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category :2019.09 赤湯(山形座 瀧波)、横手

横手(増田)

赤湯温泉から山形へ移動し、実家メンバーと合流してそのまま秋田へ向かいました。



父が、次回私たちが帰省したら本場の稲庭うどんを食べに連れて行こうと思っていたようです。
先日母や妹とドライブを兼ねて下調べに行き、「こないだの店はなかなかうまかった」「開店1周年記念でこの連休中は半額になるんだ」とのことで、さすが抜かりないなと思いました(笑)



隣県とはいえ、東北六県はどこも面積が広いので結構な距離があります。
進むほど黄金色になる稲穂を眺めつつ北へと向かい、秋田県の湯沢市稲庭町に到着したところ、目当ての稲庭うどん店は何と3時間待ちでした。
半額となるとやっぱり客足も普段以上なんでしょうね。
この辺りは発祥の地だけあって近隣に何軒も稲庭うどん店がありますが、お昼時はどこもそこそこの混み具合。
とりあえず次の目的地である横手市増田に行き、そこで食べようということになりました。



稲庭町から30分ほどで増田へ。
稲庭うどんの老舗である佐藤養助商店が経営する漆蔵資料館があり、そこに車を停めました。



資料館の中にある食事処「養心庵」で無事にテーブルを確保。
こじんまりとした店舗ですが、程よく落ち着けてよかったです。
私は二味せいろを注文。
醤油つゆと胡麻味噌つゆの二種類でシンプルに麺のおいしさがが楽しめます。
稲庭うどんは太さも歯応えも喉越しも私の好みで、うどんの中では一番好きかもしれません。



夫は海老天おろし。
結局、この前の店もすごくよかったし半額を逃したのは残念だが佐藤養助の稲庭うどんはやっぱりうまい、という結論となり一同満足しました(笑)



食後、同じ建物内にある漆蔵を見学。
増田はかつて裕福な商家が立ち並ぶ豪商の街だったことから、防雪や防火のために頑丈な蔵を家の内部に造り、貴重品はすべてその中で保管したそうです。
その全国でも珍しい「内蔵」が文化財として保存されており、何軒かは中に入って見学も可能になっています。



ここは元は大地主の旧宅だったものを、佐藤養助商店が買い取って資料館として運営しているとのこと。
蔵の1階には、宮内庁御用達でもある佐藤養助商店の歴史や稲庭うどんに関わる資料が展示されていました。
ちなみに、うどんを食べなくても入館料は無料です。



蔵の2階は一面艶々とした漆塗りが圧巻。
床材保護のため、上れるのは一度に10名までと制限されています。
これは手入れが大変そうですね。
天上の梁も極太で、建造時の財力のほどがうかがえます。



階段もぴかぴかです。
滑って踏み外さないように慎重に。



内蔵の横の通路。
独立した普通の蔵と同じ頑丈さで造られており、これが家の中にあるのはやっぱり不思議な感じがします。
2階の扉を外から閉めるために空中に通路があるのも、増田独特の仕様。



その奥には古い喫茶店を保存したレトロな空間がありました。
他に稲庭うどんや秋田土産が並ぶ売店もあり、なかなか楽しめる施設でした。



漆蔵資料館を出て増田の蔵町通りへ。
今日はお祭りとのことで先ほどまで車両通行が規制されていましたが、うどんを食べている間に解除されたようです。



蔵とは直接関係ないのですが、通り沿いにある「いしころや」(正式名称は不明)に入ってみました。
数百円からの鉱石や化石など様々な天然石が並んでいて、石好きの夫や妹が宝探し感覚で物色。
年配の店主がバリバリの秋田弁で接客してくれるのですが、その絶妙な緩さが面白いのです。
何でも「石のことは何も知らないが、たまたま知り合いが山ほど集めた石があり、ここで店を開いたら観光客が通るから店番しとけと言われて、暇だからやっている」らしいです(笑)
中には博物館に置くような貴重な石もあり、都会の人に「鍵もかけないでこんなとこに置いといちゃ駄目だよ」と注意されたとか。
何ともクセになる楽しい店でした。



