂の前の広場では、何か大掛かりなイベント(リハーサルかも?)の真っ最中でした。



中国語がわからないので内容は不明ですが、音楽や言葉のトーンから追悼行事のような雰囲気も。
でも紀念堂には普通に上ることができました。
上から見るとイベントの大規模なことがわかります。



祈念堂の建物の中には、蒋介石の大きな像が鎮座しています。



天井には、台湾(中華民国)の国旗にも入っている太陽のマークが。



直立不動で微動だにしない儀仗隊。
台湾人のおじさんがまじまじとその顔を覗き込んで、奥さんにたしなめられていました(笑)
一日8回の儀仗隊交代の儀式も名物となっています。



北側の門に向かって、階段を下ります。
日本人ツアーを率いるガイドさんが「外は大理石、中は蒋介石」と言っていましたが、ツアー客は完全スルー(笑)
思わず夫と顔を見合わせて笑ってしまいました。
がんばれガイドさん。

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No title

この店は2016年5月末で閉店しました!
http://www.aoba.com.tw/shinleyuan/

Re: No title

そうだったんですね。
情報ありがとうございます。

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