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category :2016.10 那須(二期倶楽部)

那須アルパカ牧場

せっかく那須に来たのだからもう1箇所ぐらい寄って帰ろうかと、二期倶楽部を出て北東方向にしばしドライブ。
ゆる系動物好きとしては「那須どうぶつ王国」のカピバラも見たかったのですが、三連休なので混むかなと思い、そのそばにある「那須アルパカ牧場」に行ってみることにしました。



アルパカ牧場の入口は幹線道路から少し入ったところにあります。
きっちり整えすぎない、この絶妙なローカル感が素晴らしい(笑)
プレハブ内の事務所でチケットを買うと、かわいいアルパカの絵が描かれた丸い入場証をくれました。
それを首から下げ、念のため傘を借りて牧場の敷地内へ。



アルパカのいる牧場までは少し距離があり、ふかふかした踏み心地の小道を歩いていきます。
小さな橋を渡り、野犬よけの回転扉を通って牧場へ。
風を遮る林を抜けると一気に体感温度が下がりました。



ようやく目の前に現れた牧場は、いくつかのエリアに分かれていました。
想像していたよりかなり広いです。



吹きさらしの寒風の中、餌の藁入れの周りに座って身じろぎもしないアルパカたち。
置き物みたいです(笑)



柵の近くにいる子たちはみんな人に慣れていて警戒心ゼロ。
目がクリクリでかわいい顔をしています。



が、何か食べ始めると急に不遜な表情に(笑)
アルパカは上の歯がなく顎を左右に擦り合わせる噛み方のため、こんな顔になってしまうようです。
結構ツボにはまってしばらく笑いが止まりませんでした。



こちらはなぜか半目(笑)
アルパカというとふわふわモフモフのイメージですが、季節柄か飼育の都合上か、ここではみんな毛が短く刈られていました。
刈った跡が温泉マークやオリンピックマークになっているパターンも。



餌をねだりにすり寄ってくるものの、持っていないとわかるとぷいっと去っていく素っ気ない子もいます(笑)



順路の最後の方に餌売り場があり、その近くではみんな首を伸ばして観光客の手から餌をもらっていました。
本当に人懐っこいアルパカたちです。



さらに奥の建物で、毛を刈っていないモフモフの子たちを発見しました。
外に出すと汚れるからここに集めているのでしょうか。
近くにはふわふわちゃんたちを独り占めできるふれあいコーナーもあり、順番待ちの大盛況。



やっぱりふわモフチームは本格派アルパカ感のオーラがすごいです。



もう背中にダイブしたい(笑)



ママと小さな赤ちゃんもいました。
ものすごく姿勢よく寝ているのが不思議(笑)
他にアルパカとお散歩できるエリアもあるようですが、この日は小雨混じりだったためイベント中止とのこと。
この後、ポニーのいる柵などを眺めながら牧場エリアを出て、来た道を戻りました。
寒くて手足が冷えてしまいましたが、予想以上の癒しと笑いをもらえたアルパカ牧場でした。
駐車場横にはこちらもローカル色あふれるお土産屋があり、クラレのCMに出演した歴代アルパカたちが紹介されていたりとなかなか楽しめます。



帰りの東北道ではきれいな夕焼け空。
本当に久しぶりの那須でしたが、のんびり過ごすのもあちこち見て回るのもいいですね。
覚悟していた渋滞も時間さえ気をつければそれほどでもなく、東京から出かけるのにちょうどいい距離感でした。


那須アルパカ牧場
http://nasubigfarm.com/


アート・ビオトープ(ガラススタジオ)と二期倶楽部(その他)

アート・ビオトープは二期倶楽部の東館エリアから道路を渡ってすぐのところにあります。
温泉などの施設は二期倶楽部を利用できますが、ずっとカジュアルに泊まれるホテルです。
当初は母が「あなた達と同じホテルでもいいんだけど」と言っていたのですが、レストランにドレスコードのあるホテルなんて母はまだしも父は居心地が悪いだろうと思い、お隣のこちらを予約してみました。
ちなみに前日一緒だった妹親子は別の場所にある英国カントリーホテルに宿泊。
姪の希望でロマンチックなお姫様ルームを予約したらしく、天蓋付きベッドで女子高生とその母がはしゃぐ図を想像してニヤニヤしている私です(笑)
今度写真見せてもらおう。



敷地内に入るとすぐ、1階のカフェで新聞を読んでいた両親がこちらに気づいて「昨日はどうもねー」と駆け寄ってきました。
よく眠れたか聞いたら、ベッドはちょうどいい硬さでよかったけれど、洗面台やバスルームがコンパクトすぎて少々使いにくかったとのこと。
部屋にはキッチンがついていて、元々クリエイターや芸術家の卵が長期滞在して創作活動をするというコンセプトで作られたホテルのようです。
宿泊棟のすぐ横に別棟で陶芸とガラスの工房が建っており、両親の宿泊プランにガラススタジオ体験が含まれていたので、私たち夫婦も一緒に参加することにしたのでした。



