- No
- 435
- Date
- 2023.05.30 Tue
熊本 街歩き
熊本といえば熊本城や阿蘇山のイメージで、市内近郊に何があるのかほとんど知らないまま訪ねたのですが、まずはとにかく市電が気に入って滞在中に何度も乗りました。
車両の中ほどのドアから乗車したら、できるだけ前の方に行って、運転士さんがハンドル状のギアのようなものを左手でぐるぐる回しながら操縦するのをずっと見ていたり(笑)
車両はレトロなものから二両連結の最新式のものもあり、車体の広告も様々で、自動車と並走するのを眺めているだけでも楽しいです。
何より大通りの真ん中にある島のような電停がまた新鮮で。
しまいには、アジア系の観光客から路線や乗り方を尋ねられて、地元の人でもないのに得意げに説明していました(笑)

その市電に乗って辛島町の電停で降りると、目の前に現れる大きな建物がサクラマチクマモト。
1階が大きなバスターミナルになっています。
手前の広場では色とりどりの花が咲き、空の青さとも相まってとてもきれいでした。

館内のテナントは洋服や雑貨や熊本名産品の店、それに飲食店が多数。
屋上が広いガーデンテラスになっていて、日本庭園や見晴らしのよいデッキなどがあります。
熊本城も、市街地のいろんなところから見えるんですね。

下の階では、たくさんの幼稚園児たちがくまモンの足元の遊具で楽しそうに遊んでいました。

カウンターやハイチェアもあって、ちょっと散策して休むのにちょうどよさそう。
別のエリアには幅広い斜面の滑り台もあって、子供たちの遊び場としても人気のようでした。

市電のB系統に乗って新町で下車し、すぐそばにある長崎次郎書店に向かいました。
大正13年に建てられた国の有形文化財で、内装をリニューアルし再オープンした書店だそうです。

その書店の2階が長崎次郎喫茶室。
お昼前なので空いているかなと思い、階段を上って入ってみました。
好きな席にどうぞということで、運良く空いていた窓際の眺めのいいテーブルに着席。

メニューが思ったよりたくさんあって迷いましたが、フレンチトーストとアイスティーを注文。
おいしくてあっという間になくなってしまい、プリンも追加しようかと迷いましたが、甘いものが続くのもなと思いやめておきました。
実は人気メニューだったようで、今思うと食べておけばよかったです(笑)

窓からは新町の電停と線路が見え、時々やってくる市電が目の前をゆっくりと通り過ぎる絶好のビューポイントです。
市電が来るたびにあちこちのテーブルからシャッター音が聞こえていました。

会計の際、レジのそばに個包装のドリップコーヒーが置いてあり、レトロなパッケージも気に入ってコーヒー好きな夫へのお土産に4種類購入。
その後、1階の書店も覗いてみました。
外観から古本屋のような雑多な雰囲気を想像していましたが、中は児童書や新旧の絵本コーナーが充実していて、作家やイラストレーターの作品を展示する小さなギャラリーもあり、とても素敵な町の本屋さんでした。

そして、この日の夜は今回の熊本でのメインイベント、大好きなアーティストのライブに参加。
全国ツアー中なのですが人気すぎて行きたい公演がなかなか当たらず、日本全国に候補を広げたら自宅から一番遠い会場に当選したという次第で(笑)
いつも一人での参戦なので特に不安もなく、この日もとにかく盛り上がり、もちろんとても楽しかったです。
多少寝不足だろうが、市内を歩き回った後だろうが、2時間立ちっぱなしのライブに少しの疲れも感じないのは我ながら本当に不思議。
ただ、いつかは二人組で申し込んだ公演も当たってほしいということと、床がフラットなアリーナ席はどうか身長順にしてほしいという願いは新たにしました(笑)

翌日は祝日だったためか、熊本駅前の市電の電停に朝から長蛇の列ができていました。
市電好きとは言っても最後尾がどこかわからないほどの列には並ぶ気力がなく、迷わず駅前ロータリーのタクシー乗り場へ。

