- No
- 169
- Date
- 2014.05.22 Thu
九份
九份は台北北部の新北市にある山間の街。
19世紀末に金鉱が発見され、日本統治時代に最盛期を迎えたものの、その後閉山とともに衰退した古い街です。
当時の雰囲気が手付かずのまま残り、台湾映画「悲情城市」のロケ地となったことで再び脚光を浴び、近年はノスタルジックな観光地として人気を博しています。

台北からは、電車やバスで行くことができます。
個人行動派の私たち夫婦ですが、路線バスが混んでいたら立ったまま移動するのもしんどいなぁと思い(軟弱)、九份までは現地ツアーを申し込みました。
集合場所のアンバサダーホテルでピックアップしてもらい、大型チャーターバスに乗っての楽ちん移動です。

台北を出発して約90分。
到着すると、セブンイレブンが目印の九份老街入口から、基山街に突入します。
「解散場所まで一緒に行くのでついて来て下さいね。じゃ、行きますよー。」
と足取りも軽く歩いていくガイドさんですが、あっという間に人混みに紛れて見えなくなりました(笑)
細い坂道の両側に、食べ物や土産物などを売る店がずらりと並び、それが延々と続いています。

展望台へ行く分かれ道を右に折れると、豎埼路。
ここからは狭い下り階段です。
赤い提灯が並び、雰囲気が出てきました。

階段の横にちょっとした広場があり、金鉱の名残の銅像が立っていました。
絶対何人かはぐれていると思いましたが、点呼したら30数名が一発で揃うあたりはさすが日本人(笑)
集合場所を確認し、ここでひとまず解散です。

目の前に、レトロな建物が目を引く阿妹茶樓。
とりあえずお茶でも飲むか、と中に入ってみました。

お茶セット、ひとり300元。
観光客慣れしたスタッフがテキパキとお茶の用意をし、4種類のお茶菓子を持ってきてくれます。
これで2名分です。

お茶は、1杯目はスタッフが淹れてくれます。
お茶の葉を急須に入れて蒸らし、茶杯と聞香杯を重ねてお湯で温め・・・

あれやこれやの末(手際が良すぎて覚えられない(笑))、聞香杯にお茶を入れて茶杯を上からかぶせ・・・

ひっくり返して、ハイできました。

聞香杯を手にとって、香りを楽しみます。
おおー。
ちゃんとした淹れ方だと、こんなにもお茶の香りが立つんですね。

聞香杯を使うのは最初の1杯だけ。
あとは茶杯だけを使って何杯ものお茶をいただきます。
台湾茶には厳しい作法などはなく、基本的には自由に楽しんでよいものだそうです。
とはいえ、お茶好きとしてはあの手順はぜひ覚えたいものです。

阿妹茶樓でのんびりしすぎました。
日暮れまで散策に出かけます。

この阿妹茶樓は「千と千尋の神隠し」のモチーフになったとの噂があり、お店側も「湯婆婆の屋敷」と大々的にアピールしています。
が、実際は宮崎駿監督は九份のことは知らず、たまたま似ていただけという話もあるようです。

九戸茶語。
こちらも、とても雰囲気のある茶藝館です。

洋服屋さんの前にいた白い犬。
よく見ると後ろ足が1本しかありませんが、上手に歩いていました。
とてもおとなしくて、穏やかな顔をしています。

階段を登って行くと、海の見える展望台がありました。
狭い空間でミニバンが方向転換していたりして、ここも大混雑。
ゆっくり景色を見るなら、どこかお店に入った方がよさそうです。

基山街を散策。
魚丸(お魚のすり身団子入りスープ)を売るお店の中に、小型犬がちょこんと座っていました。
身じろぎもせず、忙しく立ち働くご主人を凝視しています。

飲食店が並ぶ通路の壁に、台湾料理のメニューがずらり。
イレギュラーに日本語が混じるのはいいとして、「ヤきそば」ってヤだけが片仮名なのはなぜ(笑)

夕刻が迫り、基山街の大混雑も時折途切れるようになってきました。
夜景を見るためのスタンバイかもしれませんが。

豎埼路の下り階段に戻ると、提灯に灯りがともっていました。
暗くなるにつれ、あたりの雰囲気が一変します。
待ってましたとばかり、人も集まる集まる(笑)

阿妹茶樓の前の階段は、昼間以上の混雑ぶり。
歩くのも大変なほどなので、向かいの建物に避難して撮影しました。
行き交う人々の会話から、日本人観光客の割合はかなり高いようです。

確かにここは夜の方がきれい。
とても幻想的です。

もっと人が少なかったらなぁ。
ってきっと全員が思っているでしょうけれど(笑)

どことなく郷愁を感じさせる九戸茶語。
2階の窓から階段を見下ろし、バシバシ写真を撮っている人がいました。
確かにそこは特等席、きれいな写真が撮れそう。

集合場所の広場に着いたら、さっき見た白い犬と別の黒い犬が、人波にも動じずくつろいでいました。
たくさんのカメラに囲まれ、ちょっとしたアイドル状態。

ガイドさんに率いられ、駐車場へと下りて行く坂道。
遠くの海岸線の灯りがきれいです。
1年のうち300日は雨が降るという九份で、天候に恵まれたのはラッキーだったかもしれません。
帰りのバスでは寝ている人も多い中、私と夫は山を下り高速道路を走るバスの窓から、飽きもせず景色を眺めました。

