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category :ホテルステイ

東京ステーションホテル

一度泊まってみたいと夫が言うので、久しぶりの東京ステーションホテルです。
せっかくの行楽日和に遠出するでもなく車で20分の場所でホテルステイを決め込むという、相も変わらずインドア派の夫婦(笑)



11月初旬、秋晴れの土曜日。
全国旅行支援キャンペーンの効果もあってか、丸の内駅舎前はたくさんの人で賑わっていました。



急に背景が夜になっていますが(笑)
駅前広場に面したホテルのエントランス。
丸の内南改札口にも直通の通路があります。



ほどよいクラシック感が漂う、こじんまりとしたロビー。



フロントでチェックイン手続きを済ませ、エレベーターで部屋に案内してもらいます。
壁がチョコレートのような色とデザインです。



3階のエレベーターホールから、自動ドアにルームキーをかざして客室棟へ。



そしてこの長い廊下。
迷わないように、エレベーターのある場所だけランプの色が黄色になっているのですが、写真だとわかりにくいですね。



今回の宿泊は皇居側やJRホーム側ではなくドームに面した部屋なので、長い直線廊下の端の方へ進みます。



往年の東京ステーションホテルにまつわる絵画や写真、資料などがあちこちに飾られていて、通路を歩くだけでも楽しいです。
歴史ある建物が何度もの建て替えを経て大切に受け継がれていることへの誇りを感じますね。
丸の内駅舎の南口と北口を彩るドーム天井を内側から眺められるアーカイブルームも設けられていて、宿泊者は自由に出入りできます。



ドームサイドスーペリアツインの部屋に到着。
中に入るとすぐ左手にバーコーナー、その奥にウォークインクローゼットがありました。



スリッパを袋から出して、さっそく寛ぎモード。
ほどよい厚みがあって履きやすいスリッパです。



バーコーナーのグラス類。



下段にはアイスペールや電気ケトル。
氷は同じフロアにある製氷機からセルフでもらってくる形です。
ミネラルウォーターはここに置かれた2本の他、冷蔵庫にも2本入っていて助かります。



引き出しの中はシンプル。
この下に小型の冷蔵庫が用意されていました。



室内は緩やかに折れ曲がった「く」の字型で、ベッドルーム側はこんな感じです。
ドームに面した窓はそれほど大きくはありませんが、天井の高さで開放感が感じられます。
シンプルで落ち着いた雰囲気に品を添えるシャンデリアも素敵。



ベッドサイドには電話やアラームやメモ帳がまとめられています。
この原稿用紙型のメモ帳が好きなんですよね。
こちらのホテルに縁を持つ松本清張や川端康成といった文豪にちなみ、文豪セットとしてフロントで購入することもできます。



引き出しにはワンピース型のパジャマ。
その下はセーフティボックスになっています。



ベッドサイドからリビング側を見たところ。
それぞれのコーナーにお籠り感のある部屋です。



夫の大好物の長ソファはありませんが、シングルでも背もたれがやや高めなので快適に過ごせました。



テーブルには、予約サイトの会員特典がいろいろ。
アルコール除菌スプレーと、TORAYA TOKYOの一口羊羹「夜の梅」。



それとブルガリのバスアメニティが割と豪華でした。
バスルームには別にアメニティが揃っているので、このままお持ち帰り。



壁際には大きめのデスク。
最近ではすっかり必須アイテムとなったマスクケースも置かれています。
凝ったデザインの丸い鏡は魚眼レンズ的な画角でユニークです。



デスクの端には充実のアウトレット。



バスエリアはドアから入ってすぐ右手にあります。



手前のすりガラスのドアはトイレ。



洗面台とガラス張りのバスルーム。



アメニティ類も一通り揃っています。
シャンプーやコンディショナー、せっけんなどは、イストワールドゥパルファンというフレグランスブランドが東京ステーションホテルの「歴史の香り」をイメージして作ったオリジナルのものだそうです。
「Est.1915」というネーミングもいいですね。



