- No
- 412
- Date
- 2021.12.11 Sat
山形
11月下旬に、山形へ行ってきました。
ちょうど1年前に政府のGoToトラベルキャンペーン利用で銀山温泉に宿泊しましたが、実家メンバーとは姪の進学祝いを兼ねた食事会で顔を合わせたのみ。
新型コロナの第5波が収束し、10月以降は新規感染者数も急激に減少したので、今なら会いに行ってもリスクが少ないかなと急遽帰省を決めたのでした。
母からの指示で、米沢駅で新幹線を下車。
両親が迎えに来ましたが妹と姪がおらず、聞くと姪が寝坊して出発が遅れたので他の場所で落ち合うとのこと。
まったくあいつは時間計算できなくて困るとぶつぶつ孫の文句を言う父に、相変わらずだなぁと苦笑い。
その後、妹と姪も合流し、久々の再会に近況など話しつつ昼食をとりました。
当初の予定では、上杉神社を参拝して父と夫が武将のコスプレをする(?)という謎の企画でしたが、行き先を変更して高畠周辺に行くことに。
大学生になり免許を取った姪が運転する車に乗せてもらい、伯父と伯母はもう感無量です(笑)

何度か来ている高畠ワイナリー。
ナビなしで記憶頼み、雰囲気重視で経路を選ぶ妹の緩い道案内と、初心者マークの姪の慎重な運転で、少し時間はかかりましたが無事に到着しました(笑)
醸造場でワインの試飲もできますが、時節柄か売り場でのセルフ試飲はなくなっていました。
お酒が飲めなくても、地元の特産品を物色したりするのも楽しく、ついつい買い込んでしまいます。

レトロな雰囲気が素敵な旧高畠駅。
1974年に廃線となった山形交通高畠線の駅舎で、地元特産の高畠石で作られている文化財です。

駅舎の横にはホームと車両が展示されていました。
線路跡の一部は緑道として整備されているとのこと。

そこからまた車2台で移動し、安久津八幡神社の三重塔へ。
平安後期に源義家が戦勝を祈願したと言われていますが、創建の由来は定かではなく伝承によるそうです。

参道の途中に「耳の神様」という立札と小さなお宮がありました。
特に説明書きなどがなかったため言われは不明ですが、語感がちょっとかわいい(笑)
周囲の紅葉がきれいでした。

風格を感じさせる茅葺きの本堂。
裏山には安久津古墳群十数基が点在しているとのことで、この辺り一帯が歴史公園として整備されています。

公園内に再現された竪穴式住居。
中は意外と温かいです。
周囲の池ではアヒルがのんびりと泳いでいました。
何ともほっこりする秋の山里の風景です。

そこからそう遠くない場所にある、高畠石採石場の瓜割石庭公園。
旧高畠駅舎の石はここで採掘されたものだそうです。

山肌は垂直に切り立った崖になっていてなかなか壮観。
あの高さから切り出した石をどうやって運び出したんでしょうね。

採石跡のトンネルの向こうにも高畠石に囲まれたスペースがあり、まるで異世界のような眺めでした。
音響もよく、コンサートホールとして使われることもあるようです。

写真映えするせいか、学生と思われる数人の若者グループが壁によじ登ってはしゃいでいました。
姪も負けじと壁際でポーズを取り、それを大人たちがこぞって撮影するというこちらもこちらで謎集団(笑)
夕日が差し込むと確かに「エモい」です。

実家への帰り道、上山市にある楢下宿の丹野こんにゃくの本店に寄りました。
ここはいつも混雑していますが、もう夕方だったので駐車場もだいぶ空いていました。

囲炉裏端に腰かけて玉こんにゃくを食べながら休憩。
1本100円ぐらいなのに熱いお茶まで出してくれて、サービス満点です。
翌日は父による遠出の計画が変更になり、実家や妹宅でのんびり過ごすことになりました。
最近ピアノにはまっている妹と久々に連弾しようと、数回しか弾かずに合わせたら間違いまくりで爆笑。
何より生ピアノを弾くのが久しぶりすぎて、こんな大きい音しか出ないんだっけと動揺するレベル。
でもとても楽しかったので、母が作ってくれた芋煮を味わいながら、私も妹を見習って自宅の電子ピアノをもう少しちゃんと練習しようと思いました。
3日目は微妙に雨予報の中、両親と散歩がてらのドライブ。

