category :2023.04 神戸
- No
- 433
- Date
- 2023.05.21 Sun
兵庫県立美術館、北野異人館通り
神戸2日目は早々にホテルをチェックアウトし、荷物を預けて兵庫県立美術館へ。

ホテルのシャトルバスで三宮、そこから阪神線に乗り岩屋駅で下車すると、美術館までは徒歩10分弱で着きます。
駅から海に向かって整備された広い歩道は、ミュージアムロードというようです。

ちょうど開催中の大人気企画、ゴッホ・アライブを観たいという妹の希望で、事前にチケット予約の上10時オープンの20分前には到着しましたが、チケット売り場も入場待ちも既に数十人の行列。
そこからすごい勢いで次から次へと人がやってきて、10時には入口ホールが待ち行列で埋め尽くされました(笑)
聞きしに勝る人気ぶりです。

オープンと同時に階段で3階まで上がり、ゴッホの作品を解説する廊下のパネル展示は後でじっくり見ようと足早に通り過ぎ、まずは映像展示室の中に入りました。
まだ人が少ないので、手前から奥まで何枚もの巨大なスクリーンの壁が見渡せます。

一番奥の椅子席はさすがに先着組に確保されていましたが、その前の床のビーズクッションに座ることができました。
目の前を遮られることなく映像に没入できる特等席です。
早く来てよかった。

映像はゴッホの絵でその生涯を振り返るもので、迫力あるクラシック音楽とも相まって圧巻の美しさ。
前後左右のスクリーン全体を使ったり別の内容を分割表示したり、時には足元の床にも投影したりして、まさにその世界に入り込むような感覚です。
途中で文字による解説を挟みながら、40分ほどの映像をループで流す感じでした。

制作時のゴッホの心境に寄り添い、作品の一部のアニメーション化や当時の風景写真とのコラージュやデフォルメによって、流れが単調にならないよう工夫されていました。

それにしても、天賦の才を与えられた人というのは苦悩を抱えたりうまく生きられなかったり、大変な代償を払うものだなと、ゴッホの絵を見るといつも思います。
「そんな悪い方に考えすぎずに楽に生きればいいのにね」「でもそれだとこんな素晴らしい絵は描けないのかもよ」とヒソヒソ話す、ただの美術好きの凡人姉妹(笑)

映像が一巡したのを見計らって、会場の奥から入口の方に戻ったら、想像以上に人がぎっしりいて驚きました。
でも、会場全体を見渡した感じもなかなか良かったので、しばらく人混みの中で立ったままおかわり鑑賞。
十分に満喫して展示室を出ました。

展示室の横には「アルルの寝室」を再現したコーナー。

「ひまわり」の絵を彷彿とさせる、一面にひまわりの造花が並んだ鏡部屋もありました。
静かに1枚1枚の絵画と向き合う美術館も大好きですが、最近はこんな没入体感型の展覧会も増えていて、美術に触れる楽しみの幅が広がるのはいいことだなと思います。

展覧会グッズが並ぶショップを通り抜け、会場の外に出ると、窓の外に青りんごが見えました。
常設の屋外展示作品のようで、シュールな存在感が目を惹きます。

あそこに行ってみようと美術館の外に出ると、階段を降りたところに、海に向かって立つ巨大な近未来少女の像が。
高さ6メートルもあるようで、観光客が写真を撮ったり下から眺めたりしていました。
が、地元民と思われる方々はランニング中に一瞥もくれず通り過ぎたり、台座部分に自転車を立てかけて座って休んだり、馴染みすぎて気にもかけていない様子が逆に面白かったです。

そして、青りんごは外階段を3階まで登った先の「海のデッキ」にありました。
後で調べたら、この美術館を設計した安藤忠雄氏が青春のシンボルとしてデザインし、2019年に寄贈したものだそうです。

建物自体がモダンで見どころ満載なのですが、素敵すぎて迷路のようで、3階から1階に戻れなくなりました(笑)
一度建物の外に出たら中に入れない設計なのかもしれませんが、妹と二人ぐるぐる歩き回って、海と反対側の外階段から何とか脱出。
「いやーこのまま美術館に住むしかないかと思ったね」と笑いながら岩屋駅に戻りました。