その向かいには「まちの駅福蔵」という店舗。
お土産屋と飲食店になっています。
稲庭うどんの切れ端が大袋で売られていて、ちょっと食指が動きました。



その奥にも立派な内蔵があります。
お店の方が「この蔵ごと買わねぇ?安くしとくよ」と冗談を飛ばしていました。
文化財ともなると維持するのも結構大変なようですね。



棚にはこけしがたくさん。
祖父の家に昔こういうのあったなあと懐かしく思い出します。



通りの先には、ひときわ目を引く木造三階建ての旧石田理吉家。
ここは横手市が管理しており有料です。
中は残念ながら撮影禁止ですが、説明員がついて丁寧かつ簡潔に説明してくれます。
説明嫌いで自由に見たい母は途中で飽きていましたが(笑)



ここは元々すぐ隣の住宅から繋がっていて、居宅ではなく応接用の離れだったそうです。
離れ部分だけが横手市寄贈により公開され、故に玄関らしい玄関がありません。
中には立派な内蔵があり、その他1階から3階までは客人をもてなすための和洋の部屋が並ぶという贅沢な造り。
3階はおそらく横手の花火大会や月見を楽しむのに使ったのでしょうとのこと。
階段での上り下りはちょっと大変ですが、街の有力者の趣味や当時の建築様式が垣間見れて面白かったです。



蔵町通りのその他の古い建物も気になりましたが、あまり時間がなくなってきたため、最後の目的地に向かいました。
横手市増田まんが美術館。
「釣りキチ三平」の作者である矢口高雄さんがこの地の出身であることから作られたものです。
有名作品の原画が展示されていたり膨大な漫画が無料で読めたり、読むためのスペースも座ったり寝転んだり狭い空間に篭ったりととてもユニーク。
暑くてどこにも行きたくない日など、1日中でもいられそうです。
貴重な原画の散逸や劣化を防いて保管したり、デジタルアーカイブ化したりという機能も果たしており、漫画を日本文化として育てるならば確かにそういう役割は必要だなと思いました。

稲庭はともかく増田という地名は知らなかったのですが、地域独特の文化に触れるのは楽しいですね。
少々強引なところもありますが(笑)あちこち連れて行ってくれる父には感謝です。


横手市役所|増田 ~内蔵のある町~
https://www.city.yokote.lg.jp/tokusetsu/masuda/index.html

漆蔵資料館
https://www.sato-yoske.co.jp/shop/urushigura/

横手市増田まんが美術館
http://manga-museum.com/

山形座 瀧波(食事など)

日も暮れて夕食時になり、居心地のよい部屋を出てダイニングルームへ向かいました。



途中にあるロビーラウンジも夜はまた落ち着いた雰囲気があって素敵です。
ロビーでは16時からスタッフによる花笠踊りの実演があるとのこと。
その他、夕食時に提供される蕎麦を社長自ら打つのを見学したり、早朝に近くの山頂に雲海を見に行くツアーがあったりと、山形の良さを知ってもらいたいというおもてなしの数々に好感が持てます。



瀧波の夕食はダイニング「1/365」で、基本的に18時一斉スタートになります。
ライブキッチンさながらのカウンターと個室が選べますが、大人数でなければまずはカウンターを薦められるようです。
おこもり派の私たちは個室と迷ったものの、カウンター席もちょっと楽しそうだったのでそこにしてみました。
そしてこのカウンター席、無機質でシンプルなテーブルと有機的な温かみのあるYチェアの組み合わせが絶妙なセンス。



案内してもらったのはカウンター中央の席でした。
夫はともかくとして、下戸で小食な私が料理長の真正面でいいのかしらと恐縮しつつ(笑)
料理のコンセプトが書かれた説明書きの裏は、各皿のイメージを記したお品書きになっていました。
コースのタイトルは、「稲実始 澄んだ空気横切る頃」。



お酒のメニューも色々ありますが、日本酒好きの夫は「今月のマリアージュセレクション」を選択。
料理に合わせて6種類の日本酒が用意され、グラス80ccと50ccから選べます。



1皿目、「白露 初秋の幸」
いちじくの煮浸しに梅のゼリーというフルーティーな組み合わせです。
どうぞ食べながら、と料理長が食材や料理についてプレゼンテーション。



マリアージュのお酒1杯目。
スタッフがボトルを持ってきて、どんなお酒なのかを丁寧に説明してくれます。



八寸に当たる2皿目は「置賜 郷土の味、糧物」
置賜は山形県の中でもこの辺りの地方を指す名称です。
凍み大根と焼き麩を筍に合わせたもの、マツカサタケというきのこをつかったものなど、郷土料理を中心に。



