- No
- 380
- Date
- 2019.06.30 Sun
永康街
台湾滞在の最終日、ホテルをチェックアウトした後で永康街に行きました。
ホテル最寄りの忠孝復興駅から、乗り換えはあるものの2駅なのですぐ近くです。

MRT東門駅の永康街側の出口から地上へ。
5年前に少し寄った程度ですが、何となく通りの雰囲気や位置関係は覚えているものだなと思いました。
永康街入口の鼎泰豊も相変わらず混んでいました。

今回はこれを食べようと思っていたものの一つ、「天津葱抓餅」。
こちらも相変わらずの行列でしたが、もう帰国日だし他に予定もなかったので、まあ並ぶかと珍しく行列に参加することになりました。
最初は路地の方へ一列に並んでいましたが、途中からお店の人の指示で折り返して三列に。
しかも途中で雨が降り出してみんな傘を差し始めたので、後から来た人はどこが最後尾かわからずちょっと混乱していました。
ゴールデンウィークのためか、この日の行列は圧倒的に日本人が多かったです。

順番が近づいてくると、店員さんがメニューを持ってきてあらかじめ何を何個注文するかを聞いてくれました。
一応日本語も書いてありますが、なるべく事前に食べたいものを決めておいた方が良さそうです。
一番シンプルなオリジナル(原味)の葱餅25元を注文しましたが、これに卵やハム、コーン、チーズなど好きな具を追加することもできます。
全部入りだと50元でかなりボリューミーだそうです。

何だかんだで20分ほどで店頭に到達。
店頭の鉄板では、生地に空気を含ませるように浮かせながら回す絶妙な手さばきで、次々と葱餅が焼かれていました。
できあがった葱餅は紙袋に入れて手渡してくれます。

雨の中、店の軒先で食べました。
表面は少し焼き色がついて香ばしく中はふわふわで、具は基本的に葱だけなのですがなぜかおいしい。
今度行ったら別の味にも挑戦したいです。
できれば雨の降っていない日に(笑)

喉が渇いたので何か飲もうと、以前入った「小茶栽堂」のサロンを探しましたが、記憶を頼りにたどり着いた建物には別の店が入っていて見当たらず。
きっと移転したんだね、でもお茶は大安店で買えたからいいやと、永康街の少し奥の方にあるカフェ「Angel」に入りました。

店内は今どきの小洒落たカフェといった感じで、ドリップコーヒーとお茶が数種類から選べます。
ガラスの小さな器もポットもそれぞれかわいくて、なぜか夫までインスタ男子のような行動(笑)
お茶請けに付いてきたドライフルーツのクッキーもおいしく、しばしまったりと過ごしました。
ここはトイレもきれいで素敵です。

その後、雑貨店「來好」や台湾茶の「嶢陽茶行」にも寄り、着々と散財(笑)
そして「嶢陽茶行」のすぐそばに「小茶栽堂」があるのも発見しました。
隠れ家っぽい路地から表通りの一等地に移ったようです。
好きな店なのに、最初に通った時に葱餅一直線で気づかないのもどうかしていますが(笑)
やっぱり永康街はいろんな店があって楽しいですね。

最後まで雨混じりだったのはちょっと残念でしたが、ホテルに戻ってスーツケースを受け取り、タクシーで松山空港に向かいました。
ものの10分、125元で空港に到着。
松山空港は元々国内線の空港だったため規模も小さく行き先も限られますが、この便利さは本当に病みつきになります。

これ多分また近々来るよね、と夫と二人で確信した台湾の旅でした。
ホテル最寄りの忠孝復興駅から、乗り換えはあるものの2駅なのですぐ近くです。

MRT東門駅の永康街側の出口から地上へ。
5年前に少し寄った程度ですが、何となく通りの雰囲気や位置関係は覚えているものだなと思いました。
永康街入口の鼎泰豊も相変わらず混んでいました。

今回はこれを食べようと思っていたものの一つ、「天津葱抓餅」。
こちらも相変わらずの行列でしたが、もう帰国日だし他に予定もなかったので、まあ並ぶかと珍しく行列に参加することになりました。
最初は路地の方へ一列に並んでいましたが、途中からお店の人の指示で折り返して三列に。
しかも途中で雨が降り出してみんな傘を差し始めたので、後から来た人はどこが最後尾かわからずちょっと混乱していました。
ゴールデンウィークのためか、この日の行列は圧倒的に日本人が多かったです。

