- No
- 429
- Date
- 2023.01.22 Sun
時の宿すみれ(食事など)
時の宿すみれの夕食は、米沢牛づくしの創作懐石です。
少し前に銀座の「米沢牛黄木」でランチをいただきましたが、その黄木の系列店とのことなので、良質な米沢牛が手配できるのでしょうね。

ロビーの奥にある食事処、すみれ庵。
夕食は18時から19時、朝食は8時半から9時の間の好きな時間に行けばよいとのこと。
ランチ時間は予約のみで、宿泊客以外でも利用できるそうです。
カウンターと半個室のテーブル席があり、私たちはテーブル席でした。

本日のお品書き。
夕食の量が控えめなプランなので、通常のコースよりも2皿少なく、代わりにメインのステーキがサーロインからフィレにグレードアップされています。
それでもそれなりの品数で、ほぼすべての料理に米沢牛が使われているため、普段それほど食べない私たちには結構なボリュームでした。

かいのみのマリネとアボカドのセルクル仕立て。
牛肉のかいのみという部位のローストをワインビネガーでマリネし、アボカドと合わせてかぼちゃのペーストを添えたものです。
創作懐石ですがフレンチっぽさもあり、生肉がちょっと苦手な私でも好物のアボカドと相まっておいしくいただけました。

テールのフランとポルチーニのポタージュ。
牛テールを使った洋風茶碗蒸しとポルチーニ茸風味のポタージュの二層になっており、優しい口当たりながらずっしりと濃厚な味わいです。

ぶりすけのカツレツと内もものロティ、コニャック風味のマスタードソース。
ぶりすけとは肩もも肉のことで、ブリスケットから転じた呼び方だそうです。
一口サイズのカツレツは夫がとても気に入り、胃弱の私はどのみち全部食べきれないので、早くも夫にあげました(笑)

お口直しのグラニテ、ラ・フランス。
洋梨の果肉も少し感じられて爽やか。

大とろポワレとランプ漬けのにぎり。
すみれのシグネチャーメニュー、大とろのポワレは肩三角をベリーレアにローストしたものです。
極薄切りで、口の中で脂分がスッと溶けてなくなりました。
ランプ漬けにぎりにはゆずを添えて。

しきんぼの湯引きと豆もやしの小鉢。
しきんぼとは後ろ脚の外側で、取り出した時の形が金の延棒に似ているためそう呼ばれるとのこと。
牛のいろいろな部位の説明も楽しいです。

すみれの冷や汁。
冷や汁は椎茸の戻し汁で煮て冷やしたお浸しで、米沢の郷土料理です。

そして、ステーキ用の塩とわさびが用意されました。
塩はイギリス産、ヒマラヤ産、モンゴル産と3種類あり、お好みで。

フィレのステーキ。
焼く前に塊肉を見せてくれましたが、色も形も大きさも完璧な美しいフィレでした。
これはきっとレア寄りがおすすめだろうなとは思いつつミディアムでお願いしましたが、サシが一切ない綺麗な赤身なのに柔らかな脂分の甘さも感じられ、これまで食べたフィレの中で一番おいしかったです。
何ならもうこの1品だけでも大満足(笑)

まくらと牛骨スープの温かいうどん。
とても食べきれないと思いましたが、牛骨を長時間煮込んだ熱々のスープの出汁がこれまた最高においしくて、ちびちびといつまでも啜っていたい味わいでした。
まくらというのは殿様が使う硬くて高い木の枕に似ているからで、前足の部分だそうです。

デザートはロビーラウンジに席を移し、バーカウンターでいただきました。

レモンチーズムースとフルーツのカクテル。
私も夫もすっかり満腹でしたが、コーヒーと紅茶を淹れてもらい、時折雪がちらつく窓の外にも目をやりながら食後の余韻を楽しみました。
その後、部屋に戻ってさらにのんびりし、思い立ってはお風呂に出かけて温泉に浸かり。
来る前は「部屋に温泉がついてたら満点なのに」と思っていましたが、もはやそんなことはどうでもよくなり、ここは天国ですか?と思いながら雪国の夜を過ごしました(笑)

翌朝、すっきり目覚めてまた温泉へ。
貸切露天も空いていたし、大浴場も貸切で使えて冬の温泉をしみじみと満喫しました。
朝食前のロビーの窓から林越しに、鉄橋を渡る新幹線がちらりと見えました。

