category :2011.09 白石(湯主一條)・松島
- No
- 37
- Date
- 2011.09.05 Mon
白石(湯主一條 その1)
今年は、電力使用制限令による輪番休業で、会社の夏休みが2回あったような感じでした。
2度目の時に、実家に顔を出しがてら、宮城県白石市の鎌先温泉にある湯主一條に行ってきました。
震災の時の対応とその後の奮闘を日経ビジネスの記事で読み、行ってみたいと思っていたお宿です。
鎌先温泉は、全部で5軒ほどの宿の小さな温泉街です。
入口にある湯主一條の駐車場に車を停めて電話をすると、迎えに来てくれます。
旅館の手前は狭くて極端に急な坂道になっており、確かに自家用車で上るのは厳しそう。


ロビーでチェックインの手続。
ずんだ餅、久しぶりにいただきました。

しばしロビーで落ち着いたあと、迷路のような館内を案内してもらい、部屋に到着。


部屋は、数年前にリニューアルされたセミスイートです。
なかなかモダンなデザインです。

バスルームと部屋の間の障子を開けると、外の庭が見えるような作りになっています。
でも、ライトアップもそれほど見えなかった(階数によるのかも?)ので、結局閉めたままでした。

一息ついたら、カメラを持ってお散歩です。
小さな温泉街なのですぐにまわれますが、古い建物に歴史が感じられ、風情のある街並みです。

夫と出かけると2人ともカメラを離さないので、私たちの写真はなぜかカメラを持っているものが異様に多いです(笑)

湯主一條の本館。大正から昭和に変わる頃の竣工で、とても趣があります。
元は湯治客向けのお部屋でしたが、宿泊棟が新館に移ってからは個室のお食事処になっています。



湯主一條よりも更に古いという、最上屋旅館。
年月を重ねた建物だけが持つ、懐かしい感じの佇まいです。
2度目の時に、実家に顔を出しがてら、宮城県白石市の鎌先温泉にある湯主一條に行ってきました。
震災の時の対応とその後の奮闘を日経ビジネスの記事で読み、行ってみたいと思っていたお宿です。
鎌先温泉は、全部で5軒ほどの宿の小さな温泉街です。
入口にある湯主一條の駐車場に車を停めて電話をすると、迎えに来てくれます。
旅館の手前は狭くて極端に急な坂道になっており、確かに自家用車で上るのは厳しそう。


ロビーでチェックインの手続。
ずんだ餅、久しぶりにいただきました。

しばしロビーで落ち着いたあと、迷路のような館内を案内してもらい、部屋に到着。


部屋は、数年前にリニューアルされたセミスイートです。
なかなかモダンなデザインです。

バスルームと部屋の間の障子を開けると、外の庭が見えるような作りになっています。
でも、ライトアップもそれほど見えなかった(階数によるのかも?)ので、結局閉めたままでした。

一息ついたら、カメラを持ってお散歩です。
小さな温泉街なのですぐにまわれますが、古い建物に歴史が感じられ、風情のある街並みです。

夫と出かけると2人ともカメラを離さないので、私たちの写真はなぜかカメラを持っているものが異様に多いです(笑)

湯主一條の本館。大正から昭和に変わる頃の竣工で、とても趣があります。
元は湯治客向けのお部屋でしたが、宿泊棟が新館に移ってからは個室のお食事処になっています。



湯主一條よりも更に古いという、最上屋旅館。
年月を重ねた建物だけが持つ、懐かしい感じの佇まいです。
- No
- 38
- Date
- 2011.09.05 Mon
白石(湯主一條 その2)
夕食は歴史ある本館の個室でいただきます。
部屋からお食事処までは、時間が来ると係りの方が迎えに来てくれます。
確かにお迎えがなければ毎回迷ってしまいそう(笑)
新館から本館に続く渡り廊下を通って個室へ。

