- No
- 243
- Date
- 2015.08.16 Sun
香港 中環(セントラル)
宿泊が尖沙咀だったのでほとんどその周辺をうろうろしていた私と母ですが、香港島の方にもちょっと行ってみようということになりました。
まずはMTR尖沙咀駅のサービスセンター(中国語で客務中心)で、日本のSuicaのようなオクトパスカードを2枚購入。
改札のセンサーにカードをタッチし、手動でバーをぐるりと回しながら中に入ります。
日本のようにゲートが自動で開かないのは、絶対に1人しか通過させないという執念なのかどうか(笑)

MTRは香港全体を網羅する鉄道網で、早朝から深夜まで運行している便利な交通手段。
市街地では地下を走るため、ほぼ地下鉄と同じ意味で使われているようです。
日曜日ということもあってか、車内はとても混雑していました。
尖沙咀駅から金鐘(アドミラルティ)駅を経て2駅で、終点の中環(セントラル)駅に到着します。

中環駅は整然としていてモダンな印象。
ここにもありました、客務中心。

地下道は涼しくて、こんな暑い日には本当に快適です。
途中にあった奇華餅家(ケイワーベーカリー)でちょっとしたお土産を買い、G出口からザ・ランドマークへ。

ザ・ランドマークは、ショッピングモールとオフィスからなる高層の複合施設。
マンダリンオリエンタルもこの中にあるようです。
1階の吹き抜けは広々としていて明るく、オープンカフェもあっていい雰囲気でした。
テナントはヴィトンやグッチ、フェンディ他おなじみの高級ブランドから、ロンドンの百貨店HARVEY NICHOLSなど。
ディスプレイも凝っていて、見て回るだけでも楽しめます。
上の階ではレストランやカフェなども充実しているようでした。

涼しい館内から、意を決して外に出てみました。
そろそろ真夏なので当たり前ですが、異常に蒸し暑い。
クイーンズ・ロードに出たものの、あまりの暑さにあちこちのビルに入っては休み、薬局チェーンのワトソンズでポカリを買い、何だか私も母もサバイバルの様相です。

路上でのワゴンセールには女性たちが集まって掘り出し物を探していました。

中華風の雑貨やお土産を売る屋台も並んでいます。
クイーンズ・ロードには高級ブティックと下町風の店が混在していて、見ているだけで面白いです。
ただ、どうにもこうにも暑すぎて、思わず無口になる私たち(笑)

歩いていくと、ポッティンジャー・ストリートの上り口がありました。
あの階段の上の方に行ってみたい。

少し先に、ミッドレベルエスカレーターの入口を示す青い看板を発見。
ビルの前のエスカレーターを上ってみました。

その先は、香港駅とミッドレベルエスカレーターを結ぶ通路になっていました。
ミッドレベルエスカレーターは、中環のビジネス街と高台の高級住宅地を結ぶ、勾配の厳しい香港島ならではの移動手段です。
朝10時までは通勤する人のために下り運転、それ以降は上り運転になっているとのこと。
動く歩道のようなエスカレーターに乗って、緩やかに上っていきます。

屋根があるだけなので涼しくはないですが、自力で階段を登るよりは断然ラクです。
エスカレーター沿いの上り坂には、小さな店などが連なっていました。

こんな下町の風景が、坂を上がっていくにつれ違った雰囲気に変わっていきます。
SOHOと呼ばれるお洒落エリアもこの先の中腹にあるようです。
とりあえず、骨董店や雑貨屋の並ぶハリウッド・ストリートのひとつ手前でエスカレーターを降りてみました。
が、目当ての店が見当たらず右往左往する羽目に。
地図もラフすぎてよくわからず、蒸し暑さも最高潮。

これはもうよくわからん、とポッティンジャー・ストリートの中間地点まで戻りました。
ハリウッド・ストリートまでエスカレーターで登っておけばよかったなぁ。

ポッティンジャー・ストリートの階段沿いに屋根のあるベンチが並んでいたので、そのうちのひとつで休憩です。
この周辺では、日陰という日陰にフィリピン人と見られる女性たちが集い、トランプをしたりファストフードを広げたりしていました。
香港では家事や育児を出稼ぎ外国人が一手に請け負い、共働きを支えるシステムが確立しています。
日曜日にはそのメイドさんたちが同郷人と休日を過ごすために、中環周辺に大集合するのだそうです。

