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角川武蔵野ミュージアム

週末、妹が埼玉での用事のついでに所沢の角川武蔵野ミュージアムに行きたいと言うので、私も便乗することにしました。
最寄駅の東所沢駅で妹と待ち合わせ、そこから10分ほど歩いてミュージアムのある複合施設ところざわサクラタウンへ。
11月としては異例の夏日続きから一転、数日前から突然寒くなりぐずついた天候でしたが、何とか雨には降られずに済みました。



ところざわサクラタウンは、KADOKAWAと所沢市の連携によりポップカルチャーの発信拠点として2020年にオープン。
敷地内に足を踏み入れると、武蔵野坐令和神社のモダンな意匠が目を引きました。
文芸、芸術、芸能は古来神に奉納し神から賜るものであったことから、クールジャパンの聖地として建立されたようです。



そして、図書館と美術館と博物館の混合施設として作られた角川武蔵野ミュージアム。
地層深くから地表に隆起した火山積層物のイメージで隈研吾氏がデザインしたそうで、さすがの迫力です。
正面入口の外ではオープン前からチケット購入待ちで10組ほど並んでいましたが、私たちはWebで事前購入済みの別の列に一番乗り。
1階で開催中のツタンカーメン展が翌週終了のためか、10時オープンと同時にそちらに流れる人が多いようでした。



まずは空いているうちにかの有名な本棚劇場を見てみたい、ということで私たちは4階へ直行。
エレベーターを降りると「エディットタウン ブックストリート」として本だらけの通路が目の前に広がり、本好きの妹も私もテンションが上がります。



様々なテーマごとに展示されている本は、購入はできませんが自由に読むことができます。
座って読めるスペースもたくさんあって心惹かれますが、ひとまずその通路を抜けて一番奥へ。



ブックストリートの突き当たりが、5階まで吹き抜けの「本棚劇場」。
もちろんここにある本も手に取って読めますが、これだけ立体的に並べられると展示空間としても圧巻です。
期せずしての一番乗りでしたが大正解でした。
ただ、上の方の書棚への通路はスタッフオンリーになっていて行くことができず残念。



ここには、角川書店創業者の角川源義氏をはじめとする昭和の文化人4名から寄贈された本が主に収蔵されているそうです。
どの本にも作者の創造する物語や伝えたい想いや遺したい知識が詰まっているのだと思うと、その果てしない世界の広がりがアナログの仮想空間のようで本当にわくわくします。



本棚の壁面に投写されるプロジェクションマッピング。
一定の時間ごとに上映があり、スタッフが立ち位置を誘導してくれます。
動画はNGですが写真撮影はOKとのこと。
角川書店と角川映画の往年の名作の一節が紹介されたりして、文字と映像で構成されたイメージを楽しみました。



本棚劇場を出て、気になるコーナーの本を眺めながらブックストリートを戻り、横にある「荒俣ワンダー秘宝館」を覗いてみました。
その一角では、企画展として金魚を特集。



隣のスペースでは、荒俣宏氏が監修した博物学的コレクションがあれこれ並び、まさに蒐集家の秘密の部屋を覗き見するようなごちゃ混ぜ感。



「エディットアンドアートギャラリー」では「古代エジプトの教科書」の企画展。
1階のツタンカーメン展との連動企画のようです。
神戸でもここでも何故か古代エジプト展によく遭遇するよねと妹と笑いつつ。



4階をひと巡りした後5階へ行こうと、せっかくなのでエレベーターではなく本棚劇場の裏手にある階段へ向かいました。
この階段スペースの壁際もすべて本棚。
手に取ってケースから取り出すと装丁や紙が傷んでしまいそうな年代物の本や、古い外国の雑誌シリーズなどもあり、見ているだけで好奇心がそそられます。