朝食も昨晩と同じ半個室テーブルで。
米沢牛のソーセージや、サーロインなども使われている牛すじの煮凝りなど、朝も米沢牛を堪能できます。

米沢産のつや姫と温泉卵。

お味噌汁は牛汁、冷奴には山形のだしが乗っています。

フルーツソースのヨーグルト。
全部は食べきれませんでしたが、お腹いっぱいになりました。

シックで落ち着いた雰囲気のすみれ庵のカウンター。
目の前の鉄板でステーキが焼き上がるのを眺めるのは楽しそうです。
夕食の時は気づきませんでしたが、奥にはお座敷もあるようでした。

部屋の窓から見える、たまに鉄橋を通過する新幹線。
ガタンゴトンと音が聞こえるともうカメラが間に合わないのでなかなか撮れませんでしたが、チェックアウト直前になぜか夫と二人で本気になり、米沢発上りの時刻表を調べたりして、ようやくしっかり写真に収めることができました(笑)
チェックアウト時間は11時ですが、雪道のため米沢駅までの送迎を通常より早い出発にしているとのことで、少し早めに部屋を出ます。

部屋に置いてあるアンケートに答えたら、チェックインの時に出してくれたメレンゲのお菓子をいただきました。
お世話になりました。

雪で真っ白な米沢駅から下りの新幹線に乗って山形へ。
上山あたりから積雪量は目に見えて減り、山形市内にはほとんど雪がありません。
妹が迎えに来てくれて、その日は久しぶりに親戚の家を訪ねたりして、遅めのご年始挨拶となりました。
翌日は、私が今回上杉神社でいただいてきた御朱印を見た両親が「寺社仏閣なら県内にいっぱいあるぞ」と張り切ってあちこち紹介してくれました。
が、御朱印ありきで急いで回るものでもないので、まずは昔から馴染みのある何箇所かへ。

諏訪神社。
こちらは初めてきちんと参拝しましたが、山形七福神の1つで、Jリーグのモンテディオ山形が必勝祈願に訪れる神社でもあるそうです。

手水舎に浮かぶ菊の花が綺麗でした。

続いて山形県護国神社。
「何回も来てるから車で待ってる」と言う父に「一緒に写真撮りたかったのに」と母がプンプン文句を言いながらの参拝です(笑)
この辺りでは大きな神社だけあって、まだまだ初詣客もたくさんいました。

他に寒河江市の慈恩寺がおすすめだと父が言うので、連れて行ってもらいました。
お寺の本堂は山を少し上ったところにあるのですが、まずはその麓の施設「慈恩寺テラス」へ。
慈恩寺の歴史が学べる常設の展示室やシアタールームがあり、まだ新しいようでとてもきれいでした。

施設内の飲食スペース、寺そば・寺カフェ。
お昼過ぎの時間だったので、ここで昼食をとりました。
これは夫のげそ天小板そば。
山形の板そばといえば大きな木箱に数人前のそばを盛ったものですが、さすがにそんな大きさではないということで「小板そば」なのでしょうか。
げそ天は山形ではそばやラーメンの具の定番です。

私はこの辺りのソウルフード、肉そば。
冬でも冷たいのを食べる人が多いのですが、温かい方で。
東京でよく見る更科そばと山形の極太田舎そばの中間くらいで、程よくもちもち感もあるおいしいおそばでした。
ただ、混雑のためか材料切れか、食券を買ってから提供までかなり待ったので、肝心のお寺を見る時間があまりなくなりました。

慈恩寺の本堂は冬囲いがしてあってほとんど外観が見えませんでしたが、山門はさすがの迫力でした。
屋根からの雪崩のような落雪に肝を冷やしながら本堂の階段を上ると、中に無人の授与所があり、ご用の方はブザーで呼んでくださいとのこと。
ほどなくしてお寺の方が来られ、無事にお参りを済ませて御朱印もいただきました。
数々の国宝を有する本堂内部にも、時間があれば拝観したかったです。

