- No
- 113
- Date
- 2013.05.18 Sat
竹富島 水牛車で朝の散歩
竹富島の二大乗り物といえば、自転車と水牛車。
宿泊先の「星のや竹富島」では、水牛車に乗って集落をめぐるツアーの朝一便に参加することができます。
集合時間は早いけれど、まだ人の少ない朝の竹富集落をのんびり散策することができると聞いて、申し込んでみました。
ホテルのレセプション前までマイクロバスが迎えに来て、水牛車乗り場まで送ってくれます。

水牛車乗り場の隅で、優しげな目をした水牛さんがスタンバイ。

ちょっとしたバスぐらいはありそうな水牛車を黙々と引っ張るのは、この道十数年のユウコさん。
ツノに飾ったカラフルな花がお洒落です。
新米の頃はあちこちの石垣にぶつかったけれど、今やすっかりベテラン。
内輪差や勾配も計算しながら屈指のドライビングテクニックを誇るキャリアウーマン(笑)だと、ガイドのおじいが説明してくれました。

幅が狭く曲がり角の多い集落の道を、ゆっくりゆっくり進む水牛車に揺られ、おじいが歌う安里屋ユンタ。
元々は野良仕事をするときにみんなで歌ったという、竹富島の古い民謡です。
滞在中に何度か聴く機会があり、一部の歌詞を覚えてしまいました。
マタハーリヌチンダラカヌシャマヨ~
また逢いましょう、かわいいひと。というような意味だそうです。

30分ほど集落をめぐり、乗り場まで戻ってきました。
ユウコさん、ありがとう。
細い木の棒と掛け声だけで進んだり止まったりする、ガイドさんとの絶妙なコンビネーション。
水牛って頭がいいんですね。

ホテルに戻る前に時間を取ってもらえたので、朝の集落を散策してみました。
民家もお店も民宿も、みんな同じような赤瓦の屋根。
毎年やってくる強烈な台風にも耐えるよう、平屋建てで低く構えた伝統的な造りです。
敷地を取り囲むように積み上げられた石垣は、年月を経て植物の根が絡み、頑丈になっていきます。

道沿いにはいろいろな花が。
名前はわからないけれど、雨上がりの雫をたたえた、シンプルでかわいい花。

真っ赤なユリってあまり見たことがありませんが、南の島にはとても合う気がします。

赤といえばハイビスカス。
本当にさまざまな花が咲いています。
でも、去年の二度の台風で多くの花が潮をかぶってだめになってしまい、今年はまだ例年よりも花の数が少ないそうです。
いつもなら今頃満開になるデイゴの花が今年はまだ全然咲いていないと、ホテルのスタッフも心配していました。

あ、水牛車がやってきました。
と言っても、人がゆっくり歩くような速度なので、なかなか近づいて来なかったりします(笑)
いいなぁ、この雰囲気。
ぷらぷら歩いていると、さっき水牛車から見えた「なごみの塔」までやってきました。
平坦な竹富島で一番標高の高い場所だそうです。確か25メートルくらい。

塔とは言っても、公園の一角の小さな山(岩?)の上に、ちょこんと建てられた小さな小さな展望台です。
狭い階段は一人ずつしか上れず、展望スペースも一人か二人がやっとという小ささ。
近づいてみると家族連れが一組いて、小さな男の子とママは怖くて上れず途中で断念していました。

えー、そんなに怖いかなぁと思いながら階段の下まで行くと、不気味な注意書きが書いてあります。
夫と交代で上ってみたら、やっとその怖さがわかりました。
足を置く面積は狭く、一段の高さは異様に高く、傾斜がきつい上に掴まりどころが無い。
これは階段というよりはしごに近いです。
しかもコンクリートはヒビだらけで何やら物理的な恐怖も。
全然なごむどころじゃない~(汗)

それでも、てっぺんから見渡せる集落は、絵葉書でよく見る素敵な風景でした。
地面からおそらく10数メートルの高さで、空中に浮かんでいる感じ。
ずっといると足がむずむずしてくるので、長くは滞在できませんが(笑)
なごみの塔は、下りるのも一苦労です。
階段は上から見るとほぼ垂直なので、後ろ向きのまま一段一段つま先で次の段を探しながら、ようやく帰着。
絶叫マシンがへっちゃらな夫も、これは予想外に怖い!という感想でした。
誰だ、なごみなんて名前をつけたのは(笑)

ちょっとした冒険の後は、水牛車乗り場に戻りながら、ゆるゆると散歩。
赤瓦の屋根の上には必ずシーサーがいて、いろんな表情を見せてくれます。
屋根の真ん中というわけでもないんだなぁと思っていたら、本来は仏壇の真上にシーサーを置くのだそうです。

集落のあちこちで、水牛さんたちを見ることができます。
みんな一様にのんびりした表情。

さっきの水牛車乗り場では、何かの拍子でツノにたらいが引っかかっちゃった水牛さん(笑)
振り落とそうと一生懸命頭を振ってもなかなか外れず、それでも動作が全部のんびりしているので、何だか遊んでいるようにも見えました。
やっぱり、竹富島の雰囲気に合った生き物なんだなぁ。
宿泊先の「星のや竹富島」では、水牛車に乗って集落をめぐるツアーの朝一便に参加することができます。
集合時間は早いけれど、まだ人の少ない朝の竹富集落をのんびり散策することができると聞いて、申し込んでみました。
ホテルのレセプション前までマイクロバスが迎えに来て、水牛車乗り場まで送ってくれます。

