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category :2019.11 清里(ヒュッテ・エミール)

清里

お昼少し前にヒュッテ・エミールをチェックアウトし、八ヶ岳山麓の方へ向かいました。
清里の紅葉スポットとして有名な赤い橋「東沢大橋」を通りましたが、残念ながらあまり紅葉は見られず。
エミールのご主人が話していた通り、今年は相次いで大きな台風に見舞われたため山の木々の葉が色づく前に傷ついてしまい、あまり紅葉しないまま枯れてしまったようです。



まきば公園の駐車場に車を停めました。
のんびりとした牧場が広がる先に山々の稜線が連なり、その奥には富士山が見えます。
絵本のような風景。



駐車場から眺めただけでしたが、南アルプスと八ヶ岳の雄大さを存分に堪能しました。
ここを訪れたのは11月初頭ですが、その後中旬から4月までの間は冬季閉鎖期間に入るとのことです。



そこからほどなくして、サンメドウズ清里スキー場/ハイランドパークに到着。
こちらは冬季はスキー場として営業されます。
駐車場に隣接するセンターハウスには、ビュッフェレストランや売店、リフト券売り場などがありました。



雪のない期間は、リフトで上った山頂が「清里テラス」として展望台を備えた公園になっています。
谷に向かって配置された丸いソファは早い者勝ちで、大きな砂時計が30分交代の目安になっているとのこと。
横にはカフェスタンドがあり、その前にも席が設けてありました。
インスタ映えしそうなかわいいパフェが売られており、若い人たちによく売れているようでした。
なかなかおいしそうなのですが、おじさんとおばさんは体が冷えるのでコーヒー一択です(笑)



私たちは席取りや行列が苦手なので、端の方にある赤いパラソルの予約制のプレミアムシートを確保。
ネットで予約し、ふもとのセンターハウスでリフト券と一緒に予約チケットを発券してもらいます。



予約時間の少し前にカフェスタンド奥の受付へ行き、センターハウスで受け取ったバインダーをスタッフに渡すと、階段を下りて一番上のシートを使うよう言われました。



カフェスタンドで購入したもの以外飲食物の持ち込みは禁止ですが、センターハウスのパン屋で買ったものはOK。
ここでコーヒーとパンの軽いランチをとりました。
思ったよりは寒くなく、電気ブランケットが用意されたシートも広々としていて快適です。
ただ、やはり外なのでよく見るとブランケットのあちこちに小さな羽虫が絡まっていたりして、完全に横になったりするのはちょっと躊躇しました(笑)



プレミアムシートの占有時間は45分。
リフトの向こうには富士山も見えました。
清里テラスの営業もこの日の数日後には終了し、あとは降雪を待ってスキー場のオープンとなります。



少し日が陰ったこともあり、下りのリフトはさすがに風を受けてかなり寒かったです。
それでも八ヶ岳山麓の広々とした森を眺めながら、雪のないリフト移動を楽しみました。



サンメドウズの駐車場を出た後、清里中心部に近い萌木の村に行ってみました。
カーナビが古いせいか施設名はヒットせず住所を入れれば変な場所に到着し、少々手間取りましたが、何とか隣接の無料駐車場に到着。
いい加減データの更新に行かなくては(笑)



広い敷地には、山野草ガーデンやイベント広場を巡るように遊歩道が整備され、各種ショップが点在しています。
カレーが看板メニューのレストランROCKは大人気。



萌木窯という焼き物屋さんがありました。
ここで小皿を2枚と、とある作家さんのコーヒーカップを2客購入。
食器や雑貨の類が大好きで、こういうお店は1日中でも眺めていられます。



