- No
- 170
- Date
- 2014.05.23 Fri
故宮博物院
故宮博物院は、台北の中心部からMRTと路線バスを乗り継ぐか、タクシーでも200元程度で行くことができます。
私たちはホテルからタクシーに乗りました。
台北の黄色いタクシーは初乗り70元ととても安く、もちろん例外もあるようですが基本的には安全で便利です。
自動ドアでないことを除けば、乗り方も日本と同じ。
但し日本語も英語もほとんど通じないので、行き先などは筆談が確実です。

故宮博物院の大きなアーチ。
その手前はツアーバスの駐車場になっていて、タクシーはそこで降ります。
本来ならば敷地内にバスとタクシーが乗り入れるための道があり、本館の入口まで行けるはずなのですが、5月中はその道路が工事中で車両は中に入れないとのこと。
本館までの長いアプローチをてくてく歩いていきます。
その間にも、大型ツアーバスが続々と到着。

狛犬みたいですが、阿(あ)・吽(うん)ではなく左右とも口を開いているところが日本とは違います。

山の斜面に沿う形で建てられた本館の建物。
のんきに写真を撮りながら歩く私たちは、大勢のツアー客に追い抜かれまくり。

常設展の他に、明代の書画の大家である文徴明の特別展が開催されていました。

階段を上って建物の中に入ると、そこは1階と思いきや地下1階でした。
傾斜地ならではの不思議な構造です。
正面には孫文の像があり、記念撮影をしたい人が列をなしています。
エスカレーターで1階に上り、右手のチケットカウンターでチケットを購入。
大きな荷物は預けるようにとのサインに従い、手荷物預かり所に行くと、「それは預けなくていい」と言われました。
見ていると、バッグはOKでもリュックはNGのようです。
何が違うのかな。
ホールの左手では、オーディオガイダンスの貸し出しをしていました。
せっかくなので日本語ガイダンスを2台借りようとしたら、パスポートを預かりますとのこと。
それはちょっと抵抗があったので、デポジット(1台につき1000元)を預けました。
(免許証かパスポートかデポジットが必要、と壁に書いてあったので)
館内は撮影禁止。
まず3階に上り、有名な「翠玉白菜」などを見てから2階、1階へと下りてくるのがスタンダードです。
が、その白菜が既に某国の団体ツアー客にブロックされ、なかなか近づけない状態でした。
故宮はいつ行っても大混雑だと聞いていましたが、開館後まもないのにここまでとは。
しかも、ガイドさんが説明しているのにろくに聞かず大声でおしゃべりしているし(笑)
仕方なく、彼らとなるべくかち合わないようなルートで展示室を回りました。
がやがやとした集団が近づいてくると逃げ、ちょっとした鬼ごっこ状態です(笑)
文徴明の特別展は比較的ゆっくり見ることができました。
詩書画の良し悪しはまったくわかりませんが、美しく書き流された文字や、様々な構図の水墨画や彩色画、その中に描かれた人物像などとても興味深く、オーディオガイダンスも活用しながらじっくり鑑賞しました。
ちなみに、日本人のガイド付きツアーも時々見かけましたが、皆さん静かに説明を聞いて品位ある態度でした。
博物館や美術館では、そうあるべきですよね。

ちょっと疲れたので、4階にあるティールーム、三希堂へ行ってみました。
近年改装されたとのことで、シックで落ち着ける空間です。

食事メニューもあったので、お昼ご飯を食べることに。

鉄観音茶は、ほっとする味わい。
ポットにお湯が入っていて、何杯も注ぎ足せます。

夫の頼んだ牛肉麺(だったはず)。

麺には付け合わせの小皿が付いてきました。
大好きなゆで落花生を少し横取り。

私のオーダーは、台湾茶を味わう3品セットにしました。
台湾風ちまきと豚肉団子のスープ、台湾茶ゼリー。
ちまきは水分が多かったけれど、お茶の風味が感じられ真ん中にお肉も入っていておいしかったです。