5階の吹き抜けから見下ろした本棚劇場。



5階には「武蔵野ギャラリー」として埼玉ゆかりの本や文化が紹介されていました。
傍らにはくつろぎスペースがあり、ハンモックに揺られながら本を読む人も。
他にレストランもありランチ待ちの列ができていましたが、ホテルの朝食ブッフェでしっかり元を取ってきた妹にはまだランチは早く、3階の「EJアニメミュージアム」も残念ながら展示替えでクローズしていたため、エントランスの2階を通過して1階へ。
「マンガ・ラノベ図書館」に入ってみたらベンチの端が空いていたので、本も読まずに小声でお互いの近況報告に盛り上がりました(笑)
それにしても、児童書や新旧作家の書籍、オタク心をくすぐる専門書からマンガやライトノベルまで揃い、あれこれ企画展も観られるなんて、時間が許せば1日中いられますね。



1階の「グランドギャラリー」では「体験型古代エジプト展 ツタンカーメンの青春」と題した企画展。
考古学者ハワード・カーターがツタンカーメン王の墓を発見した際のストーリーを、発掘品のスーパーレプリカとデジタルコンテンツで再現した展示です。



少年王ツタンカーメンの黄金の玉座。



棺やその外側の3つの厨子も実物大で再現され、その大きさと豪華さに圧倒されました。
精巧なレプリカなので間近で見て触れるのも楽しいです。



壮大な映像と音楽も。



ツタンカーメンの短い即位期間の出来事だけでなく、古代エジプトの死生観や宗教、ヒエログリフの読み方なども解説され、なかなか興味深い展示でした。
考古学はやっぱりロマンがありますね。



遅ればせながらのランチはサクラタウンの「角川食堂」で。
3種類から2種選べるあいがけカレー、またはオムライスプレートというメニューでした。
私はきのこカレーとチキントマトカレーのあいがけ。
トッピングとしてシーズンベジタブルとローストナッツを選びましたが、他にも卵やパクチーやチキンなどいろいろあって楽しいです。
ここであれやこれや話しながら過ごした後、大宮駅に移動して妹の新幹線の時間までさらにお茶タイム。
どれだけしゃべるんだという感じですが(笑)
お互いに趣味の合うところと違うところを含めて楽しいし、身内ならではの笑える話や心配ごとの共有もできて、フットワークが軽く毎度誘ってくれる妹に感謝です。


角川武蔵野ミュージアム
https://kadcul.com

ところざわサクラタウン
https://tokorozawa-sakuratown.com


REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA、アートアクアリウム美術館GINZA

8月末の日曜日、学生時代の友人たちと久々に会うことになりました。
数年ぶりの東京出張が決まったという友人が声をかけてくれて、じゃあせっかくだからみんなで会おう!と女子会ランチを設定。
残念ながら1人は都合が合わず、コロナ禍を経て3人での再会です。



ミッドタウン日比谷の2階にあるREVIVE KITCHEN。
コスメブランドのTHREEが経営するカジュアルなヘルシー志向のカフェです。
先に合流した横浜在住の友人と近況など話しながら待っていると、時間ギリギリに、大きな荷物とスーツケースを引いたもう1人の友人が息を切らし気味で到着。
なんでも、東京駅に到着して会社へのお土産を先に買い込んだものの、ロッカーが空いておらず、仕方なく全荷物を持って京浜東北線に乗り込んだら有楽町駅を通過して浜松町まで行ってしまい、「別に間違えたわけじゃないのよ」と謎の余裕オーラをかましながら山手線で戻ってきたとのこと。
相変わらずだなぁと笑いながら、3人で窓際の席に案内してもらいました。



こちらのシグネチャーメニューが「夏野菜のベジミールスタンド」。
細いお箸と木のスプーンが用意され、前菜の位置づけなのか「本日のコンブチャ」と「黒胡麻豆腐精進だし餡」がテーブルに置かれました。
口頭の説明だと「昆布茶」に聞こえてしまうのですが、コンブチャは植物性の発酵ドリンクでほんのり酸味あり。