順番が近づいてくると、店員さんがメニューを持ってきてあらかじめ何を何個注文するかを聞いてくれました。
一応日本語も書いてありますが、なるべく事前に食べたいものを決めておいた方が良さそうです。
一番シンプルなオリジナル(原味)の葱餅25元を注文しましたが、これに卵やハム、コーン、チーズなど好きな具を追加することもできます。
全部入りだと50元でかなりボリューミーだそうです。

何だかんだで20分ほどで店頭に到達。
店頭の鉄板では、生地に空気を含ませるように浮かせながら回す絶妙な手さばきで、次々と葱餅が焼かれていました。
できあがった葱餅は紙袋に入れて手渡してくれます。

雨の中、店の軒先で食べました。
表面は少し焼き色がついて香ばしく中はふわふわで、具は基本的に葱だけなのですがなぜかおいしい。
今度行ったら別の味にも挑戦したいです。
できれば雨の降っていない日に(笑)

喉が渇いたので何か飲もうと、以前入った「小茶栽堂」のサロンを探しましたが、記憶を頼りにたどり着いた建物には別の店が入っていて見当たらず。
きっと移転したんだね、でもお茶は大安店で買えたからいいやと、永康街の少し奥の方にあるカフェ「Angel」に入りました。

店内は今どきの小洒落たカフェといった感じで、ドリップコーヒーとお茶が数種類から選べます。
ガラスの小さな器もポットもそれぞれかわいくて、なぜか夫までインスタ男子のような行動(笑)
お茶請けに付いてきたドライフルーツのクッキーもおいしく、しばしまったりと過ごしました。
ここはトイレもきれいで素敵です。

その後、雑貨店「來好」や台湾茶の「嶢陽茶行」にも寄り、着々と散財(笑)
そして「嶢陽茶行」のすぐそばに「小茶栽堂」があるのも発見しました。
隠れ家っぽい路地から表通りの一等地に移ったようです。
好きな店なのに、最初に通った時に葱餅一直線で気づかないのもどうかしていますが(笑)
やっぱり永康街はいろんな店があって楽しいですね。

最後まで雨混じりだったのはちょっと残念でしたが、ホテルに戻ってスーツケースを受け取り、タクシーで松山空港に向かいました。
ものの10分、125元で空港に到着。
松山空港は元々国内線の空港だったため規模も小さく行き先も限られますが、この便利さは本当に病みつきになります。

これ多分また近々来るよね、と夫と二人で確信した台湾の旅でした。
- category:2019.05 台北
- No
- 379
- Date
- 2019.06.29 Sat
松山文創園區と國父記念館
この日の台北は朝から雨降り。
本格的に梅雨入りしたのか、テレビでもどこかで集中豪雨があったというニュースが流れていました。
こんな日は無理に出かけずホテルで「リゾート大作戦」を敢行(笑)
土砂降りの街を眺めながら遅めの朝食の後、部屋で昼寝したり本を読んだりしていましたが、昼過ぎに少し小降りになってきたのを見計らって外に出てみました。
ホテルのある忠孝復興駅から2駅、國父記念館駅で降りて松山文創園區に向かいます。

忠孝東路から建設中の台北ドームの敷地をぐるりと回って松山文創の入口にたどり着くと、大きな倉庫の改装工事が進められているところでした。
ここは日本統治時代に煙草工場だった建物を、台湾のアート発信地としてリノベーションした場所です。
旧史跡のリノベ案件としては以前行った華山1914より規模が小さいようですが、同じ敷地内に誠品生活松菸店があり、周囲を緑豊かな公園に囲まれています。