あ、台北101だ!
とおのぼりさんよろしくシャッターを切るも、高速走行中なのでブレブレです(笑)
19世紀末に金鉱が発見され、日本統治時代に最盛期を迎えたものの、その後閉山とともに衰退した古い街です。
当時の雰囲気が手付かずのまま残り、台湾映画「悲情城市」のロケ地となったことで再び脚光を浴び、近年はノスタルジックな観光地として人気を博しています。

台北からは、電車やバスで行くことができます。
個人行動派の私たち夫婦ですが、路線バスが混んでいたら立ったまま移動するのもしんどいなぁと思い(軟弱)、九份までは現地ツアーを申し込みました。
集合場所のアンバサダーホテルでピックアップしてもらい、大型チャーターバスに乗っての楽ちん移動です。

台北を出発して約90分。
到着すると、セブンイレブンが目印の九份老街入口から、基山街に突入します。
「解散場所まで一緒に行くのでついて来て下さいね。じゃ、行きますよー。」
と足取りも軽く歩いていくガイドさんですが、あっという間に人混みに紛れて見えなくなりました(笑)
細い坂道の両側に、食べ物や土産物などを売る店がずらりと並び、それが延々と続いています。

展望台へ行く分かれ道を右に折れると、豎埼路。
ここからは狭い下り階段です。
赤い提灯が並び、雰囲気が出てきました。

階段の横にちょっとした広場があり、金鉱の名残の銅像が立っていました。
絶対何人かはぐれていると思いましたが、点呼したら30数名が一発で揃うあたりはさすが日本人(笑)
集合場所を確認し、ここでひとまず解散です。

目の前に、レトロな建物が目を引く阿妹茶樓。
とりあえずお茶でも飲むか、と中に入ってみました。

お茶セット、ひとり300元。
観光客慣れしたスタッフがテキパキとお茶の用意をし、4種類のお茶菓子を持ってきてくれます。
これで2名分です。

お茶は、1杯目はスタッフが淹れてくれます。
お茶の葉を急須に入れて蒸らし、茶杯と聞香杯を重ねてお湯で温め・・・

あれやこれやの末(手際が良すぎて覚えられない(笑))、聞香杯にお茶を入れて茶杯を上からかぶせ・・・

ひっくり返して、ハイできました。

聞香杯を手にとって、香りを楽しみます。
おおー。
ちゃんとした淹れ方だと、こんなにもお茶の香りが立つんですね。

聞香杯を使うのは最初の1杯だけ。
あとは茶杯だけを使って何杯ものお茶をいただきます。
台湾茶には厳しい作法などはなく、基本的には自由に楽しんでよいものだそうです。
とはいえ、お茶好きとしてはあの手順はぜひ覚えたいものです。

阿妹茶樓でのんびりしすぎました。
日暮れまで散策に出かけます。

この阿妹茶樓は「千と千尋の神隠し」のモチーフになったとの噂があり、お店側も「湯婆婆の屋敷」と大々的にアピールしています。
が、実際は宮崎駿監督は九份のことは知らず、たまたま似ていただけという話もあるようです。

九戸茶語。
こちらも、とても雰囲気のある茶藝館です。

洋服屋さんの前にいた白い犬。
よく見ると後ろ足が1本しかありませんが、上手に歩いていました。
とてもおとなしくて、穏やかな顔をしています。

階段を登って行くと、海の見える展望台がありました。
狭い空間でミニバンが方向転換していたりして、ここも大混雑。
ゆっくり景色を見るなら、どこかお店に入った方がよさそうです。

基山街を散策。
魚丸(お魚のすり身団子入りスープ)を売るお店の中に、小型犬がちょこんと座っていました。
身じろぎもせず、忙しく立ち働くご主人を凝視しています。

飲食店が並ぶ通路の壁に、台湾料理のメニューがずらり。
イレギュラーに日本語が混じるのはいいとして、「ヤきそば」ってヤだけが片仮名なのはなぜ(笑)

夕刻が迫り、基山街の大混雑も時折途切れるようになってきました。
夜景を見るためのスタンバイかもしれませんが。

豎埼路の下り階段に戻ると、提灯に灯りがともっていました。
暗くなるにつれ、あたりの雰囲気が一変します。
待ってましたとばかり、人も集まる集まる(笑)

阿妹茶樓の前の階段は、昼間以上の混雑ぶり。
歩くのも大変なほどなので、向かいの建物に避難して撮影しました。
行き交う人々の会話から、日本人観光客の割合はかなり高いようです。

確かにここは夜の方がきれい。
とても幻想的です。

もっと人が少なかったらなぁ。
ってきっと全員が思っているでしょうけれど(笑)

どことなく郷愁を感じさせる九戸茶語。
2階の窓から階段を見下ろし、バシバシ写真を撮っている人がいました。
確かにそこは特等席、きれいな写真が撮れそう。

集合場所の広場に着いたら、さっき見た白い犬と別の黒い犬が、人波にも動じずくつろいでいました。
たくさんのカメラに囲まれ、ちょっとしたアイドル状態。

ガイドさんに率いられ、駐車場へと下りて行く坂道。
遠くの海岸線の灯りがきれいです。
1年のうち300日は雨が降るという九份で、天候に恵まれたのはラッキーだったかもしれません。
帰りのバスでは寝ている人も多い中、私と夫は山を下り高速道路を走るバスの窓から、飽きもせず景色を眺めました。

あ、台北101だ!
とおのぼりさんよろしくシャッターを切るも、高速走行中なのでブレブレです(笑)