人生で一番汗かいた、という母を少し休ませ、ポッティンジャー・ストリートの階段を下りました。

お土産屋台とお洒落なブティックが隣り合わせになっています。
再びクイーンズ・ロードに出て、さっきのビルのエスカレーターから香港駅方面へ。

この先はずっと屋根のある空中通路なので歩きやすいのですが、その通路という通路を延々とフィリピン人女性たちが占拠。
全員合わせたら、何千何万という単位ではないでしょうか。
聞きしに勝る、すごい光景です。

メイドさんたちの横を通り抜けて、香港駅直結のifcモールにたどり着き、そこからスターフェリーピアへ向かいます。
フェリー乗り場までの通路は人通りも多く、楽器演奏などで人目を引くパフォーマーの姿もありました。

改札手前のスターバックスでは、伝統的な中華菓子の月餅を売っているようです。
スタバデザインとの見事な融合っぷり。

オクトパスカードで改札を通過し、尖沙咀行きの一等席(二階席)乗り場へ。
ビクトリアハーバーを渡るスターフェリーは、10分おきぐらいに次々と出港していきます。

フェリーに乗ってビクトリアハーバーに出ました。
街中よりは気温も下がり、海風も心地いい。
乗客はそれなりにいますが、みんながゆったりと座れる程度でした。

途中少し揺れましたが、なかなか快適。
尖沙咀まで7~8分の船旅です。
あっという間に到着。

スターフェリーの椅子は、乗客が進行方向に応じて背もたれの向きを自分で変える方式でした。
何となく、名古屋周辺を走る東海道本線の青い座席を思い出します(笑)

尖沙咀のスターフェリーピアは、バスターミナルに隣接していました。
小さなお土産店やおやつのワゴン販売などもあり、人通りが多く賑やかな一角です。
行き当たりばったりの中環散歩でしたが、今度行くことがあったら二階建てトラムに乗ったりSOHOを歩いたりしてみたいです。
とにかく、あまり暑い季節ではない方がいいですね(笑)
まずはMTR尖沙咀駅のサービスセンター(中国語で客務中心)で、日本のSuicaのようなオクトパスカードを2枚購入。
改札のセンサーにカードをタッチし、手動でバーをぐるりと回しながら中に入ります。
日本のようにゲートが自動で開かないのは、絶対に1人しか通過させないという執念なのかどうか(笑)

MTRは香港全体を網羅する鉄道網で、早朝から深夜まで運行している便利な交通手段。
市街地では地下を走るため、ほぼ地下鉄と同じ意味で使われているようです。
日曜日ということもあってか、車内はとても混雑していました。
尖沙咀駅から金鐘(アドミラルティ)駅を経て2駅で、終点の中環(セントラル)駅に到着します。

中環駅は整然としていてモダンな印象。
ここにもありました、客務中心。

地下道は涼しくて、こんな暑い日には本当に快適です。
途中にあった奇華餅家(ケイワーベーカリー)でちょっとしたお土産を買い、G出口からザ・ランドマークへ。

ザ・ランドマークは、ショッピングモールとオフィスからなる高層の複合施設。
マンダリンオリエンタルもこの中にあるようです。
1階の吹き抜けは広々としていて明るく、オープンカフェもあっていい雰囲気でした。
テナントはヴィトンやグッチ、フェンディ他おなじみの高級ブランドから、ロンドンの百貨店HARVEY NICHOLSなど。
ディスプレイも凝っていて、見て回るだけでも楽しめます。
上の階ではレストランやカフェなども充実しているようでした。

涼しい館内から、意を決して外に出てみました。
そろそろ真夏なので当たり前ですが、異常に蒸し暑い。
クイーンズ・ロードに出たものの、あまりの暑さにあちこちのビルに入っては休み、薬局チェーンのワトソンズでポカリを買い、何だか私も母もサバイバルの様相です。