昔はここが宿泊する部屋だったんですね。
今は隅に置いてある四角い木の火鉢は、昔は部屋の真ん中にあったのかもしれません。


シックなコースター。
本館の外観がアイコンになっています。

本日のお品書き。


夫の大好きな、菊のおひたし。
東京のスーパーでは、いつも売ってるわけではないですからね。

2種類のドレッシングで食べるカルパッチョ。
オリーブ風味より醤油ベースの方が好みでした。


メインはサーロインと帆立の香味焼きにしてみました。
柚子胡椒がよく合っておいしかったです。

鍋物は、かじきのしゃぶしゃぶ。
お魚は暖めすぎるとすぐほどけてしまうので、半生のタイミングでポン酢でいただきます。

器までよく冷えたデザート。
絶妙な量加減で最後まで堪能しました。
ごちそうさまでした。

ところで、担当の方が夫とのツーショット写真を撮りましょうかと言ってくれたのでお願いしたら、2枚ともびっくりするほどブレていて、思わず笑ってしまいました。
親切ないい方でしたが、ノーフラッシュの写真には慣れていなかったようです。
あとでこっそり撮りなおしました。
部屋からお食事処までは、時間が来ると係りの方が迎えに来てくれます。
確かにお迎えがなければ毎回迷ってしまいそう(笑)
新館から本館に続く渡り廊下を通って個室へ。

昔はここが宿泊する部屋だったんですね。
今は隅に置いてある四角い木の火鉢は、昔は部屋の真ん中にあったのかもしれません。


シックなコースター。
本館の外観がアイコンになっています。

本日のお品書き。


夫の大好きな、菊のおひたし。
東京のスーパーでは、いつも売ってるわけではないですからね。

2種類のドレッシングで食べるカルパッチョ。
オリーブ風味より醤油ベースの方が好みでした。


メインはサーロインと帆立の香味焼きにしてみました。
柚子胡椒がよく合っておいしかったです。

鍋物は、かじきのしゃぶしゃぶ。
お魚は暖めすぎるとすぐほどけてしまうので、半生のタイミングでポン酢でいただきます。

器までよく冷えたデザート。
絶妙な量加減で最後まで堪能しました。
ごちそうさまでした。

ところで、担当の方が夫とのツーショット写真を撮りましょうかと言ってくれたのでお願いしたら、2枚ともびっくりするほどブレていて、思わず笑ってしまいました。
親切ないい方でしたが、ノーフラッシュの写真には慣れていなかったようです。
あとでこっそり撮りなおしました。
- No
- 39
- Date
- 2011.09.05 Mon
松島
湯主一條の朝。とりあえず、起きたらお約束の温泉へ。
夜は外が真っ暗で見えなかったけど、朝はすぐそばに山の緑があり、露天が気持ちいいです。
露天風呂とは別の場所に、あまり広くはないですが薬湯もあります。
そして朝食。夕食と同じ個室に案内されます。
本日のお品書き。


東北育ちの私には懐かしいしそ巻きも。

笹かまを網焼きで。
冷たいのもおいしいけれど、ちょっとあぶって表面が香ばしくなるのもまたおいしいです。

白石名産の温麺(うーめん)。
熱々のところをつるりといただきます。
仙台で一人暮らしをしていた頃、この短くて細い麺が手軽で大好きで、よく茹でて食べてたことを思い出します。
チェックアウト後、どっち方面にドライブするか夫と相談し、久しぶりに仙台を通って松島へ行くことにしました。
仙台空港のそばを通り、仙台東部道路を通過。
名取方面では大津波をせき止めた東部道路です。
被害の状況はわからなかったけれど、道路はあちこち補修されて段差ができており、すさまじい揺れがあったことが想像できました。
松島は、観光地としてほぼ復旧していて、平日ながらちらほらと観光客の姿もありました。
駐車場に車を停め、過去に何度となく訪れた五大堂のあたりへ。

松島名物、人を全く怖がらない海鳥の大群。
餌がもらえるかもと思うと群がってきますが、餌がないとわかると興味もなく逃げるでもなく、そこらじゅうでのんびりとしています(笑)

写真はありませんが、偶然、楽天イーグルスの4番打者、山﨑選手を見かけました。
ハーレーでツーリングのようです。
さすがにプロ野球選手は遠目で見てもがっちりした体格で目立ちますね。
他の観光客も何人か、遠目にちらちら見ていました。