雨もぱらついてきたので足早に眺めるだけとなりましたが、三重塔も壮観でした。
慈恩寺はまた別の季節に余裕をもって再訪したいですね。
その後、道の駅に寄りつつ山形駅まで送ってもらい、東京に戻りました。
私の御朱印帳を興味深げに眺めていた母が、翌週にさっそく南陽市の熊野大社で御朱印集めをスタートしたようで、「さすが、行動が早いな」と夫と感心しています(笑)
時の宿すみれ
https://www.tokinoyado.com/
少し前に銀座の「米沢牛黄木」でランチをいただきましたが、その黄木の系列店とのことなので、良質な米沢牛が手配できるのでしょうね。

ロビーの奥にある食事処、すみれ庵。
夕食は18時から19時、朝食は8時半から9時の間の好きな時間に行けばよいとのこと。
ランチ時間は予約のみで、宿泊客以外でも利用できるそうです。
カウンターと半個室のテーブル席があり、私たちはテーブル席でした。

本日のお品書き。
夕食の量が控えめなプランなので、通常のコースよりも2皿少なく、代わりにメインのステーキがサーロインからフィレにグレードアップされています。
それでもそれなりの品数で、ほぼすべての料理に米沢牛が使われているため、普段それほど食べない私たちには結構なボリュームでした。

かいのみのマリネとアボカドのセルクル仕立て。
牛肉のかいのみという部位のローストをワインビネガーでマリネし、アボカドと合わせてかぼちゃのペーストを添えたものです。
創作懐石ですがフレンチっぽさもあり、生肉がちょっと苦手な私でも好物のアボカドと相まっておいしくいただけました。

テールのフランとポルチーニのポタージュ。
牛テールを使った洋風茶碗蒸しとポルチーニ茸風味のポタージュの二層になっており、優しい口当たりながらずっしりと濃厚な味わいです。

ぶりすけのカツレツと内もものロティ、コニャック風味のマスタードソース。
ぶりすけとは肩もも肉のことで、ブリスケットから転じた呼び方だそうです。
一口サイズのカツレツは夫がとても気に入り、胃弱の私はどのみち全部食べきれないので、早くも夫にあげました(笑)

お口直しのグラニテ、ラ・フランス。
洋梨の果肉も少し感じられて爽やか。

大とろポワレとランプ漬けのにぎり。
すみれのシグネチャーメニュー、大とろのポワレは肩三角をベリーレアにローストしたものです。
極薄切りで、口の中で脂分がスッと溶けてなくなりました。
ランプ漬けにぎりにはゆずを添えて。

しきんぼの湯引きと豆もやしの小鉢。
しきんぼとは後ろ脚の外側で、取り出した時の形が金の延棒に似ているためそう呼ばれるとのこと。
牛のいろいろな部位の説明も楽しいです。

すみれの冷や汁。
冷や汁は椎茸の戻し汁で煮て冷やしたお浸しで、米沢の郷土料理です。

そして、ステーキ用の塩とわさびが用意されました。
塩はイギリス産、ヒマラヤ産、モンゴル産と3種類あり、お好みで。

フィレのステーキ。
焼く前に塊肉を見せてくれましたが、色も形も大きさも完璧な美しいフィレでした。
これはきっとレア寄りがおすすめだろうなとは思いつつミディアムでお願いしましたが、サシが一切ない綺麗な赤身なのに柔らかな脂分の甘さも感じられ、これまで食べたフィレの中で一番おいしかったです。
何ならもうこの1品だけでも大満足(笑)

まくらと牛骨スープの温かいうどん。
とても食べきれないと思いましたが、牛骨を長時間煮込んだ熱々のスープの出汁がこれまた最高においしくて、ちびちびといつまでも啜っていたい味わいでした。
まくらというのは殿様が使う硬くて高い木の枕に似ているからで、前足の部分だそうです。

デザートはロビーラウンジに席を移し、バーカウンターでいただきました。

レモンチーズムースとフルーツのカクテル。
私も夫もすっかり満腹でしたが、コーヒーと紅茶を淹れてもらい、時折雪がちらつく窓の外にも目をやりながら食後の余韻を楽しみました。
その後、部屋に戻ってさらにのんびりし、思い立ってはお風呂に出かけて温泉に浸かり。
来る前は「部屋に温泉がついてたら満点なのに」と思っていましたが、もはやそんなことはどうでもよくなり、ここは天国ですか?と思いながら雪国の夜を過ごしました(笑)