ガラススタジオの入口でスタッフのお兄さんがにこやかに出迎えてくれました。
吹きガラスや切子、マドラー作りなどプランはいくつかありますが、予約したのは一番手軽にできそうなとんぼ玉作りです。



ガスバーナーが並ぶとんぼ玉作りのコーナーは、スタジオの奥の方にありました。
4人揃って、用意されたグリーンのエプロンをつけて準備完了。



まずはスタッフが作り方のお手本を。
何でもないことのように手際よく、ガラス棒をあぶって溶かし、金属の棒に移し取ってくるくる回しながらきれいな丸い形に整えていきます。
一同思わず「おおー」と感嘆の声(笑)



では早速作ってみましょうということで、とんぼ玉のベースとなるガラスの棒を選びます。



そして、ドットやマーブル模様の色味を2色選択。
じゃあこれにするとあっという間に決めた両親に対し、マイペースが持ち味の私たち夫婦はなかなか決まらず(笑)
先に両親がバーナーの前に座り、スタッフに付いてもらってとんぼ玉作りを始めました。
時間差で私たちもスタート。
一度バーナーでガラスを温め始めたら途中で止められないので、単純作業ながらなかなか手が疲れます。
まん丸になるように棒を回しているつもりでも、重力や遠心力で微妙に歪んでいくのもまた難しく。
溶けたガラス玉に2色の粒ガラスを付け、適度にマーブル模様になってきたところで作業は完了です。
早くも固まりかけているガラス玉を棒ごとスタッフに渡し、終わってみればあっという間のひと時でした。



できあがりを想像しつつ、見本を元にオプションを選びます。
キーホルダーや根付タイプ、髪ゴムやかんざし、ブローチなど。
小さなビーズを足したり、色を合わせたり。
とんぼ玉は十分に冷えた後、スタッフがオプションと合わせて完成させてくれます。
1時間ほど後に東館のレセプションに届けてくれるというので、私たちはひとまず部屋に戻ることに。
両親はもう出るというので、じゃあ気をつけてねと見送りました。



アート・ビオトープから道を渡って東館に戻ります。
雨上がりのレセプション棟。



木々の間を抜けてパビリオンコートへ。



途中、森に囲まれた黄金色の田んぼが遠目に見えます。
ここから見える景色はすべて二期倶楽部の敷地内とのこと。
ぐるりと一回りできる遊歩道が整備されていて、その名の通り森林浴ができる露天風呂もあるようです。



部屋に戻ってひと息。
レイトチェックアウトにしてもらったので、少しのんびりできます。
外のテラスはちょっと寒そうですが、暖かく天気のいい日ならそこで過ごすのもいいかもしれません。



バーコーナーに置いてあった野草茶。



ほのかに甘みがあっておいしいです。
チェックアウト後はどうしようか?お腹もまだ空かないしねぇ、とこの期に及んで何のプランもない私たち(笑)



結局、13時少し前に部屋を出ました。
お世話になりました。



パビリオンコートの中央。
この時はまだ10月上旬でしたが、もう少ししたら紅葉がきれいそうです。



レセプションで先ほどのとんぼ玉を受け取り、チェックアウト手続き。
品のいい落ち着きがあるレセプションロビーです。



そして、こちらができあがった手作りのとんぼ玉4点。
右端のキーホルダーが私の作ったものです。
だいぶいびつな形になってしまい、もっさりしていますが(笑)


アート・ビオトープ
http://www.artbiotop.jp/

二期倶楽部
http://www.nikiclub.jp/



二期倶楽部(食事など)

二期倶楽部には本館と東館のそれぞれにダイニングがあり、食事場所を選ぶことができます。
夜は東館のガーデンレストランで、席だけ予約のアラカルトにしました。



席の用意ができたと部屋に電話が入ったので、さわさわと夜風が通る森を抜けて東館のレセプション棟へ向かいました。
レセプションの奥がガーデンレストラン、その真下がスパになっています。
予約が遅めの時間だったため、滞在着でスパに出入りする人の姿もちらほら。



案内されたテーブルでアラカルトメニューを確認。
ほとんどの料理はポーションがしっかりあるのでシェアがおすすめと言われ、前菜とスープとメインを選びました。
さすがにスープは分けると少なくなるそうですが、軽めに食べたいので問題なしです。



コースでなくてもアミューズを出してくれました。
小さなカップに入っているのは、野菜を煮込んで作ったファイトケミカルスープ。



それから、グリッシーニと生ハムのラビオリ。
アミューズがおいしいと、次の料理がいっそう楽しみになります。



前菜のメニューから、旬の蒸し野菜の盛り合わせ。
確かにしっかりめのポーションです。
野菜柄のお皿に野菜という遊び心。



蒸し野菜にはトリュフドレッシングと塩が添えられます。
野菜の甘みが存分に味わえる一皿でした。
母が見たらまた「ただ蒸しただけ?これって料理なの?」とびっくりするんだろうなと想像しつつ(笑)



途中で持ってきてくれたハードタイプの小さなパン。



本日の野菜スープ。
特に確認もせずコンソメか何かかなと思っていたら、バターナッツかぼちゃのポタージュでした。
分けたらかなり少なくなったので少しサービスしておきましたと(笑)
何かすみません・・・。