その後、電車とシティループバスを乗り継いで北野異人館通りへ。
北野方面は私も妹もあまり下調べをしておらずよくわからないまま、バス停の横にあるラインの館をさらっと見学し、その横の急な細い坂道を登ってみることに。
道のところどころに、見学可能な館の名前と矢印が記された案内板があります。

散策していると、北野天満神社や風見鶏の館のあたりに出ました。
ここの下り坂はさっきバスで通った北野坂に繋がるんじゃない?ということで、一旦ランチのために坂道を下ります。
空腹になると体力ゲージが減り、わかりやすく元気がなくなる妹(笑)

北野坂の途中に、ランチをやっていそうなカフェがあったので入ってみました。
シーズンズランドマークというブライダルサロンに併設されたカフェのようです。

テラス席もありましたが、冷房の効いた室内のテーブルへ。
最後の空席だったようでラッキーでした。
ランチはパスタとサラダのセットです。

パスタはアラビアータを頼みました。
ガーリックと唐辛子がやや強めでおいしかったです。
妹はカルボナーラ。
例によって私が少し残した分を、全然余裕と言って一瞬で片付けてくれる妹の頼もしさ(笑)

お隣のスターバックスも、元異人館のリノベーションだそうで素敵な外観でした。
妹はその辺のお店で何かデザート的なものでも食べたそうでしたが、少食の姉に遠慮した感もあり申し訳なかったです。

再び、風見鶏の館の方へ向かう坂の登り口。
両側にお土産屋さんがたくさん並んでいます。

風見鶏の館。
せっかくなのでちゃんと見学しようかと、入館料を払って中に入ってみました。

外観だけでなく各部屋の内装も豪華で素晴らしく、いちいち感嘆してしまいます。

かつてここで暮らしていたドイツ人貿易商トーマスさん一家の暮らしぶりや、一人娘のエルゼさんの写真なども紹介されていて、眺めているうちに「エルゼさんこんなに大きくなって・・・」と感情移入してみたり。
「こんな素敵なお家で育ったら、うちの娘みたいに『コタツで寝るな』とか『脱いだ服畳め』とか怒られるような子には育たないんだろねぇ」と妹(笑)

2階の窓からは神戸の街並みが見渡せました。

風見鶏の館のすぐ近くにある、萌黄の館。
ここも素敵でしたが、あまり時間もなく外観だけの見学です。
ひとまず異人館の雰囲気は味わえたので満足し、あとはまたバスを乗り継いでホテルに戻りました。
荷物を受け取ったら「またどっか行こうね!」と慌ただしく空港と新幹線の駅に分かれ、社会人にとってなけなしの土日休みはあっという間です。
それでも、久々に妹と泊まりがけの旅行ができて充実の週末でした。
兵庫県立美術館
https://www.artm.pref.hyogo.jp/
神戸北野異人館街
https://www.kobeijinkan.com/

ホテルのシャトルバスで三宮、そこから阪神線に乗り岩屋駅で下車すると、美術館までは徒歩10分弱で着きます。
駅から海に向かって整備された広い歩道は、ミュージアムロードというようです。

ちょうど開催中の大人気企画、ゴッホ・アライブを観たいという妹の希望で、事前にチケット予約の上10時オープンの20分前には到着しましたが、チケット売り場も入場待ちも既に数十人の行列。
そこからすごい勢いで次から次へと人がやってきて、10時には入口ホールが待ち行列で埋め尽くされました(笑)
聞きしに勝る人気ぶりです。

オープンと同時に階段で3階まで上がり、ゴッホの作品を解説する廊下のパネル展示は後でじっくり見ようと足早に通り過ぎ、まずは映像展示室の中に入りました。
まだ人が少ないので、手前から奥まで何枚もの巨大なスクリーンの壁が見渡せます。

一番奥の椅子席はさすがに先着組に確保されていましたが、その前の床のビーズクッションに座ることができました。
目の前を遮られることなく映像に没入できる特等席です。
早く来てよかった。

映像はゴッホの絵でその生涯を振り返るもので、迫力あるクラシック音楽とも相まって圧巻の美しさ。
前後左右のスクリーン全体を使ったり別の内容を分割表示したり、時には足元の床にも投影したりして、まさにその世界に入り込むような感覚です。
途中で文字による解説を挟みながら、40分ほどの映像をループで流す感じでした。