路上でのワゴンセールには女性たちが集まって掘り出し物を探していました。

中華風の雑貨やお土産を売る屋台も並んでいます。
クイーンズ・ロードには高級ブティックと下町風の店が混在していて、見ているだけで面白いです。
ただ、どうにもこうにも暑すぎて、思わず無口になる私たち(笑)

歩いていくと、ポッティンジャー・ストリートの上り口がありました。
あの階段の上の方に行ってみたい。

少し先に、ミッドレベルエスカレーターの入口を示す青い看板を発見。
ビルの前のエスカレーターを上ってみました。

その先は、香港駅とミッドレベルエスカレーターを結ぶ通路になっていました。
ミッドレベルエスカレーターは、中環のビジネス街と高台の高級住宅地を結ぶ、勾配の厳しい香港島ならではの移動手段です。
朝10時までは通勤する人のために下り運転、それ以降は上り運転になっているとのこと。
動く歩道のようなエスカレーターに乗って、緩やかに上っていきます。

屋根があるだけなので涼しくはないですが、自力で階段を登るよりは断然ラクです。
エスカレーター沿いの上り坂には、小さな店などが連なっていました。

こんな下町の風景が、坂を上がっていくにつれ違った雰囲気に変わっていきます。
SOHOと呼ばれるお洒落エリアもこの先の中腹にあるようです。
とりあえず、骨董店や雑貨屋の並ぶハリウッド・ストリートのひとつ手前でエスカレーターを降りてみました。
が、目当ての店が見当たらず右往左往する羽目に。
地図もラフすぎてよくわからず、蒸し暑さも最高潮。

これはもうよくわからん、とポッティンジャー・ストリートの中間地点まで戻りました。
ハリウッド・ストリートまでエスカレーターで登っておけばよかったなぁ。

ポッティンジャー・ストリートの階段沿いに屋根のあるベンチが並んでいたので、そのうちのひとつで休憩です。
この周辺では、日陰という日陰にフィリピン人と見られる女性たちが集い、トランプをしたりファストフードを広げたりしていました。
香港では家事や育児を出稼ぎ外国人が一手に請け負い、共働きを支えるシステムが確立しています。
日曜日にはそのメイドさんたちが同郷人と休日を過ごすために、中環周辺に大集合するのだそうです。

人生で一番汗かいた、という母を少し休ませ、ポッティンジャー・ストリートの階段を下りました。

お土産屋台とお洒落なブティックが隣り合わせになっています。
再びクイーンズ・ロードに出て、さっきのビルのエスカレーターから香港駅方面へ。

この先はずっと屋根のある空中通路なので歩きやすいのですが、その通路という通路を延々とフィリピン人女性たちが占拠。
全員合わせたら、何千何万という単位ではないでしょうか。
聞きしに勝る、すごい光景です。

メイドさんたちの横を通り抜けて、香港駅直結のifcモールにたどり着き、そこからスターフェリーピアへ向かいます。
フェリー乗り場までの通路は人通りも多く、楽器演奏などで人目を引くパフォーマーの姿もありました。

改札手前のスターバックスでは、伝統的な中華菓子の月餅を売っているようです。
スタバデザインとの見事な融合っぷり。

オクトパスカードで改札を通過し、尖沙咀行きの一等席(二階席)乗り場へ。
ビクトリアハーバーを渡るスターフェリーは、10分おきぐらいに次々と出港していきます。

フェリーに乗ってビクトリアハーバーに出ました。
街中よりは気温も下がり、海風も心地いい。
乗客はそれなりにいますが、みんながゆったりと座れる程度でした。

途中少し揺れましたが、なかなか快適。
尖沙咀まで7~8分の船旅です。
あっという間に到着。

スターフェリーの椅子は、乗客が進行方向に応じて背もたれの向きを自分で変える方式でした。
何となく、名古屋周辺を走る東海道本線の青い座席を思い出します(笑)