洗面台のクラシックなレバーも部屋の雰囲気に合っています。



広々として使いやすいバスルーム。
大きめのレインシャワーや、日本人の生活様式に合わせてバスチェアも置いてありました。



部屋の窓からは、東京駅丸ノ内南口のドームが見下ろせます。
公共のエリアに面しているので、窓もそれほど開放的な造りではありませんが、独特のこの雰囲気はいつまでも見ていられます。
時々下を行きかう人もこちらを見上げていたりして、慌ててレースカーテンを閉めたり(笑)



夜、食事をしに出かけた後、丸の内界隈や行幸通りを散歩しながら戻ってきました。
もう少し早い時間帯だとホテル外観のライトアップがきれいなのですが、遅めの時間でもまだそれなりに人がたくさん。
秋の夜長を楽しめる、いい季節です。



翌朝、4階のアトリウムで朝食。
週末は8時過ぎから混みあうと聞いていたので、私たちにしては早めの8時少し前に行きましたが、それでも数組が通路の椅子に座って待っている状態でした。
とはいえ15分程度で席に案内してもらえたのでまぁよかったです。



コーヒーか紅茶を選ぶとスタッフがテーブルでサーブしてくれます。
料理はブッフェスタイル。
コロナ禍で一時中断していたようですが、すべて小皿に分けてカバーを付けて提供するなどの工夫によって再開されていました。
ブッフェの楽しさと安全性の両立に試行錯誤されたのだろうと思うと頭が下がります。



夫は最初に和食コーナーへ。
少し離れたところにミニサイズの鰻のひつまぶし重もあって、出してもすぐになくなる盛況ぶりでした。



私は洋食コーナーからいただいてきました。
パン類も、サンプル以外は紙の袋に入って並べられています。
クロワッサンなんかはこの方が食べやすくて一石二鳥。



夫の第二段。



私はエッグステーションでオムレツをオーダー。
2種類からトリュフ塩で食べる方を選び、その場で作ってもらいました。
大好きなトマトソースも捨てがたいですが、たまにはこんなシンプルなオムレツもありです。



デザートもしっかりいただきます。
以前と変わらず充実のブッフェで、お腹のキャパシティがあればもっといろいろ食べたいところでしたが、十分楽しませてもらいました。
ただ、前菜だけでプレート山盛りの量を食べるような健啖家の方にとっては、小皿のポーションが小さくてお腹を満たすのがちょっと大変かもしれません(笑)



チェックアウトを13時まで延長してもらえたので、朝食後も部屋でお茶を飲んだりしてのんびり過ごしました。
東京のど真ん中にあってこのこじんまり感が何とも落ち着く、いいホテルです。



チェックアウト後、ブリックスクエアにある三菱一号館美術館へ。
10月末からヴァロットンの企画展が始まったので、絶対に観に行こうと思っていたのでした。
夫も、まぁ暇だし付き合ってもいいよという感じで(笑)



ヴァロットンは以前ここでロートレック展を観た時に知り、白と黒だけのシンプルな木版画なのにこれだけの表現力とメッセージ性を持てるのかと驚いて、むしろロートレックより好きになってしまった画家です。
画風はどちらかと言えばかわいらしいし、デザインのセンスや当時のパリの空気感にある種のお洒落さも感じるのですが、扱うテーマや対象を見つめる視線に独特のクールさや皮肉やユーモアが込められています。
タイトルと併せて考察すると絵の意味をいろいろ深読みできるところもいいですね。



展示の中の一室だけ、撮影が許可されていました。
雑誌の表紙や挿絵など、カラフルな作品も。



一般的な額装に加えて、動画や映像を駆使した展示もあり、なかなか凝っていて楽しかったです。
十分堪能しましたが、そういえば音声ガイドを聞いてみてもよかったなと後で思い出し、もう一度仕事帰りにでも寄ろうかと画策中。



その後、美術館に併設されているCafé1894を覗いてみましたが、案の定長蛇の列で入るのを諦めました。
ブリックスクエアに来るといつも買うエシレのフィナンシェも、待ち行列が長かったので断念。
やはり週末は混みあう丸の内エリアですが、活気が戻ってきたのは良かったのかなと思います。


