- No
- 328
- Date
- 2017.08.22 Tue
鶴岡・酒田
米沢方面へ行った翌日、両親と庄内方面へ。
今日は鶴岡と酒田へ連れて行ってくれるのだそうです。

高速を使う使わないでもめたりしながら、途中で寄った月山湖。
ダム内で1時間おきに吹き上がる噴水は日本一の高さとのことですが、せっかちな父がそれを悠長に待ってくれるはずもなく(笑)
出がけに母がまた玉こんにゃくを買いました(売られていると素通りできないらしい)が、ここのはしっかり味がしみていておいしかったです。
「やっぱり生醤油で乾煎りされてないと」とは玉こんにうるさい母の談。

お昼前に鶴岡市内に到着。
鶴岡公園内にある荘内神社です。
午後からイベントがあるようで、武将姿の人たちが何かのリハーサルをやっていました。

その横にある藤沢周平記念館。
私の好きな作家のひとりで、いずれ来てみたいと思っていた場所です。
中の展示は、生まれ育った庄内地方の映像や系統別の作品紹介、再現された書斎や生涯の軌跡など、藤沢文学のファンにはとても内容の濃いものでした。
小説ではなく専ら歴史ものの藤沢作品を読む夫も、なかなか面白かったと言っていました。
母は映画化された作品のタイトル程度しか知らなかったようですが、熱心に展示を眺めて「読んでみようかな」と関心を持ったと思ったら、若い頃の写真を見て「あら、けっこうイケメン」と更に興味津々(笑)

その後、母がスマホで見つけて予約した郊外のイタリアンレストランに向かいました。
ナポリピッツァがおいしいという「緑のイスキア」。
田園風景の真ん中にポツンと建つ一軒家で、到着したときは駐車場に入りきれない車が近くのあぜ道にずらりと縦列駐車するほどの混み具合でした。

予約名を告げると2階に案内されました。
何だか知り合いの家の2階に通されたようなアットホームな感じです。
窓からは自家製の野菜や果物を育てているという菜園が見えました。
4人から注文できるという、ピッツァ2品とパスタ2品のファミリーセットをオーダー。

メニューから選んだランチドリンクの次に運ばれてきたのは、摘みたて野菜サラダ。
コリンキーとセルバチコが入っていました。

有機栽培フレッシュトマトとナポリズッキーニのスパゲッティ。
さっぱりした甘みのある味わいです。

イタリア産の4種のチーズを乗せたクワトロフォルマッジ。
添えられたハチミツをつけてもおいしいです。
ハチミツ好きの父は真っ先にたっぷりとつけていました。
取り皿もたくさん用意してくれて、テーブルの上はあっという間にお皿でいっぱい。

帆立と季節のお野菜のクリームソース、ほうれん草のフェットチーネ。
もちもちした生パスタの食感が楽しめます。

2品目のピッツァ、マルゲリータもお皿からはみ出すサイズ。
そろそろお腹がいっぱいでしたが、意外と生地が薄いので、父と夫が少し多めに食べるくらいで何とか完食できました。

デザートは自家製ブルーベリーのジャムを乗せたパンナコッタです。
メニューには米粉のブラウニーと書いてありましたが、時間が遅かったので変更になったのかもしれません。
どれも素材がシンプルに活かされていて、特にピッツァがおいしかったです。
ごちそうさまでした。

お店の前に広がる一面の水田に見とれる時間もそこそこに、車に乗って出発です。
長距離ドライブに飽きた母からのブーイングをものともせず、父は酒田に向けて一直線(笑)

到着したのは酒田市にある山居倉庫。
明治時代に建てられた米保管倉庫で、今でも現役で使用されています。
お盆休み中のせいか駐車場は満車で、建物に沿った通路に停めるよう誘導していました。