尖沙咀のスターフェリーピアは、バスターミナルに隣接していました。
小さなお土産店やおやつのワゴン販売などもあり、人通りが多く賑やかな一角です。
行き当たりばったりの中環散歩でしたが、今度行くことがあったら二階建てトラムに乗ったりSOHOを歩いたりしてみたいです。
とにかく、あまり暑い季節ではない方がいいですね(笑)
- No
- 242
- Date
- 2015.08.15 Sat
香港 夜景
今回の香港はほとんどノープランでしたが、ひとつぐらい観光っぽいこともしておくかと現地ツアーの予約を入れておきました。
夕方からオープントップバスに乗ってネイザン・ロードを走り、その後ビクトリアピークから夜景を観賞するという、香港の王道ツアーです。

集合場所のインターコンチネンタル・グランドスタンフォードは、尖沙咀の中心部からは1キロ少々離れています。
早めに行って、向かいにある免税店(Tギャラリア尖沙咀東店)を覗いてみようなどと話していたのですが、何だかんだで時間がなくなり、結局時間ギリギリに汗だくで到着した私と母でした。
この日本語ツアーを仕切っている会社は、JTBやHIS経由の申込も一手に請け負っているようで、集合場所にはざっと見たところ100人以上の日本人が集まっていました。
宿泊先のホテル別にいくつかのグループに振り分けられ、バスに乗り込みます。
バスには1階席と2階席がありますが、ツアー客は全員2階に上がり、1階はドライバーとガイドさんだけでした。

用意したバスの1台にエンジントラブルがあったとかで、少し遅れての出発。
ようやくバスが走り出し、まもなくビクトリアハーバー沿いの道に出ると、開放的な風景に歓声が上がります。

香港島の夜景がとてもきれいでした。

バスのスピードが上がるとジェットコースターのような雰囲気も味わえ、必然的に髪もボサボサになります(笑)が、土曜日の夜ということもあって道路はところどころ渋滞していました。
疾走感はなくなりますが、じっくり夜景を眺めたり写真を撮ったりするには渋滞も悪くないかもしれません。

宿泊先のシェラトンの角を曲がると、ネイザン・ロードの入口です。
ここからは、大きな看板や派手なネオンに彩られた香港らしい風景が続きます。

それにしても・・・ちょっと大きすぎないですかね(笑)
老朽化して落ちてきたりしないのかと余計な心配をしてみたり。

大きな看板以外でも、とにかくさまざまなものが明るく色鮮やかです。
この街並みの中では、中途半端な派手さでは目立てないのでしょうね。

ネイザン・ロードを尖沙咀から佐敦(ジョーダン)、油麻地(ヤウマテイ)、旺角(モンコック)と北上していくと、繁華街ながら少し下町っぽい雰囲気が出てきます。
古そうなビルの、ベランダや柵のない窓の外に盛大に洗濯物が干されていたり、エアコンの室外機が無秩序に取り付けてあったり、何となくハラハラする光景です(笑)

どうやってそんな上まで貼ったのかと思うほど貼り紙だらけの壁。

このあたりでよく見る「卡拉OK」は、カラオケですね。
中華圏ではよく見る表記ですが、外来語として日本語の発音そのままで定着しているようです。

ネイザン・ロードから上海街あたりを南下し、しばらく行ったところでオープントップバスは終了。
そこから先は、普通の屋根つきのバスに乗り換え、ビクトリアピークに向かいます。
1階でずっと説明してくれていたガイドさんもここで交代です。

香港島に向かう海底トンネルの手前で渋滞している間に、雨が降り出しました。
乗り換えたあとでよかった・・・。
窓の外を見ると、バイクの前後に乗った二人組がすごい速さで雨具を取り出して着ていました。
その手際の良さに感心。慣れているんだなぁと思いました。

ビクトリアピークの山頂までは、ピークトラムというケーブルカーのようなもので登ります。
この乗り場は夜景を見に行く人でいつも大行列ですが、雨上がりなので今日はだいぶ空いているとのこと。
車内でガイドさんにトラムの乗車券をもらい、ツアーのシールを服に貼ってバスを降り、改札の前に並びました。