東京ステーションホテル
https://www.tokyostationhotel.jp/

三菱一号館美術館
https://mimt.jp/

フォーシーズンズホテル東京大手町

東京の桜が満開を迎えた4月の初め、フォーシーズンズホテル東京大手町に宿泊しました。
オリンピック前後に都内で外資系ホテルの開業が相次ぎ、気になっていたところのひとつです。
ホテルクレジット付きのタイムセールを見つけたので、夫と二人、久々に生活圏内での週末エスケープです。



1階の車寄せから館内に入り、エレベーターで39階のロビーへ。
期間限定の桜のアフタヌーンティーが人気のようで、ロビーフロアのラウンジは人でいっぱいでした。
フロントでチェックインの手続き後、スタッフが「ではご案内します」と先導してくれたのですが、エレベーターで「こちらのセンサーにカードキーをかざして宿泊階のボタンを押してください」と言いつつ35階のボタンを押しても反応せず。
ん?と思っていたら、一瞬の沈黙の後、なぜか「ではごゆっくりお過ごしください」とそこでキーを渡され、お辞儀で見送られました。
ドアが閉まっても当然エレベーターは動かず、キーの設定ミスかなと思ってもう一度部屋番号をよく見たら、35階ではなく36階の部屋(笑)
そりゃ35階押してもだめだよねと夫と苦笑しました。
4月だしかなり若い方だったので新人さんかもしれませんが。



ちなみにカードキーは木製、ホテルのロゴデザインと相まってかわいいです。
コロナ禍ならではの衛生セットのパックもいただきました。



36階のエレベーターホール。
随所に和の雰囲気があります。



部屋に入ると左側にバーコーナーがあり、その奥がクローゼットルームになっていました。



引き戸を開けたところ。
傘やアイロンも完備され、大きめのバッグも置ける使い勝手のよいクローゼットです。



柔らかくて着心地のいいパジャマは、八分袖八分丈の男女同デザインでサイズ違いでした。



スリッパも2サイズで、大きすぎず歩きやすい。



バーコーナーのカウンターには、エスプレッソマシンや電気ポット。



鉄瓶と湯飲みのお茶セット。



NARUMIのコーヒーカップとデミタスカップもシックなデザインです。



ミネラルウォーターは伊藤園。
銀色のアルミ缶なので、一瞬緑茶かと思いました(笑)
本数もたっぷりあって助かります。



冷蔵庫は充実しており、すべて有料です。



引き出しにはお茶とコーヒーのポーション。



グラス類はその下の引き出しに。



さらにその下には、スナックとして湖池屋のポテトチップスが。
割高なのは仕方ないとして、920円という値段には思わず笑ってしまいました。



部屋は皇居御苑ビューのデラックスルームです。
西日よけのためか、部屋に入った時は薄いスクリーンが下ろしてありました。
まだ新しいホテルなので、どこもかしこも綺麗です。



ベッドサイドにタブレットとスイッチ類。
照明やブラインドはすべてこのシンプルなスイッチで操作します。
ルームサービスの注文や食器の片付けもタブレットでオーダーできるので、気軽で便利でした。
反対側のベッド横には、皇居ランの地図や大手町の案内書、シティホテル定番のBOSEポータブルスピーカーなどが置いてありました。



窓際にはデイベッドとテーブル、一人掛けの椅子。



窓のスクリーンを上げると、窓からは東京らしい景色が一望できます。
右手には武道館の緑色の屋根と、その周りに千鳥ヶ淵の桜が見えました。



左手には皇居の緑、その向こうには国会議事堂も。
皇居の緑にもところどころに桜色が混じり、期待以上の眺めにしばし癒されます。



夫は夕方早々に窓際のテーブルでビールを開けました。



テーブル右手奥の格子戸を開けるとそこにはバスタブが。
実際のところ、バスルームと寝室の間のシースルーって何のためにあるんだろう(向こうとこっちでわーいと手を振ってはしゃぐため?笑)といつも思っていたのですが、壁の一部が窓になるだけで抜け感が出てちょっとした開放感が楽しめ、なるほどなと思いました。