建物は中庭を取り囲むような形の二階建てでした。
雨に濡れた緑もきれいです。
向こう側には全容を現しつつある台北ドーム。

建物内にある「松菸小売所」というショップに入ってみました。
台湾ブランドの雑貨やアクセサリーなどを眺めて楽しめます。
柱には当時の表札が残っていました。

店内の一角には昔使われていた鍵や資料も展示されています。
奥には小さなカフェも。

雨なので、屋内のこんな施設は散策にちょうどいい感じです。
古い建物の雰囲気も味わいつつ。

他の部屋の多くは、台湾アーティストの作品が飾られた美術館のようになっていました。

建物を出て、向かい側にある誠品生活に入ってみました。
ここも台湾の文化と生活の融合をテーマにしたこだわりのある製品が揃っていて、なかなか楽しいです。
3階の誠品書店フロアにはティーサロンが何軒か並んでいたりして、台湾茶好きには癒しの空間なのですが、ここにあるはずの春水堂がどこにも見当たらなかったのが残念。
なぜか台北では私たち春水堂にフラれ続けているのですが(笑)
気を取り直して、地下のフードコートで遅い昼食か早い夕食かよくわからないワンタン麺を食べました。

再び外に出ると雨は上がっていました。

まだ日も高いので、来た時とは別の方向から出て、散歩がてら國父記念館に寄ることに。

レトロな雰囲気の、松山文創の建物横。
雨上がりの草の匂いがしていました。

少し歩いていくと、歩行者用の通路が緑の庭園や池のある遊歩道になりました。
そこを抜けると、MRT市政府駅側の通りに出られるようです。

木々の合間に台北101が見えました。

忠孝東路に戻り、道を渡れば國父記念館です。
記念館そのものも大きな建物ですが、ここも敷地がかなり広いので、ジョギングや散歩をする地元の人が結構いるようでした。
そして、せっかく上がっていた雨が再びパラパラと。
ホテルから借りてきた傘を開くと、内側に英語で「雨が上がればきれいな空が見えるさ」「明日はきっと晴れるよ」的なメッセージが書いてあり、ちょっとほっこりします(笑)

が、間もなくほっこりしている場合ではない土砂降りになり、ひとまず記念館の屋根の下に避難。
軒先が広いので、他にもちらほらと雨宿りをする人がいました。
それとは別に、体操着の高校生らしきグループが何組もいてラジカセ持参でダンスの練習をしていたり、はたまた太極拳をしている年配の人たちがいたり。
何だか皆さん自由です(笑)

しばらくの間、そこから雨ざらしの孫文像を眺めていましたが、やや小降りになったので像の方に行ってみました。
ここからは台北101がよく見えます。
私たちは時間が遅かったので見られませんでしたが、9時から17時までは本堂の中の孫文銅像を守る衛兵の交代式が1時間ごとに行われ、人気の観光スポットになっています。

その後MRTの駅に向かいましたが、こちら側から見る台北ドームの大きさはなかなかの迫力です。
今度来る時には完成しているでしょうね。
(と、帰る前にすぐまた来るつもりでいる私たちですが 笑)
本格的に梅雨入りしたのか、テレビでもどこかで集中豪雨があったというニュースが流れていました。
こんな日は無理に出かけずホテルで「リゾート大作戦」を敢行(笑)
土砂降りの街を眺めながら遅めの朝食の後、部屋で昼寝したり本を読んだりしていましたが、昼過ぎに少し小降りになってきたのを見計らって外に出てみました。
ホテルのある忠孝復興駅から2駅、國父記念館駅で降りて松山文創園區に向かいます。

忠孝東路から建設中の台北ドームの敷地をぐるりと回って松山文創の入口にたどり着くと、大きな倉庫の改装工事が進められているところでした。
ここは日本統治時代に煙草工場だった建物を、台湾のアート発信地としてリノベーションした場所です。
旧史跡のリノベ案件としては以前行った華山1914より規模が小さいようですが、同じ敷地内に誠品生活松菸店があり、周囲を緑豊かな公園に囲まれています。