その先にはレトロなメリーゴーランド。
子供たちが楽しそうに乗っていました。



11月に入ったものの、ハロウィンの余韻か敷地内にはまだあちこちにカボチャが飾ってありました。



店先に置かれた空色のシトロエンがかわいい。



こちらはデニム製品のお店のようです。
遊歩道沿いの店舗はどこも木造のカントリー調ハウスで統一されています。



猫グッズの専門店も。
敷地内を一周してみましたが、あちこち覗きながら散策するにはちょうどいい規模感でした。



素敵な食器も手に入れ、何となくほっこりした気分で帰路についたのですが、この後中央道に入ると混雑と多重事故でとんでもない渋滞に。
さらに首都高では突然の豪雨に見舞われ、都内の自宅に着いたのは7時間後の23時でした。
ドライブに出かけるのは楽しいですが、やはり三連休は侮れないですね。


まきば公園
https://www.yatuboku.jp/makiba-home

清里テラス
http://www.sunmeadows.co.jp/terrace/terrace/

萌木の村
https://www.moeginomura.co.jp/

ヒュッテ・エミール(食事など)

ヒュッテ・エミールのダイニングでディナーコースをいただきました。



1階にあるダイニングルームは、窓側がテーブルを配したダイニングエリア、壁の暖炉側がソファのあるサロンになっています。
予約制だと思いますが、宿泊客以外のゲストでも食事をすることが可能です。



案内してもらいテーブルにつくと、暖炉にくべられた薪の香りが漂ってきました。
基本的に暖炉には季節を問わず火を入れるのだそうです。



フレンチのコースなのでお酒はワインが中心ですが、地元の日本酒もいくつか置いてあります。
夫がオーダーすると、洋食器にもなじむピンク色の切子の酒器で提供してくれました。
ご主人から酒蔵の情報も。



アミューズは、スズキのマリネにカブのムースを合わせたもの。
野菜はほぼ地元のものを使っているそうで、このカブも甘みがありスズキの淡白な味わいとよく合いました。



バゲットも温かく香ばしく。



オマール海老のブレゼ。
ごく薄くスライスされたカブの下に、オマール海老とムール貝が隠れています。
大好物のオマール海老は火の通り具合が絶妙でした。
上に振りかけられているのは海老の殻を焼いて粉にしたもの。



フランス産フォアグラのポワレ。
長芋を敷いた上にフォアグラ、その上にきのこを揚げたものがトッピングされていました。
きのこって揚げると香ばしくておいしいんですね。



八ヶ岳産かぼちゃのスープ。
かぼちゃに何も足していないとは信じられないような甘さと濃さです。



静岡県産黒鯛のムニエル。
ソースは魚の骨から取った出汁から作られており、八ヶ岳の野菜ときのこが添えられています。



甲州ワインビーフ、サーロインのグリル。
サシの少ない赤身肉を、西洋わさびを効かせたソースで。
うっかりして一切れ食べてしまったのでちょっと減っていますが(笑)
こちらの野菜も一つずつ調理法を変えているのでとても手間がかかっているとのこと。



デザートは暖炉の前に移動していただきます。
揺らめく暖炉の炎と、パチパチと薪のはぜる音にも癒されます。



山梨のフルーツがたくさん入った本日のデザート。
冬柿、ラフランス、イチジク、シャインマスカットを白ワインのジュレで。
ワインはもちろんアルコールが飛んでいるので、お酒NGの私でも大丈夫でした。



最後にハーブティーと小菓子。
フレンチながら一皿のボリュームが抑えられていて、少食の私にも最後まで楽しめたのが嬉しかったです。
山梨の秋の食材を堪能しました。



チェロの名曲をサックスで聴かせるBGMも、ダイニングの雰囲気に合っていて素敵でした。
大人の空間ですね。



翌朝、部屋のテラスからの富士山。
天気が心配でしたが何とかもちそうです。



ダイニングでの朝食。
私は洋食、夫は和食を選びました。
洋食の一皿、新鮮な野菜のサラダ。



厚切りのトーストには、バターやブルーベリージャム、オレンジマーマレードを添えて。



卵の調理法が数種類あり、私はオムレツにしました。



こちらは土鍋のきのこ雑炊です。
熱々でおいしそうでした。
和食は魚が選べて、夫はアジを選択。
朝食は全体的に軽めながら、私たちにはちょうどよい量でした。



朝のサロンは夜とはまた違った雰囲気で寛げます。



結局、宿泊客3組の中で最初に到着し最後まで居座った私たち。
それほど街中から離れていないのにとても静かで、落ち着いた素敵な空間でのんびり過ごせました。
お世話になりました。