制作時のゴッホの心境に寄り添い、作品の一部のアニメーション化や当時の風景写真とのコラージュやデフォルメによって、流れが単調にならないよう工夫されていました。

それにしても、天賦の才を与えられた人というのは苦悩を抱えたりうまく生きられなかったり、大変な代償を払うものだなと、ゴッホの絵を見るといつも思います。
「そんな悪い方に考えすぎずに楽に生きればいいのにね」「でもそれだとこんな素晴らしい絵は描けないのかもよ」とヒソヒソ話す、ただの美術好きの凡人姉妹(笑)

映像が一巡したのを見計らって、会場の奥から入口の方に戻ったら、想像以上に人がぎっしりいて驚きました。
でも、会場全体を見渡した感じもなかなか良かったので、しばらく人混みの中で立ったままおかわり鑑賞。
十分に満喫して展示室を出ました。

展示室の横には「アルルの寝室」を再現したコーナー。

「ひまわり」の絵を彷彿とさせる、一面にひまわりの造花が並んだ鏡部屋もありました。
静かに1枚1枚の絵画と向き合う美術館も大好きですが、最近はこんな没入体感型の展覧会も増えていて、美術に触れる楽しみの幅が広がるのはいいことだなと思います。

展覧会グッズが並ぶショップを通り抜け、会場の外に出ると、窓の外に青りんごが見えました。
常設の屋外展示作品のようで、シュールな存在感が目を惹きます。

あそこに行ってみようと美術館の外に出ると、階段を降りたところに、海に向かって立つ巨大な近未来少女の像が。
高さ6メートルもあるようで、観光客が写真を撮ったり下から眺めたりしていました。
が、地元民と思われる方々はランニング中に一瞥もくれず通り過ぎたり、台座部分に自転車を立てかけて座って休んだり、馴染みすぎて気にもかけていない様子が逆に面白かったです。

そして、青りんごは外階段を3階まで登った先の「海のデッキ」にありました。
後で調べたら、この美術館を設計した安藤忠雄氏が青春のシンボルとしてデザインし、2019年に寄贈したものだそうです。

建物自体がモダンで見どころ満載なのですが、素敵すぎて迷路のようで、3階から1階に戻れなくなりました(笑)
一度建物の外に出たら中に入れない設計なのかもしれませんが、妹と二人ぐるぐる歩き回って、海と反対側の外階段から何とか脱出。
「いやーこのまま美術館に住むしかないかと思ったね」と笑いながら岩屋駅に戻りました。

その後、電車とシティループバスを乗り継いで北野異人館通りへ。
北野方面は私も妹もあまり下調べをしておらずよくわからないまま、バス停の横にあるラインの館をさらっと見学し、その横の急な細い坂道を登ってみることに。
道のところどころに、見学可能な館の名前と矢印が記された案内板があります。

散策していると、北野天満神社や風見鶏の館のあたりに出ました。
ここの下り坂はさっきバスで通った北野坂に繋がるんじゃない?ということで、一旦ランチのために坂道を下ります。
空腹になると体力ゲージが減り、わかりやすく元気がなくなる妹(笑)

北野坂の途中に、ランチをやっていそうなカフェがあったので入ってみました。
シーズンズランドマークというブライダルサロンに併設されたカフェのようです。

テラス席もありましたが、冷房の効いた室内のテーブルへ。
最後の空席だったようでラッキーでした。
ランチはパスタとサラダのセットです。

パスタはアラビアータを頼みました。
ガーリックと唐辛子がやや強めでおいしかったです。
妹はカルボナーラ。
例によって私が少し残した分を、全然余裕と言って一瞬で片付けてくれる妹の頼もしさ(笑)

お隣のスターバックスも、元異人館のリノベーションだそうで素敵な外観でした。
妹はその辺のお店で何かデザート的なものでも食べたそうでしたが、少食の姉に遠慮した感もあり申し訳なかったです。

再び、風見鶏の館の方へ向かう坂の登り口。
両側にお土産屋さんがたくさん並んでいます。

風見鶏の館。
せっかくなのでちゃんと見学しようかと、入館料を払って中に入ってみました。

外観だけでなく各部屋の内装も豪華で素晴らしく、いちいち感嘆してしまいます。

かつてここで暮らしていたドイツ人貿易商トーマスさん一家の暮らしぶりや、一人娘のエルゼさんの写真なども紹介されていて、眺めているうちに「エルゼさんこんなに大きくなって・・・」と感情移入してみたり。
「こんな素敵なお家で育ったら、うちの娘みたいに『コタツで寝るな』とか『脱いだ服畳め』とか怒られるような子には育たないんだろねぇ」と妹(笑)