建物は中庭を取り囲むような形の二階建てでした。
雨に濡れた緑もきれいです。
向こう側には全容を現しつつある台北ドーム。

建物内にある「松菸小売所」というショップに入ってみました。
台湾ブランドの雑貨やアクセサリーなどを眺めて楽しめます。
柱には当時の表札が残っていました。

店内の一角には昔使われていた鍵や資料も展示されています。
奥には小さなカフェも。

雨なので、屋内のこんな施設は散策にちょうどいい感じです。
古い建物の雰囲気も味わいつつ。

他の部屋の多くは、台湾アーティストの作品が飾られた美術館のようになっていました。

建物を出て、向かい側にある誠品生活に入ってみました。
ここも台湾の文化と生活の融合をテーマにしたこだわりのある製品が揃っていて、なかなか楽しいです。
3階の誠品書店フロアにはティーサロンが何軒か並んでいたりして、台湾茶好きには癒しの空間なのですが、ここにあるはずの春水堂がどこにも見当たらなかったのが残念。
なぜか台北では私たち春水堂にフラれ続けているのですが(笑)
気を取り直して、地下のフードコートで遅い昼食か早い夕食かよくわからないワンタン麺を食べました。

再び外に出ると雨は上がっていました。

まだ日も高いので、来た時とは別の方向から出て、散歩がてら國父記念館に寄ることに。

レトロな雰囲気の、松山文創の建物横。
雨上がりの草の匂いがしていました。

少し歩いていくと、歩行者用の通路が緑の庭園や池のある遊歩道になりました。
そこを抜けると、MRT市政府駅側の通りに出られるようです。

木々の合間に台北101が見えました。

忠孝東路に戻り、道を渡れば國父記念館です。
記念館そのものも大きな建物ですが、ここも敷地がかなり広いので、ジョギングや散歩をする地元の人が結構いるようでした。
そして、せっかく上がっていた雨が再びパラパラと。
ホテルから借りてきた傘を開くと、内側に英語で「雨が上がればきれいな空が見えるさ」「明日はきっと晴れるよ」的なメッセージが書いてあり、ちょっとほっこりします(笑)

が、間もなくほっこりしている場合ではない土砂降りになり、ひとまず記念館の屋根の下に避難。
軒先が広いので、他にもちらほらと雨宿りをする人がいました。
それとは別に、体操着の高校生らしきグループが何組もいてラジカセ持参でダンスの練習をしていたり、はたまた太極拳をしている年配の人たちがいたり。
何だか皆さん自由です(笑)

しばらくの間、そこから雨ざらしの孫文像を眺めていましたが、やや小降りになったので像の方に行ってみました。
ここからは台北101がよく見えます。
私たちは時間が遅かったので見られませんでしたが、9時から17時までは本堂の中の孫文銅像を守る衛兵の交代式が1時間ごとに行われ、人気の観光スポットになっています。

その後MRTの駅に向かいましたが、こちら側から見る台北ドームの大きさはなかなかの迫力です。
今度来る時には完成しているでしょうね。
(と、帰る前にすぐまた来るつもりでいる私たちですが 笑)
- category:2019.05 台北
- No
- 378
- Date
- 2019.06.29 Sat
饒河街観光夜市
台北市の松山区にある饒河街観光夜市に行ってみました。

MRT松山駅で降り、道を彩る提灯と賑やかなお囃子を頼りに歩いていくと、松山慈祐宮の煌びやかな姿が見えてきます。
そのすぐ左手が饒河街観光夜市の入口。
駅構内には「観光夜市は1番出口」という案内がありましたが、実際は5番出口が松山慈祐宮の目の前でした。
エスカレーターがピカピカだったので、新しくできた出口なのかもしれません。

夜市にしても賑やかすぎると思ったら、この松山慈祐宮の天上聖母1060周年聖誕祭とのことで、様々な踊りや山車のようなものが門前に奉納されているのでした。

出番が終わると次の団体と入れ替わり、順番に観光夜市の通りの方にはけていきます。
饒河街は松山慈祐宮の門前町なんですね。

次々と奉納される出し物は、伝統的な舞踊ありヒップホップ調のダンスありでバラエティ豊か。

そして、終わるとまたそれぞれ夜市の通りへ。

見物客も大勢集まっていました。
大音量マイクでのDJ風のナレーションに、どこかで鳴り響く爆竹の音も重なります。
決めポーズの時には拍手喝采。

その華やかな様子をしばらく楽しみ、観光夜市の通りの方へ入ってみました。
これからここを通る団体もいるためか、屋台は道の中央ではなく端の方に寄せられているようです。