水前寺成趣園の入口まで連れて行ってくれたタクシーの運転手さんに、帰りもこの辺でタクシー乗れますか?と聞いたら、「あの橋のところが待機場所だから多分乗れるけど、そこから大通りに出たらすぐ電停があるから、街中に出るなら市電の方がいいですよ」「建軍行きじゃなくて逆の方ね」と親切に教えてくれました。
方言大好き人間としては、柔らかく朴訥とした感じのネイティブ熊本弁が聞けてとても嬉しかったのですが、馴染みがなさすぎてよく覚えておらず脳内再生できないのが残念です。
東北弁なら完璧に再現できるんですが(笑)

水前寺成趣園は、肥後細川藩の時代に整備された回遊式庭園です。
きれいな所だとは聞いていましたが、隅々まで手入れの行き届いた庭園の美しさは想像以上でした。

富士山のような形の山。

大小の池には鯉が泳いでいます。
親子のように並んで泳ぐ亀もいました。

敷地内にある鳥居の先は、歴代藩主とガラシャ夫人が祀られた出水神社。
参拝して御朱印をいただきました。

赤い鳥居がいくつも連なる稲荷神社も。

園の入口の反対側から見た池の眺め。
天国のように平和で穏やかな景色です。

他にも芍薬の咲く花壇や能楽殿などを眺めながら、園内をのんびり一周。
この日もとても天気がよく、夫との旅行でだいたい天気が崩れるのはやっぱり夫が雨男なんだなと確信しました(笑)

市電で通町筋まで戻り、お茶を飲んで一休みしてから熊本駅前に戻ることにしました。
休日の繁華街の電停はすごい待ち行列です。
下手すると乗り場に収まらず車道にまで人の列が延びていて、ちょっとヒヤヒヤしました。

ただ、この混み具合でも新型の二両連結の車両がやって来たらあっさり全員が乗れたので、その輸送力に改めて感心しました。
サクラマチ クマモト
https://sakuramachi-kumamoto.jp/
長崎次郎喫茶室
http://jirokissashitsu.otemo-yan.net/
水前寺成趣園
http://www.suizenji.or.jp/
車両の中ほどのドアから乗車したら、できるだけ前の方に行って、運転士さんがハンドル状のギアのようなものを左手でぐるぐる回しながら操縦するのをずっと見ていたり(笑)
車両はレトロなものから二両連結の最新式のものもあり、車体の広告も様々で、自動車と並走するのを眺めているだけでも楽しいです。
何より大通りの真ん中にある島のような電停がまた新鮮で。
しまいには、アジア系の観光客から路線や乗り方を尋ねられて、地元の人でもないのに得意げに説明していました(笑)

その市電に乗って辛島町の電停で降りると、目の前に現れる大きな建物がサクラマチクマモト。
1階が大きなバスターミナルになっています。
手前の広場では色とりどりの花が咲き、空の青さとも相まってとてもきれいでした。

館内のテナントは洋服や雑貨や熊本名産品の店、それに飲食店が多数。
屋上が広いガーデンテラスになっていて、日本庭園や見晴らしのよいデッキなどがあります。
熊本城も、市街地のいろんなところから見えるんですね。

下の階では、たくさんの幼稚園児たちがくまモンの足元の遊具で楽しそうに遊んでいました。

カウンターやハイチェアもあって、ちょっと散策して休むのにちょうどよさそう。
別のエリアには幅広い斜面の滑り台もあって、子供たちの遊び場としても人気のようでした。

市電のB系統に乗って新町で下車し、すぐそばにある長崎次郎書店に向かいました。
大正13年に建てられた国の有形文化財で、内装をリニューアルし再オープンした書店だそうです。

その書店の2階が長崎次郎喫茶室。
お昼前なので空いているかなと思い、階段を上って入ってみました。
好きな席にどうぞということで、運良く空いていた窓際の眺めのいいテーブルに着席。

メニューが思ったよりたくさんあって迷いましたが、フレンチトーストとアイスティーを注文。
おいしくてあっという間になくなってしまい、プリンも追加しようかと迷いましたが、甘いものが続くのもなと思いやめておきました。
実は人気メニューだったようで、今思うと食べておけばよかったです(笑)

