1012345678910111213141516171819202122232425262728293012

東京ステーションホテル

とある日、実家の母との電話。
「元気は元気なんだけど。なんか疲れちゃってねぇ・・・。」
「じゃあ、久々にどっかお泊まりしてのんびりする?」
「するする!」
というわけで、週末に母が新幹線でやってきました。
宿泊先は、昨年10月に東京駅とともにリニューアルオープンした、東京ステーションホテルです。

20130217_001.jpg

東京駅と皇居をつなぐ行幸通りからの眺め。
壮麗な駅舎の端から端までは、超広角レンズでもないと画角に収まらないのがちょっと残念です。

20130217_001.jpg

エントランス近くにあるガラスのロゴ。
長い駅舎のシルエットがいい感じです。

20130217_001.jpg

こじんまりとしたロビーは落ち着いた雰囲気。
向かい側の暖炉には(薪ではありませんが)暖かな火が入っていました。

20130217_001.jpg

2階と3階の客室前には、長い長い廊下が続いています。
エレベーターホールの位置がわかるように、そこだけ壁のライトがオレンジ色になっていました。
確かに左右どちらに行くのかわからなくなりそう・・・。

20130217_001.jpg

長い廊下の壁面には、さまざまな絵や写真やホテルゆかりの資料などが、美術館さながらに飾られています。
2033号室の前には、かつてこのホテルで執筆されたという松本清張の「点と線」の連載第1回目のページと、ストーリーに深く関係する特急あさかぜの時刻表が展示されています。

20130217_001.jpg

こちらは、今回の駅舎復原の前の東京駅の姿です。
私たちがずっと見ていたのは、このドーム部分が三角屋根で二階建ての姿だったんですね。
見慣れた姿のはずなのに、今改めて見るとやっぱり何かが足りないような気がしてしまいます。

20130217_001.jpg

客室の部屋は、天井がとても高くてクラシックな雰囲気。
重要文化財である建物全体の雰囲気によく合っています。

20130217_001.jpg

優雅ながら落ち着いたインテリア。

20130217_001.jpg

窓から見えるのは、丸ビルと新丸ビル。
それと、その間を抜ける行幸通りがほぼ正面に見えます。
その奥は皇居。
窓の下では、CMか写真撮影か、何かのロケが行われているようでした。

20130217_001.jpg

デスクの引き出しに、レターセットなどと一緒にステッカー2種が入っていました。
スーツケースなんかに貼りたくなるような絵柄です。

20130217_001.jpg

部屋置きのメモ用紙は、このホテルを愛した幾人もの作家たちにちなんで、小さな原稿用紙のデザインになっています。
このボールペンとメモ用紙とステッカーは、「文豪セット(800円)」としてフロントで購入できるとのこと。
これはちょっと欲しいなぁ。

20130217_001.jpg

洗面台もクラシックなイメージで統一されています。
シンクが2台だとなおよかったのですが。

20130217_001.jpg

水道のレバーが外国っぽくてかわいい。

20130217_001.jpg

バスルームには、広々としたバスタブ。
足を伸ばせるどころか、ほとんど底に寝られそうです(笑)
洗い場の椅子も高めで使いやすい。

20130217_001.jpg

アメニティ類はごく普通ですが、必要なものが一通り揃っています。

20130217_001.jpg

3階のドームに沿った部分に、宿泊客だけが入れる「アーカイブバルコニー」があるというので行ってみました。
窓のある小さな部屋になっていて、壁にはホテルの歴史を物語る写真などが飾られています。

20130217_001.jpg

ここからは、ドームの天井の装飾をじっくり眺めることができます。
ただ、真正面にも同じバルコニーがあり、向こう側にいる人たちが同じようにこっちを見ているので、ちょっと気まずい感じ(笑)

20130217_001.jpg

下からだと小さくてよく見えない干支のレリーフも、猪さんがはっきりと。

20130217_001.jpg

こちらは朝食レストランのアトリウム。
駅舎中央の三角屋根の下にある屋根裏部分を使って、リニューアルの際に新設されたものです。
屋根の一面がガラス張りで、とても明るい空間でした。

20130217_001.jpg

壁際に洋食ブッフェのライン、中央には和食のラインがあって、どちらも品数豊富です。
テーブルの間隔が広めにとられていて、混雑している割にはゆったりできました。

20130217_001.jpg

毎日、朝は時間がなくてパン1個ぐらいで、こんなに食べないのですがつい(笑)
五穀のクロワッサンが香ばしくてとても気に入りました。

20130217_001.jpg

和食を食べていた母が、「山形産米で炊いたお粥」と「尾花沢のだし」がものすごくおいしいから食べてみて!と強力に推すので食べてみました。
白菜ベースのだしが確かにとてもおいしくて、うっかりもう1杯行きそうに(笑)