入口を入ってすぐのところに、この夜市で一番有名といっていい「福州世祖胡椒餅」の屋台が出ています。
まだ日も暮れていない夕方でしたが、既に遠目でもわかる長い行列ができており、さすがの人気店ぶりでした。

通り沿いの店頭のあちこちに、きれいに整えられたお供え物が置いてあります。

人通りは徐々に増えてきましたが、まだ屋台が出ていないので、下町の普通の商店街といった雰囲気です。

通りの入口の方から時折、奉納を終えて衣装を着たままのグループが歩いてきました。
かぶりもの系は暑さでなかなか大変そう。
そのうち、通行人に道を空けるよう指示があり、目の前におもむろに大量の爆竹が敷かれました。

松山慈祐宮のお揃いのTシャツを着て、神様のような人形を小さなお神輿に乗せた人たちが、合図とともに練り歩いてきます。
火のついた爆竹が連鎖的に大きな破裂音をあげ、その上を踏みしめるようにお神輿を揺らしながら通り過ぎていきました。
爆音に耳をふさぎ白煙にむせながら「すげーな!」と苦笑いする日本人観光客もちらほら(笑)
道に敷き詰められた大量の爆竹の残骸は、しばらくの間不発弾が不定期に破裂して通行人を驚かせていましたが、若手スタッフが水を撒きながら大きな板を使ってかき集め、手早く片付けていました。

その少し先でも、小さなお宮のような場所の前で同じような光景が繰り広げられ、最後にお神輿がそのお宮に納められると、見物客から一斉に拍手が沸き起こりました。
思いがけず地元のお祭りに遭遇し、日本と似ているところも違うところもある、その文化に触れられてとても楽しかったです。

ひと通りの行事が終わったのか、神様が通り過ぎた後は道の中央部分に一斉に屋台が並び始めました。
ようやく夜市が本格稼働。
ここからは屋台の両側がそれぞれ一方通行になります。
ちょうど饒河街の端の門まで来たので、折り返して戻ることにしました。
夫は台湾ビールを買って飲みながらの散歩。

饒河街観光夜市は台湾で一番古い夜市で、食べ物の屋台が中心です。
牛肉や海鮮品を串にさして焼いたもの、仙草ゼリーやかき氷などのデザート系、見たことのない食べ物までいろいろ並んでいます。
あっという間に人が集まってきて、テーブルのある屋台はこの盛況ぶり。

さっきは通りの端の小さな屋台で一人で対応していた「福州世祖胡椒餅」は、広さも調理スタッフも何倍にも増えてフル回転の様相でした。
お客の待ち行列も凄まじい長さになっていましたが、作る量も多いので大抵は10分程度で買えるそうです。
ここのは是非とも食べたかったのですが、お昼に別の店で胡椒餅を食べたので、残念ながらまた別の機会に。

ちなみに饒河街の門のすぐ外にも別の胡椒餅の屋台があり、ちょっと紛らわしいです(笑)
まあ、胡椒餅はどこもそれなりにおいしいと思いますけどね。

饒河街入口の門を出ると、松山慈祐宮の前の広場には舞台と客席が設けられ、京劇のような演劇が始まっていました。

セリフや音楽の合間に、突然宙乗りが始まったりして大盛り上がり。

通常モードの夜市ではないと思いますが、賑やかなお祭り仕様の饒河街を満喫しました。
そして、気づけばこの日は4月30日。
平成最後の夜を、爆竹の煙にまみれて咳き込みながら過ごした私たちでした(笑)

MRT松山駅で降り、道を彩る提灯と賑やかなお囃子を頼りに歩いていくと、松山慈祐宮の煌びやかな姿が見えてきます。
そのすぐ左手が饒河街観光夜市の入口。
駅構内には「観光夜市は1番出口」という案内がありましたが、実際は5番出口が松山慈祐宮の目の前でした。
エスカレーターがピカピカだったので、新しくできた出口なのかもしれません。