早くも2杯目。
料理も進むし夫のお酒も進みます。
私は食べるのが遅いので他のお客さんとの一斉スタートは正直心配でしたが、それほど進行が早すぎることもなかったのでよかったです。



そして魚料理に合わせる3杯目、「磐城壽 アカガネ」
東日本大震災の影響で福島県浪江町から山形県長井市に移転した蔵元のお酒だそうです。
夫はこれが一番気に入ったようで、翌日チェックアウト時に四合瓶を買い求めていました。



魚料理は「最上川 置賜から庄内へ」
左から順に、県内の置賜から村山、庄内地方へと産地を巡るという凝った品合わせです。
左端の塩引き鮎のお鮨から、四角いのはモクズガニのゼリー、カジカは頭から丸ごと。
黒ソイのお造りは好みの味付けで。
2番目のオカヒジキが郷土野菜だというのは意外でした。



ここでスタッフがおすすめの日本酒を全員に一口ずつサービス。
錫の酒器で温度にこだわり熱燗にしたもので、極薄口の平らなお猪口で香りを楽しむ趣向です。



アルコールNGの私には、山形の誇るブランド米「つや姫」で作った甘酒を1杯すすめてくれました。
甘すぎず上品な味わいです。



次の料理は「今ここでしか 山形の旬魚、山里の幸」
セイゴ(スズキの幼魚)のソテーに、白茄子の田楽、玉こんにゃく。
ここで料理長から「白茄子と玉こんにゃくのソースは、今が旬の何を使っているでしょう」とのクイズ。
正解者はいませんでしたが、白茄子にはアケビ、玉こんにはいわゆる雑草のヒョウを使っているとのことでした。



アケビとヒョウのサンプル。
どちらも東京ではあまり見かけませんが、ほろ苦いアケビの挽き肉詰めなんて本当においしいのです。
そしてお酒は「山形政宗」が登場。



肉料理に合わせる次のお酒は日本酒らしからぬインパクトのあるラベルでした。
先ほどの「磐城壽」と同じ蔵元で作られたもので、「ゴールデンスランバ」は直訳すると「黄金のまどろみ」。
故郷の浪江町を懐かしむ気持ちと明日への希望を込めた鎮魂酒だそうです。



「山の幸と共に 米澤豚一番育ち」
食用菊である「もってのほか」をもっちりした豚肉で巻いたもの、それとシャキシャキとした歯ごたえも楽しいきのこ類。



箸休めに庄内浜の岩もずく。



ここで二人分ずつご飯を炊き始めます。
蓋の穴から湯気が吹いてきたらお箸を挿してくださいとのこと。



ご飯の炊きあがりを待ちつつ、次のお肉料理の準備が着々と。
1日かけて下ごしらえした米沢牛のブロックをオーブンで焼き上げ、切り分ける前に席を回って見せてくれるスタッフ。
料理長が「イケメンとお肉でSNSタイムですよ」と盛り上げます(笑)



「大地の香り 米沢牛」
イチボと呼ばれる部位で、私の好みよりは少しレア寄りでしたが、とても柔らかく甘くおいしかったです。
お肉にリンゴを挟むアイディアも秋らしく。
ただ例によって小食モード発動で完食はならず、申し訳ない気分でした。
ウコギの天ぷらも、それ自体は好きなのですが、肉料理の付け合わせとしては若干重めかも。



最後のお酒はワインボトルのようなラベル。
長野県小布施のワイナリーが冬の一時期だけ作っている日本酒とのことで、納得のお洒落さです。



「瀧波の芋煮汁」
芋煮会で有名な芋煮汁には、地域によって様々なバリエーションがあります。
こちらは牛肉と里芋、葱、こんにゃくに醤油味の山形県村山地方のアレンジでした。
そういえば明日山形市で日本一の芋煮会フェスティバルがあるんですよ、と料理長。
昔は9月初旬だったのですが、昨今さすがに暑すぎて2週間ほど後ろ倒しになったようです。



「馳走 南陽のお米を土釜で」
ご飯が炊きあがりました。
お米はイチロー選手がここ南陽市の農家から取り寄せていたという「夢ごこち」という銘柄。



真ん中のおいしいところをほんの少しいただきます。



「お楽しみ」として社長の手打ちの十割蕎麦がふるまわれました。
茎わさびと一味唐辛子をおともに。
お腹いっぱいだったのですが、これがまた本当においしいお蕎麦でした。
蕎麦好きの夫も絶賛。