20130217_001.jpg

フルーツと小さな杏仁豆腐のデザート。
私もそれ食べる、と杏仁豆腐を取りに行った母が、席に着くなり3秒で食べ終え「小さいね」と無念そう。
もう向こうで立ったまま「わんこ杏仁豆腐」してきたら(笑)
とはいえ、いろいろな料理がどれもおいしく、母はとても気に入ってくれたようでした。

20130217_001.jpg

アトリウムの一角は、くつろげそうなライブラリースペースになっています。
ここでのんびりするのもいいかも。

このホテルは東京駅と直結しているので、のんびり過ごした後は荷物を預けて動き回ることもでき、新幹線を使う場合などは本当に便利です。
泊まったホテルの名前(特に外資系)をなかなか覚えられず、ペニンシュラをペニシリン、コンラッドをコンバットなどと言ってしまう母ですが、東京ステーションホテルならば覚えられるに違いない(笑)

ちなみに、チェックアウトの時に「文豪セット」を買おうとしたら、なんと「ついさっき売り切れてしまいました」とのこと。
なかなか人気があるようです。残念・・・。


東京ステーションホテル
http://www.tokyostationhotel.jp/
関連記事

コメントの投稿

secret

top↑

comment

trackback


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

top↑

プロフィール

AKI

AKI:
旅行と写真が好き。

カメラ:
PENTAX K-7
FUJIFILM X-T1
RICOH GRⅢ
時々スマートフォン

最新記事

カテゴリ

<Weblog> (207)
レストラン・カフェ (144)
散歩・ドライブ (29)
ホテルステイ (30)
その他つれづれ (4)
<Travel> (230)
2023.06 鎌倉 (4)
2023.05 熊本 (3)
2023.04 神戸 (3)
2023.01 米沢(時の宿すみれ) (2)
2022.08 横浜(インターコンチネンタル横浜pier8) (2)
2022.05 箱根(箱根本箱、箱根・強羅佳ら久) (6)
2021.11 山形 (1)
2021.11 小布施(桝一客殿) (2)
2020.11 銀山温泉(藤屋) (2)
2020.01 修善寺(あさば) (3)
2019.11 清里(ヒュッテ・エミール) (3)
2019.09 赤湯(山形座 瀧波)、横手 (3)
2019.05 上山(名月荘) (2)
2019.05 台北 (8)
2019.02 軽井沢(軽井沢プリンスホテル) (1)
2019.01 赤湯(櫻湯 山茱萸) (2)
2018.11 日光(日光金谷ホテル) (4)
2018.09 山形 (2)
2018.08 鳥羽(鳥羽国際ホテル) (1)
2018.05 ランカウイ (7)
2018.02 伊東(赤沢迎賓館) (2)
2017.11 箱根(界 箱根) (2)
2017.09 湯河原(ホテル ラ シェネガ) (2)
2017.08 山形 (2)
2017.05 広島 (9)
2017.03 熱海(ホテルミクラス) (3)
2017.01 山形 (3)
2016.10 那須(二期倶楽部) (5)
2016.09 野尻湖(エルボスコ) (3)
2016.08 湯の山温泉(アクアイグニス) (3)
2016.04 ハワイ (9)
2016.03 河口湖(星のや富士) (4)
2015.12 妙高(赤倉観光ホテル) (3)
2015.11 山形 (1)
2015.07 香港 (5)
2015.05 シンガポール (14)
2015.03 軽井沢(万平ホテル) (5)
2014.11 伊豆吉奈(東府や Resort & Spa-Izu) (3)
2014.11 山形 (1)
2014.08 金沢 (6)
2014.05 台北 (11)
2014.03 箱根(箱根翡翠) (2)
2014.01 トマム (4)
2013.10 角館 (3)
2013.09 山形 (2)
2013.09 白川郷・高山 (3)
2013.04 竹富島・石垣島 (6)
2013.01 熱海(界 熱海) (3)
2012.11 小布施・善光寺 (3)
2012.08 バンクーバー (13)
2012.07 熱海(ホテルミクラス) (2)
2012.05 京都 (4)
2012.03 ワシントンDC (2)
2011.11 伊豆湯ヶ島(アルカナイズ) (3)
2011.09 白石(湯主一條)・松島 (3)
2011.05 河口湖・鎌倉 (4)
2011.02 伊豆湯ヶ島(あせび野) (2)
2010.11 伊豆長岡(正平荘) (2)
2010.10 軽井沢(星のや) (4)
2010.05 ホーチミンシティ (8)

記事の検索