- No
- 171
- Date
- 2014.05.25 Sun
台北101と四四南村
台北101は信義区にある超高層ビルで、2004年に世界一高いビルとして竣工しました。
その後、UAEのブルジュ・ハリファやサウジアラビアのマッカロイヤルクロックタワーに順位を譲り、現在は世界第3位となっています。

2013年に新たにMRT信義線が開通し、ビルの地下まで直通で行けるようになりました。
できてまだ半年の、真新しい駅。
信義線は淡水線と直通運転しているので、中山を拠点とする私たちには便利な路線でした。

駅を出ると、台北101の地下広場につながっていました。
見上げると、思わずおおーと感嘆の声。
近すぎててっぺんが見えません。
高さは508メートルだそうです。
ビルの地下にある、団体客用の展望台行きエレベーターの様子を見に行ったら、全長がわからないくらい並んでいました。
この調子だとしばらくは混雑が続くんだろうなと判断し、先に近くにある四四南村に行ってみることにしました。

四四南村は、かつて武器工場で働く軍人とその家族が暮らしたコミュニティです。
1948年に建設された台北初の軍人村は、1999年に信義区の都市開発のため解村となり、現在は台北信義公民会館という名で、その歴史的な建物の一部が保存されています。

敷地内には、コンクリート造りの建物が同じ向きに何棟も並んでいます。
その中にある「眷村文物館」には当時の家具や道具などが置いてあり、台湾の人々の暮らしの様子が再現されていました。
館内の説明はすべて中国語だったので、詳しいことはわかりませんでしたが、日本人の私たちが見ても懐かしく感じるような昔の電化製品などもあり、興味深いものでした。
撮影禁止だったのが残念。

敷地内の広場からは、レトロな建物と台北101とのコラボレーションが楽しめます。

「好,丘」というお店がありました。
台湾発の雑貨や食材などを扱うセレクトショップに、カフェが併設されています。

ドア横のガラスに何か書いてあります。
湯沸かし器がないので何とか・・・と言ってるのかな?意味はほとんどわかりませんが(笑)

ショップの窓には、四四南村の歴史についての説明が書いてありました。
日本語もあったので、ここはじっくり。ふむふむ。

ショップの向こうには厨房があるようです。
お隣のカフェはほとんど満席で賑わっていました。
ここはもちもちのベーグルが看板メニューとのこと。

台湾デザイナーの作品を扱うコーナーから、外の広場がよく見えました。
この広場では、毎週日曜日にSimple Marketというフリーマーケットが開催されるそうです。

お店を出た通路に、レトロ家具コーナーを発見。
昔の電気釜ってかわいいなぁ。

歴史や古い文化を伝えるとともに、現在の台湾の創造力を発信する場としてのコンセプトをもつ、活気に溢れた場所でした。
台湾の若者にも人気のスポットのようです。

四四南村を出て、再び台北101に戻ってきました。
このビル、何となく竹っぽいなぁと思っていましたが、実際に縁起物である竹をモチーフにデザインされているとのこと。
また、8層ごとに8つの節を設けたのも、「發財(お金がどんどん入ってくる)」という意味を持つ八という数字にこだわったためだそうです。
展望台に上るには、ビルの5階でチケットを買い、エレベーターに乗ります。
チケットカウンターで待ち時間を聞いたら、多分1時間ぐらいと言われました。
行列が苦手な私たちはちょっと迷いましたが、せっかく来たんだし上ってみるかとチケットを買って待機。
チケットの番号が電光掲示板に表示されたら、エレベーター前に並びます。
団体さんが一気に帰ったのか、途中から番号の進みが速くなり、結局40分ほどの待ち時間でした。

ビルは名前の通り101階まであり、展望台は89階。
91階には屋外展望台もあるそうですが、この日は強風のため閉鎖されていました。
エレベーターで89階まで一気に上ると、広いフロアに大きな窓があり、とても開放的です。
曇りではあるものの、眺めは上々。
台北は本当に都会ですね。
展望台では、たくさんの人が大きめの電話のようなものを耳に当てています。
どうしてみんな電話してるんだろうと思いましたが、そんなわけはなく(笑)、無料で貸し出している音声ガイドでした。
せっかくなので、チケットの半券を渡し、日本語ガイドを借りてみました。
方面ごとに、建物や地理的な特徴、歴史など細かく説明されていて、単に見て回るより印象に残ります。
ただ、説明がとても丁寧なので、全部聞くとかなり時間がかかります。