裏側のケヤキ並木は倉庫が高温になるのを防ぐ役割を果たしているそうです。
CMや旅行会社のポスターにもよく使われる風景。
ここは雪景色も見てみたいですね。

かつて米の積出港として栄えた酒田の面影を残す山居倉庫。
敷地内の物産館は、山形の特産品を買い求める人たちで大混雑です。
県民にはおなじみ「オランダせんべい」の箱詰めセットを見つけて思わずテンションが上がったり(笑)
でも、隣接の資料館には入らずに、こちらも早々に後にしたのでした。
私達のんびり夫婦だけなら考えられないスピード観光ですが、これもあちこちに連れて行きたいという父のオモテナシの形。

港のそばの市場に寄り、妹たちへのお土産に鮪の中トロを買って帰路につきました。
庄内平野の向こうに見えるのは鳥海山。

そして水田の中に立ち並ぶ風車。
父のあれやこれやのウンチク話に耳を傾け(時に聞き流し)、庄内の広い空を眺めながらのドライブとなりました。
藤沢周平記念館
http://www.city.tsuruoka.lg.jp/fujisawa_shuhei_memorial_museum/
緑のイスキア
http://www.honamikaido.com/
今日は鶴岡と酒田へ連れて行ってくれるのだそうです。

高速を使う使わないでもめたりしながら、途中で寄った月山湖。
ダム内で1時間おきに吹き上がる噴水は日本一の高さとのことですが、せっかちな父がそれを悠長に待ってくれるはずもなく(笑)
出がけに母がまた玉こんにゃくを買いました(売られていると素通りできないらしい)が、ここのはしっかり味がしみていておいしかったです。
「やっぱり生醤油で乾煎りされてないと」とは玉こんにうるさい母の談。

お昼前に鶴岡市内に到着。
鶴岡公園内にある荘内神社です。
午後からイベントがあるようで、武将姿の人たちが何かのリハーサルをやっていました。

その横にある藤沢周平記念館。
私の好きな作家のひとりで、いずれ来てみたいと思っていた場所です。
中の展示は、生まれ育った庄内地方の映像や系統別の作品紹介、再現された書斎や生涯の軌跡など、藤沢文学のファンにはとても内容の濃いものでした。
小説ではなく専ら歴史ものの藤沢作品を読む夫も、なかなか面白かったと言っていました。
母は映画化された作品のタイトル程度しか知らなかったようですが、熱心に展示を眺めて「読んでみようかな」と関心を持ったと思ったら、若い頃の写真を見て「あら、けっこうイケメン」と更に興味津々(笑)

その後、母がスマホで見つけて予約した郊外のイタリアンレストランに向かいました。
ナポリピッツァがおいしいという「緑のイスキア」。
田園風景の真ん中にポツンと建つ一軒家で、到着したときは駐車場に入りきれない車が近くのあぜ道にずらりと縦列駐車するほどの混み具合でした。

予約名を告げると2階に案内されました。
何だか知り合いの家の2階に通されたようなアットホームな感じです。
窓からは自家製の野菜や果物を育てているという菜園が見えました。
4人から注文できるという、ピッツァ2品とパスタ2品のファミリーセットをオーダー。

メニューから選んだランチドリンクの次に運ばれてきたのは、摘みたて野菜サラダ。
コリンキーとセルバチコが入っていました。

有機栽培フレッシュトマトとナポリズッキーニのスパゲッティ。
さっぱりした甘みのある味わいです。

イタリア産の4種のチーズを乗せたクワトロフォルマッジ。
添えられたハチミツをつけてもおいしいです。
ハチミツ好きの父は真っ先にたっぷりとつけていました。
取り皿もたくさん用意してくれて、テーブルの上はあっという間にお皿でいっぱい。

帆立と季節のお野菜のクリームソース、ほうれん草のフェットチーネ。
もちもちした生パスタの食感が楽しめます。

2品目のピッツァ、マルゲリータもお皿からはみ出すサイズ。
そろそろお腹がいっぱいでしたが、意外と生地が薄いので、父と夫が少し多めに食べるくらいで何とか完食できました。

デザートは自家製ブルーベリーのジャムを乗せたパンナコッタです。
メニューには米粉のブラウニーと書いてありましたが、時間が遅かったので変更になったのかもしれません。
どれも素材がシンプルに活かされていて、特にピッツァがおいしかったです。
ごちそうさまでした。