デザートは、かぼちゃのムース、ラズベリーのアイスクリーム、幸水梨とシャインマスカット。
最後の方は少しずつ手を付けるのがやっとで何だか食べ散らかしてしまいましたが、想像以上に楽しいオープンキッチンでの夕食タイムでした。



食後に、先ほど炊いたご飯の残りを塩結びにして持たせてくれます。
形がまん丸なのは、ご縁があるように「縁結び」とかけているため。
翌日の朝食前に夫が一ついただきました。



部屋に戻る前にロビーラウンジでひと息。



ラウンジの横にはお酒が置いてあり、フリーで楽しめます。



コーヒーやお茶も。
私は「クロモジ茶」が気に入って何杯もいただきました。



開放的でありながら落ち着いた空間とさりげないBGMに会話も弾みます。
ラウンジのスワンチェアがまた意外なほど座り心地がよく、他に宿泊客の姿もほとんどなかったので、ついつい夫と二人で長居してしまいました。



翌朝。
やっぱり部屋付きの露天風呂はいいですね。
大浴場も、その外にある大きな岩風呂もよかったのですが、脱衣所がちょっと狭いので部屋の方が落ち着きます。



朝食も夕食と同じダイニングのカウンターで。
いつも温泉ではチェックアウトぎりぎりまでのんびりするのですが、今回は午前中に実家メンバーと合流するので、私たちにしては早めの朝ご飯です。
卵焼きとお魚は、席に着いてから温かいものを出してくれました。



豆からこだわって作り上げたという秘伝豆のお豆腐が一推し。
地元のお母さんといった雰囲気のスタッフが、畑を荒らしに来る熊を猟友会に捕まえてもらった話や芋煮会が混みすぎる話などを他の宿泊客としていて、なかなか面白かったです。



名残惜しいですがチェックアウトです。
電車の時間を伝えたら、駅まで送迎してくれるとのこと。



玄関先に花笠が。
オブジェかと思いきや、外に出たところで「記念写真撮りませんか、花笠持って」と手渡されました。
カメラを渡すと、花笠音頭さながらに「はぁヤッショーマカショ、シャンシャンシャン!」の掛け声で撮影(笑)
最後まで山形愛溢れるサービスで楽しませてもらいました。



駅までは、おそらく先代の社長さん(違ったらごめんなさい)が運転しながら、宿の歴史やリノベーションについて話してくれました。
大浴場の脱衣所が狭いのは、元々1つだったお風呂を男女で分けたからで、本当は一番大きな岩風呂が敷地の奥にあるのだそう。
いずれまた活用したいと思ってるんですが、とのことでした。
リニューアルオープン前に、私たちの泊まったKURA02の露天風呂になぜか男3人で入ってみたのもいい思い出だと(笑)



今度はまた別の部屋にも泊まってみたくなる、のんびりしつつも色々と楽しめる素敵な宿でした。
奥羽本線の車窓から外を眺めると、黄色くなりかけた一面の田んぼが秋の到来を教えてくれ、山形はいいところだなあとしみじみ思います。
今年も新米が楽しみです。


山形座 瀧波
http://takinami.co.jp/

山形座 瀧波(部屋など)

山形県南陽市にある赤湯温泉。
9月の三連休に、今年2度目の訪問となりました。
今回のお宿は「山形座 瀧波」です。



赤湯駅で新幹線を降り、タクシーで10分。
400年の歴史を持つどっしりとした門が出迎えてくれます。
元々「いきかえりの宿瀧波」という創業100年以上の老舗旅館ですが、自遊人編集長の岩佐十良さんプロデュースによるリノベーションで2017年に現在の名前になりました。
岩佐さんといえば新潟の里山十帖が有名でいずれ行ってみたいと思っていたのですが、まずは実家に近いこちらにお邪魔することに。



立地としては幹線道路のすぐ横ながら、敷地内は別世界。
この週末は地元のお祭りがあったようで、車の往来も少なく、代わりにお神輿の掛け声や祭囃子の喧騒が遠くから聞こえていました。