件の団体ツアーはここにはやって来ないようで、それほど混雑もしていません。
しばらくのんびりした後、地下1階のギフトショップに行ってみました。
2階にもミニショップがありましたが、地下1階はとても広いです。
なぜか夫とふたりテンションが上がり、白菜のストラップ、展示品をデフォルメした小さなレプリカ、お洒落デザインのカードや中華なマスキングテープなど、やたらとたくさん買い込んでしまいました(笑)
台湾モノのグッズが充実しているため、博物院は見なくてもこのショップにだけお土産を買いに来る人も多いそうです。

本館を出て、敷地内にある中国庭園、至善園にも行ってみました。
宋の時代の庭の様子を再現したものだそうです。
入場料は20元、もしくは博物院のチケットの半券を見せると無料で中に入れます。

小川を囲む回廊をぐるりと回って中に入ると、池があります。
大きな鯉がたくさん泳いでおり、魚の餌の自動販売機も置いてありました。
橋の向こうに見えるのは、2階建ての松風閣。

碧橋渓の園亭。
中ではたくさんの人が景色を眺めたりくつろいだりしています。
鯉だけでなくアヒルや黒鳥もいて、スイスイと池を泳いでいました。

松風閣に上ってみました。

2階はこんな風になっています。
衝立の陰から突如、水墨画に描かれた人物画のような、袖と裾の長い衣装に大きな剣を持った女の子が現れて、びっくりしました。
レフ版を使って撮影をしていたので、何かのロケかもしれません。

テラスを通り抜ける風は気持ちがいいです。

小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、本格的には降られずにすみました。
帰りは、最寄りのMRT士林駅までタクシーで移動。
ところで、故宮博物院前で客待ちをしている観光客狙いのタクシーには要注意(お茶屋さんに連れて行き高額なお茶を買わせる事案あり)らしいです。
私たちは念のため、ここまでお客さんを乗せてきたタクシーをつかまえました。
敷地内の道路工事が終わったら、本館地下1階のインフォメーションでタクシーを呼んでもらうのが確実なようです。
国立故宮博物院
http://www.npm.gov.tw/ja/
私たちはホテルからタクシーに乗りました。
台北の黄色いタクシーは初乗り70元ととても安く、もちろん例外もあるようですが基本的には安全で便利です。
自動ドアでないことを除けば、乗り方も日本と同じ。
但し日本語も英語もほとんど通じないので、行き先などは筆談が確実です。

故宮博物院の大きなアーチ。
その手前はツアーバスの駐車場になっていて、タクシーはそこで降ります。
本来ならば敷地内にバスとタクシーが乗り入れるための道があり、本館の入口まで行けるはずなのですが、5月中はその道路が工事中で車両は中に入れないとのこと。
本館までの長いアプローチをてくてく歩いていきます。
その間にも、大型ツアーバスが続々と到着。