続いてスタイリッシュな黒い二段スタンドが3人分。
フリットやキッシュなど温かいものはお早めにと、スタッフが一通り説明してくれます。



その後、ご飯とすまし汁も揃うとテーブルの上がピクニック状態になりました(笑)
早めにと言われているのに写真や会話で盛り上がってなかなかスタートせず。
食べ始めてからも、最近行った夏フェスやライブの話、子供の部活のこと、仕事のこと、職場で茄子を山ほどもらった話、最近抜いた親知らずのこと、いつもながら話にキリはありません。



それぞれの量は少ないものの種類が多いため覚えていられず、「これ何だっけ?」といちいちメニューカードを確認。
しかも「最近小さい文字見えづらいんだよねー」とカードの焦点距離がどんどん遠くなり(笑)
その間も胃カメラやらインプラントやら麻酔やら美容クリニックやら話題は尽きず、最終的に「あれ、このスプーンはいつ使うのが正解だったんだ?」とか言いながらランチ終了しました。
野菜メインのヘルシーなメニューでしたが、我々大人世代にはなかなかの満腹感。
個人的には、二大「食べるのが難しかったで賞」の「焼き茄子とオクラのテリーヌ」と「玉蜀黍のヴルーテ出汁ジュレと豆乳フェッテ」が印象的でした。



店を出て、さっき窓から見えた隣のビルのGODIVA cafeへ移動。
テイクアウト主体でイートインスペースは少し手狭でしたが、何とか3人が座れる席を見つけてお茶タイムです。
それぞれ「ショコリキサー」「コーヒー&トリュフチョコ」「カカオティー&トリュフチョコ」と、何となく昔からの好み通りの選択。
そのうちお隣の女子2名のテーブルに運ばれてきたアフタヌーンティーセットを横目で眺め、「やっぱおいしそうだね」「ティースタンドだとテンション上がるね」とヒソヒソ盛り上がり(笑)
ここでも何だかんだと話をしてひとしきり笑い、ひとまずお開きとなりました。

友人の1人は横浜に戻り、大荷物を持った友人と二人で「さすがに夕食には早いしどうしようか」と道端で思案。
ふと思い出して、銀座三越の新館にあるアートアクアリウムへ行ってみることにしました。



入口で荷物を預かってもらえるかと思いきやNGで、先に三越内のロッカーを調べておくべきだったと反省。
「わー、金魚きれいだねぇ」と喜んではくれましたが、友人には重い荷物を持ったままで面倒をかけてしまい申し訳なかったです。



アートアクアリウムはだいぶ前に期間限定でやっていた頃に日本橋で観ましたが、今は銀座で常設展になっているようです。
日曜の夕方ということでかなりの人が来ていました。



それでも照明が暗めなので他の人は映り込みにくく、写真は撮りやすいです。



展示の規模も、以前より少し大きくなっていたかもしれません。



常設になっても、涼しげな金魚は夏の雰囲気によく合いますね。
そしてフォルムがやっぱりかわいい。



出口にあった関連グッズの売り場をひと巡りし、夕食はお惣菜でも買ってホテルで食べるということで、地下の惣菜売り場で買い物をした後、友人と別れました。
歩かせちゃったし疲れたんじゃないかな、翌日からの出張本体は大丈夫かなと少し心配になりましたが、朝の集合時間遅めだし今日の方がメインイベントで出張はオマケなので大丈夫!とのこと(笑)
今回来られなかった友人も含め、お互いに色々と大変なこともありつつ、何年経っても会えば学生時代に戻れる大切な存在だなぁと改めて思いました。
また今度みんなで会いたいですね。


REVIVE KITCHEN THREE HIBIYA
https://www.threecosmetics.com/shop/revive-kitchen/hibiya/