翌朝、すっきり目覚めてまた温泉へ。
貸切露天も空いていたし、大浴場も貸切で使えて冬の温泉をしみじみと満喫しました。
朝食前のロビーの窓から林越しに、鉄橋を渡る新幹線がちらりと見えました。

朝食も昨晩と同じ半個室テーブルで。
米沢牛のソーセージや、サーロインなども使われている牛すじの煮凝りなど、朝も米沢牛を堪能できます。

米沢産のつや姫と温泉卵。

お味噌汁は牛汁、冷奴には山形のだしが乗っています。

フルーツソースのヨーグルト。
全部は食べきれませんでしたが、お腹いっぱいになりました。

シックで落ち着いた雰囲気のすみれ庵のカウンター。
目の前の鉄板でステーキが焼き上がるのを眺めるのは楽しそうです。
夕食の時は気づきませんでしたが、奥にはお座敷もあるようでした。

部屋の窓から見える、たまに鉄橋を通過する新幹線。
ガタンゴトンと音が聞こえるともうカメラが間に合わないのでなかなか撮れませんでしたが、チェックアウト直前になぜか夫と二人で本気になり、米沢発上りの時刻表を調べたりして、ようやくしっかり写真に収めることができました(笑)
チェックアウト時間は11時ですが、雪道のため米沢駅までの送迎を通常より早い出発にしているとのことで、少し早めに部屋を出ます。

部屋に置いてあるアンケートに答えたら、チェックインの時に出してくれたメレンゲのお菓子をいただきました。
お世話になりました。

雪で真っ白な米沢駅から下りの新幹線に乗って山形へ。
上山あたりから積雪量は目に見えて減り、山形市内にはほとんど雪がありません。
妹が迎えに来てくれて、その日は久しぶりに親戚の家を訪ねたりして、遅めのご年始挨拶となりました。
翌日は、私が今回上杉神社でいただいてきた御朱印を見た両親が「寺社仏閣なら県内にいっぱいあるぞ」と張り切ってあちこち紹介してくれました。
が、御朱印ありきで急いで回るものでもないので、まずは昔から馴染みのある何箇所かへ。

諏訪神社。
こちらは初めてきちんと参拝しましたが、山形七福神の1つで、Jリーグのモンテディオ山形が必勝祈願に訪れる神社でもあるそうです。

手水舎に浮かぶ菊の花が綺麗でした。

続いて山形県護国神社。
「何回も来てるから車で待ってる」と言う父に「一緒に写真撮りたかったのに」と母がプンプン文句を言いながらの参拝です(笑)
この辺りでは大きな神社だけあって、まだまだ初詣客もたくさんいました。

他に寒河江市の慈恩寺がおすすめだと父が言うので、連れて行ってもらいました。
お寺の本堂は山を少し上ったところにあるのですが、まずはその麓の施設「慈恩寺テラス」へ。
慈恩寺の歴史が学べる常設の展示室やシアタールームがあり、まだ新しいようでとてもきれいでした。

施設内の飲食スペース、寺そば・寺カフェ。
お昼過ぎの時間だったので、ここで昼食をとりました。
これは夫のげそ天小板そば。
山形の板そばといえば大きな木箱に数人前のそばを盛ったものですが、さすがにそんな大きさではないということで「小板そば」なのでしょうか。
げそ天は山形ではそばやラーメンの具の定番です。

私はこの辺りのソウルフード、肉そば。
冬でも冷たいのを食べる人が多いのですが、温かい方で。
東京でよく見る更科そばと山形の極太田舎そばの中間くらいで、程よくもちもち感もあるおいしいおそばでした。
ただ、混雑のためか材料切れか、食券を買ってから提供までかなり待ったので、肝心のお寺を見る時間があまりなくなりました。

慈恩寺の本堂は冬囲いがしてあってほとんど外観が見えませんでしたが、山門はさすがの迫力でした。
屋根からの雪崩のような落雪に肝を冷やしながら本堂の階段を上ると、中に無人の授与所があり、ご用の方はブザーで呼んでくださいとのこと。
ほどなくしてお寺の方が来られ、無事にお参りを済ませて御朱印もいただきました。
数々の国宝を有する本堂内部にも、時間があれば拝観したかったです。