が、バス1台が40人以上の大人数な上に、今ひとつ説明不足のまま一般の人たちとごちゃ混ぜになり、あっという間にカオス状態に(笑)
駅の中にはちょっとした展示物や説明がありましたが、じっくり見る余裕はありませんでした。

何本目かのトラムをやり過ごしてやっと乗り場に入った頃には、母が疲れ果ててしまいました。
山頂から戻ってきた2両編成のトラムに、ようやく乗り込みます。

定員いっぱいに詰め込まれて、トラムの中もギューギュー詰めです。
私たちは何とか座れましたが、途中で夜景が見えるという右側の席には座れませんでした。
出発すると、進むにつれ勾配がきつくなり、どんどん重力がかかって首が重くなります。
座れずに立ったままの人たちは、途中からほとんど腕立て伏せかマイケルジャクソンか(笑)という状態になり、何だか大変そうでした。
そんなこんなで、約8分でピークタワーの中にある山頂駅に到着。
そこから、全員揃ったのかどうか微妙な感じでピークタワーの中を引率され、外に出て展望台へ。
20分後にハーゲンダッツの店舗横に集合とのことでいったん解散しました。

ビクトリアピークから見る夜景は、確かにきれいでした。
雨上がりで少し霞んではいたものの、九龍半島までよく見えます。

中国風デザインの展望台は人でいっぱい。

独創的な形をした、ピークタワーの展望台。
こちらは有料だそうです。
母がもうへとへとだったので、集合場所のハーゲンダッツまで早々に戻りました。
こんなに疲れちゃって大丈夫かなと少し心配になりましたが、ハーゲンダッツ食べたいと言うので買ってあげたら割と簡単に復活していました(笑)

案の定、集合時間を過ぎても何組かは戻らず。
先にエレベーターで下の階に下りてバスに乗っているよう言われ、とりあえずバスの中で待ちました。
が、その後すぐにガイドさんが乗り込んできて、そのまま出発。
集合しなかった人たちは一体どうなったのか、今ひとつ謎です(笑)
帰り道も、もう夜遅いのに相変わらずの渋滞でした。

尖沙咀まで戻ってきたのは23時近くでしたが、街はたくさんの人で賑わっていました。
本当に眠らない街なんだなぁ。

帰りは宿泊先のホテルまで送ってくれるので楽です。
シェラトンの部屋の窓から香港島の夜景を眺めているうちに、母はあっという間にシャワーを浴び歯を磨いて寝る準備を完了。
この速さは見習わないとなぁと感心しながら、荷物を整理したりメールをチェックしたり、香港の夜はそれぞれのペースで更けていくのでした。
夕方からオープントップバスに乗ってネイザン・ロードを走り、その後ビクトリアピークから夜景を観賞するという、香港の王道ツアーです。

集合場所のインターコンチネンタル・グランドスタンフォードは、尖沙咀の中心部からは1キロ少々離れています。
早めに行って、向かいにある免税店(Tギャラリア尖沙咀東店)を覗いてみようなどと話していたのですが、何だかんだで時間がなくなり、結局時間ギリギリに汗だくで到着した私と母でした。
この日本語ツアーを仕切っている会社は、JTBやHIS経由の申込も一手に請け負っているようで、集合場所にはざっと見たところ100人以上の日本人が集まっていました。
宿泊先のホテル別にいくつかのグループに振り分けられ、バスに乗り込みます。
バスには1階席と2階席がありますが、ツアー客は全員2階に上がり、1階はドライバーとガイドさんだけでした。

用意したバスの1台にエンジントラブルがあったとかで、少し遅れての出発。
ようやくバスが走り出し、まもなくビクトリアハーバー沿いの道に出ると、開放的な風景に歓声が上がります。

香港島の夜景がとてもきれいでした。

バスのスピードが上がるとジェットコースターのような雰囲気も味わえ、必然的に髪もボサボサになります(笑)が、土曜日の夜ということもあって道路はところどころ渋滞していました。
疾走感はなくなりますが、じっくり夜景を眺めたり写真を撮ったりするには渋滞も悪くないかもしれません。