2階の窓からは神戸の街並みが見渡せました。

風見鶏の館のすぐ近くにある、萌黄の館。
ここも素敵でしたが、あまり時間もなく外観だけの見学です。
ひとまず異人館の雰囲気は味わえたので満足し、あとはまたバスを乗り継いでホテルに戻りました。
荷物を受け取ったら「またどっか行こうね!」と慌ただしく空港と新幹線の駅に分かれ、社会人にとってなけなしの土日休みはあっという間です。
それでも、久々に妹と泊まりがけの旅行ができて充実の週末でした。
兵庫県立美術館
https://www.artm.pref.hyogo.jp/
神戸北野異人館街
https://www.kobeijinkan.com/
- category:2023.04 神戸
- No
- 432
- Date
- 2023.05.21 Sun
神戸ポートピアホテル
今回の妹との神戸旅ではポートピアホテルに宿泊しました。
ポートライナーの市民広場駅に隣接し、空港や三宮から10分以内、新幹線の新神戸駅からは無料のシャトルバスで20分と、県外からの交通アクセスがよい場所にあります。

本館は遠くからでも目を引く楕円形の高層ビル。

老舗の大型ホテルだけあって、ロビーがとても豪華でした。

私たちの部屋は、本館ロビーからの連絡通路の先にある南館のサウスリゾートフロア。
窓の外に小さなバルコニーがついていて、変則的な間取りと明るい壁の色が印象的です。

神戸到着後に荷物を預けてすぐ出かけたのでチェックインは夜でしたが、想像していたより余裕のある作りでくつろげました。
そして今気づく、そういえばソファは妹が占有していて結局座らなかったなぁと(笑)
このソファをベッドにしてトリプルルームにもできそうです。

テーブルには、予約サイト会員特典のウェルカムクッキー。
今食べてもいいし持って帰って姪にあげてもいいよ、と言ったら、妹は両方実行していました(笑)

部屋の手前には電気ポットやグラス類、お茶など。
下には小さな空の冷蔵庫。

お茶コーナーの奥には独立した洗面所がありました。
通路には大きめのクローゼット。

ベーシンは1つですが、全体が広くて鏡も大きいのは助かります。
ドライヤーやアメニティはトレーにまとめてありました。

その横のバスルームはトイレと一緒になっていましたが、洗面所は別スペースだしバスタブもそれなりの大きさなので、使い勝手としてはまずまずです。

部屋のバルコニーに出てみたら、眼下にライトアップされたプールが見えました。
南館なので夜景は期待していなかったのですが、思いがけずリゾート感が味わえました。

ホテルの本館には屋上テラスの「ソラフネ神戸」があり、事前予約すれば入れます。
神戸に来たからには夜景でも見るかと、21時からの最終枠をWEB予約してみました。
時間が来たら本館30階のブッフェレストランGOCOCUで受付をし、そこから業務用のエレベーターと階段で屋上へ。

それほど広いスペースではありませんが、メリケンパークやハーバーランド、神戸市街地の夜景がよく見えました。
日中はよく晴れて暑いくらいでしたが、4月なので夜はさすがに冷えます。
ドリンク1杯つきとのことで、シャンパンでも選べたらお洒落なのでしょうが、下戸なので2人ともホットのジンジャーティーという色気のなさ(笑)

風もそれなりに強く寒いので、賑やかに楽しむ若者グループやカップルを尻目に早々に退散。
この日は素泊まりのプランだったので、コンビニで朝食を調達し、部屋に戻りました。
本館ロビーから裏手の通路で館内のファミリーマートに直結しているのも便利です。

翌朝のバルコニー。
夜は真っ暗だった海が見えました。

丸い茶色の屋根はワールド記念ホール。
今日もいい天気です。

ホテルをチェックアウトし、荷物を預けて、シャトルバスで三宮へ向かいました。
神戸大橋から見えるメリケンパークも、とても神戸らしい風景です。
神戸ポートピアホテル
https://www.portopia.co.jp/
ポートライナーの市民広場駅に隣接し、空港や三宮から10分以内、新幹線の新神戸駅からは無料のシャトルバスで20分と、県外からの交通アクセスがよい場所にあります。

