- No
- 297
- Date
- 2016.11.23 Wed
大志満 椿壽
日本人なのに伝統芸能を何も知らないのも残念な気がして、ここ数年はわかりやすそうなところに少しずつ手を出している夫と私です。
歌舞伎座で観た「菅原伝授手習鑑」もとても良かったし、人形浄瑠璃の「曽根崎心中」も意外なほどわかりやすくて楽しめました(いや、楽しいお話ではないですが・・・)。
何より、長く伝えられてきた様式美や磨き抜かれた技能にはやっぱり感動します。
次は落語がいいなと思っていたら、時々見に行くOZmallのサイトに落語と能を鑑賞できるプランがあったので、予約してみました。
OZmallにはちょっと体験してみたいプランがいろいろあり、しかもレストランでの食事とセットでお得になっていたりして、最近かなり気に入っています。
落語と能の鑑賞は大手町のよみうりホールですが、その前に丸ノ内ホテルでのランチがセットになっていました。
加賀料理「大志満」の「椿壽」というお店です。
1階エントランスの奥にあるエレベーターで、フロントのあるホテル7階へ。

丸の内にはよく来ますが、丸ノ内ホテルには初めて入りました。
(余談ですが「丸の内」と「丸ノ内」の使い分けが微妙に難しい・・・笑)
いい感じにこじんまりとしたロビーを抜けると、奥の方に椿壽の入口があります。
予約名を告げると、着物姿のスタッフが窓際のテーブルに案内してくれました。

テーブルに敷かれた紙には店名にちなんだ椿の花がデザインしてあってかわいいです。

窓からは東京駅の丸の内駅舎が見えました。
丸の内側の正面広場はもう何年も工事中ですが、いつ終わるのやら。

夫はお昼から日本酒と、さっそく休日を満喫。
石川のお酒だそうです。

先付として、ほうれん草のお浸し。
醤油ではなく出汁をかけた上品な味です。

お造りは鯛と鰹でした。
甘みのある溜まり醤油で。

次に半円形の重箱が運ばれてきました。
ふたを取ると、揚げ物、煮物、焼き物、酢の物とひと通り、様々な料理が少しずつ。
こういう感じ、何だかほっとします。

ご飯と澄まし汁、それにお漬物。
私たち夫婦にはちょうどいい、絶妙な量でした。

デザートは柚子のシャーベット。
写真だと立体感がわかりにくいですが、割とたっぷり盛ってあります。
熱いお茶とシャーベットでさっぱりと食事を終えました。
ごちそうさま。

わかりやすい立地でどことなく和の趣もあるせいか、フロントには外国人の姿が目立ちました。
1階に下りて外に出たら、来た時よりも寒い気がしたのは柚子シャーベットのせいかもしれません(笑)
丸ノ内ホテルからよみうり大手町ホールまでは2ブロックほど離れていて、徒歩7~8分の距離です。
アマンや星のやができて、この辺もずいぶん雰囲気が変わったよねと話しながら。

さて、よみうり大手町ホールでの本日の演目です。
落語は柳亭市馬による人情噺「文七元結」、能は梅若玄祥の「自然居士」という二部構成。
第一部の落語は、多少なりともなじみがあり語りも現代語なので、違和感なく楽しめました。
座ったままの姿勢で小道具も湯飲みや扇子など最小限、ほぼ上半身だけの演技で、どんな場面でも何役でも演じ分ける巧みさはさすがの一言です。
端々で笑いをとりながら一気に1時間、噺家っていうだけあるよね、プロだよね、と夫と至極当たり前の感想を交わしたりして(笑)
ただ、第二部の能の方は、残念ながら私には想像以上の難解さでした。
あらすじは予習していったのですが、室町時代の語り言葉そのままなのか、ほとんど「~にて候」しかわからないという外国語状態(笑)
ところどころ判別できる単語と登場人物の立ち位置から場面を追うことはできましたが、正直完敗です。
歌舞伎などで用意されている初心者の必須アイテム、イヤフォンガイドがあれば違ったかもしれませんが。
でも、知らないことを初めて体験するのはやっぱり楽しいです。
めげずにまた何か観にいこうと思います。
歌舞伎ももう一度観たいなあ。
大志満
http://www.oshima-site.com/
歌舞伎座で観た「菅原伝授手習鑑」もとても良かったし、人形浄瑠璃の「曽根崎心中」も意外なほどわかりやすくて楽しめました(いや、楽しいお話ではないですが・・・)。
何より、長く伝えられてきた様式美や磨き抜かれた技能にはやっぱり感動します。
次は落語がいいなと思っていたら、時々見に行くOZmallのサイトに落語と能を鑑賞できるプランがあったので、予約してみました。
OZmallにはちょっと体験してみたいプランがいろいろあり、しかもレストランでの食事とセットでお得になっていたりして、最近かなり気に入っています。
落語と能の鑑賞は大手町のよみうりホールですが、その前に丸ノ内ホテルでのランチがセットになっていました。
加賀料理「大志満」の「椿壽」というお店です。
1階エントランスの奥にあるエレベーターで、フロントのあるホテル7階へ。