ベッドと反対側の壁には大型の液晶テレビ。



テレビの裏側にはバスルームがあります。
リビングに近いドアがトイレです。



大きな窓とガラス戸が開放的なバスエリア。



ダブルベイシンの洗面台。
鏡の照明は時間帯に合わせて調光でき、便利です。



アメニティは洗面台の下にまとめてあり、全体的にすっきりしています。



歯ブラシは最近増えている木製でした。
たいてい作りがごついのであまり好きではなかったのですが、これはブラシが細めで柔らかくとても磨き心地がよかったです。
デンタルフロスやピックもセットになっていました。



石鹸とボディミルク、綿棒やコットンは洗面台の上に。



バスタブからの眺めも皇居ビュー。
緑に癒されますが、お湯を張ると曇って何も見えなくなるのは仕方ないですね(笑)
曇らないガラスは難しいのかなと毎回思う、ビューバスあるある。



独立したシャワーブースではなく、バスタブと同じエリアにシャワーがまとめられているのは、個人的には使いやすく好みです。
お風呂用の椅子も用意されていました。



バスアメニティはボディミルクと同じ、フレグランスブランドのフレデリック・マル。
きつすぎず爽やかなマグノリアの香りです。



日没近くなると、新宿の高層ビル街の向こうに夕陽が。



ほどなくして夜景。
すぐ足元は皇居なので灯りは少ないですが、武道館や国会議事堂のライトアップが見えました。



夕食は、それほどお腹が空いていなかったこともあり、ホテルクレジットを利用してルームサービスをオーダーしました。
指定した時間にワゴンで運んできて、室内のテーブルにセッティングしてくれます。
チキンやアボカド入りのクラブサンドイッチは、付け合わせにフライドポテトかガーデンサラダを選択。
フライドポテトが好きなので頼んだら予想通りの大盛りで、夫と二人でせっせと食べました(笑)



小さな瓶入りのトマトケチャップとマスタード。
ポテトにはケチャップ派なのであっという間になくなりました。



夫が注文したまぐろ丼には、小鉢とお漬物とお味噌汁が付いています。
シェア前提で小分け用の食器も用意してくれたので、少しだけ分けてもらいましたが、普通においしいまぐろ丼でした。
夫は冷蔵庫の日本酒とともに。



デザートにピニェートティラミス。
メインダイニングの名前が付いているので、そこで提供されるものなのでしょうね。
ほどよいポーションながら割としっかりめのティラミスで、食べごたえがありました。
添えられているビスコットはかなり硬め。
部屋に置いてあるコーヒーを淹れて小皿のクッキーもいただき、ごちそうさまでした。

なお、食事中に部屋のチャイムが鳴り、ターンダウンのスタッフが訪ねてきました。
今食事中なのでと丁重にお断りしましたが、そういう連携って取らないものなのかなと夫はちょっと不審顔。
まあこれはチェックインの時にフロントで「ターンダウンが不要な場合はコールしてください」と言われていたので、こちらからコールすべきだったかもしれません。
週末でロビーもフロントも混んでいたので、ダイニングも似たようなものだろうと思いルームサービスにしましたが、やはり若干の割高感は否めず、今度はダイニングにも行ってみたいなと思いました。
ただ、根が引きこもり体質の夫婦なので、ドレスコードも気にせず眺めのいい部屋でのんびりできたのはとてもよかったです。



翌朝は、予報に反して雨。
変わりやすい春の天気です。



朝食は特に予約不要とのことで、少し遅めの9時頃に行ってみました。
39階のラウンジにも朝はさすがに誰もおらず、落ち着いた素敵な空間です。



メインダイニングのイタリアンレストラン、ピニェート。



朝食は「コンチネンタル」「アメリカン」「和朝食」のセットメニューから。
私も夫もアメリカンで、メインは卵料理を選びました。
ドリンクはコーヒーまたはお茶類から1種類と、ジュース類から1種類。
接客は英語ネイティブのスタッフでした。