本館は遠くからでも目を引く楕円形の高層ビル。

老舗の大型ホテルだけあって、ロビーがとても豪華でした。

私たちの部屋は、本館ロビーからの連絡通路の先にある南館のサウスリゾートフロア。
窓の外に小さなバルコニーがついていて、変則的な間取りと明るい壁の色が印象的です。

神戸到着後に荷物を預けてすぐ出かけたのでチェックインは夜でしたが、想像していたより余裕のある作りでくつろげました。
そして今気づく、そういえばソファは妹が占有していて結局座らなかったなぁと(笑)
このソファをベッドにしてトリプルルームにもできそうです。

テーブルには、予約サイト会員特典のウェルカムクッキー。
今食べてもいいし持って帰って姪にあげてもいいよ、と言ったら、妹は両方実行していました(笑)

部屋の手前には電気ポットやグラス類、お茶など。
下には小さな空の冷蔵庫。

お茶コーナーの奥には独立した洗面所がありました。
通路には大きめのクローゼット。

ベーシンは1つですが、全体が広くて鏡も大きいのは助かります。
ドライヤーやアメニティはトレーにまとめてありました。

その横のバスルームはトイレと一緒になっていましたが、洗面所は別スペースだしバスタブもそれなりの大きさなので、使い勝手としてはまずまずです。

部屋のバルコニーに出てみたら、眼下にライトアップされたプールが見えました。
南館なので夜景は期待していなかったのですが、思いがけずリゾート感が味わえました。

ホテルの本館には屋上テラスの「ソラフネ神戸」があり、事前予約すれば入れます。
神戸に来たからには夜景でも見るかと、21時からの最終枠をWEB予約してみました。
時間が来たら本館30階のブッフェレストランGOCOCUで受付をし、そこから業務用のエレベーターと階段で屋上へ。

それほど広いスペースではありませんが、メリケンパークやハーバーランド、神戸市街地の夜景がよく見えました。
日中はよく晴れて暑いくらいでしたが、4月なので夜はさすがに冷えます。
ドリンク1杯つきとのことで、シャンパンでも選べたらお洒落なのでしょうが、下戸なので2人ともホットのジンジャーティーという色気のなさ(笑)

風もそれなりに強く寒いので、賑やかに楽しむ若者グループやカップルを尻目に早々に退散。
この日は素泊まりのプランだったので、コンビニで朝食を調達し、部屋に戻りました。
本館ロビーから裏手の通路で館内のファミリーマートに直結しているのも便利です。

翌朝のバルコニー。
夜は真っ暗だった海が見えました。

丸い茶色の屋根はワールド記念ホール。
今日もいい天気です。

ホテルをチェックアウトし、荷物を預けて、シャトルバスで三宮へ向かいました。
神戸大橋から見えるメリケンパークも、とても神戸らしい風景です。
神戸ポートピアホテル
https://www.portopia.co.jp/
- category:2023.04 神戸
- No
- 431
- Date
- 2023.05.21 Sun
神戸 ベイエリア
4月の下旬に妹と神戸に行ってきました。
私は東京から新幹線、妹は仙台から飛行機でそれぞれ神戸入りし、現地で待ち合わせです。
新幹線が遅れるハプニングはあったものの無事に合流し、宿泊先のポートピアホテルに荷物を預けて三宮へ。
ホテルからは三宮や新神戸まで20分おきに無料のシャトルバスが出ていて、とても便利でした。
が、気づけば発車時間ギリギリで初っ端から全力疾走してみたり、バスを降りたら降りたで地図を読み誤ったり、強風に煽られて二人して頭ボッサボサになったりで、やっぱりここでも珍道中の予感(笑)

三宮のミント神戸で近況報告に盛り上がりつつランチをとり、神戸ポートミュージアムの水族館atoaへ向かいました。
三宮駅前から路線バスに乗って新港町で下車すると、すぐ目の前がミュージアムです。
「よし、バスに乗れたぞ」「レベル1つ上がったぞ」とご満悦の妹(笑)

atoaはアクアリウムとアートの融合がコンセプトの都市型水族館です。
時間指定のWebチケットを妹が予約してくれましたが、週末ということもあってかかなり混雑していました。