雨もぱらついてきたので足早に眺めるだけとなりましたが、三重塔も壮観でした。
慈恩寺はまた別の季節に余裕をもって再訪したいですね。
その後、道の駅に寄りつつ山形駅まで送ってもらい、東京に戻りました。
私の御朱印帳を興味深げに眺めていた母が、翌週にさっそく南陽市の熊野大社で御朱印集めをスタートしたようで、「さすが、行動が早いな」と夫と感心しています(笑)
時の宿すみれ
https://www.tokinoyado.com/
- category:2023.01 米沢(時の宿すみれ)
- No
- 428
- Date
- 2023.01.21 Sat
時の宿すみれ(部屋など)
年末年始休暇も明けて慌ただしく仕事を再開した1月の上旬、山形県米沢市にある湯の沢温泉、時の宿すみれに宿泊しました。
こちらは「お二人様専用宿」「夕食が米沢牛づくし」というユニークなコンセプトの宿です。
米沢といえば山形でも雪の多い地域で、この冬は年始にかけて大雪が降ったため、久々の雪見露天風呂も楽しみに夫と山形新幹線に乗り込みました。
東京から2時間ほどで米沢駅に到着し、まずは荷物を駅のロッカーに預けてタクシーで上杉神社へ。
駅から10分程度の道すがら、道路の端には数十センチの雪が積もっていて、運転手さんが「年末はそうでもなかったけど、年明けに一晩で30センチも積もったんですよ。こんな一気に降ることないんでね、びっくりしましたよ」と話していました。
神社近くの観光センター、上杉城史苑の駐車場ロータリーでタクシーを下車。
帰りのタクシーもここから乗れるが車がいなかったら電話をくださいと、運転手さんがタクシー会社の連絡先カードを渡してくれました。

冬に来たのは多分初めてですが、あたり一面真っ白な雪景色の中、見覚えのあるお土産屋さんや博物館の建物を眺めながら歩いていき、神社の境内へ。
お堀の水も見事に凍結していました。
橋の上には妙に人慣れした鳩がたくさんいて、これはどの季節も同じようです。

三が日は過ぎてもまだ松の内の三連休とあって、参拝客が次々と訪れていました。
私たちもこれが初詣です。

上杉神社の御祭神は言わずと知れた上杉謙信公で、同じ敷地内の松岬神社には上杉鷹山公が祀られています。
社務所で御朱印を、授与所では上杉神社の「勝守」と松岬神社の「なせばなる守」をいただきました。
ここ数年心に抱いている小さな挑戦の野望を、今年は「成らぬは人の為さぬなりけり」にならないようにがんばろうと思います(笑)

2月には松岬公園一帯で雪灯籠まつりが行われるようです。
雪で作った灯籠やぼんぼりにろうそくの灯がともる幻想的な風景を、いつか見に来たいですね。

その後、上杉城史苑でお土産品を物色し、ロータリーでタクシーを呼んで米沢駅に戻りました。
14:20に宿の送迎車が駅に来てくれたのでそれに乗り、市街地から少し山の方へ向かって15分ほどで宿に到着。

時の宿すみれは全10室のこじんまりとした規模で、住宅地から少し離れた林の中にありました。

雪景色を眺められる大きな窓のロビーには暖炉も。

バーカウンターでは大人の二人連れが落ち着いて時を過ごせそうです。
この規模感はとても私好み。
ロビーの奥はお風呂や食事処になっています。

チェックイン手続きの際に、抹茶とメレンゲのお菓子を出してくれました。

ひと息ついてから部屋へ。
エレベーターはなく階段で2階に上がります。

予約したのは「いぶき」という部屋。

中に入ると広めの玄関と、廊下もしっかりある部屋でした。

とはいえ、廊下と寝室の間は上半分が木の格子で仕切られているので、空間としては緩やかに繋がっている感じです。
廊下の右手にはクローゼットと冷蔵庫の棚と洗面台が並び、つき当たりはトイレ。
お風呂はどの客室にもついておらず、大浴場と貸切露天風呂を使います。

クローゼットには浴衣と作務衣とタオル類。
薄い黄色の作務衣は着心地がよく、室内もお風呂も食事もそれで過ごしました。
タオルはお風呂には用意されていないので、部屋から持っていく必要があります。