丸の内にはよく来ますが、丸ノ内ホテルには初めて入りました。
(余談ですが「丸の内」と「丸ノ内」の使い分けが微妙に難しい・・・笑)
いい感じにこじんまりとしたロビーを抜けると、奥の方に椿壽の入口があります。
予約名を告げると、着物姿のスタッフが窓際のテーブルに案内してくれました。

テーブルに敷かれた紙には店名にちなんだ椿の花がデザインしてあってかわいいです。

窓からは東京駅の丸の内駅舎が見えました。
丸の内側の正面広場はもう何年も工事中ですが、いつ終わるのやら。

夫はお昼から日本酒と、さっそく休日を満喫。
石川のお酒だそうです。

先付として、ほうれん草のお浸し。
醤油ではなく出汁をかけた上品な味です。

お造りは鯛と鰹でした。
甘みのある溜まり醤油で。

次に半円形の重箱が運ばれてきました。
ふたを取ると、揚げ物、煮物、焼き物、酢の物とひと通り、様々な料理が少しずつ。
こういう感じ、何だかほっとします。

ご飯と澄まし汁、それにお漬物。
私たち夫婦にはちょうどいい、絶妙な量でした。

デザートは柚子のシャーベット。
写真だと立体感がわかりにくいですが、割とたっぷり盛ってあります。
熱いお茶とシャーベットでさっぱりと食事を終えました。
ごちそうさま。

わかりやすい立地でどことなく和の趣もあるせいか、フロントには外国人の姿が目立ちました。
1階に下りて外に出たら、来た時よりも寒い気がしたのは柚子シャーベットのせいかもしれません(笑)
丸ノ内ホテルからよみうり大手町ホールまでは2ブロックほど離れていて、徒歩7~8分の距離です。
アマンや星のやができて、この辺もずいぶん雰囲気が変わったよねと話しながら。

さて、よみうり大手町ホールでの本日の演目です。
落語は柳亭市馬による人情噺「文七元結」、能は梅若玄祥の「自然居士」という二部構成。
第一部の落語は、多少なりともなじみがあり語りも現代語なので、違和感なく楽しめました。
座ったままの姿勢で小道具も湯飲みや扇子など最小限、ほぼ上半身だけの演技で、どんな場面でも何役でも演じ分ける巧みさはさすがの一言です。
端々で笑いをとりながら一気に1時間、噺家っていうだけあるよね、プロだよね、と夫と至極当たり前の感想を交わしたりして(笑)
ただ、第二部の能の方は、残念ながら私には想像以上の難解さでした。
あらすじは予習していったのですが、室町時代の語り言葉そのままなのか、ほとんど「~にて候」しかわからないという外国語状態(笑)
ところどころ判別できる単語と登場人物の立ち位置から場面を追うことはできましたが、正直完敗です。
歌舞伎などで用意されている初心者の必須アイテム、イヤフォンガイドがあれば違ったかもしれませんが。
でも、知らないことを初めて体験するのはやっぱり楽しいです。
めげずにまた何か観にいこうと思います。
歌舞伎ももう一度観たいなあ。
大志満
http://www.oshima-site.com/
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