中に入ってすぐの空間。
ライトの色が青一色からさまざまな色のミックスに刻々と変わり、何ともエモーショナルです。

エイやサメが泳ぐ、大きな円柱状の水槽。
何度もガラス面に突進してきては水面に舞い上がりこちらを見下ろすようなエイの動きが面白く、「このエイ絶対私らのこと煽ってるよね」と妹と笑いながらずっと眺めていました。

それぞれにテーマを持った小さめの水槽がたくさんあり、照明もきれいで見飽きません。

壁の展示もアーティスティックで面白いです。

日本庭園のような広い部屋もありました。
足元にはライトアップされた魚影。

壁一面に映し出された四季のイメージのプロジェクションマッピングと音楽が雅な雰囲気です。
その部屋を出たところで突然の「古代エジプト文明展」の展示に一瞬「??」となりましたが、水族館としての機能は続いていて、やはりところどころに水槽が設置されていました。
そして太陽の船やファラオの棺など、それはそれで興味深く鑑賞。

その先の部屋に、この水族館のアイコン的な球体の水槽がありました。
大きなスノードームみたいでとてもきれい。

順路の最後の方には生物の科学にまつわる展示もあり、大人から子供まで楽しめる施設でした。

屋上にはコツメカワウソやかカピバラ、ペンギンもいます。
さらに階段を登ると見晴らしのよい展望台。
ポートアイランドにつながる赤い橋が見えました。

別の方角からはメリケンパークの眺め。
快晴で初夏のような陽気です。
よしあそこに行ってみようとatoaを出て、さっき降りたバス停から自信満々でポートループのバスに乗ったら、なぜかメリケンパークとは逆方向の三宮へ戻ってしまいました。
三宮から乗ってきて降りたバス停なのに何で?と思ったら、どうも路線バスとループバスでは同じバス停でも行き先が反対方向になることがあるようです。
せっかく1つ上がったレベルが元に戻りました(笑)

結局三宮からまたポートループに乗り直して、ようやくメリケンパークのバス停に到着。
ループバス2日間乗り放題のチケットをホテルで買っておいたのですが、すぐに元が取れてよかったです(笑)
ホテルオークラの敷地から歩いてメリケンパークに入ると、ランニングをする人や犬の散歩をする人、広々とした芝生に寝転ぶ人たちもいて、神戸市民の憩いの場なんだなと思いました。

歩いていると日差しが暑いほどでしたが、夕方にかけて風が冷たくなり、スターバックスで温かいドリンクを買って外で飲みました。
白い外観が印象的な神戸海洋博物館は、帆船の帆と波をイメージしたデザインだそうです。
ポートタワーはリニューアル休業中で全体が白く覆われており、あの赤い鉄骨や独特のフォルムを見られなかったのは残念でした。

BE KOBEのモニュメントは大人の背丈を少し超えるくらいの大きさ。
観光客に大人気で、写真を撮りたい人の待ち行列ができていました。
東京もそうですが、コロナ禍の入国制限が大幅に緩和されて、神戸も海外からの旅行客が増えているようです。

メリケンパークから船着場を挟んだハーバーランドの眺め。
赤い観覧車が絶妙な大きさでかわいいです。
バスに乗るほどの距離でもなさそうなので、歩いてハーバーランドへ行ってみました。

ハーバーランドの大型複合施設、umie mosaic。
入口から階段を登って中に入ると、小さな路面店が立ち並ぶ外路地のようになっていました。
神戸の名産品店でお土産を買ったりしながらぶらぶら歩き、奥の観覧車のところまで行って乗ろうかどうしようか迷いましたが、時間も時間なので夕食を食べてホテルに戻ることにしました。
妹とは3月にも一緒に横浜へ行き、みなとみらいの観覧車に乗るつもりがあまりの混雑に断念したので、観覧車なかなか乗れないなぁと思いつつ(笑)

mosaicの3階にある飲茶カフェ、うめ皇蘭。
私は中華おこげの餡かけ、妹はおかずプレート付きの小籠包セットをオーダーしました。
妹は「小鉢がいっぱい、こんなに食べれるかなー」と一応言ってみたものの、秒で完食(笑)
少食かつ食べるのが極端に遅い私との差に、食事のたびに笑ってしまいます。