宿泊先のシェラトンの角を曲がると、ネイザン・ロードの入口です。
ここからは、大きな看板や派手なネオンに彩られた香港らしい風景が続きます。

それにしても・・・ちょっと大きすぎないですかね(笑)
老朽化して落ちてきたりしないのかと余計な心配をしてみたり。

大きな看板以外でも、とにかくさまざまなものが明るく色鮮やかです。
この街並みの中では、中途半端な派手さでは目立てないのでしょうね。

ネイザン・ロードを尖沙咀から佐敦(ジョーダン)、油麻地(ヤウマテイ)、旺角(モンコック)と北上していくと、繁華街ながら少し下町っぽい雰囲気が出てきます。
古そうなビルの、ベランダや柵のない窓の外に盛大に洗濯物が干されていたり、エアコンの室外機が無秩序に取り付けてあったり、何となくハラハラする光景です(笑)

どうやってそんな上まで貼ったのかと思うほど貼り紙だらけの壁。

このあたりでよく見る「卡拉OK」は、カラオケですね。
中華圏ではよく見る表記ですが、外来語として日本語の発音そのままで定着しているようです。

ネイザン・ロードから上海街あたりを南下し、しばらく行ったところでオープントップバスは終了。
そこから先は、普通の屋根つきのバスに乗り換え、ビクトリアピークに向かいます。
1階でずっと説明してくれていたガイドさんもここで交代です。

香港島に向かう海底トンネルの手前で渋滞している間に、雨が降り出しました。
乗り換えたあとでよかった・・・。
窓の外を見ると、バイクの前後に乗った二人組がすごい速さで雨具を取り出して着ていました。
その手際の良さに感心。慣れているんだなぁと思いました。

ビクトリアピークの山頂までは、ピークトラムというケーブルカーのようなもので登ります。
この乗り場は夜景を見に行く人でいつも大行列ですが、雨上がりなので今日はだいぶ空いているとのこと。
車内でガイドさんにトラムの乗車券をもらい、ツアーのシールを服に貼ってバスを降り、改札の前に並びました。

が、バス1台が40人以上の大人数な上に、今ひとつ説明不足のまま一般の人たちとごちゃ混ぜになり、あっという間にカオス状態に(笑)
駅の中にはちょっとした展示物や説明がありましたが、じっくり見る余裕はありませんでした。

何本目かのトラムをやり過ごしてやっと乗り場に入った頃には、母が疲れ果ててしまいました。
山頂から戻ってきた2両編成のトラムに、ようやく乗り込みます。

定員いっぱいに詰め込まれて、トラムの中もギューギュー詰めです。
私たちは何とか座れましたが、途中で夜景が見えるという右側の席には座れませんでした。
出発すると、進むにつれ勾配がきつくなり、どんどん重力がかかって首が重くなります。
座れずに立ったままの人たちは、途中からほとんど腕立て伏せかマイケルジャクソンか(笑)という状態になり、何だか大変そうでした。
そんなこんなで、約8分でピークタワーの中にある山頂駅に到着。
そこから、全員揃ったのかどうか微妙な感じでピークタワーの中を引率され、外に出て展望台へ。
20分後にハーゲンダッツの店舗横に集合とのことでいったん解散しました。

ビクトリアピークから見る夜景は、確かにきれいでした。
雨上がりで少し霞んではいたものの、九龍半島までよく見えます。

中国風デザインの展望台は人でいっぱい。

独創的な形をした、ピークタワーの展望台。
こちらは有料だそうです。
母がもうへとへとだったので、集合場所のハーゲンダッツまで早々に戻りました。
こんなに疲れちゃって大丈夫かなと少し心配になりましたが、ハーゲンダッツ食べたいと言うので買ってあげたら割と簡単に復活していました(笑)

案の定、集合時間を過ぎても何組かは戻らず。
先にエレベーターで下の階に下りてバスに乗っているよう言われ、とりあえずバスの中で待ちました。
が、その後すぐにガイドさんが乗り込んできて、そのまま出発。
集合しなかった人たちは一体どうなったのか、今ひとつ謎です(笑)
帰り道も、もう夜遅いのに相変わらずの渋滞でした。