ジャムやケチャップ類は最初からテーブルの上に。
お砂糖も各種揃っていてカラフルです。



フルーツプレート。
私の分は苦手なバナナを抜いてもらいました。



パンの選択肢でベーカリーバスケットを選ぶと、席まで数種類のパンを持ってきて好きなものを選ばせてくれます。
夫はクロワッサンとマフィンを選択。
横にある小さな細長いグラスはバナナのスムージー。



私はベーカリーバスケットではなく、全粒粉トーストにしました。
ふわっふわのホイップバターが幸せです。
でも2枚は食べきれなかったので、ベーカリーバスケットにして残ったら持ち帰るのが正解かもしれません。



ヨーグルトには刻んだリンゴが入っていて爽やか。



メインのエッグベネディクト。
サイドメニューはチキンとポークのハム、ベーコン、キノコ、グリルトマト、ハッシュドポテトと盛りだくさんです。



夫はスクランブルエッグ。
卵料理は他にオムレツがあり、それ以外にもスモークサーモンのサラダやフレンチトースト、追加料金でビスマルクステーキなど、選択肢は豊富でした。
ピニェートには屋外テラス席もあるようで、これからの季節は気持ちが良さそうです。



そしてやっぱりこのホテルはラウンジが広くて雰囲気がいいですね。
いずれ、あまり混んでいなそうな時期にアフタヌーンティーにも来てみたいです。
夫は付き合ってくれないと思いますが(笑)



オリエンタルな茶器の並ぶカウンターも素敵です。



フロントの中央に飾られた、春らしいたくさんの花。
外は雨だし、チェックアウトも13時だったので、部屋でお茶を飲みながらゆっくり過ごしました。
しばらく東京に来れていない母とも、久しぶりにホテルステイなんかして語り合ったりしたいなぁと思いつつ。


フォーシーズンズホテル東京大手町
https://www.fourseasons.com/jp/otemachi/

マンダリンオリエンタル東京

3月の週末、日本橋のマンダリンオリエンタル東京に夫と宿泊してきました。
1年以上前に母と泊まって以来の再訪です。
2度の緊急事態宣言を経てもなおままならない新型コロナ感染状況ですが、年度末の気忙しい日々の合間に、近場で束の間の息抜きをさせてもらいました。
部屋はデラックスコーナーキングで、朝食がサービスの上ホテルクレジットが13,000円付くという、かなりお得なステイケーションプランでした。



38階のフロントでチェックイン手続きを済ませて部屋に案内されると、ドアの先の室内には思いのほか長めの廊下が。
突き当たりのキャビネットには、1階で出迎えてくれたスタッフに預けたバッグが先に届けられていました。



廊下を右に折れると、扉が天井まであるクローゼット。
その右側がバスエリア、左側がベットルームです。



クローゼットの引き出しにはセキュリティボックスと浴衣。



もちろんふかふかのスリッパも。



ベットルームは二面が窓になっていて、明るく開放的です。



このカテゴリーにはツインルームがなく、すべてキングルームのようです。
フロントの方が「部屋数は少ないですが、景色がいいので人気のお部屋なんですよ」と話していました。



ベッドの右サイドには電話の他、景色を見るための双眼鏡とアロマオイルの小皿。
ほのかにいい香りです。



左サイドには我が家でも愛用しているBOSEのポータブルスピーカーが置いてありました。



寝るときに浴衣を着るのがあまり好きではないので、事前にリクエストしておいたパジャマ。
女性用のは八分袖に八分丈のチャイナテイストのデザインで、着心地が良くとても気に入りました。
ただ、背の高い人だと子供服のようになってしまうかもしれません(笑)



大きな窓に向けて置かれたデスクは、広くて使い勝手も上々です。



壁際にはエスプレッソマシン。



ミネラルウォーターはリサイクル可能な瓶入りのタイプです。
私たちは部屋でコーヒーやお茶をたくさん飲むので、あっという間に2本空きました。



コーヒーはILLY。



下のキャビネットにはカップ類やティーポット、電気ケトルが用意されています。
お茶はJINGで、イングリッシュブレックファスト、グリーンティー、アールグレイ、カモミールティーが2パックずつ。
ポットが大きいのでたっぷり楽しめました。