冷蔵庫にはお酒とドリンクがあり、有料です。

陶器のベイシンがかわいい、シンプルな洗面台。
歯ブラシやシェーバー、ブラシなどが用意されていました。

トイレも広々。

部屋はリビングと寝室に分かれていて、リビング側は3シーターのソファと椅子、キャビネットが置かれた洋室です。

日常から離れ、時間を忘れてゆっくりしてほしいということで、客室にテレビと時計はありません。

代わりにミニステレオと、ヒーリング系の音楽CDが置いてあります。
何枚か聞いてみましたが、確かにこの静かな環境によく合う素敵な曲ばかりでした。

キャビネットの中にはお茶セット。
かわいいフクロウ君も隠れていました(笑)

リビングの横には琉球畳の和室。
少し段差のついた小上がりになっています。

寝室が分かれているので、最初から布団が敷いてありました。
ごろごろし放題です(笑)

窓の外には林が広がっていますが、少し先に奥羽本線の鉄橋があり、山形新幹線や在来線の電車が時折ガタンゴトンと通過するのが見えたりします。
新幹線といっても山間部は在来線並みのスピードなので、音も風景もなかなかノスタルジックでした。

しばらく部屋でのんびりしてから、夕食前にお風呂に行ってみました。
こちらのお風呂は清掃時以外は24時間入浴可能です。
大浴場は2箇所で、片方は露天風呂つきで片方は内風呂のみ、夕食の前後で男女が入れ替わりになります。
露天風呂つきの方はシャワーが5台、もう一方は3台とどちらもそれほど広くはありませんが、客室数が10室なので混み合うことはあまりなく、貸切になるタイミングもありました。
他に貸切の露天風呂も2箇所あり、空いていれば予約なしで使用できます。

貸切露天に向かう通路から階段を下りると、「木漏れ日の湯」と「せせらぎの湯」のドア。
「空いています」の札が掛かっていたら、札を裏返して「入浴中です」にし、ドアを閉めて中から鍵をかけます。
脱衣所も既に外なので、身を切る寒さに服を脱ぐのも秒の速さ(笑)

冬の露天風呂はやっぱり最高ですね。
湯温もちょうどよく、いつまでも入っていたくなります。
なお、貸切露天にもシャワーがついていますが、排水がそのまま川に流れるため、ボディソープやシャンプーなどは使用禁止です。

ほかほかと暖まった体で部屋に戻る途中、ロビーの暖炉には火が入っていました。

ロビー横の酒蔵には日本酒やワインが保管されていて、自由に中を見ることができます。
日本酒党の夫の姿が見えないなと思っていたら、夕食に飲みたいお酒を抜かりなくチェック済みでした(笑)
時の宿すみれ
https://www.tokinoyado.com/
こちらは「お二人様専用宿」「夕食が米沢牛づくし」というユニークなコンセプトの宿です。
米沢といえば山形でも雪の多い地域で、この冬は年始にかけて大雪が降ったため、久々の雪見露天風呂も楽しみに夫と山形新幹線に乗り込みました。
東京から2時間ほどで米沢駅に到着し、まずは荷物を駅のロッカーに預けてタクシーで上杉神社へ。
駅から10分程度の道すがら、道路の端には数十センチの雪が積もっていて、運転手さんが「年末はそうでもなかったけど、年明けに一晩で30センチも積もったんですよ。こんな一気に降ることないんでね、びっくりしましたよ」と話していました。
神社近くの観光センター、上杉城史苑の駐車場ロータリーでタクシーを下車。
帰りのタクシーもここから乗れるが車がいなかったら電話をくださいと、運転手さんがタクシー会社の連絡先カードを渡してくれました。

冬に来たのは多分初めてですが、あたり一面真っ白な雪景色の中、見覚えのあるお土産屋さんや博物館の建物を眺めながら歩いていき、神社の境内へ。
お堀の水も見事に凍結していました。
橋の上には妙に人慣れした鳩がたくさんいて、これはどの季節も同じようです。

三が日は過ぎてもまだ松の内の三連休とあって、参拝客が次々と訪れていました。
私たちもこれが初詣です。

上杉神社の御祭神は言わずと知れた上杉謙信公で、同じ敷地内の松岬神社には上杉鷹山公が祀られています。
社務所で御朱印を、授与所では上杉神社の「勝守」と松岬神社の「なせばなる守」をいただきました。
ここ数年心に抱いている小さな挑戦の野望を、今年は「成らぬは人の為さぬなりけり」にならないようにがんばろうと思います(笑)