天童市の舞鶴山。
毎年桜の季節に行われる人間将棋の会場でもあります。
保護のためシートに覆われた碁盤は、自分が大きくなったためか、昔より小さく思えました。

観客席最上段に鎮座する王将の石像。

その先の山頂の大ケヤキ。
市内が見渡せる展望台があり、子供たちが力一杯ヤッホーと叫んでいました。
こだまが返ってこないのが不服そうでしたが、それはさすがに無理でしょうね(笑)

山頂の駐車場から愛宕沼側の斜面には、もみじ園として遊歩道が整備されていました。
天童の温泉街がよく見えます。

紅葉はさすがに終わりかけでしたが、まだ真っ赤な葉をつけた木も少し残っていました。
父によると、鮮やかな赤い紅葉は外来種で、日本固有種は少しくすんだ赤が主流なのだそうです。
真偽のほどはわかりませんが(笑)

愛宕沼まで下りるとちょうどいい散策コース。
先週紅葉を見に来たので今日は歩かなくていいと、母が山頂から麓まで車を回してくれました。

こちらは、通称国体公園と呼ばれる山形総合運動公園。
敷地内のサッカー場はモンテディオ山形のホームグラウンドです。
プールやラグビー場などもあり、森林公園が整備されていますが、母いわく「誰もいなくて散歩にはもってこい」とのこと。

少し寒い日で平日だったせいもありますが、本当に誰もいません(笑)
こんな広い公園があったら、東京ならランニングやピクニックをする人で人気になりそうです。
落ち葉で埋め尽くされた地面は、踏みしめるとさくさくと気持ちのいい音がしました。

いつものお蕎麦屋さんで昼食をとり、駅まで送ってもらう途中に寄った、山形市内のもみじ公園。
ここはまだ色鮮やかな紅葉が残っていました。

元は宝幢寺というお寺の庭だったそうです。
東京は銀杏が多いので秋は黄色のイメージですが、やっぱり赤い紅葉はいいですね。
山形は間もなく厳しい寒さの冬を迎えますが、例年より暖かい晩秋の山形を楽しめました。
その後、コロナ感染状況は引き続き収まっているものの、12月に入って新たな変異種オミクロン株の出現もあり、またにわかにざわつき始めている今日この頃。
第六波が心配ですが、大切な人たちに大禍なく過ぎればいいなと切に願っています。
そして、今度帰省する時までもう少しピアノを練習しておきたいと思います(笑)
ちょうど1年前に政府のGoToトラベルキャンペーン利用で銀山温泉に宿泊しましたが、実家メンバーとは姪の進学祝いを兼ねた食事会で顔を合わせたのみ。
新型コロナの第5波が収束し、10月以降は新規感染者数も急激に減少したので、今なら会いに行ってもリスクが少ないかなと急遽帰省を決めたのでした。
母からの指示で、米沢駅で新幹線を下車。
両親が迎えに来ましたが妹と姪がおらず、聞くと姪が寝坊して出発が遅れたので他の場所で落ち合うとのこと。
まったくあいつは時間計算できなくて困るとぶつぶつ孫の文句を言う父に、相変わらずだなぁと苦笑い。
その後、妹と姪も合流し、久々の再会に近況など話しつつ昼食をとりました。
当初の予定では、上杉神社を参拝して父と夫が武将のコスプレをする(?)という謎の企画でしたが、行き先を変更して高畠周辺に行くことに。
大学生になり免許を取った姪が運転する車に乗せてもらい、伯父と伯母はもう感無量です(笑)

何度か来ている高畠ワイナリー。
ナビなしで記憶頼み、雰囲気重視で経路を選ぶ妹の緩い道案内と、初心者マークの姪の慎重な運転で、少し時間はかかりましたが無事に到着しました(笑)
醸造場でワインの試飲もできますが、時節柄か売り場でのセルフ試飲はなくなっていました。
お酒が飲めなくても、地元の特産品を物色したりするのも楽しく、ついつい買い込んでしまいます。

レトロな雰囲気が素敵な旧高畠駅。
1974年に廃線となった山形交通高畠線の駅舎で、地元特産の高畠石で作られている文化財です。

駅舎の横にはホームと車両が展示されていました。
線路跡の一部は緑道として整備されているとのこと。

そこからまた車2台で移動し、安久津八幡神社の三重塔へ。
平安後期に源義家が戦勝を祈願したと言われていますが、創建の由来は定かではなく伝承によるそうです。

参道の途中に「耳の神様」という立札と小さなお宮がありました。
特に説明書きなどがなかったため言われは不明ですが、語感がちょっとかわいい(笑)
周囲の紅葉がきれいでした。