ヒュッテ・エミール
http://hutteemile.com/

ヒュッテ・エミール(部屋など)

11月の初めに山梨県の清里方面に行ってきました。
行楽日和の三連休とあって首都高も中央道も大混雑で、都内から山梨県に入るまでに何と3時間。
河口湖を過ぎるとようやく渋滞も解消し、のんびりドライブとなりました。



今回の宿泊先は、八ヶ岳南麓の北杜市にあるヒュッテ・エミール。
オーナーご夫婦が営む3室のみのオーベルジュです。
カーナビの案内が近くで終わってしまったので、Googleマップを確認しながら恐る恐る細い道に入っていくと、瀟洒な建物が見えてきました。
駐車場がわからず戸惑っていたら、ご主人が出てきて玄関前のスペースに車を誘導してくれました。



ヨーロッパの別荘風のエントランスを入ると、正面に階段、右手にフロントデスクがあります。
左手にはガラスのドアがあり、重厚で落ち着いた雰囲気のダイニングが見えました。



2階にはゲストルームのドアが並んでいます。
私たちの部屋は一番奥でした。



デラックスツインルームA。
3面に窓があり、穏やかな採光と控えめな間接照明にクラシックなインテリアがよく合っています。
どちらかというとモダンな部屋を選ぶことが多いので、何だか逆に新鮮な印象でした。



家具は横浜の「ダニエル」というクラシック家具ブランドのもので統一されています。
北海道産の木材を使い、職人が手作業で製作しているそうです。
テレビやDVDプレーヤーがサイドボードの扉の中にしまわれているのもこだわりですね。



ベッドもダブルサイズが2台と広々。
寝具にも上質なリネンが使われています。



ほどなくして奥様がお茶とコーヒーを運んできてくれました。
すべてお二人で切り盛りされているようで、アットホームなおもてなしに心がホッと和みます。
11月初頭とはいえ高原地帯のこの辺りは既に肌寒く、日が傾く頃には室内のヒーターの温度を少し上げました。



サイドボードの上にはリヤドロの繊細なお人形。
窓際の書棚やダイニングサロンにも随所にリヤドロが飾ってあり、目の保養とばかりにあれこれじっくりと鑑賞しました(笑)



窓際のキャビネットには小さな冷蔵庫とお茶セット。



パジャマは鏡台の引き出しの中にあり、エトロのものでした。



部屋の入口そばのドアを開けると洗面エリア。
必要なものはすべて揃っていて快適でしたが、ただドライヤーが壁付けだったので少々使いにくかったです。
シャンプーなどのバスアメニティはミラショーン。
やはり細かいところまでヨーロピアンブランドで統一しているようです。



洗面台の右手奥にはトイレ。



左手のバスルームは、桶と椅子と簀子が日本風。
季節によっては窓を開けての入浴も気持ち良さそうです。



部屋にはテラスがついていて、富士山と南アルプスを眺めることができます。
この日はうっすらと雲がかかっていましたが、大好きな富士山が何とか見えました。



夕食前に外に出てみると、ススキが夕日に照らされて黄金色に輝いていました。
今年の秋は猛暑や大きな台風続きでしたが、ここへ来てようやく秋の風景が見られたような気がします。



朝は渋滞で始まりましたが、それを取り返すようにゆっくりと暮れていく秋の一日でした。


ヒュッテ・エミール
http://hutteemile.com/

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