- No
- 143
- Date
- 2013.12.01 Sun
青山力三の店
何となく、強面で頑固一徹な料理人が仕切っていそうな、インパクトのある店名です。
青山力三の店。
週末、お昼会席を予約して夫と訪ねてみました。

お店は銀座5丁目、みゆき通り沿いにあります。
ランチメニューの充実ぶりと、銀座にしてはお得感のある価格設定で、昨今大人気のお店です。

店内はカウンター席にテーブル席、そして個室にもなる和室という構成です。
予約したのはテーブル席でしたが、案内されたのは和室の掘りごたつ席でした。
テーブル席は予約なしで訪ねてきたお客さんたちが相席で使っていたようです。

先付として出されたのは、自家製豆腐。
温かい餡と一緒にスプーンですくって食べます。
お豆腐大好き。

ここは日本酒の種類がとても多いのですが、かなりこだわりのある品揃えのようです。
日本酒党の夫にしてほとんど知らない銘柄揃い。
頼んだ銘柄がきれていたため、似たタイプのものということで、メニューにない「洌(れつ)」という純米大吟醸を持ってきてくれました。
山形県米沢市のお酒だそうです。
キレがよくてなかなか美味いと、夫も気に入っていました。

椀ものとして、鯛の真薯。
よく出てくるふわふわしたものとは少し違う、お魚の繊維がしっかり残って旨味が凝縮された真薯でした。

造里。
左から、鮪、鯛、あいなめ、平目、鰹、鰆です。
どれも新鮮。
皮を軽くあぶった鰆は春の魚と思いきや、鳥取で獲れた寒鰆は脂の乗った今が旬とのこと。
甘みがあって、確かにとてもおいしかったです。
せめてもう一切れ食べたい(笑)

焼ものは、鰆の柚香焼き。
小さいながらもかなりの厚みですが、皮や表面はぱりっと香ばしく、中はふっくら。
小さな器には、さっぱりとした自家製のピクルスが入っています。
野菜の種類ごとに、味付けを変えているのだそうです。

夫は「洌」をグラス2杯頂いたあと、すっきりめでややフルーティーなものを、とのことで次のお薦めを。
「極(きわみ)」という、少し澱の入った栃木のお酒です。
見た目と違ってすっきりした飲み口で、これも夫は気に入った様子。
小さな蔵ですが、かの有名な「十四代」の蔵元が、他にひとつだけ薦めるならこの蔵を、と話す実力派なのだそうです。
私はお酒が全然飲めませんが、そんな話をあれこれ聞くのは何だか楽しいです。

煮ものとして、優しい色合いの野菜の炊き合わせ。
細かく散らされた柚子が香り立ちます。

食事は、土鍋で炊いたきのこの炊き込みご飯。
土鍋ごと持ってきて、その場でほぐしてくれます。
ふわっと立ち昇るきのこのいい香り。

ごく軽く盛ってもらいましたが、あまりにもおいしいので一気に食べてしまいました(笑)
赤出汁のお味噌汁と浅漬けとともに。

デザートにほうじ茶アイス。
コーヒーは和の趣の手になじむカップで出してくれます。
ちょうどおなかいっぱい、ごちそうさまでした。

土鍋に残った炊き込みご飯は、持ち帰り用の小さなおむすびにしてくれます。
目新しい演出はないけれど、丁寧に手をかけて作られたことがわかる、じんわりとおいしい和食でした。
そして、帰り際には料理長の青山力三さんが見送ってくれます。
頑固おやじとは程遠い、物腰の柔らかな、優しい笑顔の若い料理人さんでした。
勝手な想像、ごめんなさい(笑)
日本料理 青山力三の店
http://rikizo-aoyama.com/
青山力三の店。
週末、お昼会席を予約して夫と訪ねてみました。

お店は銀座5丁目、みゆき通り沿いにあります。
ランチメニューの充実ぶりと、銀座にしてはお得感のある価格設定で、昨今大人気のお店です。

店内はカウンター席にテーブル席、そして個室にもなる和室という構成です。
予約したのはテーブル席でしたが、案内されたのは和室の掘りごたつ席でした。
テーブル席は予約なしで訪ねてきたお客さんたちが相席で使っていたようです。

先付として出されたのは、自家製豆腐。
温かい餡と一緒にスプーンですくって食べます。
お豆腐大好き。

ここは日本酒の種類がとても多いのですが、かなりこだわりのある品揃えのようです。
日本酒党の夫にしてほとんど知らない銘柄揃い。
頼んだ銘柄がきれていたため、似たタイプのものということで、メニューにない「洌(れつ)」という純米大吟醸を持ってきてくれました。
山形県米沢市のお酒だそうです。
キレがよくてなかなか美味いと、夫も気に入っていました。

椀ものとして、鯛の真薯。
よく出てくるふわふわしたものとは少し違う、お魚の繊維がしっかり残って旨味が凝縮された真薯でした。

造里。
左から、鮪、鯛、あいなめ、平目、鰹、鰆です。
どれも新鮮。
皮を軽くあぶった鰆は春の魚と思いきや、鳥取で獲れた寒鰆は脂の乗った今が旬とのこと。
甘みがあって、確かにとてもおいしかったです。
せめてもう一切れ食べたい(笑)

焼ものは、鰆の柚香焼き。
小さいながらもかなりの厚みですが、皮や表面はぱりっと香ばしく、中はふっくら。
小さな器には、さっぱりとした自家製のピクルスが入っています。
野菜の種類ごとに、味付けを変えているのだそうです。

夫は「洌」をグラス2杯頂いたあと、すっきりめでややフルーティーなものを、とのことで次のお薦めを。
「極(きわみ)」という、少し澱の入った栃木のお酒です。
見た目と違ってすっきりした飲み口で、これも夫は気に入った様子。
小さな蔵ですが、かの有名な「十四代」の蔵元が、他にひとつだけ薦めるならこの蔵を、と話す実力派なのだそうです。
私はお酒が全然飲めませんが、そんな話をあれこれ聞くのは何だか楽しいです。

煮ものとして、優しい色合いの野菜の炊き合わせ。
細かく散らされた柚子が香り立ちます。

食事は、土鍋で炊いたきのこの炊き込みご飯。
土鍋ごと持ってきて、その場でほぐしてくれます。
ふわっと立ち昇るきのこのいい香り。

ごく軽く盛ってもらいましたが、あまりにもおいしいので一気に食べてしまいました(笑)
赤出汁のお味噌汁と浅漬けとともに。

デザートにほうじ茶アイス。
コーヒーは和の趣の手になじむカップで出してくれます。
ちょうどおなかいっぱい、ごちそうさまでした。

土鍋に残った炊き込みご飯は、持ち帰り用の小さなおむすびにしてくれます。
目新しい演出はないけれど、丁寧に手をかけて作られたことがわかる、じんわりとおいしい和食でした。
そして、帰り際には料理長の青山力三さんが見送ってくれます。
頑固おやじとは程遠い、物腰の柔らかな、優しい笑顔の若い料理人さんでした。
勝手な想像、ごめんなさい(笑)
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http://rikizo-aoyama.com/
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