水牛車乗り場の隅で、優しげな目をした水牛さんがスタンバイ。

ちょっとしたバスぐらいはありそうな水牛車を黙々と引っ張るのは、この道十数年のユウコさん。
ツノに飾ったカラフルな花がお洒落です。
新米の頃はあちこちの石垣にぶつかったけれど、今やすっかりベテラン。
内輪差や勾配も計算しながら屈指のドライビングテクニックを誇るキャリアウーマン(笑)だと、ガイドのおじいが説明してくれました。

幅が狭く曲がり角の多い集落の道を、ゆっくりゆっくり進む水牛車に揺られ、おじいが歌う安里屋ユンタ。
元々は野良仕事をするときにみんなで歌ったという、竹富島の古い民謡です。
滞在中に何度か聴く機会があり、一部の歌詞を覚えてしまいました。
マタハーリヌチンダラカヌシャマヨ~
また逢いましょう、かわいいひと。というような意味だそうです。

30分ほど集落をめぐり、乗り場まで戻ってきました。
ユウコさん、ありがとう。
細い木の棒と掛け声だけで進んだり止まったりする、ガイドさんとの絶妙なコンビネーション。
水牛って頭がいいんですね。

ホテルに戻る前に時間を取ってもらえたので、朝の集落を散策してみました。
民家もお店も民宿も、みんな同じような赤瓦の屋根。
毎年やってくる強烈な台風にも耐えるよう、平屋建てで低く構えた伝統的な造りです。
敷地を取り囲むように積み上げられた石垣は、年月を経て植物の根が絡み、頑丈になっていきます。

道沿いにはいろいろな花が。
名前はわからないけれど、雨上がりの雫をたたえた、シンプルでかわいい花。

真っ赤なユリってあまり見たことがありませんが、南の島にはとても合う気がします。

赤といえばハイビスカス。
本当にさまざまな花が咲いています。
でも、去年の二度の台風で多くの花が潮をかぶってだめになってしまい、今年はまだ例年よりも花の数が少ないそうです。
いつもなら今頃満開になるデイゴの花が今年はまだ全然咲いていないと、ホテルのスタッフも心配していました。

あ、水牛車がやってきました。
と言っても、人がゆっくり歩くような速度なので、なかなか近づいて来なかったりします(笑)
いいなぁ、この雰囲気。
ぷらぷら歩いていると、さっき水牛車から見えた「なごみの塔」までやってきました。
平坦な竹富島で一番標高の高い場所だそうです。確か25メートルくらい。

塔とは言っても、公園の一角の小さな山(岩?)の上に、ちょこんと建てられた小さな小さな展望台です。
狭い階段は一人ずつしか上れず、展望スペースも一人か二人がやっとという小ささ。
近づいてみると家族連れが一組いて、小さな男の子とママは怖くて上れず途中で断念していました。

えー、そんなに怖いかなぁと思いながら階段の下まで行くと、不気味な注意書きが書いてあります。
夫と交代で上ってみたら、やっとその怖さがわかりました。
足を置く面積は狭く、一段の高さは異様に高く、傾斜がきつい上に掴まりどころが無い。
これは階段というよりはしごに近いです。
しかもコンクリートはヒビだらけで何やら物理的な恐怖も。
全然なごむどころじゃない~(汗)

それでも、てっぺんから見渡せる集落は、絵葉書でよく見る素敵な風景でした。
地面からおそらく10数メートルの高さで、空中に浮かんでいる感じ。
ずっといると足がむずむずしてくるので、長くは滞在できませんが(笑)
なごみの塔は、下りるのも一苦労です。
階段は上から見るとほぼ垂直なので、後ろ向きのまま一段一段つま先で次の段を探しながら、ようやく帰着。
絶叫マシンがへっちゃらな夫も、これは予想外に怖い!という感想でした。
誰だ、なごみなんて名前をつけたのは(笑)

ちょっとした冒険の後は、水牛車乗り場に戻りながら、ゆるゆると散歩。
赤瓦の屋根の上には必ずシーサーがいて、いろんな表情を見せてくれます。
屋根の真ん中というわけでもないんだなぁと思っていたら、本来は仏壇の真上にシーサーを置くのだそうです。

集落のあちこちで、水牛さんたちを見ることができます。
みんな一様にのんびりした表情。

さっきの水牛車乗り場では、何かの拍子でツノにたらいが引っかかっちゃった水牛さん(笑)
振り落とそうと一生懸命頭を振ってもなかなか外れず、それでも動作が全部のんびりしているので、何だか遊んでいるようにも見えました。
やっぱり、竹富島の雰囲気に合った生き物なんだなぁ。
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あら!!
八重山に行ってきたんだ。
沖縄の中でも、特に独特の風情を醸し出す八重山は、異国感たっぷりのワンダーワールドだね〜。
学生時代に行ったきりだな・・・。
海の青さがすごいよね。
バスクリンみたい・・・。
やっぱりいいね、南の海は。
行ってきたよ~(*^^*)
本島もいいけど、八重山のあの独特のゆったり感にやられました。
ホントならもう少し長く滞在したかったんだけどね…。
竹富島には、来年また行ってもいいよねと話してるくらい(笑)
あの海の色はすごいです。
確かに、誰かが裏で色を付けてるんじゃないかと疑いたくなるね(^^;)