デスク上にはインルームダイニングのメニューに、Fans of M.O.会員サービスの「まめぐい」。
今回はカラフルな飴が紫色の豆手ぬぐいに包まれていました。



更に、ホテルオリジナルのブレンドティー。
これも香りが良くてお気に入りです。



部屋のコーナー部分には液晶テレビ。



奥の窓際のカウチソファは、あっという間に夫の定位置になりました。
滞在中、ほとんどここから動かず(笑)



そして、ソファ横に置いてある瓶入りのブレンドティーとサブレクッキーもウェルカムアメニティです。
相変わらずの至れり尽くせり。



こちらは部屋の反対側にあるバスエリア。
母と宿泊したデラックスルームではベッドルームとバスルームがガラス越しに見通せる形でしたが、この部屋では完全に独立しています。
とはいえ夫と二人なので、仕切りのスライドドアはほとんど開けっ放しでしたが。



バスタブの横には大きな窓があり、日本橋から南東方面が見渡せます。
隣にはガラス張りのシャワーブース。



壁にはアートが飾られていました。
テレビモニタなどはありませんが、音声が聴けるスピーカーが付いています。



バスタブの対面にある洗面台は、壁が一面の鏡になっていて広々とした印象。
右側に置いてある拡大鏡は便利でしたが、使っていないときでも手などが近づくと自動でライトがついてしまい、結構まぶしいです(笑)



石鹸やシャンプーなどはボッテガヴェネタ。
香りが強めなので、気になる場合はアロマテラピーアソシエイツに替えてもらうこともできるようです。



その他のアメニティは横の引き出しの中に収まっていました。
時節柄、厚手の除菌シートも用意されています。



シャワーブースには、ハンドシャワーと天井のレインシャワーの他、壁の高い位置に固定シャワーもあり、せっかくなのでいろいろ使ってみました。
デラックスルームだとシャワーブースにドアがなかったので、やはり仕切りがあった方が使いやすい気がします。
ただ、夫が使ったときはブースのドアがきちんと閉まっていなかったようで外に水があふれてしまい、慌ててバスタオルを敷いたりしていましたが(笑)



バスエリアの一番奥にあるトイレ。
半透明のガラスのドアは付いていますが、外から見ると割とスケスケです(笑)



ベッドルームの奥、カウチソファ側の窓からの景色。
スカイツリーや両国国技館が見えたので、北東方面だと思います。



デスク側の正面の窓からは南東方面の、日本橋の上を走る首都高速や月島エリアのビル群など。



日が暮れると、こんな夜景が楽しめます。



こちらは南側の港区方面。
ビルの間には小さくレインボーブリッジも見えました。



夕食はホテルクレジットを利用してルームサービスを頼むことに。
18時頃に電話でオーダーすると、18時45分から19時の間に届けますとのことでした。
非対面の受け渡しのため、スタッフが廊下まで運んできたテーブル一式を、インターホンを合図に自分で部屋に運び入れる形でした。



テーブルの上の料理にはすべてラップがかけられた状態で、きれいにセッティングされていました。
部屋には椅子が1脚しかなかったので、夫がゴロゴロしているカウチソファにテーブルを横づけにしてスタンバイ。



温かい料理はテーブルの下にあるウォーマーに入っており、これが結構なホカホカ具合で感心しました。
テーブルに向かって座ると膝が当たるので、ちょっと窮屈ではありましたが(笑)



夫は冷蔵庫に入っていた白ワインのハーフボトルをおもむろに取り出しましたが、コルクが相当きつかったようで開けるのにかなり苦労していました。
私はウェルカムドリンクのブレンドティーを開けて、まったりと部屋での夕食スタートです。



前菜のメニューから、水牛のモッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ。
カラフルなトマトがどっさり盛られています。
もっちりとしたミルキーなモッツァレラも大好物です。