尖沙咀まで戻ってきたのは23時近くでしたが、街はたくさんの人で賑わっていました。
本当に眠らない街なんだなぁ。

帰りは宿泊先のホテルまで送ってくれるので楽です。
シェラトンの部屋の窓から香港島の夜景を眺めているうちに、母はあっという間にシャワーを浴び歯を磨いて寝る準備を完了。
この速さは見習わないとなぁと感心しながら、荷物を整理したりメールをチェックしたり、香港の夜はそれぞれのペースで更けていくのでした。
- No
- 241
- Date
- 2015.08.12 Wed
香港 尖沙咀(チムサーチョイ)
九龍半島の尖沙咀(チムサーチョイ)は、ネイザン・ロードを中心に広がる賑やかな繁華街です。

ネイザン・ロードの南側の入口。
二階建てバスがひっきりなしに走り、道の両側にはデパートやショッピングモールが延々と続いています。

宿泊先のシェラトンから、ネイザン・ロードを挟んで隣にある名門ペニンシュラホテル。
クラシックで優雅なロビーラウンジでは、アフタヌーンティーを楽しむ人たちがたくさんいましたが、それ以上に待ち行列の長さがすごかったです(笑)
やっぱり、ペニンシュラのアフタヌーンティーは、いつか宿泊客特権で予約して楽しみたいですね。
地下のペニンシュラブティックでは、オリジナルグッズやチョコレートなどを買うこともできます。

いつも人通りが多く、雑多な雰囲気の重慶マンション付近。
ここを通りかかると必ずインド系の人が「ニセモノロレックス、ヤスイヨーコッチコッチ」と怪しい日本語で近づいてくるので、母とふたりで毎回「来た来た」と笑っていました。

ネイザン・ロードを歩いてみると、車道まで張り出した大きな看板が目につきます。
香港のイメージそのものです。

裏通りに入っても看板だらけ、人だらけ。
夕方から夜が更けるにつれてどんどん人が増え、尖沙咀が眠らない街と言われるのが実感できます。

マンゴーデザートが人気の許留山(ホイラウサン)。
ワンブロックに1店舗ぐらいの勢いで、とにかくあちこちに店があります。
母が大のマンゴー好きなので、入ってみました。

許留山のメニューには、小さな字ですが日本語も書いてあります。

ココナッツジュースにグレープフルーツとマンゴーが入ったタピオカデザートを頼んでみました。
さっぱりした口当たりでおいしかったですが、よく考えたら私マンゴー自体はそんなに得意じゃなかった(笑)
母は母で、黒餅米の入ったものを頼んだのですが、日本で食べるフレッシュマンゴーとは味も食感も違っていたので、今ひとつ口に合わなかったようです。
結局ふたりして食べ散らかして終わってしまいました。スミマセン。

許留山の窓からは、ドライフルーツか何かを屋台で売るおじさんが見えました。
立ったり座ったりうろうろしたり、ちょっと暇そうでした(笑)

ショッピングモール、アイ・スクエアの前にいる大きなアヒルちゃん。
1階に入っているFILAがセール中だったので、母が白いシャツを試着し購入。
7月ということで、街中の至る所でセールをしています。

尖沙咀には時計や貴金属、宝飾品を売る店がとにかく目立ちます。
ローカルブランドのファッションや有名ブランドの店もたくさん。

香港文化センターの柱には、それぞれ違うきれいな絵が描かれていました。
演劇などのPRなのでしょうか。

ネイザン・ロードに並行する大通り、カントン・ロードの入口。

この通りには、ハーバーシティなどの大型ショッピングモールや免税店が並んでいます。
一流ブランドの路面店がずらりと続く眺めも壮観。

1881ヘリテージ。
かつて香港水上警察署だった建物のリノベーションで、数年前からホテルや商業施設として利用されています。

テナントは、レストランやカフェの他、やはりラグジュアリーブランドがほとんど。
正面の広場では時々きれいなお姉さんが歌っていたりして、イベントにも使われているようでした。