アートアクアリウム美術館GINZA
https://artaquarium.jp


イル カルディナーレ 銀座コリドー店

妹が週末に横浜で予定があり、都内に泊まるというので、翌日は私たち夫婦と東京在住のいとこ夫妻も一緒にランチを食べようということになりました。
お店は2022年11月に銀座のコリドー街にオープンしたホテル、ロイヤルパークキャンバスの1階にあるイルカルディナーレです。
先に到着したいとこたちと久々の再会に盛り上がっていると、京橋のアーティゾン美術館から銀座通りを疾走してきた元陸上部の妹が、勢い余って同名の別店舗がある銀座SIXに向かってしまい、慌てて「そっちじゃないよ!」と電話。
相変わらずのわちゃわちゃぶりでランチスタートとなりました。



とりあえず何かつまんで待つかと、シェフおすすめ前菜盛り合わせの5種盛りを2皿。
カルパッチョ、カプレーゼ、生ハムやカポナータなど、イタリアン定番の前菜が楽しめます。
飲むチームはまずはビール、私はジンジャーエールで乾杯。
ほどなくして妹も「やっちまったよー」と合流(笑)



あとは適当に頼んでと言われたので、ひとまず前菜メニューから何皿か。
カンパチのカルパッチョ、ウイキョウとケッパー、オーリオアランチア。
夫といとこたちは白ワインをオーダー。



鶏レバーとポルチーニのクロスティーニ。
レバーそのものは苦手ですがペーストはなぜか割と好きで、ポルチーニ茸の風味とも合っていました。



野菜の溶岩石グリル。
地味ですが焼いた野菜って甘くておいしいんですよね。
みんなでお互いの近況を報告し合い、その流れで「Z世代の話し方(かなりデフォルメ)」の真似が止まらない妹といとこ(笑)



チーズ3種盛り合わせ。
ドライいちじくも乗っていました。
2本目のワインは「少しスッキリした感じの白」でスタッフのおすすめを。
いとこは「ワイン大好きだけど銘柄は全然わからん、何か感想求められたら『5月の風のような~』ぐらいしか言えない」と笑っていました。



アフェッタートミストとストラッキーノチーズ、フィカットーレ。
なんとなく食べ損ねましたが、この丸い揚げものっぽいのがフィカットーレなのでしょうか。
ちゃんと聞けばよかったです。
夫に聞いたら「なんかモチモチしてた」とのこと(笑)



シェフおすすめのピッツァ。
スタッフはマルゲリータと言っていましたが、少しアレンジされていました。
カットタイプなのも新鮮です。
私と妹以外の3人はお酒好きなのでワインが進む進む(笑)
3本目は「もっとスッキリした感じの白で!」といとこが元気よくオーダー。



牛ハラミのタリアータ、ルコラ添え、バルサミコソース。
トマトとルッコラにバルサミコ仕立てのサラダ感覚のタリアータで、お肉はあまり食べない私ですがこの日の料理でこれが一番気に入りました。



飲むときはそんなに食べないから前菜があればいいといういとこでしたが、魚介系のパスタが食べたいというので最後にパスタを。
トスカーナヴィアレッジョのパスタトラバッコラーナ 魚介と黒オリーブ、トマトの煮込みソースのパッケリ。
かなり幅広のショートパスタなので、5人で分けるなら少し多めがおすすめとのことで、追加料金でポーション倍量にしてもらいました。

結局3人でボトルを3本空け、いい感じにできあがったいとこが「幸せだぁ!」を連発する独壇場(笑)で大いに盛り上がったのですが、気づいたらいとこの旦那様がさらりと会計を済ませてしまい。
誘ったのはこちらなのに申し訳なかったのですが、ありがたくご馳走になりました。
ほんとにすみません・・・。
でもコロナ禍を経て久々にいとこに会えたことも、親戚方の子供たちがみんな進学や就職を決めたこともしみじみと嬉しくて、確かに幸せだなぁと思った食事会でした。
料理もおいしいし適度にカジュアルな雰囲気も気に入ったので、機会があったらまた再訪したいと思います。

イル カルディナーレ 銀座コリドー店
https://il-cardinale-ginza-korido.com/

プロフィール

AKI

AKI:
旅行と写真が好き。

カメラ:
PENTAX K-7
FUJIFILM X-T1
RICOH GRⅢ
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