お店の前に広がる一面の水田に見とれる時間もそこそこに、車に乗って出発です。
長距離ドライブに飽きた母からのブーイングをものともせず、父は酒田に向けて一直線(笑)

到着したのは酒田市にある山居倉庫。
明治時代に建てられた米保管倉庫で、今でも現役で使用されています。
お盆休み中のせいか駐車場は満車で、建物に沿った通路に停めるよう誘導していました。

裏側のケヤキ並木は倉庫が高温になるのを防ぐ役割を果たしているそうです。
CMや旅行会社のポスターにもよく使われる風景。
ここは雪景色も見てみたいですね。

かつて米の積出港として栄えた酒田の面影を残す山居倉庫。
敷地内の物産館は、山形の特産品を買い求める人たちで大混雑です。
県民にはおなじみ「オランダせんべい」の箱詰めセットを見つけて思わずテンションが上がったり(笑)
でも、隣接の資料館には入らずに、こちらも早々に後にしたのでした。
私達のんびり夫婦だけなら考えられないスピード観光ですが、これもあちこちに連れて行きたいという父のオモテナシの形。

港のそばの市場に寄り、妹たちへのお土産に鮪の中トロを買って帰路につきました。
庄内平野の向こうに見えるのは鳥海山。

そして水田の中に立ち並ぶ風車。
父のあれやこれやのウンチク話に耳を傾け(時に聞き流し)、庄内の広い空を眺めながらのドライブとなりました。
藤沢周平記念館
http://www.city.tsuruoka.lg.jp/fujisawa_shuhei_memorial_museum/
緑のイスキア
http://www.honamikaido.com/
- category:2017.08 山形
- No
- 327
- Date
- 2017.08.21 Mon
上杉博物館
夏休みの帰省中に、両親と妹親子とで米沢に行きました。
前日には久しぶりに祖母に会い、夜はいとこたちとのバーベキューで盛り上がり、明けてその日はアスレチックをしたいという姪の希望で飯豊町の源流の森へ寄ってと、かなり盛りだくさんの行程です。
(結局アスレチックは予想以上に本格的だったのと天候不順とで今回は諦めたのですが)
米沢には何しに行くの?と聞いたら、妹がドールハウス展を見たいのだそうで。
いつものことながら、とりあえず言われるがままに連れ出される私と夫なのでした(笑)
到着したのは上杉神社に併設された上杉博物館。
謙信、景勝、鷹山といった名だたる武将のイメージからは程遠いのですが、確かに企画展として「ドールハウスへの招待」という展示をやっていました。
神社には何度も来たことがありますが、博物館は初めてです。

チケットブースのそばにはなぜかSuicaのペンギンがいて、上杉家の軍旗である「毘」と「龍」を手にしていました。

展示エリアに入ると、ヨーロッパのアンティークものから近現代までさまざまなドールハウスが並んでいました。
フラッシュは禁止ですが撮影はOKとのこと。

時代ごとの文化や生活様式が反映されていて興味深く、その精巧さには目を奪われます。

こちらは学校の様子。
教室に犬を連れてきていいのかという疑問はさておき(笑)

元々は玩具と美術品を兼ねて貴族のお屋敷に飾られることが多かったため、古いドールハウスはサイズが大きいものが多いようです。
日本の一般家庭に置くのは難しいでしょうね。

後半は日本人アーティストの作品が並んでいました。
郷愁を誘う日本家屋はやっぱり人気で、夫もその手の込みように感心しきり。

ここまで寄るともはや本物との区別がつきません。

夢いっぱいのケーキ屋さん。

そして和菓子店。

裏手の調理場もきちんと再現されています。

出口に一番近いところに展示されていた、昭和レトロな街の本屋さん。

こちらもその作り込みの細かさに脱帽です。
ミニチュアってどうして心惹かれるのでしょうね。
何となく見に行った企画展でしたが、なかなか楽しめました。
せっかくなので、上杉家ゆかりの品々が展示されているという常設展も見てくればよかったです。