庭には珍しい飲泉所も。
ストレスや糖尿病に薬効があるそうです。



趣のある正面玄関。
上がり口で靴を脱ぎますが、スリッパなどはなく、素足や靴下のままで床木の感触を楽しむ趣向になっています。



ラウンジでチェックイン手続きをしました。
床は凹凸のある「浮づくり」仕上げの杉板で、冬でも冷たくならないのだそうです。
古民家と北欧家具の組み合わせが懐かしくも温かい雰囲気。



ラウンジの奥には開放的なお座敷スペース。
好きな場所で寛げるのはいいですね。



ウェルカムドリンクとして、日本酒かずんだシェイクが選べます。
夫はもちろん日本酒、私はずんだシェイクにしました。
枝豆の香りにつぶつぶ具合も楽しく、もう1杯いただきたいくらいのおいしさ。



一息ついた後、スタッフがざっくり館内を案内してくれました。
ロビーから奥に向かう通路の正面にはダイニング「1/365」の扉が見えます。



ダイニングの横にはお酒のボトルが並んでいました。
地元や東北のお酒を中心にお薦めの銘柄を扱っているそうです。



そのそばには浴衣や部屋着が置かれたスペースがあり、好みやサイズに合わせて自由に選べるようになっていました。
浴衣はデザインが豊富ですが部屋着は男女フリーサイズだったので、小柄な私にはかなり大きめでした。



廊下にさり気なく飾られたお花。
パブリックスペースに余裕のあるお宿はいいですね。



いったんロビーまで戻り、小さなショップの横の通路を進みます。



全19室の客室はそれぞれ「KURA」「SAKURA」「YAMAGATA」の3つのカテゴリに分かれており、私たちの泊まる「KURA02」はこの廊下の先にあります。



2階へ続く階段の横、米蔵を移築した建物が「KURA02」です。



ドアを開けるとまた雰囲気が一変しました。
桜材の床と白い壁にカラフルな家具が映える、明るい空間。



この部屋は1階がリビング、2階がベッドルームのメゾネットタイプで、唯一の一棟独立型の客室です。



壁際には欅の一枚板のデスク。
ミケーネ・デ・ルッキのデスクライトや無印良品の懐中電灯など、とても私好み。
電話はなくiPadで内線通話できるようになっていました。
テレビも小さなポータブル型の液晶モニターです。



コーヒーとお茶のセット。
この他、冷蔵庫内のミネラルウォーターとビールがフリーでした。



ルームキーのキーホルダーは、山形の伝統玩具である笹野一刀彫、通称「お鷹ぽっぽ」がモチーフになっています。
そこかしこに感じられる山形愛。



窓の外には専用庭がしつらえられ、明るさとおこもり感がちょうどよいバランスです。



メゾネットの2階に向かう階段は壁側にしか手すりがないので、足を踏み外さないよう要注意。
ちなみに、全館木造の古民家で足音も響くため、小さな子供が宿泊できる部屋は限定されているようです。



2階のベッドルームは琉球畳敷き。
ここにもソファセットがあり、眠る前や寝起きタイムにちょっと寛ぐことができます。



ロビーに置いてあったのと同じフロアランプが個性的でお洒落。



太く頑丈な梁に支えられた天井が蔵らしい雰囲気です。



1階リビングの奥の引き戸を開けると、洗面エリア。
ここもシンプルで気持ちのよい空間です。
右手のドアの外には屋外シャワーがありました。
冬は相当寒いと思いますが、その場合は大浴場で体を洗うことを前提にしているようです。



左手にはトイレ。



洗面台には歯ブラシやヘアブラシ、カミソリなどのアメニティが一通り用意されていました。



外のシャワーの足元にはボディソープにシャンプー、コンディショナー。
瀧波オリジナルとのことで、ラベルも素敵です。



その外には部屋付きの露天風呂。
湯船は蔵王石の大岩をくり抜いたもので、3~4人でも入れる余裕の大きさでした。
図らずして、この部屋のお風呂が一番大きな湯船なのだそうです。
温泉成分の酸化防止のため、なるべく空気に触れさせないように源泉を湯船の底から供給するというこだわりよう。
これ以上ない純度の源泉掛け流しです。



透明で優しい肌当たりのお湯に浸かり、虫の声を聞きながら、しみじみと初秋を感じるひと時を過ごしました。


山形座 瀧波
http://takinami.co.jp/

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AKI:
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