夕食後、バスを乗り継いでホテルに戻ろうと、ガス燈通りにあるポートループのバス乗り場に向かいました。
暗くなると街並みがいよいよ素敵な雰囲気です。
が、バス停に着いて時間を確認したら、次のバスが来るまで30分待ちでした。
ループバスは日中は次々と来るのでそれほど待ちませんが、19時を過ぎると急に本数が減るようです。
タクシー呼んじゃおうかとも話しましたが、倹約家の妹が許してくれなかったので待つことに(笑)

ただ待つのも何なので、近くの海沿いの遊歩道に出てみました。
港町は風情があっていいですね。

煉瓦倉庫もライトアップされてきれいでしたが、周辺の店舗はほとんど営業終了していて、神戸の夜は意外と早いんだなと思いました。
寒かったのでバス停に戻って近くのビルに入り、ベンチに座って何だかんだ話していたら30分はあっという間。
その後、ようやくやってきたポートループに乗ったら途中のかもめりあで10分以上停車し、三宮のミント神戸からシャトルバスに乗り換えてホテルに着くまで、何だかんだで1時間半近く。
結局、車で20分ほどの距離なのに、待ち時間含めて2時間弱というなかなか悠長なことになりました(笑)
まあ移動中も妹とは家族の近況や最近あった笑える出来事など話題が尽きず楽しかったし、これも旅の面白さですね。
神戸ポートミュージアム atoa
https://atoa-kobe.jp/
神戸ハーバーランドumie
https://umie.jp/
私は東京から新幹線、妹は仙台から飛行機でそれぞれ神戸入りし、現地で待ち合わせです。
新幹線が遅れるハプニングはあったものの無事に合流し、宿泊先のポートピアホテルに荷物を預けて三宮へ。
ホテルからは三宮や新神戸まで20分おきに無料のシャトルバスが出ていて、とても便利でした。
が、気づけば発車時間ギリギリで初っ端から全力疾走してみたり、バスを降りたら降りたで地図を読み誤ったり、強風に煽られて二人して頭ボッサボサになったりで、やっぱりここでも珍道中の予感(笑)

三宮のミント神戸で近況報告に盛り上がりつつランチをとり、神戸ポートミュージアムの水族館atoaへ向かいました。
三宮駅前から路線バスに乗って新港町で下車すると、すぐ目の前がミュージアムです。
「よし、バスに乗れたぞ」「レベル1つ上がったぞ」とご満悦の妹(笑)

atoaはアクアリウムとアートの融合がコンセプトの都市型水族館です。
時間指定のWebチケットを妹が予約してくれましたが、週末ということもあってかかなり混雑していました。

中に入ってすぐの空間。
ライトの色が青一色からさまざまな色のミックスに刻々と変わり、何ともエモーショナルです。

エイやサメが泳ぐ、大きな円柱状の水槽。
何度もガラス面に突進してきては水面に舞い上がりこちらを見下ろすようなエイの動きが面白く、「このエイ絶対私らのこと煽ってるよね」と妹と笑いながらずっと眺めていました。

それぞれにテーマを持った小さめの水槽がたくさんあり、照明もきれいで見飽きません。

壁の展示もアーティスティックで面白いです。

日本庭園のような広い部屋もありました。
足元にはライトアップされた魚影。

壁一面に映し出された四季のイメージのプロジェクションマッピングと音楽が雅な雰囲気です。
その部屋を出たところで突然の「古代エジプト文明展」の展示に一瞬「??」となりましたが、水族館としての機能は続いていて、やはりところどころに水槽が設置されていました。
そして太陽の船やファラオの棺など、それはそれで興味深く鑑賞。

その先の部屋に、この水族館のアイコン的な球体の水槽がありました。
大きなスノードームみたいでとてもきれい。

順路の最後の方には生物の科学にまつわる展示もあり、大人から子供まで楽しめる施設でした。

屋上にはコツメカワウソやかカピバラ、ペンギンもいます。
さらに階段を登ると見晴らしのよい展望台。
ポートアイランドにつながる赤い橋が見えました。

別の方角からはメリケンパークの眺め。
快晴で初夏のような陽気です。
よしあそこに行ってみようとatoaを出て、さっき降りたバス停から自信満々でポートループのバスに乗ったら、なぜかメリケンパークとは逆方向の三宮へ戻ってしまいました。
三宮から乗ってきて降りたバス停なのに何で?と思ったら、どうも路線バスとループバスでは同じバス停でも行き先が反対方向になることがあるようです。
せっかく1つ上がったレベルが元に戻りました(笑)