横にある地下道の入口には赤い消防車が。
このあたりには、地下道でないと横断できない通りがいくつかありました。
ちょっと面倒ですが、交通量が多いので理にかなっているのかもしれません。

そしてまた、ペニンシュラの前を通ってシェラトンへ戻ります。
何度見ても、いつか泊まってみたい素敵な佇まいです。

ネイザン・ロードの南側の入口。
二階建てバスがひっきりなしに走り、道の両側にはデパートやショッピングモールが延々と続いています。

宿泊先のシェラトンから、ネイザン・ロードを挟んで隣にある名門ペニンシュラホテル。
クラシックで優雅なロビーラウンジでは、アフタヌーンティーを楽しむ人たちがたくさんいましたが、それ以上に待ち行列の長さがすごかったです(笑)
やっぱり、ペニンシュラのアフタヌーンティーは、いつか宿泊客特権で予約して楽しみたいですね。
地下のペニンシュラブティックでは、オリジナルグッズやチョコレートなどを買うこともできます。

いつも人通りが多く、雑多な雰囲気の重慶マンション付近。
ここを通りかかると必ずインド系の人が「ニセモノロレックス、ヤスイヨーコッチコッチ」と怪しい日本語で近づいてくるので、母とふたりで毎回「来た来た」と笑っていました。

ネイザン・ロードを歩いてみると、車道まで張り出した大きな看板が目につきます。
香港のイメージそのものです。

裏通りに入っても看板だらけ、人だらけ。
夕方から夜が更けるにつれてどんどん人が増え、尖沙咀が眠らない街と言われるのが実感できます。

マンゴーデザートが人気の許留山(ホイラウサン)。
ワンブロックに1店舗ぐらいの勢いで、とにかくあちこちに店があります。
母が大のマンゴー好きなので、入ってみました。

許留山のメニューには、小さな字ですが日本語も書いてあります。

ココナッツジュースにグレープフルーツとマンゴーが入ったタピオカデザートを頼んでみました。
さっぱりした口当たりでおいしかったですが、よく考えたら私マンゴー自体はそんなに得意じゃなかった(笑)
母は母で、黒餅米の入ったものを頼んだのですが、日本で食べるフレッシュマンゴーとは味も食感も違っていたので、今ひとつ口に合わなかったようです。
結局ふたりして食べ散らかして終わってしまいました。スミマセン。

許留山の窓からは、ドライフルーツか何かを屋台で売るおじさんが見えました。
立ったり座ったりうろうろしたり、ちょっと暇そうでした(笑)

ショッピングモール、アイ・スクエアの前にいる大きなアヒルちゃん。
1階に入っているFILAがセール中だったので、母が白いシャツを試着し購入。
7月ということで、街中の至る所でセールをしています。

尖沙咀には時計や貴金属、宝飾品を売る店がとにかく目立ちます。
ローカルブランドのファッションや有名ブランドの店もたくさん。

香港文化センターの柱には、それぞれ違うきれいな絵が描かれていました。
演劇などのPRなのでしょうか。

ネイザン・ロードに並行する大通り、カントン・ロードの入口。

この通りには、ハーバーシティなどの大型ショッピングモールや免税店が並んでいます。
一流ブランドの路面店がずらりと続く眺めも壮観。

1881ヘリテージ。
かつて香港水上警察署だった建物のリノベーションで、数年前からホテルや商業施設として利用されています。

テナントは、レストランやカフェの他、やはりラグジュアリーブランドがほとんど。
正面の広場では時々きれいなお姉さんが歌っていたりして、イベントにも使われているようでした。

横にある地下道の入口には赤い消防車が。
このあたりには、地下道でないと横断できない通りがいくつかありました。
ちょっと面倒ですが、交通量が多いので理にかなっているのかもしれません。

そしてまた、ペニンシュラの前を通ってシェラトンへ戻ります。
何度見ても、いつか泊まってみたい素敵な佇まいです。