2月には松岬公園一帯で雪灯籠まつりが行われるようです。
雪で作った灯籠やぼんぼりにろうそくの灯がともる幻想的な風景を、いつか見に来たいですね。

その後、上杉城史苑でお土産品を物色し、ロータリーでタクシーを呼んで米沢駅に戻りました。
14:20に宿の送迎車が駅に来てくれたのでそれに乗り、市街地から少し山の方へ向かって15分ほどで宿に到着。

時の宿すみれは全10室のこじんまりとした規模で、住宅地から少し離れた林の中にありました。

雪景色を眺められる大きな窓のロビーには暖炉も。

バーカウンターでは大人の二人連れが落ち着いて時を過ごせそうです。
この規模感はとても私好み。
ロビーの奥はお風呂や食事処になっています。

チェックイン手続きの際に、抹茶とメレンゲのお菓子を出してくれました。

ひと息ついてから部屋へ。
エレベーターはなく階段で2階に上がります。

予約したのは「いぶき」という部屋。

中に入ると広めの玄関と、廊下もしっかりある部屋でした。

とはいえ、廊下と寝室の間は上半分が木の格子で仕切られているので、空間としては緩やかに繋がっている感じです。
廊下の右手にはクローゼットと冷蔵庫の棚と洗面台が並び、つき当たりはトイレ。
お風呂はどの客室にもついておらず、大浴場と貸切露天風呂を使います。

クローゼットには浴衣と作務衣とタオル類。
薄い黄色の作務衣は着心地がよく、室内もお風呂も食事もそれで過ごしました。
タオルはお風呂には用意されていないので、部屋から持っていく必要があります。

冷蔵庫にはお酒とドリンクがあり、有料です。

陶器のベイシンがかわいい、シンプルな洗面台。
歯ブラシやシェーバー、ブラシなどが用意されていました。

トイレも広々。

部屋はリビングと寝室に分かれていて、リビング側は3シーターのソファと椅子、キャビネットが置かれた洋室です。

日常から離れ、時間を忘れてゆっくりしてほしいということで、客室にテレビと時計はありません。

代わりにミニステレオと、ヒーリング系の音楽CDが置いてあります。
何枚か聞いてみましたが、確かにこの静かな環境によく合う素敵な曲ばかりでした。

キャビネットの中にはお茶セット。
かわいいフクロウ君も隠れていました(笑)

リビングの横には琉球畳の和室。
少し段差のついた小上がりになっています。

寝室が分かれているので、最初から布団が敷いてありました。
ごろごろし放題です(笑)

窓の外には林が広がっていますが、少し先に奥羽本線の鉄橋があり、山形新幹線や在来線の電車が時折ガタンゴトンと通過するのが見えたりします。
新幹線といっても山間部は在来線並みのスピードなので、音も風景もなかなかノスタルジックでした。

しばらく部屋でのんびりしてから、夕食前にお風呂に行ってみました。
こちらのお風呂は清掃時以外は24時間入浴可能です。
大浴場は2箇所で、片方は露天風呂つきで片方は内風呂のみ、夕食の前後で男女が入れ替わりになります。
露天風呂つきの方はシャワーが5台、もう一方は3台とどちらもそれほど広くはありませんが、客室数が10室なので混み合うことはあまりなく、貸切になるタイミングもありました。
他に貸切の露天風呂も2箇所あり、空いていれば予約なしで使用できます。

貸切露天に向かう通路から階段を下りると、「木漏れ日の湯」と「せせらぎの湯」のドア。
「空いています」の札が掛かっていたら、札を裏返して「入浴中です」にし、ドアを閉めて中から鍵をかけます。
脱衣所も既に外なので、身を切る寒さに服を脱ぐのも秒の速さ(笑)

冬の露天風呂はやっぱり最高ですね。
湯温もちょうどよく、いつまでも入っていたくなります。
なお、貸切露天にもシャワーがついていますが、排水がそのまま川に流れるため、ボディソープやシャンプーなどは使用禁止です。

ほかほかと暖まった体で部屋に戻る途中、ロビーの暖炉には火が入っていました。

ロビー横の酒蔵には日本酒やワインが保管されていて、自由に中を見ることができます。
日本酒党の夫の姿が見えないなと思っていたら、夕食に飲みたいお酒を抜かりなくチェック済みでした(笑)
時の宿すみれ
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