黄色いタクシーは、上から見ても目立ちます。

ビルの角に付いている、くるんとした飾り模様。
間近で見るとこんな感じです。

MRT市政府駅方面。
副都心と呼ばれる信義区のビル郡です。

だんだん日が暮れてきました。

このビルのキャラクターになっている、Damper Baby。
ビル内のあちこちに絵が書いてあったり、キャラクターグッズなども売られています。

展望フロアでは、珊瑚で作られた美術品がたくさん展示されていました。
この人、なんだか最高にいい笑顔で気になる(笑)
珊瑚は台湾の特産品だそうです。

展望台を一周し、そろそろ下りようかと。

下りのエレベーターは、1階下の88階が乗り場です。
階段を下りると、このビルの制震を司る巨大なダンパーがありました。
Damper Babyは、ここから来ていたんですね。
ここから下りエレベーターまでの道のりは、ものすごく広い珊瑚製品売り場になっていました。
歩いても歩いても珊瑚(笑)
ようやく珊瑚売り場が終わると、今度はまたエレベータ待ちの行列です。
台北101、上って下りるだけで予想外に体力を使いました。
ビルの地下は、広大なフードコートになっています。
エレベーターで一気に地下まで下り、夕飯を食べていくことにしました。

香港料理っぽいカウンターから、豚肉と目玉焼きの乗ったどんぶり。
注文すると、円盤型のリモコンのようなものを渡され、それが光りながらブルブル振動したら取りに行くスタイルです。

そして、牛肉を乗せた汁なし麺。
インスタント麺なのですが、メニューには日本語で「出前一丁」と書いてあったのがちょっと笑えました。
お手軽ご飯ながら、牛肉がとても柔らかく美味でした。

MRTに乗る前に外に出てみたら、ビル周辺ではライトアップを撮ろうと海老反りになっている観光客が多数(笑)
東京スカイツリーの近くでよく見られるのと同じ光景でした。
台北101
http://www.taipei-101.com.tw/index_jp.htm
その後、UAEのブルジュ・ハリファやサウジアラビアのマッカロイヤルクロックタワーに順位を譲り、現在は世界第3位となっています。

2013年に新たにMRT信義線が開通し、ビルの地下まで直通で行けるようになりました。
できてまだ半年の、真新しい駅。
信義線は淡水線と直通運転しているので、中山を拠点とする私たちには便利な路線でした。

駅を出ると、台北101の地下広場につながっていました。
見上げると、思わずおおーと感嘆の声。
近すぎててっぺんが見えません。
高さは508メートルだそうです。
ビルの地下にある、団体客用の展望台行きエレベーターの様子を見に行ったら、全長がわからないくらい並んでいました。
この調子だとしばらくは混雑が続くんだろうなと判断し、先に近くにある四四南村に行ってみることにしました。

四四南村は、かつて武器工場で働く軍人とその家族が暮らしたコミュニティです。
1948年に建設された台北初の軍人村は、1999年に信義区の都市開発のため解村となり、現在は台北信義公民会館という名で、その歴史的な建物の一部が保存されています。

敷地内には、コンクリート造りの建物が同じ向きに何棟も並んでいます。
その中にある「眷村文物館」には当時の家具や道具などが置いてあり、台湾の人々の暮らしの様子が再現されていました。
館内の説明はすべて中国語だったので、詳しいことはわかりませんでしたが、日本人の私たちが見ても懐かしく感じるような昔の電化製品などもあり、興味深いものでした。
撮影禁止だったのが残念。

敷地内の広場からは、レトロな建物と台北101とのコラボレーションが楽しめます。

「好,丘」というお店がありました。
台湾発の雑貨や食材などを扱うセレクトショップに、カフェが併設されています。

ドア横のガラスに何か書いてあります。
湯沸かし器がないので何とか・・・と言ってるのかな?意味はほとんどわかりませんが(笑)