ガーデンレストラン特製「那須黒毛和牛」のグリルは、部位ごとに100gからオーダーできます。
私はフィレ、夫はイチボを100gずつ。
おいしいお肉を少しだけ食べたい私たちには、量を選べるのはとてもありがたいです。



味付けはシンプルに、ハーブ塩・バルサミコビネガー・オリーブオイルをお好みで。
バルサミコはそんなに好きではなかったのですが、最近になってその底力をじわじわと思い知る私でした。
他に選べるのは、和風ソースまたは赤ワインソースです。



デザートも気になったけれど、夜遅かったのとお腹もいっぱいだったので諦めました。
あとで夜食のお稲荷さんを部屋に届けるとスタッフに言われ、多分食べられないなぁと苦笑い。
結局留守中にデリバリーが回ってきたようで、ドアノブに不在通知が下がっていました。
希望すれば改めて届けてくれるようです。
ここでの夕食は早めに済ませた方がいろいろ楽しめそうですね。



すっかり夜中になってから温泉に入りに行きました。
スパは午前1時まで利用できますが、さすがに12時を回ると敷地内に人影もなく少々怖いです(笑)
スパ入口の休憩室にも誰もいませんでした。



壁際にはペットボトルの水が置いてあり、好きな銘柄を選べるようになっています。



奥にある男女別のドアを開けると、温泉の脱衣所です。



こちらもやっぱり貸切状態。
内湯も露天も暗めなので少し寂しいけれど、ゆったりとお湯に浸かれました。
ただ、ロッカーの鍵がどうしても抜けず、これはどうやって使うんだろうとひとりで悩むことしきり。
まあ誰もいないので結果的に開けっ放しだった訳ですが(笑)



スパから庭に出る外階段は、コンタクトを外した目にはちょっと暗すぎました。
ライトの前にピョンと飛び出してきた小さなカエルにびっくりして踏み外しそうに(笑)
こういう施設は夜にあまり明るいと興ざめなので仕方ないですが、足元には要注意です。

夜は早々に寝てしまった夫は、翌朝早く温泉に入りに出かけていきました。
その際、パビリオンコート中央の広場でガイドに連れられた集団を見かけたとのこと。
朝の森を案内してもらえる宿泊者向けのプログラムがあるようです。
ちなみに、私の両親は二期倶楽部の関連施設ですぐ隣の敷地にある「アート・ビオトープ」に泊まっていたのですが、後で聞いたら父がその朝の森散歩に参加していたそうで。
お互い全く気づかずのニアミスだったのでした(笑)



翌朝の朝食は、本館の和食を選んでみました。
東館から本館へは、小川に掛かった橋を渡り連絡路を歩いて5分ほどの距離です。
実は10時半から両親とアート・ビオトープのガラス工房でとんぼ玉作り体験に参加する予定が入っていたのですが、朝のんびりしすぎたのでこの時点で少々焦りつつ。
ようやく本館にあるバーにたどり着き、その横の階段を下りていくと、メインダイニングのラ・ブリーズです。



テーブルの上にはメニューと、二期倶楽部滋養卵「純」の生卵が用意されていました。
これは卵かけご飯用で、胡麻油を少し足すのがおすすめとのこと。
ご飯はおかわり自由で、隣のテーブルの若いパパさんなどは「卵かけご飯って飲み物だよねー、何杯でもいけるわ」と4杯目のおかわりコール(笑)



サラダはブッフェテーブルから好きなだけ野菜を選びます。
ドレッシングや塩、金山寺味噌で。



ほどなくして運ばれてきたのは「朝餉のにき菜重」。
お重の一段目には、肉じゃがとさんまの塩焼き、だし巻き卵など。



二段目には北海道産大豆の豆乳で作った自家製豆腐が入っていました。
梅干しやひじき、じゃこなどの小鉢も添えられています。
薬味は白い小皿で。



ご飯はお茶碗に盛られてきます。
ちょっと多いかなと思ったけれど、卵かけご飯の威力はやっぱりすごいもので、ぺろりといただきました。
おかわりまでは無理でしたが(笑)
お味噌汁はブッフェテーブルの土鍋から。
他にフルーツやヨーグルト、各種ジュースもあったのですが、そろそろ時間切れです。
もっとゆっくりしたかった。



食後に和風小菓子が出されます。
胡桃柚餅子と、丸ごとの栗にチョコをつけたもの。
柚餅子も栗も大好きです。



最後にコーヒーか紅茶かハーブティー。
かわいいお菓子をのんびり楽しむ時間はもはやなく、あたふたとレストランを後にしました。
しつこいようですが、もっとゆっくりしたかったー(完全に自業自得)。



本館には東館とはまた違う落ち着いた雰囲気がありました。
時間があったらライブラリーやショップも覗いてみたかったです。
ひとまず大急ぎで来た道を戻り橋を渡り、両親の待つアート・ビオトープへ向かいます。

二期倶楽部
http://www.nikiclub.jp/


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AKI

AKI:
旅行と写真が好き。

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