前菜からもう1品。
スパイシーフライドシュリンプと自家製ストラッチャテッラチーズ、ルッコラサラダとシチリアンペースト。



ウォーマーから取り出した温かいパン。
これはK'shiki(イタリアンダイニングのケシキ)の料理を頼むとサービスでついてくるようです。
オリーブ入りのパンと、香ばしいオニオンが混ぜ込まれたパン。
どちらもとてもおいしいです。



前菜の2皿を食べ終わってから、こちらもウォーマーから取り出したメイン料理。
本日の魚のグリルとアーティチョーク、蕪、帆立、いかのアクアパッツァ、カチュッコソース。
お魚はブリでした。
少し時間が経ったため、運ばれてきた時ほどの熱々ではなくなってしまいましたが、それでも充分に温かい料理を堪能しました。
ただ、トマト好きの私が選んだ3品は無意識のうちに全部トマト味だったので、組み合わせとしてはちょっと失敗だったかもしれません(笑)



これもサービスで付いてきた小菓子。
アーモンド風味のマカロンのようなお菓子でした。
すべて二人でシェアしたので夕食としては少なめでしたが、パンもついていたので、私にはむしろちょうどよかったです。
こんなレベルの高い料理を部屋でゆっくりいただけるなら、ルームサービスもなかなかいいなと思いました。



翌朝の景色はやや曇り空。



38階のフロントロビー。
この季節ならではの桜のディスプレイです。



朝食もルームサービスにしようか迷いましたが、ダイニングに行くことにしました。
この日営業中なのはK'shikiだけでチェックインの時に予約する形だったので、私たちは8時半を指定。
混雑を避けるためにいろいろと工夫されているようです。



K'shikiでの朝食は人が少なく、ゆったりと窓際のテーブルにつくことができました。
やはりブッフェは停止中で、メイン料理を選ぶセットメニューでの提供でした。
最初にコーヒーと紅茶を。
紅茶はイングリッシュブレックファスト、ダージリン、アールグレイから選択します。



パンは、クロワッサン、パン・オ・ショコラ、パン・オ・レザンから2つ。



メインはやっぱりこれが食べたい、ということで、夫も私もエッグベネディクト。
ここのはズワイガニとアボカドにオランデーズソースがたっぷりかけられたもので、濃厚なおいしさです。
つけ合わせにはハッシュドポテトやグリルトマトも。



その後シェフからのプレゼントとのことで小さなクラムチャウダー。



フルーツにヨーグルトもついて朝からお腹いっぱい。
朝食は基本的にはブッフェが好きですが、セットメニューも落ち着いて食事ができてよかったです。



朝食後、しばらく部屋でお茶など飲んで過ごしてから、ホテル隣のコレド室町テラスに行きました。
ここは規模といい雰囲気といい何となく好きな商業施設なのですが、ミルクティーを買おうと思って2階に行ったらTHE ALLEYの店舗がなくなっていたのが少し残念でした。
1階の南阿蘇ティーハウスは健在でよかったです。
誠品書店をひと回りし、だしいなり海木でお稲荷さんを買って、ひとまずホテルに戻りました。



予約サイトの特典でチェックアウトを14時まで延長できたので、あとはただひたすら部屋でのんびりと。
もう翌日ここからリモートワークしてもいいんじゃないかと思うほどの居心地の良さでした(笑)
長々とお世話になりました。

ワクチンの接種も少しずつ始まっているものの、変異種の拡大など気掛かりも多く、気兼ねなく遠出ができる状況になるにはまだしばらくかかりそうです。
実家に帰ったり友人達と集まったり、そんな日常が早く戻ってほしいと切に願っています。
当面は、家で仕事ばかりの生活に煮詰まったら、また夫を巻き込んで都内のどこかにお世話になろうというささやかな企みとともに(笑)


マンダリンオリエンタル東京
https://www.mandarinoriental.co.jp/tokyo/nihonbashi/luxury-hotel

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AKI:
旅行と写真が好き。

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