窓からは新町の電停と線路が見え、時々やってくる市電が目の前をゆっくりと通り過ぎる絶好のビューポイントです。
市電が来るたびにあちこちのテーブルからシャッター音が聞こえていました。

会計の際、レジのそばに個包装のドリップコーヒーが置いてあり、レトロなパッケージも気に入ってコーヒー好きな夫へのお土産に4種類購入。
その後、1階の書店も覗いてみました。
外観から古本屋のような雑多な雰囲気を想像していましたが、中は児童書や新旧の絵本コーナーが充実していて、作家やイラストレーターの作品を展示する小さなギャラリーもあり、とても素敵な町の本屋さんでした。

そして、この日の夜は今回の熊本でのメインイベント、大好きなアーティストのライブに参加。
全国ツアー中なのですが人気すぎて行きたい公演がなかなか当たらず、日本全国に候補を広げたら自宅から一番遠い会場に当選したという次第で(笑)
いつも一人での参戦なので特に不安もなく、この日もとにかく盛り上がり、もちろんとても楽しかったです。
多少寝不足だろうが、市内を歩き回った後だろうが、2時間立ちっぱなしのライブに少しの疲れも感じないのは我ながら本当に不思議。
ただ、いつかは二人組で申し込んだ公演も当たってほしいということと、床がフラットなアリーナ席はどうか身長順にしてほしいという願いは新たにしました(笑)

翌日は祝日だったためか、熊本駅前の市電の電停に朝から長蛇の列ができていました。
市電好きとは言っても最後尾がどこかわからないほどの列には並ぶ気力がなく、迷わず駅前ロータリーのタクシー乗り場へ。

水前寺成趣園の入口まで連れて行ってくれたタクシーの運転手さんに、帰りもこの辺でタクシー乗れますか?と聞いたら、「あの橋のところが待機場所だから多分乗れるけど、そこから大通りに出たらすぐ電停があるから、街中に出るなら市電の方がいいですよ」「建軍行きじゃなくて逆の方ね」と親切に教えてくれました。
方言大好き人間としては、柔らかく朴訥とした感じのネイティブ熊本弁が聞けてとても嬉しかったのですが、馴染みがなさすぎてよく覚えておらず脳内再生できないのが残念です。
東北弁なら完璧に再現できるんですが(笑)

水前寺成趣園は、肥後細川藩の時代に整備された回遊式庭園です。
きれいな所だとは聞いていましたが、隅々まで手入れの行き届いた庭園の美しさは想像以上でした。

富士山のような形の山。

大小の池には鯉が泳いでいます。
親子のように並んで泳ぐ亀もいました。

敷地内にある鳥居の先は、歴代藩主とガラシャ夫人が祀られた出水神社。
参拝して御朱印をいただきました。

赤い鳥居がいくつも連なる稲荷神社も。

園の入口の反対側から見た池の眺め。
天国のように平和で穏やかな景色です。

他にも芍薬の咲く花壇や能楽殿などを眺めながら、園内をのんびり一周。
この日もとても天気がよく、夫との旅行でだいたい天気が崩れるのはやっぱり夫が雨男なんだなと確信しました(笑)

市電で通町筋まで戻り、お茶を飲んで一休みしてから熊本駅前に戻ることにしました。
休日の繁華街の電停はすごい待ち行列です。
下手すると乗り場に収まらず車道にまで人の列が延びていて、ちょっとヒヤヒヤしました。

ただ、この混み具合でも新型の二両連結の車両がやって来たらあっさり全員が乗れたので、その輸送力に改めて感心しました。
サクラマチ クマモト
https://sakuramachi-kumamoto.jp/
長崎次郎喫茶室
http://jirokissashitsu.otemo-yan.net/
水前寺成趣園
http://www.suizenji.or.jp/
- 関連記事
-
- ザ・ブラッサム熊本 (2023/06/01)
- 熊本 街歩き (2023/05/30)
- 熊本城 (2023/05/28)
- category:2023.05 熊本