夜市にしても賑やかすぎると思ったら、この松山慈祐宮の天上聖母1060周年聖誕祭とのことで、様々な踊りや山車のようなものが門前に奉納されているのでした。

出番が終わると次の団体と入れ替わり、順番に観光夜市の通りの方にはけていきます。
饒河街は松山慈祐宮の門前町なんですね。

次々と奉納される出し物は、伝統的な舞踊ありヒップホップ調のダンスありでバラエティ豊か。

そして、終わるとまたそれぞれ夜市の通りへ。

見物客も大勢集まっていました。
大音量マイクでのDJ風のナレーションに、どこかで鳴り響く爆竹の音も重なります。
決めポーズの時には拍手喝采。

その華やかな様子をしばらく楽しみ、観光夜市の通りの方へ入ってみました。
これからここを通る団体もいるためか、屋台は道の中央ではなく端の方に寄せられているようです。

入口を入ってすぐのところに、この夜市で一番有名といっていい「福州世祖胡椒餅」の屋台が出ています。
まだ日も暮れていない夕方でしたが、既に遠目でもわかる長い行列ができており、さすがの人気店ぶりでした。

通り沿いの店頭のあちこちに、きれいに整えられたお供え物が置いてあります。

人通りは徐々に増えてきましたが、まだ屋台が出ていないので、下町の普通の商店街といった雰囲気です。

通りの入口の方から時折、奉納を終えて衣装を着たままのグループが歩いてきました。
かぶりもの系は暑さでなかなか大変そう。
そのうち、通行人に道を空けるよう指示があり、目の前におもむろに大量の爆竹が敷かれました。

松山慈祐宮のお揃いのTシャツを着て、神様のような人形を小さなお神輿に乗せた人たちが、合図とともに練り歩いてきます。
火のついた爆竹が連鎖的に大きな破裂音をあげ、その上を踏みしめるようにお神輿を揺らしながら通り過ぎていきました。
爆音に耳をふさぎ白煙にむせながら「すげーな!」と苦笑いする日本人観光客もちらほら(笑)
道に敷き詰められた大量の爆竹の残骸は、しばらくの間不発弾が不定期に破裂して通行人を驚かせていましたが、若手スタッフが水を撒きながら大きな板を使ってかき集め、手早く片付けていました。

その少し先でも、小さなお宮のような場所の前で同じような光景が繰り広げられ、最後にお神輿がそのお宮に納められると、見物客から一斉に拍手が沸き起こりました。
思いがけず地元のお祭りに遭遇し、日本と似ているところも違うところもある、その文化に触れられてとても楽しかったです。

ひと通りの行事が終わったのか、神様が通り過ぎた後は道の中央部分に一斉に屋台が並び始めました。
ようやく夜市が本格稼働。
ここからは屋台の両側がそれぞれ一方通行になります。
ちょうど饒河街の端の門まで来たので、折り返して戻ることにしました。
夫は台湾ビールを買って飲みながらの散歩。

饒河街観光夜市は台湾で一番古い夜市で、食べ物の屋台が中心です。
牛肉や海鮮品を串にさして焼いたもの、仙草ゼリーやかき氷などのデザート系、見たことのない食べ物までいろいろ並んでいます。
あっという間に人が集まってきて、テーブルのある屋台はこの盛況ぶり。

さっきは通りの端の小さな屋台で一人で対応していた「福州世祖胡椒餅」は、広さも調理スタッフも何倍にも増えてフル回転の様相でした。
お客の待ち行列も凄まじい長さになっていましたが、作る量も多いので大抵は10分程度で買えるそうです。
ここのは是非とも食べたかったのですが、お昼に別の店で胡椒餅を食べたので、残念ながらまた別の機会に。

ちなみに饒河街の門のすぐ外にも別の胡椒餅の屋台があり、ちょっと紛らわしいです(笑)
まあ、胡椒餅はどこもそれなりにおいしいと思いますけどね。

饒河街入口の門を出ると、松山慈祐宮の前の広場には舞台と客席が設けられ、京劇のような演劇が始まっていました。

セリフや音楽の合間に、突然宙乗りが始まったりして大盛り上がり。

通常モードの夜市ではないと思いますが、賑やかなお祭り仕様の饒河街を満喫しました。
そして、気づけばこの日は4月30日。
平成最後の夜を、爆竹の煙にまみれて咳き込みながら過ごした私たちでした(笑)
- category:2019.05 台北