狛犬みたいですが、阿(あ)・吽(うん)ではなく左右とも口を開いているところが日本とは違います。

山の斜面に沿う形で建てられた本館の建物。
のんきに写真を撮りながら歩く私たちは、大勢のツアー客に追い抜かれまくり。

常設展の他に、明代の書画の大家である文徴明の特別展が開催されていました。

階段を上って建物の中に入ると、そこは1階と思いきや地下1階でした。
傾斜地ならではの不思議な構造です。
正面には孫文の像があり、記念撮影をしたい人が列をなしています。
エスカレーターで1階に上り、右手のチケットカウンターでチケットを購入。
大きな荷物は預けるようにとのサインに従い、手荷物預かり所に行くと、「それは預けなくていい」と言われました。
見ていると、バッグはOKでもリュックはNGのようです。
何が違うのかな。
ホールの左手では、オーディオガイダンスの貸し出しをしていました。
せっかくなので日本語ガイダンスを2台借りようとしたら、パスポートを預かりますとのこと。
それはちょっと抵抗があったので、デポジット(1台につき1000元)を預けました。
(免許証かパスポートかデポジットが必要、と壁に書いてあったので)
館内は撮影禁止。
まず3階に上り、有名な「翠玉白菜」などを見てから2階、1階へと下りてくるのがスタンダードです。
が、その白菜が既に某国の団体ツアー客にブロックされ、なかなか近づけない状態でした。
故宮はいつ行っても大混雑だと聞いていましたが、開館後まもないのにここまでとは。
しかも、ガイドさんが説明しているのにろくに聞かず大声でおしゃべりしているし(笑)
仕方なく、彼らとなるべくかち合わないようなルートで展示室を回りました。
がやがやとした集団が近づいてくると逃げ、ちょっとした鬼ごっこ状態です(笑)
文徴明の特別展は比較的ゆっくり見ることができました。
詩書画の良し悪しはまったくわかりませんが、美しく書き流された文字や、様々な構図の水墨画や彩色画、その中に描かれた人物像などとても興味深く、オーディオガイダンスも活用しながらじっくり鑑賞しました。
ちなみに、日本人のガイド付きツアーも時々見かけましたが、皆さん静かに説明を聞いて品位ある態度でした。
博物館や美術館では、そうあるべきですよね。

ちょっと疲れたので、4階にあるティールーム、三希堂へ行ってみました。
近年改装されたとのことで、シックで落ち着ける空間です。

食事メニューもあったので、お昼ご飯を食べることに。

鉄観音茶は、ほっとする味わい。
ポットにお湯が入っていて、何杯も注ぎ足せます。

夫の頼んだ牛肉麺(だったはず)。

麺には付け合わせの小皿が付いてきました。
大好きなゆで落花生を少し横取り。

私のオーダーは、台湾茶を味わう3品セットにしました。
台湾風ちまきと豚肉団子のスープ、台湾茶ゼリー。
ちまきは水分が多かったけれど、お茶の風味が感じられ真ん中にお肉も入っていておいしかったです。

件の団体ツアーはここにはやって来ないようで、それほど混雑もしていません。
しばらくのんびりした後、地下1階のギフトショップに行ってみました。
2階にもミニショップがありましたが、地下1階はとても広いです。
なぜか夫とふたりテンションが上がり、白菜のストラップ、展示品をデフォルメした小さなレプリカ、お洒落デザインのカードや中華なマスキングテープなど、やたらとたくさん買い込んでしまいました(笑)
台湾モノのグッズが充実しているため、博物院は見なくてもこのショップにだけお土産を買いに来る人も多いそうです。

本館を出て、敷地内にある中国庭園、至善園にも行ってみました。
宋の時代の庭の様子を再現したものだそうです。
入場料は20元、もしくは博物院のチケットの半券を見せると無料で中に入れます。

小川を囲む回廊をぐるりと回って中に入ると、池があります。
大きな鯉がたくさん泳いでおり、魚の餌の自動販売機も置いてありました。
橋の向こうに見えるのは、2階建ての松風閣。

碧橋渓の園亭。
中ではたくさんの人が景色を眺めたりくつろいだりしています。
鯉だけでなくアヒルや黒鳥もいて、スイスイと池を泳いでいました。

松風閣に上ってみました。

2階はこんな風になっています。
衝立の陰から突如、水墨画に描かれた人物画のような、袖と裾の長い衣装に大きな剣を持った女の子が現れて、びっくりしました。
レフ版を使って撮影をしていたので、何かのロケかもしれません。

テラスを通り抜ける風は気持ちがいいです。

小雨が降ったり止んだりの天気でしたが、本格的には降られずにすみました。
帰りは、最寄りのMRT士林駅までタクシーで移動。
ところで、故宮博物院前で客待ちをしている観光客狙いのタクシーには要注意(お茶屋さんに連れて行き高額なお茶を買わせる事案あり)らしいです。
私たちは念のため、ここまでお客さんを乗せてきたタクシーをつかまえました。
敷地内の道路工事が終わったら、本館地下1階のインフォメーションでタクシーを呼んでもらうのが確実なようです。
国立故宮博物院
http://www.npm.gov.tw/ja/