ショップの窓には、四四南村の歴史についての説明が書いてありました。
日本語もあったので、ここはじっくり。ふむふむ。

ショップの向こうには厨房があるようです。
お隣のカフェはほとんど満席で賑わっていました。
ここはもちもちのベーグルが看板メニューとのこと。

台湾デザイナーの作品を扱うコーナーから、外の広場がよく見えました。
この広場では、毎週日曜日にSimple Marketというフリーマーケットが開催されるそうです。

お店を出た通路に、レトロ家具コーナーを発見。
昔の電気釜ってかわいいなぁ。

歴史や古い文化を伝えるとともに、現在の台湾の創造力を発信する場としてのコンセプトをもつ、活気に溢れた場所でした。
台湾の若者にも人気のスポットのようです。

四四南村を出て、再び台北101に戻ってきました。
このビル、何となく竹っぽいなぁと思っていましたが、実際に縁起物である竹をモチーフにデザインされているとのこと。
また、8層ごとに8つの節を設けたのも、「發財(お金がどんどん入ってくる)」という意味を持つ八という数字にこだわったためだそうです。
展望台に上るには、ビルの5階でチケットを買い、エレベーターに乗ります。
チケットカウンターで待ち時間を聞いたら、多分1時間ぐらいと言われました。
行列が苦手な私たちはちょっと迷いましたが、せっかく来たんだし上ってみるかとチケットを買って待機。
チケットの番号が電光掲示板に表示されたら、エレベーター前に並びます。
団体さんが一気に帰ったのか、途中から番号の進みが速くなり、結局40分ほどの待ち時間でした。

ビルは名前の通り101階まであり、展望台は89階。
91階には屋外展望台もあるそうですが、この日は強風のため閉鎖されていました。
エレベーターで89階まで一気に上ると、広いフロアに大きな窓があり、とても開放的です。
曇りではあるものの、眺めは上々。
台北は本当に都会ですね。
展望台では、たくさんの人が大きめの電話のようなものを耳に当てています。
どうしてみんな電話してるんだろうと思いましたが、そんなわけはなく(笑)、無料で貸し出している音声ガイドでした。
せっかくなので、チケットの半券を渡し、日本語ガイドを借りてみました。
方面ごとに、建物や地理的な特徴、歴史など細かく説明されていて、単に見て回るより印象に残ります。
ただ、説明がとても丁寧なので、全部聞くとかなり時間がかかります。

黄色いタクシーは、上から見ても目立ちます。

ビルの角に付いている、くるんとした飾り模様。
間近で見るとこんな感じです。

MRT市政府駅方面。
副都心と呼ばれる信義区のビル郡です。

だんだん日が暮れてきました。

このビルのキャラクターになっている、Damper Baby。
ビル内のあちこちに絵が書いてあったり、キャラクターグッズなども売られています。

展望フロアでは、珊瑚で作られた美術品がたくさん展示されていました。
この人、なんだか最高にいい笑顔で気になる(笑)
珊瑚は台湾の特産品だそうです。

展望台を一周し、そろそろ下りようかと。

下りのエレベーターは、1階下の88階が乗り場です。
階段を下りると、このビルの制震を司る巨大なダンパーがありました。
Damper Babyは、ここから来ていたんですね。
ここから下りエレベーターまでの道のりは、ものすごく広い珊瑚製品売り場になっていました。
歩いても歩いても珊瑚(笑)
ようやく珊瑚売り場が終わると、今度はまたエレベータ待ちの行列です。
台北101、上って下りるだけで予想外に体力を使いました。
ビルの地下は、広大なフードコートになっています。
エレベーターで一気に地下まで下り、夕飯を食べていくことにしました。

香港料理っぽいカウンターから、豚肉と目玉焼きの乗ったどんぶり。
注文すると、円盤型のリモコンのようなものを渡され、それが光りながらブルブル振動したら取りに行くスタイルです。

そして、牛肉を乗せた汁なし麺。
インスタント麺なのですが、メニューには日本語で「出前一丁」と書いてあったのがちょっと笑えました。
お手軽ご飯ながら、牛肉がとても柔らかく美味でした。

MRTに乗る前に外に出てみたら、ビル周辺ではライトアップを撮ろうと海老反りになっている観光客が多数(笑)
東京スカイツリーの近くでよく見られるのと同じ光景でした。
台北101
http://www.taipei-101.com.tw/index_jp.htm