結局三宮からまたポートループに乗り直して、ようやくメリケンパークのバス停に到着。
ループバス2日間乗り放題のチケットをホテルで買っておいたのですが、すぐに元が取れてよかったです(笑)
ホテルオークラの敷地から歩いてメリケンパークに入ると、ランニングをする人や犬の散歩をする人、広々とした芝生に寝転ぶ人たちもいて、神戸市民の憩いの場なんだなと思いました。

歩いていると日差しが暑いほどでしたが、夕方にかけて風が冷たくなり、スターバックスで温かいドリンクを買って外で飲みました。
白い外観が印象的な神戸海洋博物館は、帆船の帆と波をイメージしたデザインだそうです。
ポートタワーはリニューアル休業中で全体が白く覆われており、あの赤い鉄骨や独特のフォルムを見られなかったのは残念でした。

BE KOBEのモニュメントは大人の背丈を少し超えるくらいの大きさ。
観光客に大人気で、写真を撮りたい人の待ち行列ができていました。
東京もそうですが、コロナ禍の入国制限が大幅に緩和されて、神戸も海外からの旅行客が増えているようです。

メリケンパークから船着場を挟んだハーバーランドの眺め。
赤い観覧車が絶妙な大きさでかわいいです。
バスに乗るほどの距離でもなさそうなので、歩いてハーバーランドへ行ってみました。

ハーバーランドの大型複合施設、umie mosaic。
入口から階段を登って中に入ると、小さな路面店が立ち並ぶ外路地のようになっていました。
神戸の名産品店でお土産を買ったりしながらぶらぶら歩き、奥の観覧車のところまで行って乗ろうかどうしようか迷いましたが、時間も時間なので夕食を食べてホテルに戻ることにしました。
妹とは3月にも一緒に横浜へ行き、みなとみらいの観覧車に乗るつもりがあまりの混雑に断念したので、観覧車なかなか乗れないなぁと思いつつ(笑)

mosaicの3階にある飲茶カフェ、うめ皇蘭。
私は中華おこげの餡かけ、妹はおかずプレート付きの小籠包セットをオーダーしました。
妹は「小鉢がいっぱい、こんなに食べれるかなー」と一応言ってみたものの、秒で完食(笑)
少食かつ食べるのが極端に遅い私との差に、食事のたびに笑ってしまいます。

夕食後、バスを乗り継いでホテルに戻ろうと、ガス燈通りにあるポートループのバス乗り場に向かいました。
暗くなると街並みがいよいよ素敵な雰囲気です。
が、バス停に着いて時間を確認したら、次のバスが来るまで30分待ちでした。
ループバスは日中は次々と来るのでそれほど待ちませんが、19時を過ぎると急に本数が減るようです。
タクシー呼んじゃおうかとも話しましたが、倹約家の妹が許してくれなかったので待つことに(笑)

ただ待つのも何なので、近くの海沿いの遊歩道に出てみました。
港町は風情があっていいですね。

煉瓦倉庫もライトアップされてきれいでしたが、周辺の店舗はほとんど営業終了していて、神戸の夜は意外と早いんだなと思いました。
寒かったのでバス停に戻って近くのビルに入り、ベンチに座って何だかんだ話していたら30分はあっという間。
その後、ようやくやってきたポートループに乗ったら途中のかもめりあで10分以上停車し、三宮のミント神戸からシャトルバスに乗り換えてホテルに着くまで、何だかんだで1時間半近く。
結局、車で20分ほどの距離なのに、待ち時間含めて2時間弱というなかなか悠長なことになりました(笑)
まあ移動中も妹とは家族の近況や最近あった笑える出来事など話題が尽きず楽しかったし、これも旅の面白さですね。
神戸ポートミュージアム atoa
https://atoa-kobe.jp/
神戸ハーバーランドumie
https://umie.jp/
- category:2023.04 神戸