外に出て、隣接する上杉神社にお詣りを。
鷹山公の像の横には「なせば成る」の碑も立っています。

それほど規模は大きくありませんが、静謐な雰囲気があって私も夫も好きな神社です。
実家メンバーと一緒だと大体いつも時間がなく残念ですが、雨も降り出したので急いで駐車場へ。
そして、車に乗り込む前に買った山形県民のソウルフード玉こんにゃくは「味がしみてない」「たぶん作り方間違ってる」と今ひとつの評価でした(笑)

実家に戻ると、ドールハウス展に触発された母が、昔趣味で作ったドールハウスをどこからか引っ張り出してきました。
「本物そっくりに作るより、こういう方が味があっていいと思わない?」と自画自賛。

まあ確かに手作りの味はありますね(笑)
我が母ながら、器用なものだなといつも思います。
美術的センスは妹の方に受け継がれたようで、私には皆無なのが残念ですが(笑)
伝国の杜 米沢市上杉博物館
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/
前日には久しぶりに祖母に会い、夜はいとこたちとのバーベキューで盛り上がり、明けてその日はアスレチックをしたいという姪の希望で飯豊町の源流の森へ寄ってと、かなり盛りだくさんの行程です。
(結局アスレチックは予想以上に本格的だったのと天候不順とで今回は諦めたのですが)
米沢には何しに行くの?と聞いたら、妹がドールハウス展を見たいのだそうで。
いつものことながら、とりあえず言われるがままに連れ出される私と夫なのでした(笑)
到着したのは上杉神社に併設された上杉博物館。
謙信、景勝、鷹山といった名だたる武将のイメージからは程遠いのですが、確かに企画展として「ドールハウスへの招待」という展示をやっていました。
神社には何度も来たことがありますが、博物館は初めてです。

チケットブースのそばにはなぜかSuicaのペンギンがいて、上杉家の軍旗である「毘」と「龍」を手にしていました。

展示エリアに入ると、ヨーロッパのアンティークものから近現代までさまざまなドールハウスが並んでいました。
フラッシュは禁止ですが撮影はOKとのこと。

時代ごとの文化や生活様式が反映されていて興味深く、その精巧さには目を奪われます。

こちらは学校の様子。
教室に犬を連れてきていいのかという疑問はさておき(笑)

元々は玩具と美術品を兼ねて貴族のお屋敷に飾られることが多かったため、古いドールハウスはサイズが大きいものが多いようです。
日本の一般家庭に置くのは難しいでしょうね。

後半は日本人アーティストの作品が並んでいました。
郷愁を誘う日本家屋はやっぱり人気で、夫もその手の込みように感心しきり。

ここまで寄るともはや本物との区別がつきません。

夢いっぱいのケーキ屋さん。

そして和菓子店。

裏手の調理場もきちんと再現されています。

出口に一番近いところに展示されていた、昭和レトロな街の本屋さん。

こちらもその作り込みの細かさに脱帽です。
ミニチュアってどうして心惹かれるのでしょうね。
何となく見に行った企画展でしたが、なかなか楽しめました。
せっかくなので、上杉家ゆかりの品々が展示されているという常設展も見てくればよかったです。

外に出て、隣接する上杉神社にお詣りを。
鷹山公の像の横には「なせば成る」の碑も立っています。

それほど規模は大きくありませんが、静謐な雰囲気があって私も夫も好きな神社です。
実家メンバーと一緒だと大体いつも時間がなく残念ですが、雨も降り出したので急いで駐車場へ。
そして、車に乗り込む前に買った山形県民のソウルフード玉こんにゃくは「味がしみてない」「たぶん作り方間違ってる」と今ひとつの評価でした(笑)

実家に戻ると、ドールハウス展に触発された母が、昔趣味で作ったドールハウスをどこからか引っ張り出してきました。
「本物そっくりに作るより、こういう方が味があっていいと思わない?」と自画自賛。

まあ確かに手作りの味はありますね(笑)
我が母ながら、器用なものだなといつも思います。
美術的センスは妹の方に受け継がれたようで、私には皆無なのが残念ですが(笑)
伝国の杜 米沢市上杉博物館
http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/
- category:2017.08 山形