五大堂。大きな被害がなくてよかった。
松島を構成する小さな島々が、津波のエネルギーを吸収してくれたからだそうです。
島のいくつかには人も住んでいるでしょうし、養殖産業などにも打撃はあったでしょうし、必ずしも手放しで助かったとは言い切れないかもしれません。
が、被災地の中でいち早く復興を宣言し、東北復興の牽引となるべく奮闘している松島の方々にエールを送ります。

帰り際、むとう屋という酒屋さんで地酒を買って帰りました。
塩と仙台味噌、2つの味のかりんとうも。
これがとてもおいしかったので、もっと買ってくればよかったなと後で思いました。
袋には宮城の地酒を紹介する手作りのかわら版が入っていて、郷土とお酒への愛情が伝わってきました。
(公式HPでも見ることができます。お酒好きの方はぜひ。)
帰りは懐かしさもあって仙台まで普通道路を通っていきました。
塩釜港のそばで、国道のガードレールがアルミ箔のようにぐしゃぐしゃに折れ曲がった箇所があり、もしかしてこれが津波の跡か、と震撼しました。
表面的には普通の生活に戻ったかのような仙台周辺ですが、まだまだ避難生活を余儀なくされている方々もたくさんいます。
東北自動車道を東京に向かいながら、いろいろなことを考えた輪番休暇でした。
夜は外が真っ暗で見えなかったけど、朝はすぐそばに山の緑があり、露天が気持ちいいです。
露天風呂とは別の場所に、あまり広くはないですが薬湯もあります。
そして朝食。夕食と同じ個室に案内されます。
本日のお品書き。


東北育ちの私には懐かしいしそ巻きも。

笹かまを網焼きで。
冷たいのもおいしいけれど、ちょっとあぶって表面が香ばしくなるのもまたおいしいです。

白石名産の温麺(うーめん)。
熱々のところをつるりといただきます。
仙台で一人暮らしをしていた頃、この短くて細い麺が手軽で大好きで、よく茹でて食べてたことを思い出します。
チェックアウト後、どっち方面にドライブするか夫と相談し、久しぶりに仙台を通って松島へ行くことにしました。
仙台空港のそばを通り、仙台東部道路を通過。
名取方面では大津波をせき止めた東部道路です。
被害の状況はわからなかったけれど、道路はあちこち補修されて段差ができており、すさまじい揺れがあったことが想像できました。
松島は、観光地としてほぼ復旧していて、平日ながらちらほらと観光客の姿もありました。
駐車場に車を停め、過去に何度となく訪れた五大堂のあたりへ。

松島名物、人を全く怖がらない海鳥の大群。
餌がもらえるかもと思うと群がってきますが、餌がないとわかると興味もなく逃げるでもなく、そこらじゅうでのんびりとしています(笑)

写真はありませんが、偶然、楽天イーグルスの4番打者、山﨑選手を見かけました。
ハーレーでツーリングのようです。
さすがにプロ野球選手は遠目で見てもがっちりした体格で目立ちますね。
他の観光客も何人か、遠目にちらちら見ていました。

五大堂。大きな被害がなくてよかった。
松島を構成する小さな島々が、津波のエネルギーを吸収してくれたからだそうです。
島のいくつかには人も住んでいるでしょうし、養殖産業などにも打撃はあったでしょうし、必ずしも手放しで助かったとは言い切れないかもしれません。
が、被災地の中でいち早く復興を宣言し、東北復興の牽引となるべく奮闘している松島の方々にエールを送ります。

帰り際、むとう屋という酒屋さんで地酒を買って帰りました。
塩と仙台味噌、2つの味のかりんとうも。
これがとてもおいしかったので、もっと買ってくればよかったなと後で思いました。
袋には宮城の地酒を紹介する手作りのかわら版が入っていて、郷土とお酒への愛情が伝わってきました。
(公式HPでも見ることができます。お酒好きの方はぜひ。)
帰りは懐かしさもあって仙台まで普通道路を通っていきました。
塩釜港のそばで、国道のガードレールがアルミ箔のようにぐしゃぐしゃに折れ曲がった箇所があり、もしかしてこれが津波の跡か、と震撼しました。
表面的には普通の生活に戻ったかのような仙台周辺ですが、まだまだ避難生活を余儀なくされている方々もたくさんいます。
東北自動車道を東京に向かいながら、いろいろなことを考えた輪番休暇でした。