風格を感じさせる茅葺きの本堂。
裏山には安久津古墳群十数基が点在しているとのことで、この辺り一帯が歴史公園として整備されています。

公園内に再現された竪穴式住居。
中は意外と温かいです。
周囲の池ではアヒルがのんびりと泳いでいました。
何ともほっこりする秋の山里の風景です。

そこからそう遠くない場所にある、高畠石採石場の瓜割石庭公園。
旧高畠駅舎の石はここで採掘されたものだそうです。

山肌は垂直に切り立った崖になっていてなかなか壮観。
あの高さから切り出した石をどうやって運び出したんでしょうね。

採石跡のトンネルの向こうにも高畠石に囲まれたスペースがあり、まるで異世界のような眺めでした。
音響もよく、コンサートホールとして使われることもあるようです。

写真映えするせいか、学生と思われる数人の若者グループが壁によじ登ってはしゃいでいました。
姪も負けじと壁際でポーズを取り、それを大人たちがこぞって撮影するというこちらもこちらで謎集団(笑)
夕日が差し込むと確かに「エモい」です。

実家への帰り道、上山市にある楢下宿の丹野こんにゃくの本店に寄りました。
ここはいつも混雑していますが、もう夕方だったので駐車場もだいぶ空いていました。

囲炉裏端に腰かけて玉こんにゃくを食べながら休憩。
1本100円ぐらいなのに熱いお茶まで出してくれて、サービス満点です。
翌日は父による遠出の計画が変更になり、実家や妹宅でのんびり過ごすことになりました。
最近ピアノにはまっている妹と久々に連弾しようと、数回しか弾かずに合わせたら間違いまくりで爆笑。
何より生ピアノを弾くのが久しぶりすぎて、こんな大きい音しか出ないんだっけと動揺するレベル。
でもとても楽しかったので、母が作ってくれた芋煮を味わいながら、私も妹を見習って自宅の電子ピアノをもう少しちゃんと練習しようと思いました。
3日目は微妙に雨予報の中、両親と散歩がてらのドライブ。

天童市の舞鶴山。
毎年桜の季節に行われる人間将棋の会場でもあります。
保護のためシートに覆われた碁盤は、自分が大きくなったためか、昔より小さく思えました。

観客席最上段に鎮座する王将の石像。

その先の山頂の大ケヤキ。
市内が見渡せる展望台があり、子供たちが力一杯ヤッホーと叫んでいました。
こだまが返ってこないのが不服そうでしたが、それはさすがに無理でしょうね(笑)

山頂の駐車場から愛宕沼側の斜面には、もみじ園として遊歩道が整備されていました。
天童の温泉街がよく見えます。

紅葉はさすがに終わりかけでしたが、まだ真っ赤な葉をつけた木も少し残っていました。
父によると、鮮やかな赤い紅葉は外来種で、日本固有種は少しくすんだ赤が主流なのだそうです。
真偽のほどはわかりませんが(笑)

愛宕沼まで下りるとちょうどいい散策コース。
先週紅葉を見に来たので今日は歩かなくていいと、母が山頂から麓まで車を回してくれました。

こちらは、通称国体公園と呼ばれる山形総合運動公園。
敷地内のサッカー場はモンテディオ山形のホームグラウンドです。
プールやラグビー場などもあり、森林公園が整備されていますが、母いわく「誰もいなくて散歩にはもってこい」とのこと。

少し寒い日で平日だったせいもありますが、本当に誰もいません(笑)
こんな広い公園があったら、東京ならランニングやピクニックをする人で人気になりそうです。
落ち葉で埋め尽くされた地面は、踏みしめるとさくさくと気持ちのいい音がしました。

いつものお蕎麦屋さんで昼食をとり、駅まで送ってもらう途中に寄った、山形市内のもみじ公園。
ここはまだ色鮮やかな紅葉が残っていました。

元は宝幢寺というお寺の庭だったそうです。
東京は銀杏が多いので秋は黄色のイメージですが、やっぱり赤い紅葉はいいですね。
山形は間もなく厳しい寒さの冬を迎えますが、例年より暖かい晩秋の山形を楽しめました。
その後、コロナ感染状況は引き続き収まっているものの、12月に入って新たな変異種オミクロン株の出現もあり、またにわかにざわつき始めている今日この頃。
第六波が心配ですが、大切な人たちに大禍なく過ぎればいいなと切に願っています。
そして、今度帰省する時までもう少しピアノを練習しておきたいと思います(笑)
- category:2021.11 山形